もうすぐ50歳・・・。

平凡だけど・・・あしあとのこしたい。

義母・・・(感謝)

2007-11-29 23:18:24 | Weblog
今朝、初めての「ごぼう炒り」を作った。(主婦歴26年)
夕べ作る予定だったのだが、遅くなってしまって諦めた。

私は、21歳で結婚、22歳で出産。
夫とは、16歳で出会い、付き合うこと6年。
高校時代は、恋愛に夢中。
外泊は日常。母にいい加減んな嘘を言い、外泊。
異変を感じ、兄(長男)に車で追いかけられ、夫は兄に、ぶん殴れたことも有った。それでも、私の外泊は止まらなかった。

そんな私は、掃除・洗濯は勿論、料理はまるで・・・・。駄目!
母の味は覚えているが、手順が分からない。

そんな私を仕込んでくれたのは、義母。
義母は、とても厳しい人だった。

ごぼう炒りは、義母の得意料理で
お客さんが多く訪れる夫の実家では、何時も大量の料理が。
私は、何時も大量の食材を、言われた通りに切った。
ごぼうを切らせたら、私は誰にもとは言わないが、負けない自信は有る。
その食材を料理する義母。
「仕事(料理)は、見て覚えろ!」義母の口癖。
私は、沢山の料理を、見て覚えた。

しかし、何故かごぼう炒りだけは・・・・。
「ごぼう炒りはなぁ!炒めて味を付けたら、何時までも火に掛けたら駄目だ!
味が付いたら、直ぐに冷やせ!外に出して冷せ!そしたら、歯ごたえの有る美味しいごぼう炒りになる!」義母の教え。

26年前の教えの通りに遣って見たのだが・・・?????
ごぼうは、ぱりっと好い歯ごたえなのだが・・・?????
「味」が今一、違う。納得いかない。

夕飯に、出した。
「あーちゃん言うほど美味しく無くないよね!」二人の感想!
「そりゃぁ~そうでしょう!あーちゃんが作った物に、美味しくない物は無いの!」言いながら・・・嬉しくって、にんまり!

「おから」もそうだが
私の「お袋の味」は、二人の母に支えられて・・・・・。

義母に「感謝!」の私だった。

父・母・・・(湯治)

2007-11-28 22:09:29 | Weblog
今日、夕べ作った「おから」を持って実家へ向かった。
明日から、二人は2泊3日の湯治へ・・・・。

「こんばんわ!」
父は、納屋でなにやら作業をしている。
「婆ちゃんは?」
「そこいらにいたべぇ~?」
母屋も真っ暗。離れ(隠居)も真っ暗。
私の脳裏には、家出騒ぎが甦った。
「どっちも真っ暗だけど・・・?」
母屋の勝手口を開けると。母は、真っ暗な台所で、鍋を火に掛けていた。
「婆ちゃん、居たの!何してんの?」
「味噌汁つくっぺぇと思って」

「明日から温泉だよね、準備したのがい?」
「準備って、別に何にもしてないけど」
「それじゃぁ~今から一緒にやっぺ!」

下着・ぱんつ・靴下・タオル・歯ブラシ。
準備をしながら、タンスの中の衣替えをした。
タンスの中は、半袖・長袖・夏の物の下着・冬物の下着・・・・。
それぞれが、ごちゃ混ぜ状態だった。

夏物を押入れタンスにしまい、タンスの中を整理した。
「あら~!さっぱりしたない!」母は、他人事の様に。
「なんだぁ~!さっぱりしたなぁ~!これだったら大丈夫だべぇ!
明日からは、何回も、あっち着たり、こっち着たりでぎるわぁ~。まじがって俺のズボンはがねぇように、名前はっ付けてやっぺぇ!」
「そうだない!名前はっ付けたら、まじがわねぇくっていいわぁ~!」
父の提案にあっさり同意した母。
今日の二人は、終始笑顔だ。明日の湯治が楽しみらしい。
「おめぇ~!着物持ったのが?」
「着物なんて、持ねぇよ~!」
「踊り踊ってくだっしょ。なんて言われんでねぇのが?」
「一人で踊りなんて・・・・」
「なんだおめぇ去年踊ったべぇ~!」

父と母の話は尽きない。
良かった!明日からの湯治。思いっきり楽しんで来てほしい。

「爺ちゃん、今日は、○○が持って来てくれた、きらずと、味噌汁と、ほうれん草のおひたしで、御飯食うべない!」
「そうが~!きらずが~!」

「そんじゃぁ!温泉楽しんできてね!」
「どうもない!ご馳走様!」(母)

私の脳裏には、二人の笑顔が何時までも張り付いていた。


父・・・(好物)

2007-11-27 21:25:57 | Weblog
今日、今年初めての、おからを作った。
冬になると食べたくなる一品だ。父の大好物である。

「お袋の味」
おからも、そうなのではないだろうか?

