えほんじかん

さほど本を読まない母と、全く絵本に食いつかないわが子で読書にチャレンジ

まりーちゃんのくりすます

2011-11-30 10:59:26 | クリスマスのおはなし

「まりーちゃんのくりすます」
作:フランソワーズ
訳:与田 凖一
発行所:岩波書店
初版発行:1975年11月


まりーちゃんと、ひつじのぱたぽんの会話を中心にお話が進んで行きます。
クリスマスが来る前に読みたい絵本です


まりーちゃんと、ひつじのぱたぽんは、クリスマスについて話をします。
ぱたぽんはクリスマスを知らないので、まりーちゃんに教えてとお願いするのです。

おりこうにしていると、サンタクロースがプレゼントを持ってきて、暖炉のそばに置いた木の靴の中にプレゼントを入れてくれるのだと、まりーちゃんは言います。
ぱたぽんはそれを聞いて、私は黒い靴を履いているけど脱ぐことができないから、サンタクロースはクリスマスプレゼントを置いていかない、と言うのです。

まりーちゃんは、サンタクロースはプレゼントに小さな白い星がいっぱいついた素敵なスカーフを持ってきてくれるのではないか、と、ぱたぽんに話します。
ぱたぽんは、まりーちゃんにはプレゼントが届くだろうけど、自分は靴を履いておらず暖炉のそばに靴を置いておくことができないから、プレゼントをもらえないだろうと言うのです。

その後もまりーちゃんは、お人形を乗せる車、たくさんのお人形…etc.自分の欲しい物の話しをします。
それを聞くたびにぱたぽんは、
「ええ、あなたはもらえるでしょう。…(中略)…でも私は暖炉のそばに靴を置くことができません。
だからサンタクロースは私には何のプレゼントも置いてってはくれないわ」と嘆くのです。

まりちゃんは嘆き悲しむぱたぽんのために、木の靴を作っているおじさんのところへ出かけ、
ぱたぽんのために一足の木の靴を用意するのです。
そしてクリスマスイブの夜、まりーちゃんは自分の靴とぱたぽんのために買った靴を暖炉の前に置いて眠りにつきます。
そしてほら!       。。。   

これから届くであろうクリスマスプレゼントに心踊らせる、まりーちゃん。
靴がないからプレゼントはもらえないと悲しむ、ぱたぽん。
こんなに対照的なふたりをよそに、お話はひたすら淡々と進んで行くんです。

でも最後の最後で思わず笑顔になってしまいます。
だってお利口にしていたら      いいことっておこるんですね


クリスマスと言えばプレゼント! プレゼントと言えば靴下!
というわけで、靴下のお話

先月、母は誕生日を迎えました。 歳をまた重ねてしまいました
もういい歳なので、ここ数年はひっそり細々とお誕生日を迎えてます(苦笑)
なのに今年、友人たちが誕生日を祝ってくれましたアリガトヨーー涙デマス!

そしていただいたプレゼント。
    
ルームソックスをいただきました

あったかいです~手放せません~
これ1回履いちゃうと、もう脱げないですって。
ぱたぽんの“脱げない靴”とさほど変わらない状態なのですよ。


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りんごろうくんのもりあるき

2011-11-28 08:35:17 | 自然

「りんごろうくんのもりあるき」
作:渡辺鉄太
絵:中川画太
発行所:アリス館
初版発行:2008年8月


渡辺鉄太さんの絵本。自然をたっぷり満喫できるお話です


朝ご飯が済むと、りんごろうくんとお父さんは森歩きへ出発します。
森は薄暗くて、湿っていて、気味が悪いのです。

最初に見つけたのは、根元がほら穴になった腐った木。
中が覗けますが、りんごろうくんは「こわいから嫌だ」と言って覗きません。
その先、シダの生い茂った道をどんどん行くと、薄暗い谷間に流れる小川に出ます。
お父さんが小川に手を浸してりんごろうくんを誘いますが、りんごろうくんは「ぼく、見るだけにする」と。

