LOTUS BLUE DIARY

インテリアとリビングと手作りのお話

飛騨産業のNo.725

2016-01-30 12:21:23 | 椅子
飛騨産業の椅子、No.725は、日本の家具史上に残る椅子です。

1966年製造、2001年まで作られていました。
デザイナー、葭原基氏は同社のヒット商品”アイガー””カスケード”のデザインも手掛けた人物です。

1年と三か月の間に、No.725を、6脚リペアーしました。



後ろの2脚がビフォー、手前2脚がアフターです。

近寄ってご覧ください。



「張り替えだけお願いします。」といわれてひきうけたものの、この塗装の剥げ具合を見たら、どうしても塗装を剥がしたくなりました。

塗装を剥がし、サンディングし、オイルを塗り、蜜蝋ワックスをぬれば、このように新品のようになります。



笠木と、背のカーブが美しいです。



材の美しさを塗りこめないように、オイルフィニッシュにしたら、なんて若々しい感じになるんでしょう。

剥離の様子をご覧ください。



#40,#60,#80,#100,#120,#180,"340と、サンドペパーをかけます。
全て手作業で、ここまで持ってきます。

背の、細い木部のパーツだけ、剥離剤を使います。



剥離剤を、リムーバーでふき取り、手作業でサンディングします。



スティックにサンドペーパーを巻きつけたもので、傷を付けないよう丁寧にサンディングします。

長い道のりを経て、サンディングが終わった状態。



次に、オイルと蜜蝋で仕上げます。



次に、座です。
タッカーで張布を打ちつけます。



裏布に型紙を当てて、代をアイロンで倒します




ビスとダボの部分に、テンプレートでマーキングし、ホールを作ります。




裏布もタッカーで打ちつけて、張りが完了。



張りあがりました。



こちらは、剥がした張布と、裏の布です。



長い間、ご苦労様でした。

処分させていただきます。

20年、30年、最長だとすると、40年前に作られた椅子。

最初は美しかった椅子が、経年で見る影もなくなると、お金をかけて修理してまで使わなくても、
安価で綺麗な新しいものを買えばいい、と思う方が多いのかもしれません。

ですが、いい椅子は頑丈で、木部はしっかりしています。
塗り替えたり、張り替えたりすれば、新品のようになるのです。

本当にいい一生ものと、簡単に壊れる粗悪品とを見分ける目を持っていただきたいと思います。

気に入った家具を、メンテナンスしながら長く使う、大切な家具を、何世代もにわたって使い次ぐ、
という考え方こそが、時代に合っていると思います。

もし、おうちに眠っている、古い椅子があったら、どうか私に見せてください。

よかったら、直させてください。

そして、是非もう一度、使っていただきたいと思います。
















オニオングラタン

2016-01-23 14:09:24 | Weblog
オニオングラタンは、時間はかかるけれど、決して難しくはない料理です。
本格的な西洋料理でありながら、本来は家庭料理だといいます。

オニオングラタンの作り方を2冊の料理本から検証しました。

「一皿の料理」 常原久彌著 (昭和49年出版 暮らしの手帳社)



常原久彌氏は、戦後、帝国ホテルの料理長を務めた西洋料理界の重鎮です。
本著は、先生の語り口調を文章にし、解りやすいプロセス写真で説明した本で、
読み始めたらやめられない、たのしくて面白い読み物となっています。



1キロの玉ねぎ(中5個)を、均等な薄いスライスにし、木べらを使ってバターで炒めます。
フライパンだと焦げやすいので、厚手の鍋が良いようです。
最初は強火で、かさが減ってきたら火を弱め、中くらいの鍋に移してさらに炒めます。
もっとかさが減ったら、さらに小さい鍋に移しあめ色になるまで、焦がさないように炒めます。

「かかりはじめは、ほかの仕事をやりながらときどきかきまぜる程度でいいのです。」
「ぺっとりとうす黄色になってきて、水気がだんだん切れて、これからが焦げ始まるのです。」
「今度は一段、火を弱くします。玉ねぎに甘味、糖分がありますし、粘りも出ますし、バタでやりますから焦げやすいのです。」
「こうなってきたら、しょっちゅうかきまぜていなければだめです。」
「まぜるというより、なべの底や、まわりを焦がさないように、こそげるようにして、まぜていきます。」
「玉ねぎは、炒めていって、あんまり黒くなってもぐあいが悪いのです。」
「キツネ色、あめ色になって、アメのかたまりのような、一つ一つは、佃煮の切りイカのようになってきます。この辺になったらやめておきます。」

