人生悲喜こもごも

日々の悲喜こもごもの出来事を綴ります

「特別会計」って何? こんなムダが放置されて、消費税値上げとは

2005-11-11 09:04:29 | ニュース
■「特別会計」とは、一体何?

「一般会計」は、年明けから予算折衝だの、ムダ使いをやめろと国会で審議され、世間を騒がせる、あの国家予算のこと。
一方、「特別会計」は国民にとってはほとんどなじみが薄い。
しかし、実際は「一般会計」の約83兆円に対して、「特別会計」はなんと400兆円を超える。一般会計は氷山の一角なのに対して、特別会計は表面からは見えない海水の中に隠れている氷山の大部分を占めているもの。

特別会計は31会計あり、単年度ではかたずかない、例えば道路建設、土地改良といった複数年にわたった事業予算を扱う。
ただし、そうした事業が複数の官庁に係るような場合など、各官庁が既得権益を主張してはばからず、小泉首相がいくらカットしようとしても、職員が抵抗して一向に改革が進まないのが現状だ。彼らは抵抗勢力といわれるものだが、官庁職員なので実態がはっきりしないのが困りもの。
そして、道路族を代表とする族議員の存在。

こうしてとんでもないムダが放置され続け、そのツケとして、国民の財布に直結する「消費税」や「酒税」などが上げらるというのでは、国民はたまったものではない。
まず、こういったムダにきちんとメスを入れた上で消費税論議をしないと、国民は到底納得しない。

ただ、来年9月が任期の小泉首相では、ここにメスを入れることすらできないだろうといわれており、ハードルが相当高いらしい。日本はどうなっているのだろうか。


・・・ところで、
昨日のニュースで、与党内で、ようやく「特別会計制度の見直しを含む財政改革」の作業部会を新設して、年内に基本方針をまとめるとのこと。
それにしても、動きがあまりにも遅すぎる。果たして見直しが本当に実現できるのか。
国民はしっかりと見守っていかないといけない。

中国新聞から

TBS News-iから


最新の画像もっと見る