森で一番大きなユーカリの木、勿忘草の道、とげだらけのやぶ……
りんごろうくんとお父さんの前に、次々と自然が飛び込んできます。
そしてやぶの奥から黒イチゴの実を見つけます。
黒イチゴの実を取るのに夢中になって、りんごろうくんは森の奥へ。
木がつくとお父さんの姿がないのです。

その時、どすん、どすん、がさがさ     
不安になったりんごろうくんの目の前に現れたのは、ワラビー。
ワラビーはりんごろうくんをじっと見つめているので、りんごろうくんも「たべる?」と黒イチゴを差し出します。
ワラビーは黒イチゴを食べ、森の奥へ跳ねて行ってしまいます。

そこへやぶをかきわけてやってきたのは、お父さん。
りんごろうくんはお父さんに、ワラビーとの出来事を話し、そして来た道を家へ向かって歩き出します。

帰り道、行きに触れなかった小川の水に触れたり、怖くて覗けなかった木のほら穴を覗いたり、
りんごろうくんもすっかり森に慣れた様子なのです。
ほんの少しの時間がいっぱいの経験を与え、りんごろうくんを大きく成長させているんだな…なんてホンワカ思ってしまいました


この絵本、わが子はすごく気に入って何度も読んでいました。。
“りんごろうくん”は作者である渡辺鉄太さんの息子さんで、このお話はおふたりが実際にメルボルンの森の中を歩いた時の思い出を絵本にしたものだそうです。
そのリアリティーと、こどもの目線に沿ったお話が、わが子に響いたのかもしれません
私はといえば、渡辺鉄太さんのメルボルンでの生活などが綴られている『メルボルン、薪割り日記』がとっても魅力的で、たまに拝見させていただいています


週末、わが子が通う幼稚園で作品展がありました。
わが子は週2回のプレクラスですが、それでも先生方が一生懸命に作品を飾ってくれていました。

そして園庭では、自然のものを使ってリースを作るブースが設けられていました。
事前に集めた、どんぐり、まつぼっくり、木の実などなど…これでもかってくらい山盛りに用意されていました。
そして制作開始!
   → 
かたくなに母の手助けを拒み、助言も聞き入れず…ひたすら自力でやっていましたコレデイーノ!

家に帰ってから、周囲にレースのテープだけ足しました。 でもってちょっぴり画像を加工して。
いかがでしょう?ちょっぴりクリスマスリースらしくなったでしょうか
    
秋ならではの宝物たち、嬉しい作品がひとつ増えました


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おおきいツリー ちいさいツリー

2011-11-26 10:33:14 | クリスマスのおはなし

「おおきいツリー ちいさいツリー」
作:ロバート・バリー
訳:光吉夏弥
発行所:大日本図書
初版発行:2000年10月


この絵本は1977年に2色刷りで刊行されていたものを、作者自身がカラー彩色して新たに発刊したとのこと。
クリスマスムードが漂い始めたこの時期にぴったりな一冊です


もうすぐクリスマス。
ウィロビーさんのお屋敷には見たことのないような大きなツリーが届きます。
早速大広間にツリー運ばせますが、ツリーが立ったのを見ると、ウィロビーさんは顔をしかめます。
ツリーの先が天井につっかえて、弓なりに曲がっていたからです。
すぐに執事のバクスターを呼び、斧でツリーの先をちょん切らせます。
バクスターは切った“さきっぽ”を小間使いのアデレードに贈ります。

アデレードは喜んでツリーを部屋に飾りますが、そこでもツリーの先っぽが柱に当たり、弓なりに。
そこでアデレートはツリーのさきっぽをちょん切り、そのさきっぽをゴミ箱に捨てるのです。

