茅ヶ崎発!勉強通信

茅ヶ崎在住の著者が日々の自身の勉強のあれこれを発信致します。

新春茅ヶ崎勉強Cafe 2017

2017-02-05 15:20:52 | 学習

第95回の発信です。  1週間遅れの報告になります。お待たせしました。

 

1月28日茅ヶ崎市民ギャラリーA会議室にて新春勉強Cafe開催しました。11月のCafe にて教育問題を扱いましたが、不完全燃焼ということで再度取り上げることになりました。前回に続き、ゼミ担当I氏の細かい問題提起がありました。まず現状及び問題として1)教師は子供の相談を聴かない。(多忙すぎて話を聴く時間がない) 2)授業の準備が十分できていない。 3)教育の現場は不登校、いじめ、校内暴力、学級崩壊など悩ましい問題が山積みである。  そしてその解決策として 1)一方通行の知識ではなく、討論や体験学習を通じて、主体的対話的な深い学びを実現できるようにすること。 2)教師が何を教えるではなく、子供に視点を移して何を学ぶかを示すこと。  3)それによって何ができるようになるのかを考えさせ、さらにどのように学ぶかを明らかにすること。

参加者自身の経験に照らし、話を拡げていきましたが、やはり現状2)の授業の準備不足が多く挙げられました。その中には教師の深刻な現状の紹介もあり、ある意味ため息です。地域社会のサポートも必要とのことから、全て役所にまかせておくこと無く、この勉強Cafeのような話し合いの場の存在も大切との声上がりました。教師が魅力ある授業作りが出来るよう、何が足らないか、またその具体策まではいかず、一時保留となった次第です。

さて本の紹介です。

著者 樋口敬二編「中谷宇吉郎随筆集」岩波文庫  池内了編「寺田寅彦」河出書房新社 です。www.amazon.co.jp

何気なく手にした随筆集ですが、実験室の木製枠の装置、実験テーブルの感触を想像しながら読んでいました。(私ナラ中学1年の時、理科第2実験室が教室で、音楽以外の教科を学ぶ:テーブルに二人が向かいあって4人坐る)また中谷宇吉郎が夏目漱石の孫弟子にあたることがわかり、寺田寅彦を知りたいと思い、この本へ。P913に知的生産者としての寺田の資質を3つの点で述べられています。①アウトプット優先②クリエイティブにこだわる姿勢③オフの効用 ナラこの3点今年のこだわりにしたいと思います。また寺田寅彦をもっと広く読んでみるつもりです。

春の勉強Cafeは4月22日(土)になります。新しい年、春何やら始めてみませんか。お待ちしています。では失敬!ナラ