とし坊のお祭り三昧

祭りの宝庫、のとの祭り紹介

3年ぶりに奴振りがありました。

2017年09月12日 | 日記
11日、珠洲市三崎町森腰地区の知人から、「今年は3年ぶりに奴振りがでますので・・・・。」と案内を戴きこの日は蛸島の早船狂言のある日なので行ってきました。

奴振り道中は、嘉永6年に藩主前田斉泰公が能登を巡見した折に、住民が大名行列を模して出迎えたことに始まると伝えられておりますが、近年は奴を演ずる若者の減少から毎年行われることが出来ない年がありました。

天気予報は「午後から雨模様」とのことから、「晴れてくれ!はれてくれ!!」と車を走らせました。




集落の外れにある片姫神社につくと、3年ぶりとのことから集落の方々も境内でに集まっておりました。

以前は何度か撮りに来ておりますが、お宮さんから出るのははじめて。




3時、お祓いが済み神輿が担ぎ出され巡行の開始。出陣をお神酒で飾る。


一行を先導する「悪魔払いの太鼓」もお祓いを受ける。太鼓を叩く者は、御陣乗太鼓の様に鬼や夜叉の面を着け打ち鳴らします。


珠洲市は、「正院の奴振り」が知られておりますが、森腰も正院と同じような衣装です。化粧前掛けには鈴が着けられ、腰には短刀を差しております。


地域の方々が待つ参道を進む。




鳥居をくぐり奴振りの演舞もスタート。先箱(大名の正服や具足などを収まる衣裳箱。行列の先頭を行くので先箱という)。毛槍(長い槍の先に鳥毛をつけたもの。見通しを見れば遠くからでも何家の行列か見分けられた)などを右の分かれた奴の受け渡しが見事です。




お宮さんを出て最初に向かわれたのは「曹洞宗・天崇禅寺」でここでも神仏混合の名残か・・・?。


ご招待をする家々の前で奴振りを演ずる。




神輿が到着すると玄関を入り先箱(ガチャ箱・・・・?地元の人はそんな発音で教えてくれました)をガチャガチャ鳴らし紙吹雪をまき挨拶する。


道中は、森腰のメインストリートを進み海岸近くの「恵比須堂」に行き豊漁を祈願する。

この頃から空模様が怪しくなり、ぽつりぽつりとあたり始める。


「恵比須堂」を出て、次の訪問先に行く時には薄暗くなり雨が降り出す。

この後、夕食の当番家へ向かうのですとし坊は知人にあいさつし蛸島へ向かう。雨が心配になってきました。


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 渚に神輿とキリコが競演。砂... | トップ | 風と雨の中、船頭と艫取り、... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事