ここまでが1時間程度です。

こうしてキャラメリゼした玉ねぎは、別の器に取っておいて、要るだけ使います。
玉ねぎ二分の一個が、一杯分。そして一杯分のスープの量は、器の大きさにもよりますが、約カップ一杯半です。

「ところでスープは、なんといっても一番おいしいのはコンソメスープですが、味のいい固形スープでもじゅうぶんです。」
「塩加減は、固形スープを使えば、その塩味とチーズの塩味で、たくさんだと思います。」
「スープを熱くしたら、その鍋に玉ねぎを入れて、ほぐしてから焼き鍋(耐熱の器)に入れます。」
「玉ねぎがほぐれたら、パンを浮かせます。」
「上からチーズをかけて、オーブンか天火にかけて焼きます。」

常原先生のレシピでは、パンは「薄く、せいぜい2mmくらいに切って、乾かしたロールパン。」か
同じくロールパンの薄切りを「カキ餅のように、アミの上であぶります。」とあります。

ここまでが、常原先生の本のレシピです。

Martha Stewart の"Favorite Comfort Food"は、写真が美しく、器の選び方、料理の盛り付け方など、ヴィジュアルの参考になります。



もちろん、レシピもオーセンティックで信頼できるものです。

こちらの作り方を見てみると、大体、常原先生のものと変わりありません。

玉ねぎの切り方がちょっと違うのと、ハーブ(タイム)、洋酒(ドライシェリー)、そして少量の砂糖が入っています。
フレバーと色を付けるためでしょうか。



"Cooking the onions for a very long time over very low heat mellow their flavor."

玉ねぎの甘味、風味を損なわないよう(焦がさないように)低い温度で長い時間をかけて調理すること、

"Don't stir them too often or they won't caramelize."

かといって、しょっちゅうかきまぜすぎても、うまくキャラミリゼできない、と注意点が書かれています。

要は、じっくりと時間をかけて(1時間)、あめ色になるまで炒めるということで、常原先生の見解と同じです。

厚さ1/4インチのバゲットのスライスを、トーストして浮かべ、グリュイエールチーズのシュレッドをたっぷりのせて、
チーズの表面に焼き色が付くよう、オーブンで焼き上げます。

バゲットは、厚さは好みですが、トーストして表面を固くしてスープに浮かべます。
その上のせるチーズは、溶けるチーズであれば、おろしたものでも、袋入りのシュレッドチーズでも良いと思います。
オーブンでなく、オーブントースターでも、チーズに焼き色が付けばオッケーです。
必ず、耐熱の器を使ってください。

高級な食材を使わなくてもできる、冬のご馳走、オニオングラタン。

玉ねぎ、スープ、チーズ、バゲット。

何も足さない、何も引かない。

オニオングラタンとは、そうゆう料理だと思います。


















にしだみなこレシピイラストレーション

2016-01-20 10:58:00 | ショップ・ロータスブルー
LOTUS BLUEで取り扱っている”にしだみなこレシピイラストレーション”のカードをご紹介したいと思います。

”料理イラスト”ではなく”レシピのプロセスのイラスト”でもなく、イラスト自体がレシピとなった”レシピイラストレーション”というジャンルでカードを作りたいと思い、3年前に商品化しました。
にしだみなこのイラスト、永井美奈子レシピ担当による、Wみなこコラボ企画商品です。



レシピは全部で25です。

・スープ系
 ポトフ
 ブイヤベース
 ポタージュ3種(かぼちゃ、ごぼう、クレソン)

・パン系
 BLTサンドイッチ
 ハンバーガープレート
 チキンフィレバーガー
 クリームチーズを使ったスプレッド3種&フランスパン(アボカド&オニオン、ガーリック&オニオン&ペッパー、ミント&オニオン)

・サラダ系
 カプレーゼ
 ヤムウンセン
 たこのサラダ

・たれ、ソース系
 ドレッシング5種(イタリアン、フレンチ、和風、中華、にんじん)
 ニョッキ(トマトソース)
 チキンのきのこソース(クリームソース)
 チキンナゲット(ハニー&マスタードソース、BBQソース)
ブルーベリーソース

