他家一人から先制リーチが入ったときに
自分がテンパイしたとしたら、
ツッパるべきか降りるべきかを考えます。
3.1.1 他家先制リーチ平均得点
図3.1.1は他家のリーチした手で
すべてロンしたと仮定したときの、得点分布です。
ただし、裏ドラによるハン数の増加は含めていますが、
リーチ一発であった場合は一発を含めず
また、河底やリンシャンであがった場合も
河底やリンシャンは含めない
ハン数で記録しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/04/949f5bbf4878a4b44bec111cf43e6498.jpg)
図3.1.1 先制リーチ得点分布
約8000局の集計、主なものを図に示しました
集計した先制リーチの全得点を平均した結果、
子に放銃すると平均して5671.0点、
親に放銃すると1.5倍なので、平均8506.5点となります。
また、他家が先制リーチしたものが
すべてツモあがりしたとしたときの平均得点は、
子で7294.0点、親で10941.1点となりました。
赤なしの場合の全リーチ平均放銃得点は、
(追いかけリーチの場合も含まれて居ますが、
先制に比べてはるかに少ないうえに
得点分布もあまり変わりません。
詳しくは後述)
子で5114.29点、親で7074.61点なので、[1]
赤有りの場合は多少放銃点が上がります。
なお、ブロガーが赤有りでの親の平均放銃点を求める際
子の平均放銃点を1.5倍して求めましたが、
統計による赤無しでの結果を見ると
親の点数は子の点数の1.5倍より小さいようです。
なので、ブロガーの求め方は厳密には正しくないのでしょうが
それでも大筋の話は変わらないので
とりあえず、このまま話を先に進めます。
3.1.2 他家先制リーチに対する押し引き
それでは、自分がテンパイしたときに
他家先制リーチに対し、押すか引くかを考えてみましょう。
まず、次の3パターンに状況を分けます。
1.自分が子で先制リーチ者も子
2.自分が親で先制リーチ者は子
3.自分が子で先制リーチ者は親
自分が上がる確率や放銃する確率などは
「科学する麻雀」に載っているシミュレーション結果を用います。[2]
また、先制リーチ者があがったときの得点は
先述の平均得点であるとします。
最期に自分の手の点数の大きさを変化させて、
待ちが両面待ちのときと
愚形のとき(カンチャン、シャボなど)の2つの場合について、
何点が押し引きの境界なのかを求めます。
例えば、自分も先制リーチ者も子で
自分があがればツモ、ロンに関わらず8000点だとすると
全ツッパの場合の期待値とベタオリの期待値は
図3.1.2のようになります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/6f/c4ad94cbf20fde485e22d01d54330e80.jpg)
図3.1.2 自分の手が8000点のときの期待値
どの巡目においても
両面も愚形も期待値がプラスで
ベタオリしたときの期待値はマイナスなので、
子の他家のリーチがあっても
自分が子で8000点の手ならツッパるべきだと言えます。
同様にして期待値を求めていくと
次のような結果が得られました。
1.自分が子で先制リーチ者も子
・追いかけリーチかベタオリか?
自分の手に裏ドラが乗る確率は
統計平均である31.74%[3]で計算します。
(以下、同様です。)
すると、
両面は全て追いかけ
愚形は、リーチのみは降りで、それ以外は追いかけ
という計算結果になりました。
ツモったときに1ハンつくことと
裏ドラが乗る可能性があることが、
追いかけたときの期待値を高くすることに
大きく寄与したようです。
・自分が鳴いているとき
両面は2000点以上で全ツッパ、それ未満はオリ
愚形は3900点以上で全ツッパ、それ未満はオリ
となりました。
2.自分が親で先制リーチ者は子
・追いかけリーチかベタオリか
両面、愚形のどちらも追いかけるべきです。
・自分が鳴いているとき
両面、愚形のどちらも全ツッパです。
ツモたれたときの親ッパネが大きいので、
ベタオリはかなり期待値が下がりました。
3.自分が子で先制リーチ者は親
・追いかけリーチかベタオリか
両面はすべて追いかけです。
愚形の場合は少し複雑で、
押すか引くかの境界は裏無しで2600点のときなのですが
裏無し2600点のときは序盤と終盤は追いかけで
中盤はベタオリという結果でした。
・鳴いているとき
両面なら2000点以上で全ツッパ、それ未満はオリ
愚形では3900点以上で全ツッパ、それ未満はオリ
となりました。
参照
[1]ひいい
「近代麻雀2006年3月1日号P147 数字で語る麻雀第5回」
竹書房 2006年
[2]とつげき東北 「科学する麻雀」 講談社 2004年
[3]ひいい
「近代麻雀2006年2月15日号P136 数字で語る麻雀第4回」
竹書房 2006年
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自分がテンパイしたとしたら、
ツッパるべきか降りるべきかを考えます。
3.1.1 他家先制リーチ平均得点
図3.1.1は他家のリーチした手で
すべてロンしたと仮定したときの、得点分布です。
ただし、裏ドラによるハン数の増加は含めていますが、
リーチ一発であった場合は一発を含めず
また、河底やリンシャンであがった場合も
河底やリンシャンは含めない
