蒼穹のぺうげおっと

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マクロスF 第7話 「ファースト・アタック」 感想

2008-05-18 08:42:50 | マクロスF
神回というのはこういうことを言うのか。
かつてゼントラーディーがリン・ミンメイの歌を聴いたときの衝撃がここにっつーくらい凄かった。

まさに”ヤック・デカルチャー!!”だった。

もう既に何回も観直してるんだけれども、この興奮はなかなか覚めやらないですね。
凄い、凄い、本当に凄かった。

マクロスというのは歌とバルキリーと三角関係なんだけれども、なんという高次元トライアングル。
今回はその全てを満たしてるだけじゃなくて、もう純粋に歌の演出と、バトルシーンの見事さ、そしてその美しいまでの融合度合いに度肝を抜かれました。

これは素晴らしかったなぁ。
近年稀に観る素晴らしさです。

もう1回観ようっと。


■射手座☆午後九時Don't be late

第6話でシェリルがライブで歌いながら「ダイアモンド クレバス」をバックに出撃していくマクロス・クウォーターという演出に既にかなり感動指数が高まっていたのですが、その感動指数の余韻を引きずる感じでアバンタイトルが始まる(既にもう感動指数かなり高まってます)。

そこから戦闘開始!!とともにシェリルが歌う「射手座☆午後九時Don't be late」に乗せて、ド派手な戦闘シーンが超展開。

これは本当に凄かった。

第1話でも同じくSMSが戦うシーンとシェリルのコンサート&アルトたちの飛行を組み合わせてこの「射手座☆午後九時Don't be late」がかかったわけですが、そこでも十分凄さを堪能していたのに、今回のこれはそれを更に更に上回ってきて、純粋に歌の演出と戦闘シーンの凄さで感動。

オズマがアーマードのミサイルを全弾射出するところなんか、目線でロックオンしつつ、アーマードの装甲がバカっと開いて、その後展開される「板野サーカス」まで含めて、もう往年のマクロスファンの心理を分かりすぎてるねってくらい(いや、初代マクロス知らなくても十分感動すると思う)感動しました。

また瞬間、瞬間で挿入されるシェリルのコンサートシーンがまた素晴らしくって、バトルシーンに全然引けを取らないところがまた凄い。
まさに歌とバルキリーの戦場。

凄いなー、歌との融合って本当に凄い。

それでもこれがまだAパート。

どんだけ密度濃いんだよって話です。


■インフィニティ

密度の濃かったAパートを更に凌駕するのがBパート。

ここからは本当に凄い。

ここからが本当のマクロス。

歌とバルキリーと三角関係。
この真髄。

そして何よりマクロスがマクロスたる所以。
400M級で何故マクロスの名前を冠しているか?

しびれるなー。ほんと。

シェリルがコンサートのラストナンバーに選んだのは「インフィニティ」。

普段気丈なシェリルが涙ぐむところから既にぐっと来ていたんですが、ここからの心理描写なんかも歌に合わせて秀逸で、本当に凄いね。

ラストナンバーはシェリルのわがままを聞いて、ということですが、これは視聴者もこの展開を待っていた、というものですよ。

命を懸けるパイロットに贈る歌、それを聞きたかった。

そこでランカも気が付くんですよね。

アルトたちが宇宙で戦っている、ということに。

シェリルはそれを知っていて、そしてそれをアルトたちのために歌いたい、と。

そしてその曲「インフィニティ」を、きっと同じ気持ちでいるランカとともに歌いたい、と。

アルトとシェリルの関係を気にしてコンサートにも遅刻してしまうランカの悩みを吹っ飛ばすように、互いに想う人へ歌を届けようとする二人の歌姫。

そう、二人の歌姫なんだよね。
マクロスFの鍵は。

ここから突入していく歌とバトルシーンの融合、この凄さにはもう感動してしまって、涙でそうなくらいでした。
いや、実際、涙ぐんで観ていたような。

で、更にクライマックスはこの後、ってことで、どんだけ贅沢なんだ、この回(笑)。


敵戦艦?の中でルカを目の前に窮地に立たされるアルトを救ったのは、マクロスと歌。

最高過ぎる。

ダメだ、やられる、と思った瞬間に流れてきたのはシェリルとランカの歌「インフィニティ」。

それも「幸運のお守り」たるシェリルのイヤリングを通して伝わり、アルトに希望の火を灯す。

歌姫二人がパイロットを救う。


もう大感動。・゜・(ノД`)・゜・。。


そこに突っ込んでくるのはマクロス・クウォーター!!

