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突如拉致られた信越旅行 その1 【2012/03/31~04/01】

2012-05-04 23:48:14 | 旅行・イベント記
実に今から一か月以上も前のお話。



まだ記憶にも新しい春合宿の最終日、一ノ関駅。
ZeBon氏から急に電話が掛かってくる。何事だと思って出てみると。

「31日のえちご満席だった。ハハッ」(原文ママじゃない)

おい。

何を隠そう、私は3月31日の夜、彼に「ムーンライトえちごに」乗せられ新潟へ拉致られる予定だったのだ。
ちなみに31日からおよそ10日前のことである。そりゃ空いてないだろうに。
10日前に切符撮ろうとして空いてるとでも思ったの?同じこと考えているやつ絶対他にもたくさんいるでしょうに。などと愚痴を浴びせながら、対策を考えだそうとしていると。

「ウィークエンドパス使って長野回りで新潟に前泊入りするから」(原文ママじゃない)

などとのたまりやがった。
ウィークエンドパスとは関東と信越、南東北のJR線と一部私鉄が土日の2日間乗り放題となる切符のこと。
特急券を買えば新幹線にも乗れる使い勝手のいい切符です。お値段8,700円。

ここで、私が温存しておいた18きっぷ2枚はただの紙に成り果てたのだった。
余った切符は流しましたよ、ええ。だってもう使う機会無かったんだもん。まあ、5枚分の元は取ってあるから大丈夫でしょう(サイコロの旅)。

ちなみに帰りのえちごは取れたようです。謎だ。


そんなわけで、年度跨ぎの信越旅行が始まった。



3月31日、上越新幹線熊谷駅。今回の集合場所である。しかし、やつは来ない。寝坊しやがったので。
あの野郎め、春休みですっかり堕落してしまったようだ。

待っていてもしょうがないし待つつもりもないので、とっとと先に進みます。
待っている間に200系が通過していきました。撮れるうちに撮っておかないとね。



E4系「Maxとき」309号に乗車。2階建て新幹線も時期に見れなくなるそうじゃないですか。
E4系って面白い顔つきで個人的には好きなんですけどねぇ。残念ですな。



1階席に乗車。
1階席からはスカートの中が見えるなんて都市伝説がありますがありゃ嘘ですね。よほど車両に近づいてもらわないととてもじゃないが見えない。



あっという間に高崎駅に到着。新幹線超早くね?
ここで長野新幹線E2系「あさま」509号に乗り換え。「あさま」は熊谷停まらなかったんでね。接続時間は8分だから負担も少ないです。
北陸新幹線が延伸したら長野新幹線って名称どうするんでしょうね。長野新幹線の名前は返上して北陸新幹線にするのが妥当でしょうけど、また長野がごねるんだろうな。「長野北陸新幹線にしろー!」とか言いそう。



あっという間に軽井沢駅に到着。新幹線超快適じゃね?ここら辺あたりから新幹線の味を占めはじめます。
予定の列車まで少し時間があるのでちょっと駅の外に出てみることに。やってきたのは「(旧)軽井沢駅舎記念館」。



新幹線開業まで残っていたという軽井沢駅の旧駅舎を再築したものなんだそうです。移築じゃないのね。
建物の正面には交番があるので正面からの撮影は不可能。邪魔なんだよ。



中は歴史資料館みたいな感じになっていますが、見どころなのが2階の貴賓室です。
これも再築ですが、部材の一部に旧駅舎のものを使用しています。



あとは旧ホームにも出ることが出来ます。



ホームには旧信越本線横川~軽井沢の碓氷峠で使用されていた機関車が展示されています。
こちらは10000型(EC40形)電気機関車。ラックレールを用いたアプト式機関車です。



これがラックレール。車両側についている歯車と噛み合わせることで急勾配でも上り下りすることが出来ます。



サードレールを採用しているのも特徴です。



こちらは峠のシェルパことEF63形。レールと車輪の摩擦だけで上り下りする粘着運転方式の機関車です。
暴走運転を防止するための何重ものバックアップがされた重装備さが魅力です。平面ガラスを組み合わせたパノラミックウィンドウも武骨で好き。



電車や客車に連結して碓氷峠を通過する車両をエスコートしていました。
その時使うジャンパ栓やら連結器やら。



こっちは普通のモーターカーみたいね。



草軽鉄道デキ12形電気機関車。大正9年製でアメリカ生まれ。草軽鉄道というのは軽井沢から伸びていた軽便鉄道です。
それにしても面白い保護の仕方ですな。屋根と車両の間にほぼ隙間が無い・・・。


そろそろホームに戻ります。


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