FOOTBALL LIFE

~サッカーを中心に日々の雑感など~

終わりは始まり

2007年03月28日 | Weblog
新聞のコラムも3月いっぱいで最終回になるものもあり、その中の一つがあざらし日和の旅日記。舘浦海豹(あざらし)さんという方が書いていたもので、いつも道内の温泉を紹介する楽しい1文が載っていた。今日は最後のところに憲法についてのことも書いていて、これには感激した。

高速道路も80キロ制限の制限速度で走っている車はない。朝、新千歳空港へ向うとき、左車線なのに全員130キロで走っていたことがある。でも捕まったらスピード違反。それが大人の現実。

憲法9条を変えようと言っている人は、法定速度が現実と合わないから、高速道路の制限速度を100キロにしよう、といってるのと同じ。人間は80キロ制限でも100キロ以上で走る生き物なんだから、制限速度を100キロにしたって、実際はそれ以上のスピードでみんな走るし、取り締まるオービスの設定も100キロには出来ない。それが現実。

でも、憲法9条が非戦の理想を掲げているから、自衛隊が罪もないイスラム人を殺すことを日本人は認めない。理想という歯止めは、少しずれて現実にブレーキをかける。憲法9条を現実に合わせて後退させたら、現実はもっと暴走する。太田光や湯川秀樹の全世界非核武装論のほうが「現実的な理想」に思える・・・。

いやー、まったく、そう思いますねえ。国民投票法案も9条アレルギーのない18歳以上に設定しようとしているというところまで、政府の策動は進んできましたが。理想を捨てたらどうなるかー。この年齢で(といってもお年は分かりませんが)、「理想」という言葉が出てくるというのは、おそらく「おんなじ世代」に違いないと確信しています。

文中にあったはるみ知事が出ているという「米チェン」っていうCM.道外米に米チェンしろって言うことかよとお怒りでしたが。確かにー。おいしいかどうかは二の次でずっと我が家は「きらら397」を食べています。いまだに雪印(メグミルク)の乳製品を探してでも買うというのとおんなじ心境です。

上京したときには、つややかな葉っぱに赤い花の椿があたたかい春の陽光を浴びて、なんて綺麗なんだろうと。帰ってみるとまだ緑は雪の下。あーあ、春はまだだなあーとまだ白い外界を眺めた。それでも冬に雪のないところで過ごしたらどうなるのだろうか、という考えがふと頭に浮かんだ。雪はどこにあるの?とボケた頭で必死に探してしまうかもしれない。

(写真は上野公園で見た赤い椿の花)










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2 コメント

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成長の鍵 (九州っこ)
2007-03-29 21:11:56
平山選手を筆頭としたU-22の代表選手達には平凡なシリア戦に満足することなく、向上心と勝負強さを持ち合わせることが彼らの成長の鍵となるでしょうね
彼らがオシム監督からA代表に呼ばれて活躍する姿を観たいものです

活躍してほしいですね (henry)
2007-03-30 11:36:21
TBとコメントをありがとうございます。
この間のペルー戦でも、後半途中で投入したこの世代の選手たちがオシム監督のサッカースタイルをよく理解して動いていたというように、オシム監督は評価していたようですね。
この世代の成長がオシムサッカーを押し上げるか、よどんでしまうのか。その鍵を握っているという気持ちがあるからでしょうね。