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街角の映像制作下請け零細業者のブログ




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女子校で生徒百人体調不良 文化祭で(共同通信)

目くじらを立てるほどのことではないと思うのだがちょっと悲しくなった。
この映像を誰もチェックしなかったのだろうか?そして「これは手ブレがヒドイ」と指摘できる先生はいなかったのだろうか?100人も気分を悪くするとは、逆に見てみたい気もするが。。

正直、映像制作ノウハウは学校で教えられるようなことではないと思う。専門学校に行ったわけではないので知らないが、プロの現場で教えられる量と質と切実さには敵わないと勝手に想像する。ただせめて手ブレくらいは美術の先生でもなんとかならないものか。

もうそろそろ、映画やアニメのことを教える美術の授業があってもいいのではないかと思う。これだけ「日本映画を世界に!」「ジャパニメーション」どうのこうのと世間は騒いでいるのに学校は何をしているのだろう。こういう事件が起こるということは今だに僕らの学生時代にやってたような旧態依然のクダラナイ工作や模写や写生をやってるのか。

映像制作の方法でなくても、せめて映像の研究はあってもよいのではないでしょうか?日本では映画や映像の科学的な研究があまりにも手薄だ。何かの雑誌で、ヒッチコック「サイコ」の有名なシャワーシーンを家庭用ビデオカメラで全く同じ構図・全く同じ編集で作ってみたら、やっぱり怖かった、というのがあったがそういうことを学校でやったらおもしろいと思う。我々プロも「なぜこの映像は凄いのか」「どうやって撮るのか」常に模倣・研究している(パクリじゃないよ!)。

専門学校に行かない限り、映画の研究なんて評論家の文章を読むくらいしかないのが現状だ。油絵セットを買わされてピカソの絵のどこが良いかを学ぶよりも実践的だと思うし、興味がある学生も多いのではないか。

さて拙ブログをご覧になった方に撮影TIPSを。手ブレをなくすのはビデオ撮影の基礎中の基礎です。撮る内容や構図を考える前に、とにかくブレていない映像を撮るだけでプロっぽく見えるものだ。そのためにはいくつか簡単な方法がある。

1)ズームは使わず常にワイド側で撮る(寄りたい時は自分で歩いて被写体に近づく)
2)一度サイズを決めたら何が起ころうと10秒間絶対動かない(心の中でゆっくり10数えながら撮るといい)
3)撮影しながら歩かない
4)どうしても望遠側で撮る必要があるときは(運動会とか学芸会)三脚もしくは一脚を使う

これを守りさえすれば十分自慢できる映像が撮れる。

願わくばこれをきっかけに高価なステディカムが気軽に買える値段で出てくれればいいのですが。

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