仕事の方は、8月に新しい体制になったのですが、なんと早くも異動が。
中堅の男性社員。
彼は、剣道部にも所属していて、実業団の最優秀選手にも選ばれるほどの実力者。
決して、棒を持たせてはいけない。
銀座の"鉄板酒房 Quadrella"で行なったのですが、彼の人望もあり他の担当からも沢山の方が出席してくれた。
それにしても1か月、いや夏休みがあったので、実質2週間強。短かったなぁ。
私との付き合いは、新グループ発足飲み会の幹事・・・・いや仕事も沢山したはずだw
まぁ、私と長く付き合っても大変なので、彼にとっては幸せかもしれない。
新しい職場でも、上段の大きな構えで頑張って欲しい。
いつも人間ドックを受診している病院の、美人女医先生の勧めでピロリ菌の除菌を1か月前に実施。
その結果を、本日仕事終了後に聞きに行った。
直前に、現上司が、
「ピロリ菌の除菌に失敗したので、再度やっている」
とのタイミングの良い話を聞いていた。何故失敗したのかという具体的な原因は解らないが、薬を飲むのを忘れたり、お酒を飲んだりしたと聞いていたので、私にも思い当たる節はあっただけに、ドキドキしながら(女医先生にしたわけではありませんw)結果を聞くと・・・・
タラララララララ(一応ドラムロールのつもり)、ジャン!!
成功!!!!!
ふぅ~、良かった。
まだ保険診療ではないので結構費用もかかるだけに助かった。
ただ、最後に先生からドキッとするアドバイスが、
「かほぱぱさん、胃酸の働きがよくなるので、食べ過ぎによる胸焼けにだけは注意してくださいね。体重だけが入社されてから一次曲線で伸びていますから・・・」
あのぉ、今まででも十分食べ過ぎだったのですがw
自分の好きなアーチストの楽曲は、最近ほとんど購入していない。
そりゃあ70~80年代の洋楽(ロックやポップス)が好きなので、ほとんど新譜が出ないから、当たり前と言えば当たり前。
最近増殖しているのは"嵐"のもの。
そして時々、娘達用のもの。
そんななか、私が聞いても素晴らしいものがありましたのでご紹介。
みいつけた! パーティー 価格:¥ 2,000(税込) 発売日:2011-08-03 |
これは、NHK教育テレビの子ども向け番組「みいつけた!」のサントラ盤。
子ども向けなので、とてもキャッチーな楽曲に仕上がっているのですが、それを、トータス松本・宮藤官九郎・小林顕作・クレイジーケンバンドなどが演奏しています。
子ども向け音楽とは到底思えない傑作が並んでいます。
特に、子どもウケを狙っているからか、普段の作品とは違った側面が打ち出されているのが、とても興味深いですね。
きっと、"子ども"というキーワードのもと、自分の子どものことを思ったり、自分の子ども時代を思い出して、楽しみながら作られたのではないかというのが伝わってきます。
会社では結構怖がられている私でもそうですが、これらポップスの達人達も"子ども"には弱いんですね。
世界陸上・世界柔道をやっている。
こんな暑い時期にしなくてもと思っているが。
陸上では、ボルトが登場し、後半はジョギングするように軽く流して予選トップタイムで準決勝に進出。
北京では後半を流して9秒台の記録を出しており、その時ほどの好調さはないが、今回も金メダルは固いと思っていたが、なんと失格orz
柔道は敗者復活的なルールがありますが、陸上はない。
個人競技と相手のある競技の差なのでしょうか。
民主党の代表選挙も、一昨日告示で明日が投票という超短距離競走なんですが、なかなか1回の投票では決まらないのではと言われている。
トップは大方の予想どおりの方がとるだろうが、過半数に届かないと決選投票で逆転される可能性もあると思う。
陸上のボルトのように後半流しても予選は突破できるだろうが、 決勝に進むとそうは簡単ではないと思う。
いすせれにしても、大きく沢山の課題を抱えた日本の舵取り役ですから、スポーツでは敗者復活戦を勝ち上がって優勝というのは、どうかと思うのですが。
政治の方は投票出来る方が限られており、実力での優勝(決定)ではなさそうなので、是非敗者復活ルールで、真の実力者が選ばれるといいですね。
明日は8月28日。
はて?何の日だ。
実は小学生の娘達の夏休み最後の日。
小学生時代なんてたったの6年間しか経験していないのに、夏休み最後の日というと今でも反射的にせわしく、そしてせつなくなる。
それは、宿題がまだ終わっていないという焦りと、それを責める親との修羅場の思い出。
当時は、休みが終わる3日前までぐらいは相当根拠の無い余裕を感じていたように記憶している。
"まだ数日あるじゃん"とか思ったりしてというか、強制的に思い込んでいた。
本当はあと3日しかないのだけど、まだ20日台であるという事実が「まだまだ夏休み」という錯覚を呼び起こしていたんだと思う。
でも前日になるとかなり違う。相当切羽詰まってくる。
夏休みが"本当に"終わるのに、宿題が"本当に"終わってない。
すべてがリアリティを持って自分に向かってくる。
同時に、夏休み前は「7月中で宿題終わらせて~」とか皮算用してたのに、なんでちゃんとやらなかったんだろう、という後悔に苛まれる。
