蒼穹のぺうげおっと

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KURAU 第18話 感想

2004-11-06 02:04:03 | アニメ 感想
KURAUのエンディングへのフェードインは恐らく今シーズンの作品の中で『蒼穹のファフナー』を抜いて抜群にイイです。
時と場合によっては『ガンダムSEED DESTINY』をも凌ぐエンディング、今回がまさにそんな感じでした。
#第12話の次くらいに良かった・・・(涙)。

前回の感想でもサブテーマとなる「死別」の含意と、新たなるターニングポイントである、なんてことを書きましたが、今回はその2点を完全に昇華してきました。
#個人的には鳥肌ものでしたよ。

■新たなるターニングポイント1
GPOが画策するリナクスに対する実験を巡り、「見えていなかった」アヤカが何をすべきなのかを悟り、ウォン警視正、クラウとの対話を経て「変化」しようとする、ここが1つめのターニングポイントですね。
アヤカは今まで家族を惨殺されたトラウマから逃れるためにGPOの仕事に没頭し、そうすることで真実から逃避していたのですが、クラウとの出会い、ウォン警視正の言葉によって「真実」に目を向けるようになる。
あのアヤカが、というところがいつにもまして熱い。
個人的にはこう「変化」していく彼女にも救いの手を差し伸べてあげたい、そしてその役目はダグしかいないと思っているんですが・・・。

■新たなるターニングポイント2
これはもちろんクラウについてのターニングポイント。
シリーズ後半から浮上してきたサブテーマ「死別」がここに来てクラウの心を揺さぶるわけです。
自分達だけ平和でいても仕方が無い、もう誰にも(人間にもリナクスにも)死んで欲しくない、と。
今までは「逃避」するためにその力を使ってきたクラウが、今度は「救う」ためにその力を解放しようとしている。
これは大きな、大きな「変化」でこれがまた熱い。
そしてアヤカと組むなんて、もう熱すぎです。

■新たなるターニングポイント3
それはクリスマス。
彼女もリナクスエナジーを解放できるようになった、これが意味するものは?
そしてクラウの決意に「力」に目覚めたクリスマスはどうするのか?
彼女の「変化」、この辺が大きな見所ですね。

■リナクスと人間とは極めて近い存在
クリスマスが「リナクスは外に出られて喜んでいた、外に出れば居場所もなく人間にも追われるのに喜んでいた」と表現したのは、「広い世界に出たい」というリナクスの特性なんですが、じゃあこれは果たしてリナクスだけの特性なのか?
否、これは人間においても全く同じだと理解しています。
人間だって生まれてきたらつらいことがたくさんあるかもしれない、しかしそれだけじゃないでしょう?それでも僕達は生きているでしょう?だからこそ(クラウは)助けにいくんでしょう?
そんなメッセージ性が伝わってきた今回、ほんとに僕はこの番組好きなんだなぁ、改めてそう思った次第。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (rico)
2004-11-07 10:03:36
燕さん、こんにちは。またお邪魔します。

アヤカがやっと動いてくれて、次の注目はクリスマスですね。

できれば幸せなエンディングで終わって欲しいのですが・・・

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KURAUの感想は (燕(管理人))
2004-11-08 11:48:05
ricoさん、コメントありがとうございます。

KURAUの感想やってるところ少ないんで、このコメントはとても嬉しいです。



ほんとに今残っている登場人物には救いの手が入って欲しいですねぇ。



地味な作品なんですが、その分しっかり作られていて僕はこの作品、大好きです。
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