やっぱり戦艦が変形しないとマクロスじゃないっしょー!!という往年のファンの期待を裏切らないぶっ飛び方!!

さすがにダイダロス・アタックはかまさなかったけど(笑)、マクロス・キャノン、超・爽快でした。

しびれまくり。

ボビーさんが完全に男声になってるのも笑えた。

いやー、歌とバルキリーと三角関係の高次元トライアングル、堪能しました。

素晴らしい。


■アイモ

またこのエンディングが素晴らしくて、ここで新キャラ、ブレラ・スターン(@保志さん)がハーモニカでアイモを!?

つか、ブレラって男だったんか!!
#OP見てずっと女性だと思ってた(笑)。

これは確実にランカとつながりがあるってことですよね。
最初にバジュラに滅ぼされた船団の生き残りか?

初代でいけば、リン・ミンメイに対してリン・カイフンがいたので、そういう展開でもありかもなー。
ランカじゃなくて、シェリルと関係あっても面白いと思うんだけどな(シェリルも親が分からない)。

OPでアルトのバルキリーと交差するシルエットはあの赤いバルキリーだったんですね。
ここでもランカを巡るトライアングルになるんだろうか?
#今回はパイロットとしてもアルトはライバル心むき出しにしそうだしなぁ。

それにしても、これだけ歌と本編を融合させる演出って本当に素晴らしい。

マクロスがマクロスたる所以、みたいな。
これを待っていた、いや、期待を遥かに上回ってくれました。


■あと気になるところ

今回片目のゼントランの老人が登場していましたが、彼がSMSのバックにいる?ヴィルラ氏?なんでしょうかね。

彼が持つ指輪の石が、シェリルの形見のイヤリングと似ているな、とも思ったんですよね。
#演出的にもそういう風に見せていた?

あの石を通してシェリルとランカの歌がアルトに届いた、と僕は思いたいのだけれども、その辺から更に妄想を膨らませるとシェリルもゼントランとのクォーターくらいだったり、とかありですか?
#ヴィルラ氏とシェリルは何らかの関係がある?

あと、グレイスさんのインプラントについては、怪訝な目を向けてる人もいたみたいだから、サイバネティクス関連でまだまだ何か出てくるのかも。
今回登場した赤いバルキリーは明らかに、これまでのバルキリーとは違うテクノロジーみたいだし、更なるオーバーテクノロジーが登場するかも。

先週書き忘れたところで、フォールド断層を越えられないのが、現在の人類、プロトカルチャーに由来する人類(ゼントラン含む)のテクノロジー限界だ、ということなのだから、今週のバジュラしかり、フォールド断層を越えて出現する、更なるオーバーテクノロジーがあり、その生命体?とのコンタクトが必ずある、ということになるはずですよね。

ゼントランとの遭遇も人類にとってはファーストコンタクトであり、オーバーテクノロジーの吸収だったんですよね。
#バルキリーはそういうオーバーテクノロジーを吸収して誕生しているし。

この辺も楽しみですよ、ほんと。


いやー、マジで堪能しました。
素晴らしかった。

これでサントラ「「娘(ニャン)フロ。」の購入は確定っす!!

マクロスF O.S.T.1「娘(ニャン)フロ。」
6/4発売。大ニュース、大ニュース(ランカ風に)。

ダイアモンド クレバス/射手座☆午後九時Don't be late


マクロスF(フロンティア) 1 (Blu-ray Disc)

やっぱりBlue-Rayで購入決定です。
新しいデッキを購入する意思を決めたのはマクロスFと言っても過言ではない(笑)。


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