ゴミ箱に落ちていたツリーのさきっぽを見つけたのは、庭師のチム。
チムはそれを家へ持ち帰り、おかみさんにプレゼントするのです。
おかみさんは喜びますが、家が小さいからもう少し小さいツリーでもいい、と言ってツリーの先っぽをちょん切ります。
ちょん切った先っぽは窓の外へ。

そこへちょうど、くまのバーナビーが通りかかって、ツリーの先っぽに目が行きます。
それを家へ持ち帰り飾りますが、さきっぽが天井につっかかり、お星様が飾れない。
そこでお母さんぐまはツリーの先っぽをナイフでバッサリ   


あんなに大きかったツリーはどこまで小さくなっていくんでしょう?
徐々に小さくなりながら、色々な人のツリーとして、飾られていく“さきっぽ”。
誰かがいらなくなった物なのに、拾った人は喜び&幸せな気持ちになる。
ツリーって幸せの象徴であって、暖かくいいものだなぁ~と感じるお話です


さて、わが家は昨年ツリーを買いそびれてしまい、今年こそは!と意気込んで……
ついに入手しました
120cmとちょっぴり小柄ですが、母の一目惚れでありました。
     
オーナメントがついた状態の物なので、箱から出すだけな無精なものです。うちにはぴったりかも(笑)


クリスマスの絵本ってやっぱりこの時期に読みたい!!ってことで、
クリスマスのお話、ちょっぴり頻繁に登場します
今年は何冊読めるかなぁ。。。


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ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん

2011-11-25 06:15:53 | 自然

「ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん(新版)」
作:エルサ・ベスコフ
訳:おのでらゆりこ
発行所:福音館書店
初版発行:1977年5月


絵があまりにも美しく、手に取った絵本です。
作者のエルサ・ベスコフは1874年に生まれ1953年に亡くなられたとのことなので、少なくとも半世紀以上は経っている作品。
でも内容がすごく新鮮で、時代を全く感じさせません
見開きで右側のページに絵と文章、左側は全て白紙になってるところも、ちょっとした画集のようで面白いです。


プッテは小さなかごを二つ下げて森へ行きます。
ブルーベリーとこけももを摘んで、おかあさんのお誕生日プレゼントにしたいのです。
でもどこを探しても見つからず、プッテは切り株に腰掛けて泣いてしまいます。

そこへ、ブルーベリーの父さんでブルーベリー森の王様だと言う、小人のおじいさんが出てきます。
王様が杖でプッテに触るとプッテも小人になり、一緒にブルーベリー森へ行くことに。

まもなく木が繁ったところに着くと、王様は「わしの国へようこそ!」と。
そこには青いりんごがたくさんなっています。それはブルーベーリーだったのです。
そして、王様のこどもだという男の子が7人。こどもたちの顔と着物は青い染みだらけ。
こどもたちとプッテは、木に登ったり揺すったりして、ブルーベリーの実をかごいっぱいに集めます。

ブルーベリーを集め終えこどもたちと遊ぶうちに、プッテはこけももがないことを不安に思います。
するとこどもたちに案内されたのは、原っぱのはずれ。
そこには、こけもも母さんと5人の女の子が。
こけもも母さんはプッテに、こけももをあげましょうと優しく言うのです。
丁寧に丁寧にこけももを摘んで、かごはこけももの実でいっぱい。

ブルーベリーの男の子たち、こけももの女の子たちと、遊んだり、おやつを食べたり。。。
あっという間に時間が過ぎて、もう時間は5時。
ブルーベリー父さんに言われ、ねずみのひく干し草車に乗り込み、ブルーベリー森を後にします。
7つ数えるか数えないうちに、ねずみも車も消えて、プッテは元の切り株に腰掛けています。
夢を見たのかと思うプッテでしたが、足元の二つのかごの中には    


