今日のニュースを英語で読もう!

今日の英字新聞のニュースです。主に国内ニュースで高1が読めるレベルです。

女子マラソンの伊藤、リオへの切符、女子第1号

2015-08-31 18:54:27 | 日記
Ito books 1st Japanese woman ticket to Rio in marathon


BEIJING -- Mai Ito punched the first ticket to the Rio de Janeiro Olympics among Japanese female athletes on Sunday after finishing seventh in the women's marathon at the world athletics championships.

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punch (切符に)穴をあける
athlete  スポーツ選手
chanpionship  選手権


【訳】

伊藤、マラソンで五輪切符、女子第一号

北京ー伊藤舞は、世界陸上の女子マラソンで7位に入賞したあと、日本人女子選手の中では、リオデジャネイロオリンピックの最初の切符を手に入れた。

【訳】

見出しの動詞は見つけにくいと思います。

実は「books」が動詞です。「book」は「本」という意味で覚えていますので、なかなか動詞だと気がつきにくいのですが、「予約する」という意味があります。

もともと「book」とは「紙をたばねたもの」という意味。
「note」は、「メモ」とか「覚書」の意味ですから、「notebook」はメモを束ねた紙のことです。

同じように「book」の動詞は、「束ねた紙に書き込む」となり、「帳簿に書き込む」とか「予約帳に書き込む」となり、「予約する」という意味があります。

「ダブルブッキング」はこの「予約を重複したこと」の意味です。

「Ito books 1st Japanese woman ticket to Rio in marathon」
(伊藤はマラソンでリオへの最初の日本人女子の切符を予約する」が直訳。

「Mai Ito punched the first ticket to the Rio de Janeiro Olympics」
(伊藤舞はリオデジャネイロ・オリンピックへの最初の切符にパンチした)

「punch the ticket」(切符に穴をあける)は、高校生には想像できないだろうと思いますが、今の「スイカ」や「イコカ」などのICカードが主流になる前、電車に乗るためには、紙の切符に改札で穴をあけていました。

パンチ=「穴をあける」の意味で、今でも紙に小さな穴を開ける時につかう文房具を「パンチ」といいます。

「among Japanese female athletes on Sunday」
(日曜に日本女子選手の間で)→最初の切符を手にする

「after finishing seventh in the women's marathon」
(女子マラソンで7番目で終わったことの後)

この「fiishing」は動名詞で「終わったこと」の意味です。

新国立競技場の建築費、1550億円を上限

2015-08-28 14:52:43 | 日記
Japan eyes capping cost of building Olympic stadium at 155 bil. yen


TOKYO -- The Japanese government plans to cap the cost of building the main stadium for the 2020 Tokyo Olympics at 155 billion yen ($1.29 billion), much lower than the 252 billion yen projected under a recently scrapped plan.

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cap 上限を決める
bil. = billion 10億
project   提案する
scrap   廃棄する


【訳】

新国立競技場、建築費の上限を決める

日本政府は2020年のオリンピックのためのメインスタジアムの建築費を、廃案となった2520億円よりずっと低い1550億円を上限とすることにした。

【解説】

見出しの動詞は「eye」です。
「eye」は、「目」ですが、ここでは動詞ですので、「注目する」とか「注視sるる」の意味で、「Japan eyes capping」で(日本は上限を決めることを注視する)が直訳。

「cap」も「帽子」でよく使う名詞ですが、ここの「cap」も動詞で、「ふたをする」とか「帽子をかぶせる」という意味から、ここでは「上限を決める」の意味。
「capping」は「cap」の動名詞。動名詞は「動詞が名詞化したもの」で「ふたをすること」の意味になります。
「building」も動名詞で「建てること」の意味です。

「cost of building Olympic stadium at 155 bil. yen」(オリンピックスタジアムを建てることの費用を1550億円で」→ふたをすることに注視する。が直訳。



本文。

「The Japanese government plans to cap the cost of building the main stadium for the 2020 Tokyo Olympics at 155 billion yen」

までは、見出しとほぼ同じ。

(日本政府は2020年東京オリンピックのためのメインスタジアムを建てることの費用に1550億円でふたをすることを計画している。)


「much lower than the 252 billion yen」
(2520億円よりずっと低い)→1550億円

「projected」は(動詞から分かれた形容詞)である過去分詞。
(提案された)という意味になり、前の2520億円を修飾します。

「提案された2520億円」

「under a recently scrapped plan」
(最近廃棄された計画の元で)→提案された2520億円→より低い1550億円。


学校では、「最近廃棄された計画の元で提案された2520億円より低い1550億円」と後ろから訳しますが、実際のリスニングのテクニックとしては、
「カンマ」で意味を切り

「, much lower than the 252 billion yen projected under a recently scrapped plan」を
(そしてそれは、最近廃棄された計画の元で提案された2520億円よりずっと低いです。)と訳しても構わないと思います。

アメリカの元国防長官、核兵器の廃絶を訴える

2015-08-27 18:41:45 | 日記
Former U.S. Defense Secretary calls for abolition of nuclear weapons


HIROSHIMA -- Former U.S. Secretary of Defense William Perry called for the abolition of nuclear weapons in an interview on Aug. 25 during a visit to Hiroshima, where the atomic bomb was dropped 70 years ago.


