黒鉄重工

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北米project ~Advance to U.S. その16 【2014/12/19~24】

2015-07-03 23:38:49 | 海外旅行記

第17走者:TransLink; SkyTrain Expo Line (Mark I) Waterfront → Main Street
バンクーバーのダウンタウンからはスカイトレインに乗ります。



メインストリート駅で下車。まだだいぶ時間があるので、スカイトレインの撮影をします。
まずMark IIの後期型。主に接客面での改修が加えられたタイプです。
前面に行き先表示器をつけたり車内側ドアの鴨居部に路線図式案内表示器(銀座線のアレと同じ)をつけたり座席を変えたりなど。塗装もトロリーバスと同じトランスリンクの新塗装になっています。



Mark I。この前面の額縁、連結面側はブラックフェイス処理されているのに先頭側は白いんですよね。逆じゃねって思うんですが違いますかね?



Mark IのMark II塗装。



Mark Iの新塗装。なお中身はいじられていない模様。詐欺タイプかな?
ぼちぼち時間なので移動します。だいたい90分前。



なんでメインストリート駅で降りたかといえば、コレですね。パシフィック中央駅。
以前に下調べに行ったと書きましたが、今日のためです。
ここから列車に乗ります。スカイトレインなんてチンケなもんじゃない、本物の列車だ。



駅舎内に入ると、すでにチェックインが始まっていました。みんなカウンターで何か書いているなと思ったらアメリカの入国審査書類でした。私も書きます。
そうです、今から乗るのはアメリカ行きの列車、つまりは国際列車です。
書類記入を済ませ、チェックインします。ちゃんと列に並んで駅員が切符を確認します。日本の鉄道のようなそれではなく、航空機の搭乗に近いものでした。
ちなみに私は今回少し奮発してビジネスクラスに乗りました。コーチクラス(2等車)と料金にさほど差がなかったので、せっかくならとそうしました。ビジネスクラスだと座席のグレードがよい以外にも、乗車待ち列をショートカットできるなどの利点もあります。これも航空機と同じですね。

チェックインの列を抜けると、アメリカの入国管理官が。おや。カナダからアメリカへ入国する際はカナダ国内でもう入国審査を受けてしまうんですねえ。
質疑応答だとか指紋採取だとかを終えたらパスポートに判を押してもらって無事通過。まだカナダなのにもうアメリカに入国しているという不思議な状態です。なんか宙に浮かされているみたい。
ちなみにESTAを事前に準備しておいたのですが、要求されませんでした。陸路での入国だと必要ないらしいですね。



プラットホームに出ます。VIA鉄道の客車が留置されていますね。



一番端のホームに行くと(というか金網に囲まれていて他のホームには行けない)、いました。客車です。
すげえ猫だよコレ。



Amtrak Cascades
今回乗る列車です。バンクーバー~シアトル~ユージンを結ぶアメリカの旅客鉄道アムトラックの列車です。列車名のカスケーズは沿線のカスケード山脈から。通しで運転する列車はなく、シアトルかポートランドで系統が分断されています。これから乗る列車もシアトル止まりです。

今回乗る客車の編成はアダムズ山号Mt Adams。カスケード山脈の山から来ているんですね。アダムズ山はで2番目に標高の高い山です。
他にも沿線自治体であるワシントン州とオレゴン州の運輸省のマークが描かれています。つまり自治体に援助されて走っているということですな。



独特な一軸連接台車。こんなものを装備する客車はひとつしかありません、「タルゴ」です。
タルゴはスペインで生まれた一軸連接台車型の客車のシリーズ。台車には車軸がなく、それゆえ本来車軸がある場所に通路などを設けられるので車高を低くすることが出来、車体の低重心化が可能、曲線通過性能の向上が見込める、というものです。
スーパーライナーやアムフリートといった客車が幅を利かせるアムトラックでは異端と言っていいほど珍しい客車です。アメリカではカスケーズだけなんじゃないかな?
タルゴにはバリエーションが数種類ありますがこれはTalgo Pendular、振り子式のタルゴだそうです。なんでわざわざタルゴを導入したのかは謎(アムトラックが高速性の高いタルゴを使って同区間での他の交通機関と競合しているとも思えず)ですが、まあアメリカにいながらヨーロピアンな列車を堪能できるということです。



ビジネスクラスはホームの手前側に連結されていて歩く距離が短いのですが、大人しく乗るわけがないだろうと。先頭の方に行きます。
いますねぇ・・・。



いた、P42だ!!

次回、ついにアメリカ入国。


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