3.3.1 仮説
ここまで他家先制リーチのあがり点数に関して
ドラの区別なしの平均を用いてきました。
しかし、実際にはドラの違いによって
ドラの使いやすさが変わることから
リーチのあがり点数も変化すると予想されます。
ひいいさんによると、牌の使いやすさは以下のようになっているそうです。[1]
ひいいの麻雀研究・2-10-2統計分析
以上のレポートから
「字牌がドラのときは数牌がドラのときよりリーチ点数が下がり、
またドラが数牌のときでも5に近いほどリーチ点数が高くなる」
という仮説を立てました。
では、この仮説は果たして正しいのでしょうか?
ドラの違いによってあがり点数を調べてみました。
3.3.2 方法
ドラの種類は以下のように分けました。
・1、9(6種牌)
・2、8(6種牌)
・3、7(6種牌)
・4、6(6種牌)
・5 (3種牌)
・三元牌(3種牌)
・W風(1種牌)
・客風(3種牌)
以上のドラの種類ごとに、他家先制リーチでの
出あがりしたと仮定したときのあがり点数を記録しました。
ただし、裏ドラによるハン数の増加は含めていますが、
リーチ一発であった場合は一発を含めず
また、河底やリンシャンであがった場合も
河底やリンシャンは含めない
ハン数で記録しました。
3.3.3 結果
図3.3.1にドラが数牌のときの結果を
図3.3.2にドラが字牌のときの結果を示します。
調査対象は麻雀格闘倶楽部半荘A1と黄龍闘技場AAA半荘の約6000局です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/ad/a96655050aabc627ea85540f585c905c.jpg)
図3.3.1 ドラが数牌のときの先制リーチあがり点数の分布
数字の単位は%
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/36/d263faf81a2ae86f08b0f41c7f89ca3d.jpg)
図3.3.2 ドラが字牌のときの先制リーチあがり点数の分布
数字の単位は%
わかりやすくグラフ化したものが、下の図3.3.3です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/a5/678e4a7a2e5cd4cfe3e3172b9772bfe7.jpg)
図3.3.3 ドラ別の先制リーチあがり点数のグラフ
各ドラにおけるサンプル数は以下の通りです。(右数字)
・1、9(6種牌) 235
・2、8(6種牌) 238
・3、7(6種牌) 211
・4、6(6種牌) 200
・5 (3種牌) 92
・三元牌(3種牌) 104
・W風(1種牌) 41
・客風(3種牌) 101
「ドラがW風のとき」はサンプル数が少ないので
他のデータと少し異なる振る舞いを示しています。
また、「ドラがW風のとき」以外でもところどころ
異常値が見られますが、統計学的に自然な範囲に収まっています。
サンプル数が十分ではないので、断定的なことは言えませんが
とりあえず「ドラの違いによってリーチ点数は統計的には変わらないのではないか」と
考えられます。
3.3.4 考察
「字牌がドラのときは数牌がドラのときよりリーチ点数が下がり、
またドラが数牌のときでも5に近いほどリーチ点数が高くなる」という仮説が
否定されるのではないかという結果が出てきましたが、
その原因はなんでしょうか?
考察してみるとこんなところでしょうか。
1.高い手はダマにするから
ドラが何であろうと、高い手になったらダマで待ちます。
ドラだけで役なしの高い手になることは
あまりありません。
2.赤ドラがあるから
ドラが数牌だろうが字牌だろうが
赤ドラの使いやすさは変わりません。
よって、ドラが数牌と字牌のときでのリーチ時の点数差が
あまり変わらなくなると。
もしかしたら、赤なし麻雀ではドラが数牌と字牌のときで
リーチ時の点数差が明確に出るのかもしれません。
(赤なしでのドラ別リーチあがり点数は、まだ報告されていません。)
参照
[1]ひいい 「ひいいの麻雀研究HP」
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ここまで他家先制リーチのあがり点数に関して
ドラの区別なしの平均を用いてきました。
しかし、実際にはドラの違いによって
ドラの使いやすさが変わることから
リーチのあがり点数も変化すると予想されます。
ひいいさんによると、牌の使いやすさは以下のようになっているそうです。[1]
ひいいの麻雀研究・2-10-2統計分析
以上のレポートから
「字牌がドラのときは数牌がドラのときよりリーチ点数が下がり、
またドラが数牌のときでも5に近いほどリーチ点数が高くなる」
という仮説を立てました。
では、この仮説は果たして正しいのでしょうか?
