蒼穹のぺうげおっと

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ハガレン 47話 感想

2004-09-06 22:39:30 | ハガレン
今回の最大の見せ場はラストでしたね。
#タイトルからしてスロウスが封印されると思っていました。

■「私は死にたかったんだ」
ラストにどういうエンディングを持ってくるかと思ったら、いきなりきました。
予想外でしたが、これはこれで良かったですよ。すごく。

不老不死のホムンクルスであるラストの願いが「死」であったことに最期に気付くというのは切なく、「封印」というよりは「解放」、そんな印象を受けました。
そんなラストの冥福を祈ります。

■私たちはどこから来てどこへ行くのだろう
ラストが以前に呟いた言葉なのですが、ホムンクルスという存在は人間によって「勝手に」創られて、人間が望んでいない形で生まれてきたことで驚愕・畏怖の目で見られ、それなのに人間の強い想いが記憶となって焼きついている。
彼ら・彼女らはだからこそ人間を恨み、人間に憧れたのでしょうか。
そんなラストの最期の言葉が人間としての死だったのですから、憐憫の念を抱かずにはいられませんでした。

■対価
人体練成の対価とは、禁忌を犯した対価ではなく、創り出されてしまったホムンクルス達が抱く人への憧れ、恨みの代償なのではないか、そんな気がしてなりません。

そんな想いをスロウス(エド達の母親)がエド達に何らかの形で示すことができれば、彼らの想いも少しは昇華されるのかもしれません。
ゆえに、今回スロウスが封印されなかったことに意義があり、スロウスの母親としての苦悩、ホムンクルスとしての苦悩、この板ばさみの中で何が生まれるのか、次回に期待しないわけにはいかないのです。

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