「おつきさんどうしたの」
作:エドナ・ミッチェル・プレストン
絵:バーバラ・クーニー
発行所:岩波書店
初版発行:1979年9月
がちょうのこどもが見たお月さまのお話です
バーバラ・クーニーの味わいのある絵が魅力的な作品です。
ある夜、こどもたちを寝かしつけた後、がちょうのお母さんがおつかいで出かけることに。
でも1羽のちびさんが約束を守らずに外へ出て行ってしまう…というところからお話が始まります。
池で遊んでいると、頭上にはお月さん。 そのお月さんに迫る白いキツネが!!
ちびはお百姓さんに知らせなければ、とお百姓さんの家の前で騒ぎます。
白キツネがお月さんを飲み込んじゃったと言いますが、空を見上げると、大きくて丸い金色の月が。
白キツネは雲だったのです。
お百姓さんはばかばかしいと思いながら、家へ入っていってしまいます。
ちびが次に見たのは、池の中で草につかまって光っているお月さん。
お月さんが池に落っこっちゃった!と、慌ててお百姓さんに知らせに行きます。
お百姓さんと空を見ると、そこにはやはり大きくて丸い金色の月。
お百姓さんに二度と起こさないでくれと言われ、ちびは気を落としながら戻っていくのです。
月を見ながら歩いているうちに、ちびはキツネにつかまってしまいます。
ちびは叫んで助けを呼びますが、お百姓さんももう出てきてはくれません。
ちびはキツネに、
「いいものあげる いいものあげる お月さんぐらいの大きなチーズ!」
と、池の中を見るように言うのです。
お母さんの言いつけを守らずに外に出て、お月さんの様子が気になって仕方ない。
ちびのこどもらしくてかわいい様子が、繰り返される詩のような文章で表現されています。
「いいこは いいこ、 わるいこは わるいこ」
お母さんにお尻を叩かれて怒られるところ、思わずわが子と重ねてしまいました
さて、今晩は中秋の名月です
…が、おそらく台風の影響でお月さまにはお目にはかかれそうにありません。
昨晩、一足先にお月さまを眺めてみました。おそらく少し欠けているのだとは思いますが、ほぼまん丸なのではないかと。
日中はわが子と飾りを作ってみました
お団子は、幼稚園児お得意の紙粘土、ススキは近所の空き地から、お月さまはうさぎの餅つき付き(笑)。
期間限定!わが家の玄関先はいつでも中秋の名月が楽しめますよ
↓応援お願いします↓
お月さまに思いを馳せて…ぽち*っと1票お願いします
にほんブログ村
※ブログランキングに参加中デス。1日1クリックで1票投票されます。