磐衝別命の遺徳を慕い、「水なし、塩なし、待ったなし」で有名な羽咋の神事相撲が、羽咋神社の祭神・磐衝別命の遺徳を慕って、ミコトの命日9月25日にありました。
私が幼い頃から「羽咋の法事」と言い、羽咋駅~羽咋神社・本念寺までの通りは露店が並び、反物(布)や農作業の鎌や鍬、傘に果物(梨)等を売るお店がぎっしり並び沢山の人出で賑わい、羽咋~三明までの北鉄能登線(今はありません)は臨時便が出ることもありました。
また、稲刈りの中休みで、稲刈りをして乾燥させる「はぞ」にかけてから親に連れられて行きました。
バナナを始めて食したのも「羽咋の法事」のたたき売り・・・?で親が食わせてくれた記憶が蘇ります。
第11代垂仁天皇の皇子磐衝別命(いわつくわけのみこと)の遺徳をしのんで、その命日に相撲大会を催したのが始まりです。選びぬかれた加賀・越中・能登3州の力士が参加して、心・技・体を競い合います。
”水なし、塩なし、待ったなし”といわれる、素朴で野性的な野相撲です。
唐戸山相撲場は2千年の歴史を持つ相撲場と伝えられていますが、唐戸山は、山といっても、実際はすりばち状をなした小さな凹地で、昔、磐衝別命の陵墓を盛るために、ここの土を取ったことから、今のような特異な形になったといわれています。
命は生前、相撲を好み、武勇を練るうえからもこれを奨励したと伝えられています。
本念寺では9月24日から25日にかけてミコトの法要が営まれることから「羽咋の法事」と言われています。
午後、神社奉額祭から始まり、神社相撲祭(神社立て行司任命祭)、協賛相撲などが行われ夜、8時頃から中入りとなる。
化粧まわしを着けた土俵入り
神事太鼓が披露される
中入りの後、神事相撲が始まります。神事相撲は深夜にかけて土俵の四方にかがり火を焚き”野相撲”の古式に従って進められます。
この相撲は、何かに付け「物言い」がつき、選手そっちのけで行事に詰め寄り、観衆からはヤジが飛び、ヤジ合戦・・?それが楽しみの一つでもあります。
結びの一番、下山、上山の大将が大関をかけて土俵に上がると神事相撲はクライマックス。勝負はきわどく、物言いがついて検査役が土俵上でもめるが、「両者大関では・・・・?」となり決着。
大関の位を得た力士は同僚の組む肩車のウマに乗って、唐戸山から約1キロの参道をひたはしり、羽咋神社の拝殿に駆け込みます。
露店の並ぶ通りを駆け羽咋神社に
羽咋神社で幣帛授与祭
神社では宮司から「御大詔」(ごだいしょう。賞證・相撲由来書・目録)と白絹の大幣帛,本念寺の高張提燈が授けられます。
この授与祭が終わると、またウマにかつがれて、後援者たちが待つ地元へ向けて参道を走り去ります。
時折小雨が降りましたが、男の熱気は雨に負けませんでした。
今年の大関は、上山・氷見市の森 秀樹さん。下山・輪島市の片岡さんでした。
片岡さんは、金沢市犀星中学校教諭で相撲部の指導をされており、今年の全国中学校相撲大会で全国優勝に導いた先生でもあります。
能登には、前頭の遠藤(勝ち越し)、十両の丹蔵が活躍中。相撲王国・石川県は健在!
私が幼い頃から「羽咋の法事」と言い、羽咋駅~羽咋神社・本念寺までの通りは露店が並び、反物(布)や農作業の鎌や鍬、傘に果物(梨)等を売るお店がぎっしり並び沢山の人出で賑わい、羽咋~三明までの北鉄能登線(今はありません)は臨時便が出ることもありました。
また、稲刈りの中休みで、稲刈りをして乾燥させる「はぞ」にかけてから親に連れられて行きました。
バナナを始めて食したのも「羽咋の法事」のたたき売り・・・?で親が食わせてくれた記憶が蘇ります。
第11代垂仁天皇の皇子磐衝別命(いわつくわけのみこと)の遺徳をしのんで、その命日に相撲大会を催したのが始まりです。選びぬかれた加賀・越中・能登3州の力士が参加して、心・技・体を競い合います。
”水なし、塩なし、待ったなし”といわれる、素朴で野性的な野相撲です。
唐戸山相撲場は2千年の歴史を持つ相撲場と伝えられていますが、唐戸山は、山といっても、実際はすりばち状をなした小さな凹地で、昔、磐衝別命の陵墓を盛るために、ここの土を取ったことから、今のような特異な形になったといわれています。
命は生前、相撲を好み、武勇を練るうえからもこれを奨励したと伝えられています。
本念寺では9月24日から25日にかけてミコトの法要が営まれることから「羽咋の法事」と言われています。
午後、神社奉額祭から始まり、神社相撲祭(神社立て行司任命祭)、協賛相撲などが行われ夜、8時頃から中入りとなる。
化粧まわしを着けた土俵入り
神事太鼓が披露される
中入りの後、神事相撲が始まります。神事相撲は深夜にかけて土俵の四方にかがり火を焚き”野相撲”の古式に従って進められます。
この相撲は、何かに付け「物言い」がつき、選手そっちのけで行事に詰め寄り、観衆からはヤジが飛び、ヤジ合戦・・?それが楽しみの一つでもあります。
結びの一番、下山、上山の大将が大関をかけて土俵に上がると神事相撲はクライマックス。勝負はきわどく、物言いがついて検査役が土俵上でもめるが、「両者大関では・・・・?」となり決着。
大関の位を得た力士は同僚の組む肩車のウマに乗って、唐戸山から約1キロの参道をひたはしり、羽咋神社の拝殿に駆け込みます。
露店の並ぶ通りを駆け羽咋神社に
羽咋神社で幣帛授与祭
神社では宮司から「御大詔」(ごだいしょう。賞證・相撲由来書・目録)と白絹の大幣帛,本念寺の高張提燈が授けられます。
この授与祭が終わると、またウマにかつがれて、後援者たちが待つ地元へ向けて参道を走り去ります。
時折小雨が降りましたが、男の熱気は雨に負けませんでした。
今年の大関は、上山・氷見市の森 秀樹さん。下山・輪島市の片岡さんでした。
片岡さんは、金沢市犀星中学校教諭で相撲部の指導をされており、今年の全国中学校相撲大会で全国優勝に導いた先生でもあります。
能登には、前頭の遠藤(勝ち越し)、十両の丹蔵が活躍中。相撲王国・石川県は健在!
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