絵もさることながら、お話がなんとも言えずいいんです
最後のページを見ると、プッテのお母さんもとても喜んだのだろうなぁ…と想像してしまいます


ちょっと前の話になりますが、住んでいる街で『市民まつり』というものがありました。
色々と出店があったり、ゴーカイジャーショーなるものがあったり、ミニSLがあったり…。
そんな中で出会った1つのもの。
   ← ブルーベリーの苗、3年生苗。
札には『テイクブルー』と書かれておりましたが、よくよく調べたら『ティフブルー』というラビッドアイ系らしいです
地植えにしようかなぁ~来年の夏が今から待ち遠しいです

わが家に来て2年目のブルーベリーの苗木。
こちらもすっかり紅葉して、今年最後とばかりに楽しませてくれています
      


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いやだいやだ

2011-11-23 08:47:44 | ひと

「いやだいやだ」
作:せなけいこ
発行所:福音館書店
初版発行:1969年11月


せなけいこさんの絵本
「ねないこだれだ」の巻末に載っていたのを見て、わが子がどうしても欲しいと言いだしました
4歳になって今さら…そう感じてしまったところですが、こんなお話も今のうちだけ!
…ということで購入しました。


なんでもすぐに「いやだ いやだ」って言う、ルルちゃん。
そんなことばかり言っていると   

母さんも嫌だって言って、いくら呼んでも抱っこしないし、
美味しいおやつも嫌だって言って、お口に入らない。
お日様だって、雲に隠れて雨ばかり。
靴も、大事なくまちゃんも。


最後は「そうしたら ルルちゃんは どうするの?」と問いかける一文で終わります。
ルルちゃん、どうしたんだろうね?どうしたらいいんだろうね?
そんな話をこどもとしながら読める絵本です。
簡単だけど、こういう絵本ってこどもの心によく響くのだろうなぁ~と感じます。

さて、4歳のわが子よ。
キミも何か思うところがあるのではないかい…と、母は問いたい。
けど、マイペースなわが子 全くの他人事として、軽~く読み流しておりました



さてさて、風邪をひき、何となくPCからも遠ざかった毎日を送っていました。
体調は早々に戻ったものの、声が枯れてしまい絵本も読めませんでした~
   ※とは言っても、毎日ダミ声でわが子を怒る日々でしたけど←これが治らない原因だったのカモ

何となく意欲なく、毎日21時にはわが子と一緒に就床しちゃったりしていました。
はい、かなり健康的な毎日です(笑)

そんなこんなで、わが子はひとりで絵本を読んだり、旦那サンに読んでもらったり。
この絵本もこのたび大活躍をしてくれました

さてと、図書館で借りた絵本たちが読まずして返却だったり、ブログにUPしきれなかったりと溜まってます。
ちょっこりずつですが、記事にしていくつもりでいます
放置中に訪問いただいたり、コメントいただいたり。。。ありがとうございました


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もったいないばあさん

2011-11-14 07:41:15 | ひと

「もったいないばあさん」
作:真珠まりこ
発行所:講談社
初版発行:2004年10月


ご近所さんからいただいた絵本の中に、何気なく潜んでいた1冊
「もったいないばあさん」シリーズというシリーズものでした。

NHK教育の『てれび絵本』では、加藤茶さんが朗読してたり、
もったいないばあさん公式HPがあったり、その上もったいないばあさん公式twitterまであったり!!
すごいシリーズだと改めて思ってしまいました


  お皿の上の食べ残し お茶碗についたご飯粒
  もったいなーいと言ってくるよ

水を出しっぱなしで歯磨き、くしゃくしゃに丸めた紙、短い鉛筆…
もったいないばあさんが「もったいなーい」と、やって来ちゃうんです。

おっかない顔で厳しいことをいっぱい言う、おばあさん。
とっつきにくくて、ちょっと戸惑ってしまいます。
でも、おばあさんの言うことって、実は大切なことだったり、生活の知恵だったり。

  もったいなーい もったいなーい もったいないことしてないかい?

