ウォッチ銘柄であるディップの23年2月期決算です。
主力の人材サービス事業と次の柱となるDX事業は、共に増収増益を果たしました。
特にDX事業は、高い利益率を叩き出しています。
上段:売上高、下段:セグメント利益
事業 |
2022 |
2023 |
増減率 |
人材サービス |
36,686 9,513 |
44,577 14,849 |
+21.5% +56.1% |
DX |
2,828 742 |
4,778 2,132 |
+68.9% +187.3% |
売上⾼は、98億円増加した⼀⽅で、売上原価は7億円増、販管費は32億円増でした。
その結果、売上高総利益率は88.5→89.3%、営業利益率は14.2→23.4%に改善されています。
ここでもDX事業の収益改善が見て取れます。
資産は、現預⾦が165→220億円に増加しました。
その他に、ソフトウェアが76→85億円、投資用有価証券が59→71億円に増加しています。
債務は、今期も借入金は計上されていないようです。
利益余剰金は287→328億円でほぼ横ばいです。
営業キャッシュフローマージンは20%台を維持しました。
フリーキャッシュフローも66→91億円と伸びています。
株価はもたついています。
利益率は改善されただけに、成り行きを見守りたいと思います。
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