〈函館覚書・其七〉

函館のみ成らず、南北海道・道南・DONANは、〈信仰・宗教〉に対しても、同じ道内でも独特だ。

俺個人的には、道南とは、小樽から苫小牧まで線で引っ張り本州寄りの感じだろうか。

手稲山から連なる山脈群も重なるかもしれない。

本州程濃い訳でも無いが、札幌を中心とした道央と其周辺部ともまた違う。

江差の姥老神社の祭りは前から有名だし、木古内の水行神事（御神体は円空上人の仏像）は神仏習合を感じさせる。

函館山（観音山・薬師山・御殿山が並んで居る）は、要塞と言う負の遺産と三十三観音と言う聖地霊場の二つの顔を持つ。（三十三観音霊場の一番札所の寺には、円空上人の仏像が奉られて居るとか……。）少し離れた陣川にも八十八ケ所がある。

函館山の麓には、神社、寺、教会が数多くある。


また地図上では分からない古い聖地霊場がある。

〈雑言〉

腹から声を出した事が有るか。
腹から大声を出させた事が有るか。
腹から大声を出された事が有るか。

腹から大声を出せるか。
腹から大声を出せる場所が有るか。
腹から大声を皆で出せる場所が有るか。
腹から大声を独り出せる場所が有るか。

腹から大声を出せるか。
腹から大声を出せる時があるか。
腹から大声を皆で出せる時が有るか。
腹から大声を独り出せる時が有るか。

腹から大声を毎日出せる時間空間が有るか。
腹から大声を週一で出せる時間空間が有るか。
腹から大声を月一で出せる時間空間が有るか。
腹から大声を百日に一度は出せる時間空間が有るか。
腹から大声を半年に一度は出せる時間空間が有るか。
腹から大声を一年に一度は出せる時間空間が有るか。

己に、好きな事習い事仕事以外に、腹から大声を出せる時間空間が有るか、考えて観る。

〈雑言〉

物事人時場所は、
縦軸縦繋がりで、考えて観る。

物事人時場所は、
横軸横繋がりで、考えて観る。

物事人時場所は、縦軸縦繋がりと横軸横繋がりの両方を駆使して、考えて観る。

〈雑言〉

名前を外して、姿形構え姿勢軸動き其他で、観る。

好き嫌い合う合わないを外して、観る。

〈雑言〉

在りの儘に観る。
在りの儘に聴く。
在りの儘に感じる。
在りの儘に捉える。

何れも、在りの儘に、観て聴いて感じ捉える。

冷静冷徹に、構図構造、絵図相関図、部分全体、構え姿勢軸形動き流れで観る。