ハン数で記録しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/04/949f5bbf4878a4b44bec111cf43e6498.jpg)
図3.1.1 先制リーチ得点分布
約8000局の集計、主なものを図に示しました
集計した先制リーチの全得点を平均した結果、
子に放銃すると平均して5671.0点、
親に放銃すると1.5倍なので、平均8506.5点となります。
また、他家が先制リーチしたものが
すべてツモあがりしたとしたときの平均得点は、
子で7294.0点、親で10941.1点となりました。
赤なしの場合の全リーチ平均放銃得点は、
(追いかけリーチの場合も含まれて居ますが、
先制に比べてはるかに少ないうえに
得点分布もあまり変わりません。
詳しくは後述)
子で5114.29点、親で7074.61点なので、[1]
赤有りの場合は多少放銃点が上がります。
なお、ブロガーが赤有りでの親の平均放銃点を求める際
子の平均放銃点を1.5倍して求めましたが、
統計による赤無しでの結果を見ると
親の点数は子の点数の1.5倍より小さいようです。
なので、ブロガーの求め方は厳密には正しくないのでしょうが
それでも大筋の話は変わらないので
とりあえず、このまま話を先に進めます。
3.1.2 他家先制リーチに対する押し引き
それでは、自分がテンパイしたときに
他家先制リーチに対し、押すか引くかを考えてみましょう。
まず、次の3パターンに状況を分けます。
1.自分が子で先制リーチ者も子
2.自分が親で先制リーチ者は子
3.自分が子で先制リーチ者は親
自分が上がる確率や放銃する確率などは
「科学する麻雀」に載っているシミュレーション結果を用います。[2]
また、先制リーチ者があがったときの得点は
先述の平均得点であるとします。
最期に自分の手の点数の大きさを変化させて、
待ちが両面待ちのときと
愚形のとき(カンチャン、シャボなど)の2つの場合について、
何点が押し引きの境界なのかを求めます。
例えば、自分も先制リーチ者も子で
自分があがればツモ、ロンに関わらず8000点だとすると
全ツッパの場合の期待値とベタオリの期待値は
図3.1.2のようになります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/6f/c4ad94cbf20fde485e22d01d54330e80.jpg)
図3.1.2 自分の手が8000点のときの期待値
どの巡目においても
両面も愚形も期待値がプラスで
ベタオリしたときの期待値はマイナスなので、
子の他家のリーチがあっても
自分が子で8000点の手ならツッパるべきだと言えます。
同様にして期待値を求めていくと
次のような結果が得られました。
1.自分が子で先制リーチ者も子
・追いかけリーチかベタオリか?
自分の手に裏ドラが乗る確率は
統計平均である31.74%[3]で計算します。
(以下、同様です。)
すると、
両面は全て追いかけ
愚形は、リーチのみは降りで、それ以外は追いかけ
という計算結果になりました。
ツモったときに1ハンつくことと
裏ドラが乗る可能性があることが、
追いかけたときの期待値を高くすることに
大きく寄与したようです。
・自分が鳴いているとき
両面は2000点以上で全ツッパ、それ未満はオリ
愚形は3900点以上で全ツッパ、それ未満はオリ
となりました。
2.自分が親で先制リーチ者は子
・追いかけリーチかベタオリか
両面、愚形のどちらも追いかけるべきです。
・自分が鳴いているとき
両面、愚形のどちらも全ツッパです。
ツモたれたときの親ッパネが大きいので、
ベタオリはかなり期待値が下がりました。
3.自分が子で先制リーチ者は親
・追いかけリーチかベタオリか
両面はすべて追いかけです。
愚形の場合は少し複雑で、
押すか引くかの境界は裏無しで2600点のときなのですが
裏無し2600点のときは序盤と終盤は追いかけで
中盤はベタオリという結果でした。
・鳴いているとき
両面なら2000点以上で全ツッパ、それ未満はオリ
愚形では3900点以上で全ツッパ、それ未満はオリ
となりました。
参照
[1]ひいい
「近代麻雀2006年3月1日号P147 数字で語る麻雀第5回」
竹書房 2006年
[2]とつげき東北 「科学する麻雀」 講談社 2004年
[3]ひいい
「近代麻雀2006年2月15日号P136 数字で語る麻雀第4回」
竹書房 2006年
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ひいいの麻雀研究のひいいと申します。
弊サイトにリンクして頂き、また、データを取り上げて頂き、ありがとうございます。
21_さんの研究目的と研究内容に賛同し敬意を表します。私が研究した結果のうち、未公開のものもあります。21_さんの方から「このような分析データが欲しい」というご要望あれば是非打診して下さい。
前向きに検討します。
お互いに啓発しあい、協力できれば幸いに存じます。
hiii@pd6.so-net.ne.jp
週初めの一日どうでしたか?
今週も頑張りましょうね!
またブログ待ってますね!
頑張ってください!!
冬休みまで後一週間ですね。
ブログ楽しみにしていますね。
いつも楽しく拝見させていただいております。
今後も楽しみにしております。
またよろしくお願いします。
今日も頑張ってねっ!
今週もお疲れ様でしたっ!
まだまだ寒いですが来週も頑張りましょうね~~
今週も残り2日。
がんばりましょうねー
気持ちの良い一日になりますように。