おからは、いろんな野菜を炒め、おからと混ぜ合わせる。
一度に大量出来上がる。
毎日毎日、食事の度に出てくる、おから。
子供の頃は、大嫌いだった。
しかし今は、冬になると食べたくなる。

明日、父ちゃんに持って行こう。



夫婦・・・(鎌倉散策の旅)

2007-11-25 14:42:54 | Weblog
11月23日鎌倉散策の旅。

朝食を息子と済ませ、洗濯、掃除を済ませ、10時20分
夫と約束した待ち合わせの品川駅(11時10分)へ向かった。
息子は、相変わらず無口だった。

11時、品川駅に到着。
夫は、11時10分ピッタリに到着。「流石だ!」
品川駅から、横須賀線に乗り、北鎌倉へと向かった。
今回も夫は、グリーン席を用意していてくれた。

12時、北鎌倉に到着。
今回は、北鎌倉から鎌倉まで歩く行程だ。

北鎌倉駅のホームは、観光客でいっぱいだった。
紫陽花の季節に、この駅に降りたが、その時ほどの賑わいよりは少し少ないものの
かなりの賑わいだった。

先ずは駅を出て直ぐの、円覚寺。
山門に続く階段脇の、もみじの木は、緑の葉と紅く色付いた葉が混ざり
その葉は、光に照らされ、輝いて綺麗だった。

「わぁ~!綺麗だねぇ~!」
私は、夕べ、今朝の息子の様子が気になり、楽しむ余裕を失くしかけていたが
この、もみじの紅葉に・・・・・。気持ちが切り替わった。

急な階段を上り、そこには、国宝の大鐘が。
朽ち果てた大きな柱の櫓に吊るされた、大鐘は見事だった。

東慶寺。(駆け込み寺・縁切り寺)昔、さだまさしの歌に・・・・。
境内は、ひっそり、ひんやりした感じで
「縁切り・・・・」という言葉が、脳裏に浮かんだ。
境内を散策していると
桜?桜の花が咲いている・・・・。何時かテレビで観たのを思いだした。
桜には、10月桜・11月桜・12月桜が有る・・・・。
この境内の桜は、10月桜。
春の桜と違って、華やかでは無いが、とても可愛いく可憐な花だった。

上智寺。
鎌倉七福神中の布袋尊。二人はそれぞれの願いを込め、布袋尊のお腹を擦った。

建長寺。
時間は何時だったのだろうか?
境内にある、三箇所の鐘から、順番に鐘の音。
それぞれに違った音色は、静かな境内に響き渡っていた。
心に染み渡る音色に暫し足を止め、二人は耳を澄ました。

小町通りを歩き、鎌倉駅へ。
私は思い出のある、材木座・光明寺へ行って見たくなった。
夫は、私の希望を聞き入れてくれた。

二人はバスに乗り、材木座へ・・・・。
材木座の街の様子は、30年前と変わらない佇まいだった。
海岸は夕焼けに染まりとても綺麗だった。

光明寺。
山門を見た瞬間、30年前の思い出が甦った。
「懐かしい・・・。そうそう、この山門・この境内・この木・この電話ボックス・・・」思い出話に・・・・・。
全て、懐かしく、気分は30年前に・・・・。
「昔、ここに泊めて頂いたのですが・・・今は?」
「昔は遣っていましたが、今は遣っておりません」
月日は、30年を経たのだと、47歳の自分に引き戻された。

今回の鎌倉散策の旅。
思い出の光明寺・材木座を訪れることも出来た。
夫に「感謝!感謝!」

5時過ぎ、鎌倉を後にした。












息子・・・(何故?)

2007-11-24 21:20:15 | Weblog
11月22日、仕事を終え6時2分発在来線に乗り息子の所へ出発した。
息子の様子伺いと証して・・・鎌倉散策旅の予定だ。
夕方から雲行きが怪しくなり、強風となり。
在来線は、強風の為徐行運転となっていた。
6時33分発の新幹線、ぎりぎりの到着となってしまった。

9時。等々力駅到着。
息子は9時30分までバイトの予定・・・・。
私は、バイト先の焼き鳥やへ、嫌がっていた息子を無視して、直行した。

入り口で怪しいおばさんになり、中の様子を伺う。
息子は入り口の怪しい叔母さんの姿に気付き・・・・目が合う。
息子は、そ知らぬ顔で無視。

「今晩は~!」・・・「いらっしゃんませ~!」
お店は、店長さん、バイト二人(息子を含め)三人で営業している様だ。
バイトのお兄さんが、息子のよそよそしい態度に疑問を持ち・・・。
「あ!これお袋・・・」「なんだ!早く言ってよ!」
「初めまして、○○の母です。お世話になっております。
お兄さんに挨拶をし・・・。
店長さんに再会の挨拶をし、お土産を渡し、ビールを頂いた。

息子は、照れているのか笑顔が見えない。

暫くして、賄い食で夕飯に・・・・。
鯖の焼き物の様だった。
息子は、魚は第の苦手だったのだが、全て食べたらしい。
これも、バイトのお蔭なのだろう。
お店は、次々のお客さんで賑わいで
10時30分、バイト終了となった。

息子の働く姿を見る事が出来た私。
危なっかしくって・・・。
頼もしくって・・・・。

これまで、仕込み、鍛え、面倒みてくれた
店長さん、女将さん、そして仲間の皆さんに、感謝に気持ちでいっぱいだった。
「ありがとうございます。そして、これからも宜しくお願いします。」
の挨拶をして、息子と二人お店を後にした。

明日は、鎌倉散策。
夫との待ち合わせは、品川駅ホーム、11時10分。

それにしても、息子の様子が何時もと違うのが気掛かりな私。
部屋へ戻ってからも、会話が弾むことは無かった。




兄弟・・・(難しい)

2007-11-21 22:51:55 | Weblog
昨日午後から、我が家で母と2時間余りを過ごした。
五色沼へ行ったときの写真をパソコンで見たり。
母に茶碗を洗って貰ったり。楽しい時間を過ごした。

父を市民会館へ向かえに行き
三人で、父の病院へ行った。
注射を終え実家へ戻ったのは5時を過ぎてしまった。
その足で、床屋の兄(次男)の家へ向かった。

お店に入ると・・・。そこには、実家の兄(長男)がいた。

兄(長男)は母の家出騒ぎを知らなかった。
父は、話さなかったのである。
私と次男は、父は絶対話さないと分かっていた。
次男の方から、長男へ話すということにしていたのだが・・・。

「なんだって!昨日婆さん居なくなったんだってな!俺は全然知らなかったぞ!
親父は何にも言わないし・・・。
まったく、何遣ってんだか?親父はぜんぜん関係ないんだがら・・・。
あの人は、ちっとも面倒なんかみらんねんだ!
まったく、困っちまうんだよなぁ~!・・・」(長男)

「違う!それは、間違ってる・・・間違ってるよ!」
その言葉が言えない。どうしても、出ない。

母の今日の様子を話した。
昨日ファミリーマートに行ったことも覚えていた事。
父と喧嘩したことも覚えいた事。
温泉の話も覚えていた事。
しかし、その出来事は母の記憶では、繋がって無い事。

「デイサービス行った方がいいんじゃぁない!」(私)

「だめだぁ~!親父に話しても、そだどこに行ったって帰ってきっちまうがら、って言って、話になんねぇ~んだがら!」(長男)

「でも、行った方が、病気も進まないかも知れないよ!」(私)

「いやぁ~!お袋の病気は前のまんまだ。今の所は進んでねぇわ!
まだ、直ぐって言う訳でもねぇな!
親父、俺達にいわねぇがったのも、また、デイサービスの話になると思ったんじゃぁ~ねぇのがなぁ・・・・」(長男)

上手くいかない。
何でなんだろう?あれもこれも、言いたい事が山ほど有るのに・・・。
言ったら駄目!全て駄目になってしまう。

兄弟って難しい。
何時からこんな兄弟になってしまったんだろう?
何時からこんな親子になってしまったんだろう?
同居している長男家族の苦悩も・・・。
父と長男の確執も・・・。
分かっている積もり・・・。

積もりでは、駄目なのか????????

一番の問題は、母の病気ではない!
私達・・・・・・家族だ!


母・・・(記憶)

2007-11-20 19:40:02 | Weblog
昨日家出騒ぎを引き起こした母。
父は今日、今年最後の画伸会(水墨画教室)だったのだが。
昨日のことが気になり、「欠席にするしかない」と言う父。
今年最後と聞いて、午後から仕事を休む事にした。

午後1時。
「こんにちは~!爺ちゃん行くよ~!」
二人は準備をして待っていた。
「俺。今日は最後まで遣ねぇで、早めに終わって来るは」
「爺ちゃん、今日注射の日じゃない?」(私)
「んだがら・・。早めに終わって来て、それから注射にいぐべぇ」(父)
「じゃぁ~。終わったら真直ぐ、病院に行くかい?」(私)
「おめぇ~。大丈夫が?」(父)
「大丈夫だよ!婆ちゃんと家(我が家)待ってるよ」(私)
「そうが!んじゃぁ~そうすっか。」(父)
話が決まり、三人で実家を出た。