この絵本を読んだらきっと、おばあさんの言葉が、胸に届きますよ。


なんでもかんでも、もったいないと思いがちな母。
物を処分することが下手です。
こんな物?って物が気になったりします。

最近「捨てればいいのに捨てられなかったもの」
   
こぼれ種から芽を出した朝顔。
季節外れに細々と花を咲かせられたら、放っておけません!!
“もったいない”も、たまにはいいものですよね


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おべんともって

2011-11-11 07:57:01 | あそぶこと

「おべんともって」
作:森山 京
絵:片山 健
発行所:偕成社
初版発行:2004年9月


片山健さんの描くクマの子がとってもかわいい絵本です


くまのこが嬉しそうにカゴの中をのぞき、歩いていきます。
道端でキツネの子に会って、何を持っているのか聞かれます。
くまのこは「おべんと!おとうさんのとこへもっていくの」と。

サルの子からの木登りのお誘いも断って、赤とんぼに見とれて小川に落ちかけても、
くまのこはお父さんの元へお弁当を運びます。

林に入るとお父さんの姿が。そして、一緒にお弁当を食べます。
「おいしいね」と、くまのこ。「ああ、おいしいね」と、お父さんがうなずく。
「おとうさんとぼく、遠足みたいだね」と、くまのこ。「ほんと、遠足に来たみたいだね」と、お父さん。

お弁当を食べた後、お父さんはお仕事を続け、くまのこは森の中で遊んで待っています。
林の中は、落ち葉でいっぱい。落ち葉を集めて山を作ったり、落ち葉の布団に潜り込んだり。
落ち葉の布団は暖かで、軽くて、日向の匂いで「いいきもち」
くまのこはついに寝てしまって……。

決して言葉数も多くはないけど、お父さんと過ごすゆったりとした時間。
秋色満載な絵で、この季節に読むのにぴったりな絵本です。
最後に夕日の中、くまのことお父さんが並んで帰っていく姿は、ほんのりと温かな気持ちになります



さてさて、最近なかなか更新できずにいました
特別何か理由があるわけでもないのですが、何となくバタバタ
PCに向かう時間はあっても集中力なく、記事をまとめることもできず…

…と思っていたら、母、寝込みました
単なる風邪なのでしょうが、とにかく節々まで痛み、無気力もいいとこ。
若干衰えを感じたりしてます(苦笑)


これといってたいしたことをしていない毎日ですが、先日は幼稚園のバザーに行きました。
バザーだからと大人しくしていられるわが子でもなく、一通り園庭で遊び終えたらカエルコールの嵐
目的の物だけさっさと獲得し、その後は、お友達と公園で遊ばせ、午後から母の友人の家へお邪魔し、夕方は小児科へ。
目が回るような忙しさでした~。これが今回の体調不良に追い打ちをかけたようです


バザーでの戦利品…というか買わされたもの。
でも50円だからいいかと。
すごい勢いで脇目もふらず、わが子が手にした商品はコチラ→
これでカタカナの読みも完璧に

わが子の学習意欲をいいことに、何も教えず期待ばかりな母なのであります♪


 震災から8ヶ月
     被災地に寒い季節がやってきます。
     今までと違う暮らしを強いられている方々も多くいらっしゃるかと思います。
     お体に気を付けてお過ごしください。


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やまのおふろやさん

2011-11-07 10:30:16 | おふろのおはなし

「やまのおふろやさん」
作:とよたかずひこ
発行所:ひさかたチャイルド
初版発行:2006年11月


ぽかぽかおふろ」シリーズです


しんしんと雪が降っている山の中。
おさるさん一家がお風呂を見つけます。
どぶーんとお風呂に飛び込んで、
キャッ キャッ キャッ 「あったかーい」「いいゆだなあ……」

