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欧州project~2012年ヨーロッパの旅~ スイス・ツェルマット編 その17

2013-04-10 23:35:32 | 海外旅行記

前回に引き続きツェルマット駅でのマッターホルンゴッタルド鉄道(MGB)の撮り鉄。
こちらはラックギヤ付き部分低床電車のBDSeh4/8形。ホームと電車の床の高さを合わせるために部分的に低床化されています。他にウィキペディアで無理やり翻訳したところによるとテッシュ~ツェルマットのシャトル列車用に2003年に導入されたとか何とか。
どうやって低床化しているかというと、台車を一部取り払うことでそれがあったスペースを低床化させています。この写真だと、先頭部側には台車があって、それにあわせて車内も高床になっていますが、連結側は台車がありませんので低床化されています。
これでホームの低い駅でもノンステップで乗り降りが出来ます。



こちらは中間車。BDSeh4/8は3両編成ですが、さすがに先頭台車だけで編成を支えるのは無理なので中間車は両側に台車を装備して台車の無い先頭車連結側の部分を支えています。床も高床です。日本だと珍しいドア無し車両ですね。
どうもスイスではこの手の部分低床車が広がっているらしく、一種の標準車両となっているように感じます。ベルンでも似たような車両を見ましたしね。ちょうど日本の第三セクター鉄道に広がっているNDCシリーズと似たような関係といったところでしょうか。



テッシュへ向かうシャトル列車。
なお、スイス車両の形式の意味ですがちょっとわかってきました。
例えば写真のBDSeh4/8ならば、Bは客室のクラス(一等車=A、二等車=B)、Dは荷物室付き、Sはわからなかったのですが恐らくシャトル用車両なのかな?eが電車、hがラックギヤ付き、4/8が駆動軸数/全軸数、を表すことになります。
表したいところは日本のJRの電車がモハ209とかサハ313とかつけているのと同じです。そうとわかると意味不明に見えた形式もなんとなくわかるものです。ちなみにBDSeh4/8を日本式にするならモハニ4/8形でしょうか。
スイス国内なら大体この法則で通用するようです。



先ほどの氷河特急の牽引機HGe4/4Ⅱ形が機回しを始めました。
機関車の形式はというと、Hがラックギヤ付き、Gが狭軌用(標準軌は無し)、eが電気機関車、4/4は電車と同じで駆動軸数/全軸数を指します。最後のⅡは形式を区別するためのもの。付番方法の性質上、古い車両でも新しい車両でもスペックが同じだと形式が被ってしまいます。それを区別するためにローマ数字を古い順から付けていきます。
ちなみにチューリッヒからフィスプまで乗ってきたICの牽引機Re460形の場合ですと、Rは最高速度(速い順にR、A、B、Cと付くらしい)、eは電気機関車、460はよくわかりません。日本の車両みたくそれぞれの数字に意味があるのかもしれません。



転線をして・・・。



氷河特急の客車と連結。



連結面はこんな感じですね~(適当)



次にやってきたのはABDeh4/10形。BDSeh4/8と違ってテッシュ以北にも乗り入れます。デザイン的にMGBの最新鋭電車のようですね。一番情報量があるであろうドイツ版ウィキペディアにも乗ってないんだから知りようがないですwただ、これもかっこいいデザイン。
こちらは一等車もついたバージョンで日本式だとモロハニ4/10。



先頭車。やはり片側に台車は無し。



ABDeh4/10は4両編成なので中間車のうち1両は片側台車。観光列車というのもあるんでしょうが窓が大きくて素晴らしい。



ちなみにトンネルの右側は車庫になっています。



氷河特急の第2便が到着しました。
ちなみに前回書いていた形式のApとかBpとか。pはパノラマ・・・なんだと思います。文字面的に。



第1便と同じくGm3/3が入換にやってきました。専用線にいそうなスイッチャ―のような姿ですが3つのライトと帽子のような屋根がかわいらしいです。
なおmはディーゼル機関車を表します。後はわかりますね。



BDSeh4/8。2つつなげた6両編成。ブリーグ~フィスプ~ツェルマットは60分間隔と薄いですが、テッシュ~ツェルマットのシャトル列車は20分間隔と高頻度で運転されています。



再びプレミアムを引っ張って車庫に入ります。



HGe4/4Ⅱの並び。いい光景ですねぇ。

もうネタも来なさそうなので、ここら辺で撤収。夕飯を食べに向かいました。

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