When words leave off music begins.
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Vitali Chaconne [Arthur Grumiaux]
京都 伏見稲荷大社分霊
古墳時代六世紀より千五百年の間、
義経公冠奉安をはじめ、
数々の歴史を見つめ、
祭祀祭礼が行われてきた宮の森。
冠稲荷神社は、
平安時代の天治二年(1125)、
新田氏の始祖新田義重公の父、
源義国公創建と伝えられ、
伏見、豊川、信田、
王子、妻恋、田沼と合わせ、
日本七社のひとつといわれている。
承安四年(1174)源義経公は
奥州下向の折、当社が
源氏ゆかりの社であることを知り、
冠の中に勧請してきた
京都伏見稲荷大社の御分霊を鎮祭。
また、時を経て、新田義貞公は
元弘三年(1333)鎌倉幕府討伐の
兵を挙げるにあたり当社神前にて
兜の中に神霊の来臨を請い
戦勝を祈願されたと伝えられている。
この故事にちなみいつしか
冠稲荷大明神と
人々から呼ばれるようになったという。