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former   元の
Defense Secretary 国防長官
call for   訴える
abolition 廃絶
nuclear   核の
weapon   兵器
atomic   原子力
bomb   爆弾


【訳】

元アメリカ国防長官、核兵器の廃絶を訴える

70年前に原爆が落とされた広島を訪問中のアメリカの元国防長官ウィリアム・ペリーは、
8月25日のインタビューで核兵器の廃絶を訴えた。

【解説】

見出し。

「call for」は(要求する)とか(求める)(訴える)という意味の連語(熟語)です。

「Former U.S. Defense Secretary calls for」で(前のアメリカの国防長官が求める)の意味。
「abolition of nuclear weapons」(核兵器の廃絶)→を求める


「former」は「前の」の意味。日本語では、「前首相」と「元首相」のように「前」と「元」では意味が違いますが、英語ではその区別はありません。

「前大統領」は「former president」、「元大統領」も「former president」です。
なお、「前」を表す英語に「ex-」もありますが、「former」は主に役職を指し、
「ex-」は、「ex-girl friend」(元カノ)のように、個人的な関係を指すようです。

本文。
「Former U.S. Secretary of Defense William Perry called for the abolition of nuclear weapons」
(前のアメリカの国防長官のウィリアム・ペリーは核兵器の廃絶を訴えた)

「in an interview on Aug. 25」
(8月25日のインタビューで)→訴えた。

「during a visit to Hiroshima」
(広島への訪問の間の)→インタビューで

「where」は関係副詞。それより後ろの文で前の「Hiroshima」を修飾します。

「where the atomic bomb was dropped 70 years ago」
(70年前に原爆が落とされた)→広島→への訪問

サニブラウン、世界に鮮烈デビュー

2015-08-26 15:29:00 | 日記
Athletics: Sani Brown shines in world debut


BEIJING -- Sixteen-year-old Hakim Sani Brown of Japan made an outstanding debut at the world athletics championships by storming into the men's 200-meter semifinals on Tuesday.


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athletics 陸上競技
debut   デビュー
outstanding  鮮烈な
championship  選手権
storm   飛び出す
semifinal  準決勝


【訳】

サニブラウン、世界へ鮮烈デビュー

北京発 — 日本の16才のハキム・サニブラウンが、火曜日、世界陸上選手権大会・男子200m準決勝に進み、世界に鮮烈なデビューをした。


【解説】

見出しは問題ないでしょう。

「Athletics: Sani Brown shines in world debut」
(陸上競技のニュース:サニブラウンが世界デビューで輝く)が直訳。

本文。
「BEIJING」は「北京」のこと。
「ペキン」と「ベイジン」では、我々日本人にはまったく違った音に思われますが
「北京」は中国語の発音は「ペイチン」。中国語では、「ぺ」と「べ」の音は同じように聞こえるようです。(まったく裏はとっていません。間違っていたらすみません。)

日本人が正式には、「イバラキ」という発音である「茨城」を「イバラギ」と発音しても誰も不思議がらないのと同じレベルだそうです。



「Sixteen-year-old Hakim Sani Brown of Japan」
(日本の16才のハキム・サニブラウン)

He is 16 years old. (彼は16才だ)という時には、「years old」と複数の「s」をつけますが、
He is a 16 year-old boy. (彼は16才の少年だ)と 「year-old」を形容詞として使うときには、複数名詞につかう「s」はつけません。

「made an outstanding debut at the world athletics championships」
(世界陸上競技選手権で鮮烈なデビューをした)

「by storming into the men's 200-meter semifinals」
(男子200m準決勝へ飛び出すことによって)→鮮烈なデビューをした

「by」は前置詞(名詞の前に置く言葉)ですから、「by」の後ろは当然「名詞」です。

「storming」は「storm」(飛び出す)に「ing」がついた「動名詞」で、「飛び出すこと」の意味になります。

「by storming」で「飛び出すことによって」→鮮烈なデビューをした。
になります。

ソニー、ドローン事業を計画

2015-08-25 15:30:15 | 日記
Sony affiliate Aerosense to launch drone service in 2016

Sony Corp. affiliate Aerosense Inc. will launch a drone service in 2016.
The service is aimed chiefly at the construction and agricultural industries.



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affiliate 関連会社
launch   始める
drone   小型無線飛行機
service    事業
aim    対象にする
chiefly   主に
construction  建設業
agricultural  農業の
industry   産業


【訳】

ソニーの関連会社、ドローンサービスを計画

ソニーの関連会社エアロセンスは2016年にドローン事業を始める予定だ。
この事業は主に建設業と農業産業を対象にしている。

【解説】

見出しの動詞は「launch」ではありません。なぜなら英語は主語の後にくるのが動詞。動詞の前に「to」がつくと「不定詞」になるからです。

見出しの動詞は「is」。

「is」なんてどこにもないじゃないか、と思うでしょうが、新聞の見出しはできるだけ文字を大きくしたいために「be動詞の省略」が許されています。

「is to」は、「可能」「許可」「未来」を表しますが、高校生は「be to」=助動詞 と覚えておけばいいと思います。


「Sony affiliate Aerosense to launch drone service in 2016」で
(ソニーの関連会社エアロセンスは2016年にドローン事業を始める予定だ)


さて、本文。

「Sony Corp. affiliate Aerosense Inc. will launch a drone service in 2016」
は見出しと同じです。

「is to」が「will」に変わっているのと「Corp.」「Inc.」があるのが違っているだけ。

「is to」が助動詞の「will」と同じ意味で使われているのが分かります。

「Corp.」と「Inc.」はそれぞれ「Corporation」「Incorporated」の略でいずれも「株式会社」です。

「The service is aimed chiefly at」
(その事業は主に~に目標を定められている)が直訳。

高いところに軽い資材を運んだり、農薬散布などに使われるのでしょうね。