・サイドメニュー他
 ピクルス(きゅうり、にんじん)
 イタリアン脇役3種(ドライトマト、オイルガーリック、トマトソース)

・フルーツ系
 いちじくのワイン煮
 焼きりんご

・スパイスを使った飲み物
 チャイ(カルダモン、ジンジャー、クローブ)
 ホットジンジャー、ジンジャーエール(ジンジャー、ペッパー、シナモン、クローブ他)
 ホットワイン(レモンピール、シナモン、クローブ)
 
家庭でできる難しくない料理、普通に手に入る材料で気軽にできる料理、とっておきのおすすめ料理25です。

25のレシピの中で一番人気だったのがこちら。



意外にも”ドレッシング5種”でした。

カードを買っていただくお客様には「できれば洋酢をお使いください。穀物酢でもいいですよ。まちがっても米酢は使わないでくださいね。」と、一言アドバイスを添えさせていただいてます。

これまでに、お客様からうれしい言葉をたくさんいただきました。

「作ってみました。かんたんでおいしかったです。」
「家族が喜んで食べてくれました。」
「今まで市販のものを買っていたんですが、手作りできるんですね。」
「チキンナゲットを娘がお弁当に入れたいといって自分で作ったんですよ。」
「結婚するお友達にセットで送りました。」
「大活躍しています。」
 などなど...。

手前みそですみませんが、本当にやってよかったなと思う企画です。

今年は、第二段を企画しています。

”ドレッシング5種”が好評だったのに味をしめ、”たれ5種”なんてどうでしょうか。
ゆずポン酢、土佐酢、ごまだれ、焼肉のたれを2種。

それから、基本のだしとなるスープストックの作り方もご紹介したい、
前回”ブイヤベース”に加えていなかった”アイオリソース”を加えたい、
永年作っている私の定番の中から”オニオングラタン””チキンのマレンゴ””クラムチャウダー”を今回ぜひ加えたい、
フレッシュとドライのハーブを使った料理、スパイスを使った料理をさらに加えたい、
などなど、グルグル考えています。

どうぞよろしくお願いします。


有孔ボードと私。

2016-01-11 11:12:32 | インテリア
私の「有孔ボードボードフェチ」を証明する事実なんですが、何気なくBingで「有孔ボード画像」を検索していたら、私の仙川時代の有孔ボードの画像が載っているのを見つけてしまいました。

その画像がこちらです。



2008年9月18日のブログ「缶コレクション その10」に、缶と有孔ボードのことを書いたときの画像です。

ブログ "LOTUS BLUE DIARY"を始めたのは、2007年です。

パソコンを初めて触り、翌月にブログをスタートさせた2007年は私にとって記念すべき年でした。

調布市仙川の自宅とは別に、小さなアパートを借りて仕事場を構えたのも同じ年です。

2007年7月15日のブログ「仕事場とOLD PYREX」の画像がこちら。



ジャンクショーやアンティークフェアーに出かけていき、OLD PYREXなどのミルクガラスを買い集め、
骨董市で昭和中期の「有孔ボードに対応する網棚」を買っていました。
いつか使おうと思っていた網棚を使って、初めて有孔ボードの壁面収納を実現させたのがこの時です。

岐阜県高山市に移り住み5年が経ち、自宅ショップLOTUS BLUEを始めて4年経ちました。

ここでも1枚の有孔ボード(1800×900mm)を買って、DIYして使っています。

こちらが、ショップの壁面の有孔ボード。



カットし、白にペイントしました。

有孔ボードに対応する「網棚」4個、「連続フック」「シングルフック」を使って、ブルーの雑貨などを中心にディスプレーしています。

余った有孔ボード(無塗装)は、勝手口の壁面に取り付けて工具などをひっかけています。



キッチンには、古いおうちから出てきた昭和中期の既製品の有孔ボードをかけて、キッチンツールを収納しています。



有孔ボードには、専用のフックが必要です。



フックの先は、このような独特の曲がり方をしています。

有孔ボードはホームセンターで買えるのですが、フックはありません。

製造はしているので、インターネットで探すと良いと思います。

昭和中期の「網棚」は、現行品の有孔ボードと幸いモジュールが合っています。
そして、色が必ずターコイズブルー(LOTUS BLUE のコーポレートカラー)で、カラースキームが決まるというところもうれしいです。

