3月9日(日)晴れ。暖かい日だった。
11時30分。
取り敢えずの、家事をこなし、母の施設へと向かった。
母が今の施設に移ってから、今年8月で、丸2年になる。
介護制度には、全くと言っていよう程、理解していない私。
長男夫婦に、任せっぱなしだ。
取り敢えず。
私は、週一度の面会(昼食介助)に、行くことを我が使命(出来る事)と
週一度の面会は、体調不良意外、よほどの用事が無い限りは、実行している。
実行。
何か、変な表現がだが、一番あてはまる様な気がする。
今の施設に移ってから。
私は、沢山の人達に助けられた。(利用者さん・お爺ちゃん・お婆ちゃん)
言葉のキャッチボールが、全くできなくってしまった母の代わりに。
「婆ちゃん!こんにちは!」
「こんにちは!」母の代わりに、返してくれたお婆ちゃん。
「婆ちゃん、美味しい!?」
「美味しいよ!」母の代わりに、返してくれたお婆ちゃん。
我が孫が訪れた時。
笑顔で、握手しくれたお爺ちゃん。(長女のお気に入り)
ある日。
昼食中に、震度4の地震が起きた。
職員の人達は、落ち着きていたが
テレビから聞こえてきた、地震警報音に、慌てふためく私に。
「大丈夫よ!この建物は、しっかりしているもの、倒れたりしなわ!
もし、倒れたとしても、誰かたすけに来てくれるから・・・・・・・・
でも、建物下敷きになったことは、私もないけどね!ウフフ・・・・・・」と
私を、落ち着かせてくれたお婆ちゃんもいた。
このお婆ちゃんは、食事が取れず、高カロリーゼリーを食べていたが
そのゼリーも受け付無くなり、後に、病院に入院する事になってしまった。
言葉のキャッチボールをしてくれたお婆ちゃんも。
孫と握手してくれたお爺ちゃんも。
落ち着かせくれたお婆ちゃんも。
今は、居ない。
そして今は。
母と、名前が一字違いのお婆ちゃんに助けられている。
「キミさん!こんにちは!」(名前で呼ばれる方が反応する母)
「はい!こんにちは!」母の代わりに、返してくれるお婆ちゃん。(キミヨさん・仮名)
キミヨさんは。
耳から入る言葉、音に、敏感に反応する。
クシャミ・怒鳴り声・会話・他の人が注意受けている言葉にも、反応してしまう。
そして、その反応は、自分の意に反し、笑ってしまう。
ある日。
「口開けないと食べれないでしょ!」
「食べ物で、遊ばない!」
「茶わん舐めない!」
職員の注意の言葉に(他の人)
「そんなこと言ってもねぇ~!」と、大声で笑ってしまった、キミヨさん。
面会に来ていた娘さんが、恥かしそうに
「お母さん!そこ、笑うとこじゃぁ~ないでしょ!」と、叱り飛ばした。
しかし、キミヨさんは。
「そうよね!そうだわよね!」と言いつつも、笑ってしまっていた。
そんなキミヨさんだが。
食事を介助してくれる職員さんには
「ありがとうよ!すまないねぇ~!」が口癖だ。
返しの言葉は、無し。
蒸気機関車に、石炭をくべるが如く、食事の介助をする職員。
そして今日。
私の介助で、ゆっくり食事をする母を見て。
「美味しそうに、食べてるねぇ~!」と、言っていたキミヨさん。
母より遅くに配られた食事を、母より早く食べ終えてしまっていた、キミヨさん。(介助で)
遣りきれなかった。
現実だ。
現実なのだ。
批判でも、抗議でも無い。
現実だから・・・・・・・・。
私の実行も、現実。
そして。
助けられているのも、現実。
「ありがとう!」
「ありがとうございました!」
「助かっています!」
これは、私の本当の気持ちです。
そして、現実です。
11時30分。
取り敢えずの、家事をこなし、母の施設へと向かった。
母が今の施設に移ってから、今年8月で、丸2年になる。
介護制度には、全くと言っていよう程、理解していない私。
長男夫婦に、任せっぱなしだ。
取り敢えず。
私は、週一度の面会(昼食介助)に、行くことを我が使命(出来る事)と
週一度の面会は、体調不良意外、よほどの用事が無い限りは、実行している。
実行。
何か、変な表現がだが、一番あてはまる様な気がする。
今の施設に移ってから。
私は、沢山の人達に助けられた。(利用者さん・お爺ちゃん・お婆ちゃん)
言葉のキャッチボールが、全くできなくってしまった母の代わりに。
「婆ちゃん!こんにちは!」
「こんにちは!」母の代わりに、返してくれたお婆ちゃん。
「婆ちゃん、美味しい!?」
「美味しいよ!」母の代わりに、返してくれたお婆ちゃん。
我が孫が訪れた時。
笑顔で、握手しくれたお爺ちゃん。(長女のお気に入り)
ある日。
昼食中に、震度4の地震が起きた。
職員の人達は、落ち着きていたが
テレビから聞こえてきた、地震警報音に、慌てふためく私に。
「大丈夫よ!この建物は、しっかりしているもの、倒れたりしなわ!
もし、倒れたとしても、誰かたすけに来てくれるから・・・・・・・・
でも、建物下敷きになったことは、私もないけどね!ウフフ・・・・・・」と
私を、落ち着かせてくれたお婆ちゃんもいた。
このお婆ちゃんは、食事が取れず、高カロリーゼリーを食べていたが
そのゼリーも受け付無くなり、後に、病院に入院する事になってしまった。
言葉のキャッチボールをしてくれたお婆ちゃんも。
孫と握手してくれたお爺ちゃんも。
落ち着かせくれたお婆ちゃんも。
今は、居ない。
そして今は。
母と、名前が一字違いのお婆ちゃんに助けられている。
「キミさん!こんにちは!」(名前で呼ばれる方が反応する母)
「はい!こんにちは!」母の代わりに、返してくれるお婆ちゃん。(キミヨさん・仮名)
キミヨさんは。
耳から入る言葉、音に、敏感に反応する。
クシャミ・怒鳴り声・会話・他の人が注意受けている言葉にも、反応してしまう。
そして、その反応は、自分の意に反し、笑ってしまう。
ある日。
「口開けないと食べれないでしょ!」
「食べ物で、遊ばない!」
「茶わん舐めない!」
職員の注意の言葉に(他の人)
「そんなこと言ってもねぇ~!」と、大声で笑ってしまった、キミヨさん。
面会に来ていた娘さんが、恥かしそうに
「お母さん!そこ、笑うとこじゃぁ~ないでしょ!」と、叱り飛ばした。
しかし、キミヨさんは。
「そうよね!そうだわよね!」と言いつつも、笑ってしまっていた。
そんなキミヨさんだが。
食事を介助してくれる職員さんには
「ありがとうよ!すまないねぇ~!」が口癖だ。
返しの言葉は、無し。
蒸気機関車に、石炭をくべるが如く、食事の介助をする職員。
そして今日。
私の介助で、ゆっくり食事をする母を見て。
「美味しそうに、食べてるねぇ~!」と、言っていたキミヨさん。
母より遅くに配られた食事を、母より早く食べ終えてしまっていた、キミヨさん。(介助で)
遣りきれなかった。
現実だ。
現実なのだ。
批判でも、抗議でも無い。
現実だから・・・・・・・・。
私の実行も、現実。
そして。
助けられているのも、現実。
「ありがとう!」
「ありがとうございました!」
「助かっています!」
これは、私の本当の気持ちです。
そして、現実です。