現代の少年少女が読むことはほとんどないだろうと思われる、海野のジュブナイルもの。
その当時の少年、少女がどんな風に読んだのだろうかと思いを馳せながら、目を通しています。
また、わたくしにとっては文章をまとめる数少ない機会、一種の脳トレと捉えて月一のルーチンこなしてます。
作品舞台は少年の住むある雪深い山村
登場人物 ・少年彦太 ・彦太の友人五助 ・五助の兄、一造 ・五助の妹、お雪
あらすじ
東京の学校が休みになったので、彦太少年は木谷村へ帰って来る。
父親によれば仲のよい五助少年は三日にあげず雪の積もった山に登っているという。
東京土産を持って五助を訪ねた彦太は、五助が観測のため山に篭っている五助の兄の一造に食料などを届けるために青髪山に行っているのだと聞かされるが、そこは昔から魔神が住んでいるという言い伝えがあって、猟師さえ寄り付かない危険な山だった。
観測というのはその魔神の正体を突き止めようとする一造の探究心のなせる業だった。
彦太は五助の妹の代わりに五助と共に一造へ食料を届ける役目を買って出る。
苦しい雪道を登っている途中で、突然二人は銃声の音を聞く。
急いで、兄のいる雪穴に駆けつけるが、その姿は見えず、やがて襲ってきた雪崩から逃れるために二人は転げるように山を降りる。
しかし、後に五助の手に血が付いていたのが見つかり、それを調べてみると兄でないどころか、人間でもけだものの血でもないというのだ。
雪が溶け、一造の篭っていた場所を探索に行った彦太と五助は一造の残した手帳を発見する。
そこには人間の二倍ぐらいもある体躯に、灰色の毛が生えていて、両足で立ち、声を出して話をし、穴の上を蝙蝠のようにとび、足は蛙のようだという地中怪人族の姿が報告されていた。
最後にイメージが立ち上がる怪人のイラストなどを思い浮かべると戦後まもなくという時代の少年なら、それなりにわくわく感を味わったかもしれませんね。
いまや、怪人より、AIが恐怖です。
その当時の少年、少女がどんな風に読んだのだろうかと思いを馳せながら、目を通しています。
また、わたくしにとっては文章をまとめる数少ない機会、一種の脳トレと捉えて月一のルーチンこなしてます。
作品舞台は少年の住むある雪深い山村
登場人物 ・少年彦太 ・彦太の友人五助 ・五助の兄、一造 ・五助の妹、お雪
あらすじ
東京の学校が休みになったので、彦太少年は木谷村へ帰って来る。
父親によれば仲のよい五助少年は三日にあげず雪の積もった山に登っているという。
東京土産を持って五助を訪ねた彦太は、五助が観測のため山に篭っている五助の兄の一造に食料などを届けるために青髪山に行っているのだと聞かされるが、そこは昔から魔神が住んでいるという言い伝えがあって、猟師さえ寄り付かない危険な山だった。
観測というのはその魔神の正体を突き止めようとする一造の探究心のなせる業だった。
彦太は五助の妹の代わりに五助と共に一造へ食料を届ける役目を買って出る。
苦しい雪道を登っている途中で、突然二人は銃声の音を聞く。
急いで、兄のいる雪穴に駆けつけるが、その姿は見えず、やがて襲ってきた雪崩から逃れるために二人は転げるように山を降りる。
しかし、後に五助の手に血が付いていたのが見つかり、それを調べてみると兄でないどころか、人間でもけだものの血でもないというのだ。
雪が溶け、一造の篭っていた場所を探索に行った彦太と五助は一造の残した手帳を発見する。
そこには人間の二倍ぐらいもある体躯に、灰色の毛が生えていて、両足で立ち、声を出して話をし、穴の上を蝙蝠のようにとび、足は蛙のようだという地中怪人族の姿が報告されていた。
最後にイメージが立ち上がる怪人のイラストなどを思い浮かべると戦後まもなくという時代の少年なら、それなりにわくわく感を味わったかもしれませんね。
いまや、怪人より、AIが恐怖です。