私が使用している「連続フック」「シングルフック」は、デッドストックです。
入手は難しく、骨董市、地方のリサイクルショップで見つけるか、昭和レトロ雑貨を取り扱うサイトで探すしかありません。

有孔ボード収納は、ヴィジュアル的には懐かしい、メソッド的には優れた収納方だと思います。

私にとっては、昭和48年築の自宅と同時代の、愛すべき昭和を象徴するものの一つです。



椅子張りの工程をご覧ください。

2016-01-08 21:49:58 | 椅子
なんの変哲もない、パイプのハイチェアーの張り替えを、昨年末に引き受けました。

飛騨産業のグッドデザインの名作椅子などと違って、価値がある椅子ではありません。

もしかしたら、直すより買ったほうが安いかもしれません。

椅子の持ち主は、古着屋さんを経営していらっしゃる女性です。

お店のカウンターのところで使うのにちょうど適した高さなんだとか。

なるほど。

「とにかく、椅子を見せてください。」
「それから、お店の洋服で、椅子に張ったらカッコいい感じのものがあったらぜひ張りましょうよ。」そう申し上げました。

彼女が持ってきた洋服(タンクトッブ)の生地が、あまりにカッコいいのでがぜんやる気になりました。

こちらがその生地です。



伸縮する生地なので、そのままだと使えません。
まず、接着芯で裏打ちします。

もともとの座がこちら。



剥がして、玉縁(パイピング)だけを再利用することにします。

裁ったピースと玉縁を縫い合わせます。



輪にしたもう一つのピースを、玉縁を挟んで縫い合わせます。
50本のまち針を使っています。
縫う時間より、まち針を打つ時間の方が何倍もかかりました。



縫い合わせた座に、キルト綿を敷き込みます。



つぎに、ウレタンフォームを2枚敷き込みます。

なぜ2枚かというと、玉縁より上が盛り上がるように薄いウレタンを入れ、ベースに厚いウレタン、この二つで成型する必要があるように思ったからです。

まず薄いウレタン。縁を面取りしています。



つぎに、厚いウレタン。



2枚で3、5cmの厚みを作ります。

画鋲で仮止めして様子を見ます。



仮止めした状態。



よさそうです。

ガンタッカーで張っていきます。



お気づきでしょうか、タンクトップの裾をそのまま使っています。
端の処理がいりませんからね。

奇しくも、椅子の円周はタンクトップの見ごろの幅と5mmと違わず、ほぼ同じ寸法でした。
奇跡の様なジャストサイズです。

張り終わり、座をビスで取り付けて完成です。



玉縁から上が、ふっくらと盛り上がるように張れているのが解りますか。



それにしても、カッコいいレトロなプリントです。



さすが古着屋さん、抜群のチョイスです。

狙ったとうり、バッチリでしたね。

お引き取り、お待ちしていますよ。













日本のベッド事情、和式と洋式。

2016-01-04 20:31:17 | インテリア
前々回にアップした、「正式なベッドメーク」で、ベッドについて言い足らなかったことを、書こうか書くまいか数週間考えました。

考えた末、日本のベッド事情には「和式」と「洋式」があるという、誰も語らなかった事実を書くことにします。

「和式」「洋式」というと、なんだかトイレみたいでイメージ悪いですか?

であれば「和式」→「Japanese Style」、「洋式」→「Western Style」と言い換えます。

日本の一般家庭のベッドは9割以上Japanese Styleであると推測します。
ホテルのベッドのみがWestern Styleになっています。

Japanese StyleとWestern Style、どこがどう違うかといいますと、ベッド本体の規格には差が無いのですが、
寝具、特に布団が決定的に違う、ということが言えると思います。

Japanese Styleの、シングルベッドのベッドマットのサイズは、約1000×2000mm、それに対応する掛け布団のサイズは1500×2100mmです。
ですが、掛け布団のこのサイズというのは、実は畳に敷布団を敷いた状態に合わせた掛け布団のサイズなのです。
はっきり申し上げますが、1500×2000の掛け布団は、ベッドだと両脇が寸足らずの物が乗っかったように見えるサイズです...。

ベッドに美しく布団が掛けられた状態は、両脇の垂れ下がりが30cm以上必要です。
つまり、シングルベッドにはセミダブルサイズ1700×2100mmか、ダブルベッドサイズ1900×2100mmの掛け布団の大きさが必要になります。