ドラの違いによってあがり点数を調べてみました。
3.3.2 方法
ドラの種類は以下のように分けました。
・1、9(6種牌)
・2、8(6種牌)
・3、7(6種牌)
・4、6(6種牌)
・5 (3種牌)
・三元牌(3種牌)
・W風(1種牌)
・客風(3種牌)
以上のドラの種類ごとに、他家先制リーチでの
出あがりしたと仮定したときのあがり点数を記録しました。
ただし、裏ドラによるハン数の増加は含めていますが、
リーチ一発であった場合は一発を含めず
また、河底やリンシャンであがった場合も
河底やリンシャンは含めない
ハン数で記録しました。
3.3.3 結果
図3.3.1にドラが数牌のときの結果を
図3.3.2にドラが字牌のときの結果を示します。
調査対象は麻雀格闘倶楽部半荘A1と黄龍闘技場AAA半荘の約6000局です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/ad/a96655050aabc627ea85540f585c905c.jpg)
図3.3.1 ドラが数牌のときの先制リーチあがり点数の分布
数字の単位は%
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/36/d263faf81a2ae86f08b0f41c7f89ca3d.jpg)
図3.3.2 ドラが字牌のときの先制リーチあがり点数の分布
数字の単位は%
わかりやすくグラフ化したものが、下の図3.3.3です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/a5/678e4a7a2e5cd4cfe3e3172b9772bfe7.jpg)
図3.3.3 ドラ別の先制リーチあがり点数のグラフ
各ドラにおけるサンプル数は以下の通りです。(右数字)
・1、9(6種牌) 235
・2、8(6種牌) 238
・3、7(6種牌) 211
・4、6(6種牌) 200
・5 (3種牌) 92
・三元牌(3種牌) 104
・W風(1種牌) 41
・客風(3種牌) 101
「ドラがW風のとき」はサンプル数が少ないので
他のデータと少し異なる振る舞いを示しています。
また、「ドラがW風のとき」以外でもところどころ
異常値が見られますが、統計学的に自然な範囲に収まっています。
サンプル数が十分ではないので、断定的なことは言えませんが
とりあえず「ドラの違いによってリーチ点数は統計的には変わらないのではないか」と
考えられます。
3.3.4 考察
「字牌がドラのときは数牌がドラのときよりリーチ点数が下がり、
またドラが数牌のときでも5に近いほどリーチ点数が高くなる」という仮説が
否定されるのではないかという結果が出てきましたが、
その原因はなんでしょうか?
考察してみるとこんなところでしょうか。
1.高い手はダマにするから
ドラが何であろうと、高い手になったらダマで待ちます。
ドラだけで役なしの高い手になることは
あまりありません。
2.赤ドラがあるから
ドラが数牌だろうが字牌だろうが
赤ドラの使いやすさは変わりません。
よって、ドラが数牌と字牌のときでのリーチ時の点数差が
あまり変わらなくなると。
もしかしたら、赤なし麻雀ではドラが数牌と字牌のときで
リーチ時の点数差が明確に出るのかもしれません。
(赤なしでのドラ別リーチあがり点数は、まだ報告されていません。)
参照
[1]ひいい 「ひいいの麻雀研究HP」
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すごく興味深く読ませていただきました。意外な結果ですね。やはり、考察どおり高い手はダマにするからなのかな。
週末リフレッシュして、また来週も頑張りましょうね!!
体調に留意され頑張ってくださいね。
体調に気をつけてお過ごしくださいね。
また楽しませてくださいね。
台風がきてるみたいだから
気をつけてね!
一日の疲れをゆっくり癒してくださいね。
いつもネタ豊富で楽しませてもらってます!
これからも楽しいブログお願いしますね~
また遊びに来ます♪
慌てて長袖引っ張り出したよ~
カゼには注意してがんばってね!
今日も雨~
やな天気ですね・・・