昨日兄が、母の姿を見掛けたという
ファミリーマートの前を通り過ぎようとした時。
「このコンビニは、繁盛してんだわい!
昨日夕方、何か爺ちゃんに買って遣ろうと思って、お店に入ったら、
お客さんがいっぱいでたまげちまって、何にも買えなかった・・・・。」(母)
「そうだったのがい。夕方でいっぱいだったのかな?」(私)
「車もここいら、いっぱい通って、おっかなぇようだったわい」(母)
「婆ちゃん、今度明るい時に来て見たら。暗くなってからは危ないから」(私)
「そうだない!」(母)

周りの山々の紅葉を眺めながら・・・。
母は、紅葉の綺麗さに、心を弾ませながら、終始笑顔
会話も頗る快調だった。

父を市民会館へ降ろし、我が家へ向かった。
「婆ちゃん、今朝の茶碗洗って無かったら、茶碗洗って!」
「いいよ!私、茶碗洗いぐらいなら出来るから・・・」
母の声は弾んでいた。

「昨日、爺ちゃんと喧嘩したんだわい」(母)
「そうなんだ・・・。なんで?」(私)
「なんでだったが、忘れっちゃったげんちょも・・・・。」(母)
母は、ファミリーマートまで歩いて行ったことも覚えている。
父と喧嘩したことも覚えている。
しかし、その二つの出来事が繋がっていない。
なんとも不思議な記憶だ。

日が落ちると、落ち着かなく母。
喧嘩の原因は、温泉(二泊湯治)のことだったらし。
父が二泊で温泉に出掛ける予定だったらしく。
自分は一人になってしまうことに・・・・。

今日父は、一人追加の連絡を入れたそうだ。

「爺ちゃんは、豆に働いてくれるし、この頃は優しくなったわい。
爺ちゃんには、頭に乗っから言わないげんちょも・・・」(母)
茶碗を洗いながら、嬉しそうに言っていた。

これで、解決した訳では無いが。
ひとまず安心した私だった。






母・・・(家出・・実家)

2007-11-19 20:06:52 | Weblog
夕方5時、職場で帰り支度をしていると・・。
「○○さん。旦那さん来てますよ」
「えぇ!まだ早いのに????」夫は血相顔???
「婆さんが居なくなった。○○に行くって、怒って・・・・??」
「何の話??」

父と口喧嘩をした母が、実家へ帰ると言って出て行ってしまったと言うのだ。
急いで、着替えをし、車に乗り込んだ。

携帯が鳴る。
「俺だ!(次男・兄)今ファミリーマートの所で、お袋の姿見つけたんだけど、
車ユーターンして降りたら、姿が見えなくなっちまった。
今、○○方面に歩いているんだけど、見当たらない・・・・」
「そんじゃぁ~。私は、ファミリーマート付近捜して見るから・・・」

今日初雪が降り、今年最高の寒い日となった。
夕方この寒い中何処を歩いているのだろう?
お店の中を探す・・・・いない。
辺りの細い道路を歩いて見るが・・・いない。
車に乗り、バス停(母が仕事をしている時に利用していたバス停)の方に行って見たが・・・いない。
暗闇は、不安を一層掻き立てる。
「何処に行っちゃったんだろう?」
「しっかりしろ!」夫。

探し廻って数分後、実家へ電話をした。
「もしもし~!○○ですけど!」母の声。
「婆ちゃん、帰ってたの?・・・」
「あら!チョットそこいらまで、行って見たんだげんちょも
寒くって今日当たりは、何処にもいがんにぇわい・・・」
「そうだよねぇ~・????????」(私)
一気に力が抜けてしまった。

兄に連絡をした。
「あ!俺今実家に向かってる・・・」
「んじゃぁ~。私はこのまま帰るよ、爺ちゃんに、婆ちゃんのこと怒らないでって言って。さり気なく行ってよ・・・」
「あぁ!解った」

私は、胃がギリギリして、吐きそうだった。
父の、不安は如何許りだったろう。

父は、兄・夫に電話をした後、母の実家へも電話をした様だ。
実家の弟は心配して、車で探してくれたようだ。

心配して集まった兄・母の弟。
母は、何事も無かった様に「寒くなったない。お茶どうぞ!」
と、接待していたそうだ。

夕方になると、不安定になる母。
これから、父の負担も倍増になりそうだ。

何とか・・・。
解決策は・・・。

でも、実家なのか。私の家では駄目なのか。
実家、やっぱり実家なんだ。
私も、やっぱり実家になるのだろか?