次にやって来たのは、いのしいさんの一家。
どぶーんと飛び込んで、
ブワッ ブワッ ブワッ 「あったかーい」「いいゆだなあ……」

そのまた次にやって来たのは、ゆきだるまさんの一家。
ゆきだるまさん一家が飛び込みます。
どっぶっ~~~ん   ぽこぽこぽこぽこ……
ぽこっ ぽこっ ぽこっ  雪が溶けて     

ゆきだるまの入浴にはちょっぴり驚かされましたが、
ゆきだるまさんは実は……だったというところが、なんともユニークなのです。


しん しん しん と雪が降り、ぽこぽこ ぽこぽこ とお湯が湧く。
静かな山奥に響くそんな音が、とっても優しくてお風呂のように気持ちいい
これからのお風呂が気持ちいい季節にぴったりな1冊です。

最後は恒例『おふろやさん』登場もあります。
みんなが入り終わると、ひょっこり出てくる。
うちの浴槽も『おふろやさん』だったらかわいいのになぁ♪



先月4歳になったわが子。
4歳ということがとっても誇らしいらしく、何事も自分やるようになっています(多分、期間限定)

そのうちのひとつが、お風呂
母がお風呂準備をしているというのに、勝手に服を脱ぎ、お風呂場へ向かうわが子
母が行った時には   
手桶でバッシャンバッシャン頭からお湯をかぶり、
シャンプーを髪の毛に馴染ませ、それが終わると、体を洗う。

一見完璧なように思えますが、頭は適当、体は前面のみ、そしてあとは修行のようにお湯を頭からかけまくる
まぁ~カラスの行水もいいところです。

そしてなにより徹底しているのは、片手(右手)でしか洗わないということ
左手は手桶専用らしく、それ以外には全く使いません。
どうやら桶に泡がつくのが嫌なようです。

体を反面洗わなくても平然としているくせに、泡がつくのを嫌がる。。。
潔癖でもなく几帳面でもない、でも神経質そしてせっかち
困ったやつです(笑)



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ぴかぴかのウーフ

2011-11-05 16:58:34 | どうぶつ(いきもの)

「ぴかぴかのウーフ」
作:神沢利子
絵:井上洋介
発行所:ポプラ社
初版発行:1984年3月


「くまの子ウーフの絵本」というシリーズです
神沢利子さんの文と井上洋介さんの絵です。


ウーフのお母さんがウーフのズボンを見て、小さくなったから知り合いにまわしてあげましょう、と言ったところからお話が始まります。
ウーフはそれを聞いて「いやだい。これがいいんだい。」と言ってききません。
このズボンは、ウーフと一緒に木登りをして、一緒に野原を転がった、大好きなズボン。
そうは簡単にあげることなどできないのです。

ウーフは外へ逃げ出します。
外に出て、誰に会っても機嫌が悪く、当たり散らすウーフ。
そんな時にへびのおばさんに会います。
へびのおばさんはウーフの話を聞くと、「小さくなったら脱ぐものよ。私だって   」と、自分の脱皮の話をします。
素直に聞き入れることのできないウーフは、やっぱりズボンを脱ぎません。

次は竹やぶで、あなぐまのおじいさんに出会います。
竹やぶの中では、ウーフの背丈より高く伸びた、たけのこのような、竹のようなものが。
おじいさんが言うには、たけのこは古い着物を脱いで竹になるのだと。

おじいさんに作ってもらった竹馬で遊びます。
遊んでいるうちにだんだんとズボンのことは忘れて…夢中になって竹馬。
そこへ知り合いのおばさんと小さなくまの男の子たちが。
竹馬にだって乗れるウーフはとってもお兄ちゃん。そう言われたウーフはすっかりお兄ちゃんのようになって…。

大人から見ればたいしたことないことでも、こどもにしてみればちょっとした葛藤があるんでしょうね。
大きくなるのは嬉しいこと、でもそれがちょっぴり寂しい時もある。
誰が何を言っても素直に聞き入れることのできなゆゆいウーフの複雑な気持ちが、ゆーーーっくりと変わっていくところには、
読んでいて胸が熱くなります。(←自分が歳をとったのでしょうかこみ上げるものが:笑)