では、サイズを一つ大きくしてセミダブルサイズ以上の布団をかければWestern Style のベッドになるのでしょうか?
答えはN0です。
日本の場合、布団が分厚すぎるのです。
モッコリ、フカフカした分厚い布団というのは日本独自のものです。

欧米ではベッドに分厚いマットレスを乗せ、上にかけるものとしては、ブランケットとごく薄いもの、さらにその上をベッドカバーなどで被います。

日本の住居はもともと床のレベルが地面から30cmほど上がっていて、あらかじめ畳というマットが敷かれているので、分厚いマットを敷く必要はない。
ですが、掛け布団はどっしりと重く分厚いのが良しとされていました。

日本と欧米の、綿文化と羊毛文化の違いが、布団のスケールに如実に現れています。
布団のフィリングが綿から羊毛または羽毛へとマテリアルが変わったとしても、サイズと分厚さはずっと残ったままとなっています。

Japanese Styleのベッドは、敷布団がマットレスに代わっただけで、かたくなに「和式」丸出しなのであります。

あ、なんかJapanese Styleのベッドが「ダサい」「おかしい」と敵に廻しているように聞こえちゃいましたか?

いえ、そうは思っていませんのでどうか誤解しないでください。

私は布団が大好きです。

私は、畳の部屋にヘッドボードの無いラタン製の低いベッドを置いています。
ベッド、マット、分厚い布団を含めたベッドの高さは28cmです。
冬の掛け布団の両脇の垂れ下がりが25cm、その上をコットンブランケットのベッドカバーで被っています。
ベッドカバーというのは、剥き出しの寸足らずの布団を隠すのと、モッコリ感を緩和するという二つの役目があります。
夏は、セミダブルサイズの薄がけを掛けているので、垂れ下がりが両脇35cmあります。その上にさらに同じサイズのガーゼのブランケットをかけて、見た目すっきりです。

室内装飾家として、日本製のベッド、日本製の寝具で美しいベッドができないか、いつも試行錯誤しています。

こちらは、一番最近のベッドのスタイリング事例です。



ダブルベッドに、43×63cm、50×70cm二つずつ枕を置いています。
ダブルサイズのフラットシーツを敷き、クイーンサイズのフラットシーツを巻き込んでベッドメークします。
さらに大きなベッドカバーを折ってフットを被うように掛けます。
夏だったら、ホテルみたいにこんな風に、タオルケットではなくシーツを使うというのはどうでしょう。

こちらはモデルハウスの寝室で商業空間なので、実際に使うわけではありません。

ですが、手に入りやすい国産の寝具とカバーとで、きっと誰にでもできる現実的なスタイリングになっていると思います。



























明けましておめでとうございます。

2016-01-02 16:18:27 | ショップ・ロータスブルー
おかげさまで、今年ロータスブルーは5年目を迎えました。

千客万来の思いを込め、毎年同じように松飾りを飾って、大吉と二人でお客様をお待ちしています。



お店は不定休の気まぐれ営業となっており、常時ご期待に添えずにいる状態を申し訳なく思っております。

おまけに、店のど真ん中で椅子のリペアーをしていることもあるという始末で...、まったく心苦しいばかりです。

せめてもという思いで、2階を整えて、見ていただけるようにいたしました。



NoritakeのSilver Queenというシリーズです。



こちらもOld Noritake他の洋食器です。
ふぞろいではありますが、時代が同じなのでマッチングがいいと思います。



60年代のNoritake他いろんなメーカーの薔薇模様を集めました。
リミックスして使っていただきたいと思います。



1階にも、Noritakeの”ぶどう”シリーズのおかずセットを、お茶碗といっしょに並べています。



ダサい扇の形のフルーツプレートは、お正月のおもてなしには「まんざら悪くないんじゃないか。」と思います。

骨董価値が低い中途半端な古さの「ダサい」器を、私は愛してしまっています。

ゆえに、「捨てるんだったら、私が頂きます。」という姿勢で、お聞かせできない様な驚くべき仕入れを実行しています。

今年も、ダサい、オゾい(飛騨弁で古い、汚いという意味です。)とスルーされる"Brocante"(美しい古道具)を、徹底的に集め
お店中にひしめかせ、輝かせてみせます。

どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます。