3RD EYE STUDiOS
街角の映像制作下請け零細業者のブログ




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このニュースは映像業界以外にはそんなに影響がないと思う。いまやWindowsユーザーでQuicktimeをインストールしている人はほぼいないのではないだろうか。しかし映像業界ではそうもいかず、面倒だと思いつつもMacとの互換性を考えるとQuicktimeをインストールしなければならず、MOVというファイル形式(ラッパー)を扱う準備をしておかなければならなかった。しかし先日、Quicktime For Windowsサポート終了という衝撃のニュースが飛び込んできて状況が変わってきた。

 


Quicktime For Windowsサポート終了

Quicktimeは多くの人にとっては単なるプレーヤーで、「Quicktime?はあ?そんなもんまだ使ってる人いるの?VLCプレーヤーのほうが優秀だよ?」てな印象であろう。しかしQuicktimeはMOVというファイルと紐づけされていて、映像制作に携わっているとMOV形式のファイルを扱うためにどうしてもインストールしなければならないアプリケーションであった。

たとえQuicktimeというアプリケーションを一度も立ち上げなかったとしても。

ところが、QT For Winのサポート終了および2件の脆弱性が放置されたままで危険、というニュースがいきなり浮上。現在進行形で「Windowsユーザーはどうするべきか?」という状態だ。

僕はまだQT入れている。

 


GoPro CineFormコーデック

先ほど、Adobe公式ブログでこのようなエントリーがアップされた。

QuickTime Windows版のサポート終了について

このエントリーを読むと、今後はGoPro CineFormを使ってください、と推奨しているようだ。

GoPro CineFormをご存じない方はこちら(Adobeのページ)。

 

僕なりに解説すると、CineFormは結構歴史が長く、昔はライセンスに10万円ほども払わされた高機能なコーデック。僕はそのライセンスを2つも買ってた。たかっ!!!当時の悲しい領収書を記念アップ。

 

なぜCineFormコーデックを2つも買っていたかというと、2009年に5D Mark IIで映像制作を始めたとき、MOV H.264の編集ができず、中間コーデックが必要だったから。

Canon 5D Mark II撮影素材を本格編集してみた


当時、CineFormはアカデミー賞受賞作品である「スラムドッグ・ミリオネア」で使われたというニュースがあり結構話題になっていた。で、単純な僕は、「ハリウッドの長編映画で使われるコーデックだから良いものだろう!」と導入した。

その後、CineFormはGoProに買収され、無料で開放(オレ涙目)。

現在、CineFormコーデックは業界団体であるSMPTE(米国映画テレビ技術者協会)標準のコーデックとして採用されている。こちらはそのニュース記事。

GoPro's CineForm Codec Is Now an Industry Standard

 


今後どうすべきか?

とにかくProResを使うのをやめよう。CineFormにしましょうということにつきる。Windowsユーザーだけではどうしようもないので、Macユーザーの皆さんにお願いしたいのは今後ファイルの受け渡しは、ご面倒だけどCineFormをインストールしてCineFormで書き出してください。

というわけでコーデックのダウンロードはこちらから。

Macユーザーの方々、「Quicktime For Windows終了?おれたちにはかんけーねー」じゃなくてご協力お願いします!

ちなみに上記アドビの日本語ブログではだいぶ丸く書いてあるけど、英語版は結構アップルを批判する調子で書いてあるのが笑う。

 

Adobe’s desire has always been to support everything natively without the need for QuickTime. As a result of the above we intend to increase our efforts to remove these incompatibilities, and provide our customers with a complete native pipeline.

