第61回の発信です。 10/27から読書週間です。みなさん!本読んでますか?
いきなり本の紹介から...
訳者 小川環樹・今鷹真・福島吉彦「史記列伝一」岩波文庫 訳者 大木康「現代語訳史記」ちくま新書 です。www.amazon.co.jp
いよいよ今度の土曜日は勉強Cafe開店です。前回の発信でお知らせしたゼミの問い②の宿題をやっています。おさらいで、問いは下記のとおりです。
湯川秀樹・梅棹忠夫「人間にとって科学とは何か」中公新書より、二人の対談中の二つの疑問をゼミの問いとして、挙げたいと思います。
①P45湯川: ところが、数にならんものがある。たとえば言葉です。言葉そのものは、数にならなんと思うのです。
②P46梅棹: 「史記」を読んで、ものすごく感動する。そして納得がゆくんです。そこに書いてあることは、みんな一度限りのものです。しかし、ぱっとわかるところがある。これはどういうことでしょうか。
手がかりを求めて、「史記列伝一」をめくりました。P9伯夷列伝第一から読み進めました。が、早くも挫折の予感、全く頭に入りません。意味が取れません。 そこで、本をチェンジ!「現代語訳史記」をめくります。P12理想の聖天子-堯・舜に臨みました。読みやすい!わかります。前著と何が違うのか。訳者は、登場人物の名前をところどころリフレインし、確認しながら解説を進めるのです。コレですね。
さて「史記列伝一」、悔しいので再チャレンジです。P16管・晏列伝第二から、読み方工夫してみました。
黙読1回目:登場人物が頭の中で設定できず、混乱。またルビがふられた名前を、すぐ忘れ逆戻り。なかなか前に進みません。
黙読2回目:P21からの訳注をいったりきたり、で進みます。
黙読3回目:ところどころ、わからないところはあるものの、ぼんやり、ストーリーがわかりました。
音読1回目:つっかえてばかり!なかなか先に進みません。が、ストーリーつかめている安心感はあります。
音読2回目:登場人物の名前を間違わずに、読むことができるようになりました。読みながら次の語句が浮かんでくる感触があります。
音読3回目:少しつっかえながら、最後まで読み通せるようになりました。この後、国語辞典(岩波)を引き、解らない語句の意味を確認しました。
音読4回目:意味もとれ、スムーズに読めるようになりました。
音読5回目:少々飽きがきて、他のことを考えてしまいます。集中が途切れました。
さあ、この体験を持って、勉強Cafe臨みます。
今日はここまで。秋季勉強Cafe開店は11月1日(土)14時から、茅ヶ崎市民ギャラリーA会議室になります。なにやら勉強してみたい方、ぜひ、お気軽にご参加ください。TEL 090-3572-0202 では失敬!ナラ