諭吉 特殊ノート

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パソコンと暗証番号 洗濯物と大切な誰か (世田谷一家殺害事件)

2017-05-02 00:56:58 | 記事

先にどんな事件だったのか詳しく知りたいという方は
こちら
事件の概要がわかるリンクをまとめたページに行く



・2階の居間では、ソファにカード類(キャッシュカードなど)、その近辺には手帳や銀行の預金通帳、運転免許証など生年月日の分かる書類などが仕分けされていた


・パソコンの接続先は被害者の会社のサイトから、大学の研究室のサイトや科学技術庁のサイトなど専門色の強いサイトまで含まれていた。また、犯人は劇団四季(被害者があらかじめインターネットブラウザの"お気に入り"に登録していた)の舞台チケットを予約しようとして失敗した可能性がある。一度目の接続(午前1時18分頃からパソコンを5分18秒起動)
wikipediaより抜粋


上記の二つの行動は繋がっていたのでは
という意見や考察が多く見受けられます

たしかに銀行の暗証番号を知りたくてそれを確かめるためにチケットを予約しようとしたとも考えられるし

重要なデータを抜き出すためにパスワードが知りたかったともとれる行動です

しかしここに疑問が浮かびます

そういった重要度の高そうな目的のわりには閲覧した時間が短く
そこに執着している印象があまり感じられないのです


そこで今回は今までの犯人の行動をもとになぜ劇団四季のチケットを予約しようとしたのか

その理由を考察してみたいと思います



以下本文



暗証番号とパソコン


今まで当ブログで考察してきたことのほとんどが宮沢家と犯人を繋げる要素を隠そうとしてるという結論でした

これは言いかえるなら犯人は犯行前の人物と殺害をした人物
が別人だと思われたいということになります



事件以前に車庫で蛍光染料の確認をしたこと
事件直前にみきおさんと揉めていたこと
玄関から客として入ったことなど

これらは犯人にとって
「絶対誰にも目撃されていないぞ」
とは確信が持てない出来事に感じます

「いやいや玄関から客として入る時はすでに犯行する気で来てるでしょ
それなら警戒して目撃されないようにしてたんじゃないの?」

そう思う人もいるかも知れません

しかし挙動不審となる行動は逆に目をひいてしまうこともあり
公園に人がいたことを知りながらも
臆せずに宮沢家を訪れる必要があったとも考えられます
(もしくは人がいなくなるタイミングがあまりなく約束の時間をすぎていて仕方なかったかもしれません)

少なくとも犯人は犯行前の人物と殺害の犯人とが同一人物(自分)だと知られたくないことはたしかでしょう


さて前置きが長くなりましたが
今回の疑問はそれらをふまえて考察すると
今までと同じことが言えるのではないかということなのです


もし仮に劇団四季のチケットの予約が成功したとします

そうすると
「死亡推定時刻が見直され
暗証番号が必要な個人的趣味の予約をしてたのだから
この時はまだみきおさんが生きていてお客さんが来ていたとしても
既に帰った後だろう」

「そのあとに風呂場の窓から侵入した強盗に襲われたのではないかと考えられる」

そんな感じに推測してしまいそうです

つまり犯人は銀行の暗証番号が知りたかったというわけではなく

犯行時刻をずらす偽装工作のため
パソコンのパスワードを解読しようとした

のではないかということです

少し短いですが
以上です…



と言いたいところですが

筆者がずっと伝えたかったことを一つ




洗濯物と大切な誰か


今まで考察してきたことを見直すときいつも思うんです

ふれることのない洗濯物のことと少し繋がるのですが

犯人がここまで頑なに別人と思わせたいのには
捕まりたくないだけではない理由が
他にあるのではないかということ


ここからは妄想です

でもたぶんあってると思います

それは

犯人にも悲しませたくない家族や恋人がいて
他人には捕まらない自信はあるのだけど
祖師谷公園にスケボーしに行ってることを知られているから

その家族や恋人に気付かれてしまう
のが何より怖かった

そしてほんとうは誰より気付いてもらいたかった
そして誰より悲しませたかった

ということなのではないでしょうか




以上です



総合考察はこちら
総合考察 世田谷一家殺害事件 犯人の行動


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