最後のページ、気がつけばウーフのズボンが新しいものに。
文章にはないのですが、きっとウーフはズボンを譲ることができたのでしょうね


この話を読むと、どーしても浮かぶ、わが子のこだわり。。。

何度かここでも取り上げていますが、秋ものの服に順応できず。
母と毎日朝から1時間半、そして幼稚園で汚してもお着替えできず…。
毎日毎日、お互いにお互いの神経をすり減らす日々でした

そして見出した結論。
前の日の夜のうちに、着る服を決めておく!
明日着る服があるということで安心なのと、嫌な服でも心の準備ができるようです。

そんなこんななわが子も、ようやく4月から通う幼稚園が決まりましたネンチュウサン!
決まったと言っても、今プレで通っている幼稚園へそのまま。
そんなに人気があって人が殺到する訳でもないので、希望さえすれば入れるので、親としては苦労知らずなのですが。
でも、見学会やら、説明会やら、願書提出やら、面接やら…なんだか落ち着かない日々だったんですよね。

面接で母から心配事として挙げたことの一つは、やっぱりこのこだわりっぷり。
先生もゆっくりでいいと言ってくれたので、本当ありがたい限りです。
   

4月からの通い先が確定したことで、母の気持ちも少し心も落ち着いたところであります。


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へんな おにぎり

2011-11-04 12:11:18 | 未分類

「へんなおにぎり」
作:長 新太
発行所:福音館書店
初版発行:1987年7月


長 新太さんの絵本です


もくもくと雲が出てきて、雲は手の形に。
それがもうひとつ。
そんな雲たちはお出かけをします。

山のところへやってきて、雲は山をおにぎりにします。
そしてできたのは、大きな大きなおにぎり。
でも山だから食べられない。

次に雲は街へやってきて、ビルをおにぎりに。
数々の高層ビルは三角形のおにぎりに。
でもこのおにぎりも、ビルだから食べられない。

そして次に出てきたのは、お母さん!
お母さんのおにぎり。
もちろんこれも……


長 新太さんらしいというか、ちょっと訳のわからないところがわが子には好評でした。
へんなおにぎりが登場するたびに
「こんなのおかしいよね~たべられないよね~」と大爆笑でしたから。



わが子が幼稚園へ持っていくお弁当。ほとんどが『おにぎり弁当』。
母の悩み…何回、何個作っても、おにぎりの形がいびつで、上達の兆しがないということ。
おにぎりに上手いも下手もなかろう…とは思うけど、やっぱりなんだか下手くそ
手先の不器用さをこんなところにも露呈しちゃってます

しかし!わが家にはもっと不器用さんが←完全に小バカにしております。

『ぎょうざ ぎゅっぎゅっ』以来、わが家では餃子を作りたいコールが頻繁に。
水曜日は幼稚園に預けていて時間もあったので、重い腰を上げて作りました(多分結婚してから4回目:笑)
やればできる子だと自分を励ましつつ。でも面倒臭いですけど。

包むのは夕方家族みんなでわいわいと。
包む、包む、黙々と、集中して……
 しっかり絵本を横に置き、そして手の汚れが気になる。こだわり派&神経質な一面が。
どういう訳か平たくて座りが悪く、立たない餃子たち。  

ちょっと仰天なのは、これ、わが子と旦那サンの作ったものってこと。(左:旦那サン、右:わが子)
わが子と旦那サンの出来栄えが、あまり変わらずなのです
若干ひだがついているような、いないような…。

あまりのひどさを見過ごすことのできなかった鬼嫁ですが、あからさまに言うと気分を害されるだろうから、
ブログでこっそり(笑)

わが子は大喜びで、自分で包んだものだけ6個も食べていましたよ


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