アドビは常に、Quicktimeに依存せずすべてのファイルをネイティブサポートできるよう望んできました。QT for Winサポート終了の結果、ユーザーのみなさんに完璧なネイティブパイプラインを提供できるように、我々はより一層の非互換性排除の努力をしていきます。

 

ものすごく「アップル○ね!」なニュアンスを感じ取ったのはオレだけだろうか(笑。



コメント ( 19 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
なるほど。 (raitank)
2016-04-17 13:34:54
ぼくは大昔から Macユーザーで、ProResラブです。正確に言うと、QuickTimeはどーでもいいんだけど、ProResというファイル形式は、収録用にも編集用にも向く素晴らしい万能動画フォーマットだと思っています(未だかつて Windows OSを使ったことがないので単なる偏愛ですが)。

ついでに言えば、収録フォーマットとしての H.264が大嫌いで(視聴フォーマットとしては OK)、だから、その派生である AVC-HDやら XAVCでの収録も嫌い。Blackmagicや Arri、REDが収録用圧縮フォーマットとして ProResを採用したのは正解だと信じています。

3rd Eyeさんが ProRes嫌いなのは以前から知ってましたが、これでその他の Windowsの人にとっても、セキュリティ問題も絡んで名実ともに『ProResは使えない状況になった!』という理解で正しいでしょうか?

今、さっそく CineFormコーデックをインストールするために「GoProデスクトップアプリ」をインストールしました。今後 Windowsな人とのデータのやり取り時には注意するようにします。押忍。
 
 
 
そうなんです。。 (3RD EYE(管理人))
2016-04-17 13:53:33
raitankさん

どもです!ProResは良い悪いはおいておいてWindowsだと扱い辛くてほんとめんどくさいんですよ、、、嫌いというかその1点ですね。もう「なんとかしてくれーー!」って叫び続けて40年です。


で、おっしゃる通り問題は収録用圧縮フォーマットなんです。ArriやREDはたいていRAWで収録しているので、「元データください!」って言えばいいのですが、BMDや将軍ではMOV ProResで収録される確率が高く、まだ即座にアンインストールできない、という現状です。


どうしたらいいんだろう。。っていうか2件の脆弱性でどんな酷いことが起きるんだろう、、と戦々恐々としてます。でも、もうQTアンインスコしようかなあ、、、と。


この稿を書いたのはMacユーザーが知らぬ存ぜぬだと結構混乱するなーと思ったというのが理由なんで、raitankさんに「押忍!」と言っていただけるとすっげー心強い!!

いやあ、もういいかげんMac vs Winの戦争は終わって平和になった~と思ってたら、Appleさんはほんとうに好戦的ですね(笑
 
 
 
不勉強でした! (freiheit)
2016-04-17 15:40:01
ウチも三度の飯よりProRes好き!を貫いて来ましたが、Win環境で本格的に蹴られるとなるとポスプロさんの対応に合わせていかなければいけませんね。

大きなお仕事だとraw渡して現像してもらうかTIFF連番持ってお邪魔するかで済んでますが、結構ProResHQで完パケまで行く事も多いんですよね、Web系のお仕事納品など。良い機会なので今やってる案件CineFormで持ってって良いかスタジオさんに聞いてみます!

しかしCineForm、GoProかKinefinityくらいしか扱っていないな、なんて詳しく知らぬまま勝手に見下してました(失礼!)元々そんな高いライセンス料が発生するような業務コーデックだったんですねー。いやぁ不勉強だなぁ。色々。

あとはウチの作業環境でProRes並みにサクサク動いてくれれば万事オッケー!なのですが、非力なMac環境だとProResだけなんですよね、4Kサイズ扱えるの...制作環境アップデートする資金もないし困ったものです。トホホ。
 
 
 
そうなんです。。。 (3RD EYE(管理人))
2016-04-17 15:57:25
freiheitさん

どもどもです!

