ジョージ・いまさきもり の アンダンテ・カンタービレ

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日本の鉄道を支える現場力&民主党代表戦への期待

2011年08月11日 | ラジオ番組

8月11 NHK『ラジオあさいちばん』から
☆☆☆ ビジネス展望 ☆☆☆
[日本の鉄道を支える現場力
 遠藤 功さん

中国の新幹線で大きな事故が起きた。
一方日本では東北大震災と津波で鉄道施設は大きな被害を受けたが
死傷者は一人もいなかった。

今までも日本の鉄道の『高い技術力と卓越した運行システム』は
世界によく知られていたことではあるが、
今回の大震災で、
日本の鉄道の安全性の高さが改めて世界で評価されている。

それらの『高い技術力と卓越した運行システム』以外にも
日本の鉄道の優秀さを誇るものがあると、最近私は再認識している。

一つは『JR東日本の大宮総合車両センター』である。
ここは近郊型の車両のメンテナンスをしている。
ここでは車両をオーバーホールして検査し、組み立て直しているが、 
その精度の高さは、
車両故障が 25年に一件あるかなしかの優秀な技術という。

その大元には素晴らしい現場力がある。
改善活動では、年間に1万3千件(一人当たり30件)の改善提案が出てくるということで、
社員全員が決められた事だけをこなすのではなく、
より良い品質や安全を求めて一人一人が考えて仕事をしていることが窺われる。

もう一つ、新幹線の車両や駅構内の清掃を行っている、『鉄道整備株式会社』。
この会社では、8両編成の新幹線を22人のスタッフで、7分間で清掃をしている。
世界最速だそうである。
この会社では、清掃する車両や駅を『新幹線劇場』と呼んでいる。
自分達の職場を単に清掃する会社と思っているのではなく、
自分たちの職場は『おもてなし』を提供する会社と位置付けているという。

こうして見ると、日本の鉄道の強みというのが
最先端の技術力や運行システムだけでないことがよくわかる。

メンテナンスやサービスは比較的地味な分野であるが
そこには日本ならではの現場力が存在して
そうしたものが総合されて日本独自の強みになっているといえる。

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いまさきもりのつぶやき

先日、二木啓孝さんがMCをされているBSの番組に、
民主党の小沢 鋭仁(さきひと)さんが出演された。
次期民主党代表の候補者に名前が挙げられている方である。
面白い事を言っていた。
「政治は半分は権力闘争、もう半分は国民の暮らしを考える事だ。」
「武士の時代から、政治は他の領土を奪い合って権力争いを続けてきた。」
(発言通りではありませが、このような趣旨だったと思います。)
その他の政策についても耳を傾ける所が多々ありました。

今度の代表戦、とても面白くなりそうです。
場合によっては、強い日本の再浮上の時機到来の期待が持てます。


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##この文章は私の覚えとして放送を要約したものです。##
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