CineFormがGoProに買収されたというニュースは誰よりも衝撃でした。そして、まさかの無料開放、、、、orz オレの20マソ返せ~~~~~!!!!と夜中に叫んでましたよ。正確には499ドル(HD版)というライセンスもあったのでその更新料と含め合計1700ドルくらいですが、、

KinefinityでCineFormを採用しているのはAppleの高いライセンス料が発生しないからですかね。


ところで最近の映像業界におけるMacの市場占有率ってどんなもんでしょうか?あちこちでMacからWinに乗り換えたという話を聞くんですが、、もちろん理由はMacProが3年もリプレースされていないということだと思うのですが。

もしかしてApple自身ProResはもういい、みたいに思ってるのではと勘ぐってたり。。

あの人たちいつもいきなり全く違うフォーマットに変更したりするの得意だから。
 
 
 
悲しいやら、、、 (ragi)
2016-04-18 01:09:23
僕の以前いた業界ではMOVはアウトでWMVで納品が常だったので、マカーの僕はかなり肩身がせまいというか、そのためにWinの環境でEDIUSを使ってMOVからWMVへの橋渡しをやっての納品で、かなりストレスな環境だったんですが、やっとこさMOV環境でストレスなく納品できる仕事にシフトできてたと思ったら、、、、。なかなかうまく事は運ばずですね^^;;

CineForm…僕もGoProかぁ、、、でちょいと見下し感が(ごめんなさい、、、)有ったんですが、こんな立派なコーデックだったとは、、、、。

願わくば業績の悪いGoProがCineFormをAppleに買収されないように願うばかりですかね、、、。
 
 
 
そうなんです。。。。 (3RD EYE(管理人))
2016-04-18 07:31:27
ragiさん

GoProの名前がついているので誤解しがちですがCineFormはバリバリのハイエンドのコーデックです。

ただ白状すると僕はだいぶ昔にCineFormを使うのをやめてしまってGrassValleyに乗り換えて今に至ってます。なぜか、CineFormでAEからレンダリングすると時々黒いフレームが出てその原因が分からずどうしても直らなかったのです。サポートにも連絡して何度もやり取りしたのですが、個別の問題っぽくて。。

ですが、昔と違って今は情報も多いですし、Adobeが推奨しているくらいですからもう業界標準にしてしまってもいいのかなと。

> MOVはアウトでWMVで納品

WMVというのもこれまたメンドイ仕様ですよね。僕もWMVって言われると「なんで?」と思います。しかもよくあるのがWMVとMOVと両方くれ、というやつ。もうmp4でええやん!!!といつも思うのですが、いったんそれで脳が固まってしまうとかたくなにMOVとWMVと両方なんですね。。

Adobeさんじゃないけどいい加減もう統一してくれ!!!!!!!!
 
 
 
WinのAvidですが・・・ (MrHechang)
2016-04-18 09:30:54
なぬ! なんちゅうことを。
このような事態を予期してか、しばらく前から、Avid Media Composerは、ProResがネイティブになってたんです。つまり、DNxHD、DNxHRと同じ扱い。普段はあまり意識することはないのですが、思い切ってQTをアンインストールしてみました。すると、ProResのQTはいままで通り、読めてますね。Avid Codec LEというのが入っているので、こいつで読んでるのかな・・・。
ただし、当たり前かもしれませんが、書き出しのメニューの中からMOV関連は消えてました。ぐすん。
Avid使いの場合、他のソフトにちょいとファイルを渡す場合、QuickTime Referenceをよく使います。音声ファイルは実体ファイルを書き出すのですが、画は、参照ファイル(AvidのファイルをQTとして、ここからここまで読みなさいという命令だけ?)というMOVファイルです。これだと、どんなに長いタイムラインでも、ほんの数秒で書き出せます。これを他のソフトで読んで、加工して、Avid CodecのQTやアニメーション圧縮のQTを書いてAvidに戻して・・・。あ、QTないと困るやん!
今から、またQT入れます! 2件の脆弱性って何なんでしょうね。
 
 
 
そうなんですね! (3RD EYE(管理人))
2016-04-18 10:10:59
MrHechangさん

> ProResのQTはいままで通り、読めてます

それはすごいですね。AdobeのブログではAvidはMXFラッパーを推奨してましたが、、

QTのアンインスコ、僕はまだやってませんが、AdobeソフトではProRes以外のMOVは読めるということなので、仕事おちついたら試験的にアンインスコしてみようかなと思います。

ただ今僕が使ってるVegasはたぶんQTがないとダメなのでPremiereへの乗り換えが前提になってしまいますが。。

あと、おしゃる通り書き出しですよね。

それにしても本当に2件の脆弱性ってなんなんだろうと。
米国政府によると

Computer systems running unsupported software are exposed to elevated cybersecurity dangers, such as increased risks of malicious attacks or electronic data loss. Exploitation of QuickTime for Windows vulnerabilities could allow remote attackers to take control of affected systems.

ということで、「悪意のある攻撃、データ消失、外部からコントロール」とか、あまり具体的なことは書いてないんです。

何か起こるにしても自分のPCが一番最初じゃない!と思って続報を待ってます(笑
 
 
 
情報ありがとうございます (MrHechang)
2016-04-18 11:20:59
そうですね、誰もオイラのPCなんて狙ってない、と思うことにしときます。

>VegasはたぶんQTがないとダメなのでPremiereへの乗り換えが前提になってしまいますが。。

両刀使いになっちゃえばいいのではないでしょうか、近い将来的に。

最近、Final Cut Ⅹがアレなんで、Premiere、Premiere、Premiere・・・みたいな雰囲気が出てますね。僕は、Avidの前、大昔、Premiereを使っていたので、それほどPremiereにアレルギーはありません。先日、ちょっと暇な時期に、YOUTUBEでいいチュートリアル(外人のやつ)をみつけたので、ショートカットを覚えながら一通りやってみました。Premiereもそこそこいいですよ。ただ、2、3、編集に対する考え方がAvidと大きく違うところがあるので、そこは、やはり納得できない。なので、サブ的に、Premiereも使えるよん、と回りに言える程度でいいかなと思ってまーす。
管理人さんも、同じように、Vegasにこだわり、あるんでしょうねえ。
 
 
 
そうなんですよね~ (3RD EYE(管理人))
2016-04-18 12:00:12
MrHechangさん

> 誰もオイラのPCなんて狙ってない

そうですね!僕もそう思って最初の被害者が出るのを待ってます!

> 両刀使い

最近いちどPremiereを使おうとしたことがあったのですが、そのときは音声同期プラグインのPlural Eyesが非常にめんどくさかったのであきらめました。

その後Plural EyesがアップデートしてPremiereとの親和性が上がったので試してみようと思ってます。

というかVegasはもうディスコンっぽいんですよね。。。


僕は昨年どうしても必要があってAvidを使ったんですが、ぜんぜんダメでした(笑 Avidはムズイ(笑

Vegasは音の取り回しと軽さだけです。それ以外は何もいいことがないです。単体ではロクなテロップも入れられないですし。。ただ、その「音」のおかげでわりと僕独特の特徴ある編集ができるなーなんて思ってます。

ただPremiereがおっしゃるように主流になりつつあるんで、業界との親和性を考えても覚えておいても損はないなーーと。。
 
 
 
今回も衝撃でした。。。 (dk)
2016-04-18 16:25:15
お久しぶりです。
aftereffectの記事以来です。

今回の記事にも衝撃を受け、いい機会なのでコーデックの種類を調べたり整理してみようと思い立ったのですが、、、いやはや、底なしですね。
大きい会社はとりあえず自分のとこのコーデックを開発してしまうという。。。
アドビが専用のコーデックを出していないのが逆に不思議なくらいです。

調べていてh.264の正式名称がH.264/MPEG-4 AVCと初めて知ったのですが、
MPEG4とAVCシリーズの区分けがイマイチわからなくなってきました。。。というか、一緒のもんなん?と思って調べたりしても、微妙に違うとか。
まだまだ勉強不足です。

時間ができたら容量や画質を検証した、自分なりのコーデック一覧表を作ってみないとですね。。。
 
 
 
H.264 (3RD EYE(管理人))
2016-04-18 22:07:22
dkさん

どうもですご無沙汰です!!

上でraitankさんが書いてらっしゃる通り、AVCHDもMP4もMOV H.264もどれも基本は同じことかと思います。例えばMOV H.264で書き出しても拡張子の.movを手書きで.mp4と書き直せばmp4にもmovにもなります。AVCHDは.MTSというファイルですがこれも拡張子を書き換えれば.movにも.mp4にもなんにでもなります。いちどやってみてください。どれに書き換えても問題なく再生できるはずなので、、、

なので基本の技術は同じですね。見た目のファイルが違うだけで。。

最新はH.265という技術で、HEVCと名づけられましたがこれもいろんなファイルになるのかと予想します。


で、このH.264は圧縮が非常に効率的でファイルが小さくなり転送速度も小さくて済むのでディスクやメディアに書き込むのに効率がいいんですね。しかし、raitankさんが仰る通り、撮影フッテージとしては基本的にはカラコレできる素材ではないし、あっという間に破たんしてしまう。そしてこの稿で問題になっている中間コーデックとしても使えたもんではない。

基本的には最終完パケのみで使うもので、撮影素材として使うのは「過渡期だから」だと思います。


今僕なんかはH.264の撮影素材を誤魔化し誤魔化し使ってますが、本来的にはRAWがいいですし、ハイエンドの仕事でH.264はあり得ない。


話は変わりますが、GoProがCineFormを買った!無料になった!というのは衝撃でしたけど、なぜGoProがCineFormを無料配布するようにしたかというと、GoProソフトウェアを無理やりインスコさせるためと、CineFormが普及することでGoProの存在感が上がるということだと思います。


その意味で、Adobeの独自コーデックというのは実は考えづらいんですね。というのはAdobeが独自コーデックを作ってしまうとそれを囲い込んでしまわなければならない。。そうすると本文に書きました「あらゆる素材をシームレスにネイティブパイプラインでつなぐ」というAdobeの思想に反することになってしまう。Adobeコーデックがあるほうが安心ですけど、Adobe使ってないユーザーもいっぱいいますし、、、、Macユーザー限定のProResが陥ってしまうことと同じことが起きてしまうと思います。


長くなりましたが、このコーデック問題は本来アウトプットになんの関係もない話。クライアントさんは全くこんなことはどうでもいい。たぶんProResどころかmovすら知らない。

なのでこういうことで悩んだりするのは本当は無駄だと僕は思います。こんなことで立ち止まりたくない、もっとほかのことで時間を使いたいというのは正直なところ。なのでアップルがProResで排他的なのはすごくイラっとします。アップルが作る人の味方なら開放してほしい。(もちろんアップル製品を買えばすべての問題が解決しますが。。)


> コーデック一覧表

いま業務用の中間コーデックは

1)ProRes
2)CineForm
3)GrassValley
4)DN/HD DN/HR

の4択かなーと。Lagarithとかありますけどあまりどうだろうと。。

統一してほしいですが、統一は無理でもファイルの受け渡しが簡単になるといいですね!!!

 
 
 
なるほど。。。 (dk)
2016-04-19 17:09:06
返信ありがとうございます。
なるほど、参考になります。。。

>AVCHDもMP4もMOV H.264もどれも基本は同じことかと思います
やはりだいたい同じという考えで問題無いですよね。
詳しく知ろうとすると沼にはまりますね。笑

>Adobeの思想に反することになってしまう
なるほど、そこに繋がるんですね。
使い手にとってはとてもありがたいことですね。。。

>コーデック問題は本来アウトプットになんの関係もない話
いや、本当にそのとおりです。
見てる側にとってはコーデックがどうだとか本当にどうでもいいことです。
書き出す速度なんてものは、数年すればどのコーデックも大差ないくらいPCが進化するだろうし、
画質劣化なんてその差は微々たるもので、そんなことに腐心する時間があれば、内容を良くすることを考えるべきですよね。。。
フィルム並みに、コーデックによって色の出方とか全然違ったりしたら、逆に面白いんですけどね。
まあそれこそ業界大混乱ですが。笑

ちなみに、GrassValleyは今回初めて聞きました。笑
windows系のソフトを触ってないと普通にスルーしてしまうコーデックですね。。。
premiereにも標準で入っていないのです。
 
 
 
Adobeコーデック (3RD EYE(管理人))
2016-04-19 17:40:30
dkさん

でも今回のことが引き金でAdobeコーデック、開発されるかもしれませんね。もしかしたらもうあるのかも??まあ、あってもおかしくないというか。。。

ただ、そうすると他のアプリケーションがそのコーデックに対応しないといけないので、逆にFCPでは使えなくなるとかww

> GrassValleyコーデック

これは日本発祥ともいえるかもしれないコーデックです。ご存じかもしれませんが昔神戸にカノープスという会社がありまして、DVRaptorとかDVStormとかDVのノンリニア編集のキャプチャーカードを出していたんです。そのときCanopusコーデックというのがありまして、DVテープをデジタイズするとCanopusコーデックのファイルが生成されました。このCanopusコーデックが評判が非常に良くて業務コーデックとして結構映像業界でも使われていました。2000年ころの話です。

で、そのCanopusがアメリカの放送機器会社であるGrassVelleyに買収され、CanopusコーデックはGVコーデックとして引き継がれている、、、という経緯です。

GrassValleyが出しているEdiusという編集ソフトはもともとCanopusが作っていたソフトでもあり、「GVコーデックは日本発祥である」というのは多少無理があるけどウソではない、、という感じですかね。

僕も漏れなくCanopus使って仕事してましたので、そのノスタルジーからGVコーデックを心情的に推したい気持ちもあったりします。

> そんなことに腐心する時間があれば、内容を良くすることを考えるべきですよね

ほんとそうです!!!カメラの性能とかとはまた違う話で、ほんと単なる作業中の問題なので、こんなところに悩むのはバカバカしくて、、、

いつかどのファイルもなんの憂いもなくどの編集ソフトでも取り込めて意識することなく編集できるようになることを望みます。。。
 
 
 
すばらしいブログ (通りすがりの編集マン)
2016-04-21 00:32:40
通りがかりにここを見つけました。
技術者の皆様の言葉に、大いに頷きながら熟読してしまいました。

私もQuicktime For Windowsサポート終了のニュースを見て、
すぐに全社員に報告しましたが、反応はキョトン…でした。

理由は簡単、会社で私以外全員Macユーザーだからです。

つい最近まで私もMacユーザーでしたが、Finalcut7.0からPremiereに乗り換えたことを期に、
スペックに限界があり単価も高すぎるMacに少しずつ不満がたまり、
「Macの時代はもう古いです!」と会社に啖呵を切って、つい数ヶ月前にWindowsに乗り換えたとこなんです。

MacユーザーにとってProResはなかなか手放せないと思います…
ProRes最前線のいま、QuickTimeアンインストールは正直つらい…

とはいえ危険とまで言われているので、QuickTimeアンインストールしてみました。
適当にAEファイルを開いてみると…

「読み込めません」の連発!!!

すぐにQuickTimeを再インストール!笑

あぶなーっ

すべてを検証したわけではないのですがこんな状況です。
・QuickTimeのH.264→読めました。
・QuickTimeのJPEG2000(RGB+アルファ)→不明なフッテージ
・QuickTimeのpngコーデック(RGB+アルファ)→不明なフッテージ

最悪なのが、一度QuickTimeをアンインストールしたからか、
再インストールしても、422HQの素材が読めなくなりました…泣

Windows10、PremiereCC2015です。

(無知ながら)知ってるコーデックは手当たり次第入れています。
・AvidCodecsLE
・CCCP
・DivX
・Grass Valley
・K-Lite
・X264
・Xvid

入れすぎてると逆に良くないとかありますか?笑
むしろ意味ない…?なんてことも…?
もし詳しい方がおられたらご教授いただけると助かります。

何はともあれ、Adobeの怒りを買ったApple…
これからどうなってしまうのか…
早くMacとWindows間が使いやすい環境になりますように。
 
 
 
横から失礼します (MrHechang)
2016-04-21 05:36:46
>通りすがりの編集マンさん

>最悪なのが、一度QuickTimeをアンインストールしたからか、
>再インストールしても、422HQの素材が読めなくなりました…泣

私も一度、QTをアンインストールして、再インストールした状態なので、あわてて検証しましたが、Premiere、Avidとも、ProRes422HQ、以前と変わらず読めました。
Windows7です。Win10だとだめなのかな。

管理人様、横から失礼しました。
 
 
 
何故か今は読めるように… (通りすがりの編集マン)
2016-04-21 11:13:14
MrHechangさん

先ほど、もう一度試してみたのですが、何故か読み込めるようになっていました!
大変失礼しました。
特に何の対処もしていないのですが…。

でも読み込めるようになって本当に良かった!
編集用素材ほとんど422で書き出してるので…。

MrHechangさん、情報ありがとうございました!
 
 
 
情報ありがとうございます! (3RD EYE(管理人))
2016-04-21 13:21:43
通りすがりの編集マンさん

どうもです!いまあちこちでこの情報に溢れてますが、いろいろ錯綜してますね~ 僕はまだ業務に支障が出ることが分かっているので(収録素材にProResが多い)、まだ(というかたぶんAdobeかAppleが対応してくれるまで)Quicktimeは残しておかなければならない気がしています。

PNGもダメなんですか。。それは余計にアンインスコできないなあ。僕のほうでも時間ができたら試してみます。いずれにしてもProRes読めて良かったです!!


もしQT for Winで脆弱性をついた問題が起きたら、ネッツをぶっこ抜くしかなさそうですね。で、Adobeのライセンス認証のために1月に1回つなぐ、、みたいな対策しか取りようがない。

> 理由は簡単、会社で私以外全員Macユーザーだからです。

仰る通りマックの人にとってはどうでもいい話で、このことが人口に膾炙しない可能性がある、という危惧のもとこの記事を書いたようなものです。ですので、ぜひ会社の他の皆さんにも「ProResは業界標準ではなくローカルフォーマットなんだ!」とお伝えください(笑。

僕はジョブズがいないころ制作会社でマックを使っていたことがあり、辟易していました。OS7とかそんなころだったと思います。テレビの制作をやっていてテロップ打ちなんかをマックでやってしょっちゅう落ちてました。

マックは高かったので個人で買うのはWindowsだ!と最初に買ったのはiMacのパッチもんでその後有名になったSOTECです。上のコメント欄にも書きましたがその後CanopusのDVRaptorやDVStormのお世話になり、DVノンリニアを開始して、それ以来ずっとWindowsです。

当時はMacよりWindowsのほうが映像制作は多かった、理由はそれだけですね(そして安かった)。Vaio使ってる人もいっぱいいました。

僕にとってマックかウィンかというのはどっちでもよくて、単にツールとして費用対効果が高いか否か、それだけです。Winのほうが圧倒的に費用対効果が高いのでWinを続けています。だいたい1年半に1台ずつ買っていてその時のまあまあなスペック(25マンくらい)のもので十分仕事になります。1年半に一度パソコンがクリアになるので快適ですし、いざとなったら1年半前のパソコンに戻ってもそれほどスペックは落ちないので、最悪壊れても戻れる安心感があります。

ただMacは中古価格がそこそこ安定しているので下取り前提だとそんなに高くないかもですね。

いずれにしてもMacだWinだ、コーデックはなんだ、っていう争いや非互換性が一刻も早くなくなって欲しいデス。。。みんな思ってるはず。。
 
 
 
どんどんカキコしてください! (3RD EYE(管理人))
2016-04-21 14:05:04
MrHechangさん

どもです!ありがとうございました~ このgooブログのクソ仕様でコメントが階層式に整理できないのですが、ぜひどんどんカキコしてください~ 情報が集まると皆さんにも有益ですし!

うちはWin 8.1なんでできるかやってみよう。。
 
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