このままやらないで学校に行ったら、どうなるんだろうという破滅願望すら起き上がってくる。
そして、一番怖いのが、「まだ1日あるんじゃないの?」との悪魔がささやき。
もう小学生を辞めてから40年近く経つのに、昨日のことのように思い出せる。
娘達は、今日でなんとか夏休みの宿題を全て終わらせたようだ。
今年は、地引き網・花火大会・バレエ発表会・キャンプ・帰省と色々楽しんだはず。
私に比べると1日早く宿題を終わらせたので、私のようにせつない思い出として残るのではなく、今までの行事を含めて、"楽しい夏休みだった"と思ってもらえるような最後の日を過ごさせてやりたいなぁ。
アップルのSteve Jobsが、CEOを辞任するというニュース。
リンゴ好きの私にとっては、最近の情勢から、なんとなく近いのかなぁとは思っていましたが、やはりショック。
アップルといえば、私にとって強くイメージが残っているのは"Think Different"の広告宣伝。
チャレンジングというか、ファイティングスピリットを感じ、強くアップルという会社を意識させられました。
そして、Steve Jobsと云えば、印象に残るのは大学でのスピーチです。
YouTube: スティーブ・ジョブスの伝説の卒業式か入学式のスピーチ 1-2
基本的に、型にはまりたがり、標準的な考え方で、誰も信じてくれませんが、優等生的に生きてきた私には、とても憧れというか羨望の気持ちがありました。
違う生き方、違う考え方、たゆまぬチャレンジ、カッコイイですね。
カッコイイことは、ビジネスでも運動でも日常の生活の上でも、とても大切なことなのだと思います。
なかなかそうできない自分がとても歯がゆいのですが、いつか、違う存在になりたい・違う存在でいたいなぁと思った次第です。
また一つの節目を達成。
書き始めて4年半。
打率というかアップ率というか、その数値は91%。
昔から、"根気の無さ"には自信のあった、三日坊主気質の私にしてはよく頑張った。
まぁ、内容の是非は別にして(ほとんど食べたり飲んだりですがw)、実家の父や亡くなった母が子どもや孫達の様子を把握するツールとして、少しは役に立ったし、自分のライフログとして楽しめた。
これも、以前の職場の皆さんが、スキルの低い私を支援していただいたこと、くだらない内容なのに読んでコメントをくださること、そんな皆様に感謝・感謝です。
これからも、軽~く・緩~く、書いていけたらいいなぁと思っています。
昨年も色々ご紹介しましたが、今年は何店舗回れるかなぁ、なんて思っていたのは1ヶ月前。
それから冷夏が続いており、ほとんど新規開拓が進んでいません。
これでは夏が終わってしまいそうなので、痺れを切らして少ないですがご紹介します。
ここは以前から注目してていたお店。
▶坐庵
先日地引き網の帰りに寄りました。
どう表現したら良いのかわかりませんが、"氷が優しい"んです。
昨年も色々食べましたが、私的には一番!!
もちろん、日光産の天然水の氷を使用。
それをかき氷のマイスターと呼ばれている方が削っている。
私はミルク金時、娘はマンゴーを注文。
いゃぁ~、美味しかった。
ここは電車代を使っても行く価値があると思うけどなぁ。
▶ジャムズガーデン
先日の山口グルメでもご紹介したお店。
ここは、氷というよりかかっているジャムが最高。
実は、シロップではなくてジャムをかけて食べたのは初めてですが、アイスクリームとの相性もバッチリで、なかなかいけます。
今日あたりから、少し夏の日差しが戻ってきているようです。
また氷が欲しくなってきますね。
今年は、ホテル系の氷にもチャレンジしてみようと思っています。
今年の天気は不順と呼んでいいのだろうか。
先週から、ぐっとやわらいでいたことになっているが、明日からはまた暑くなるという予報になっている。
暑さが収まるのは冷たい空気が後ろに控える前線が南下してくるためですが、前線近くでは暑い南風が強く吹くため、通過する直前に最も暑くなるそうです。
なるほどなぁと思わせる話。
私はこの“なるほど”という言葉が結構好き。
以前の職場で関与していたCS(顧客満足度)を進めてゆくと、情報提供が重要な課題の一つになる。
情報提供の善し悪しが、顧客の満足に密接に結びつくというデータが見られるのですが、この情報提供の善し悪しに“なるほど”が大きくかかわっていると思う。
なぜ、この情報提供が重要になるかを考えた時に、情報→知識→知恵という流れがあることに気付きます。
知恵は生活を豊かにし、仕事を楽にするために欠かせないものですが、知恵を発揮するためには知識が豊富にあることが前提になり(知識のない知恵を“猿知恵”と呼ぶのだそうで、私は正にこれw)、その知識は情報が原料になり、情報が頭の中にストックされて知識になるのであり、情報提供というのはいかにストックされるのかを考えなければならないからです。
この情報が知識へと化学変化を起こすためには、その情報に“なるほど”という触媒がなければならないとのこと。
だから、“なるほど”のない情報は見向きもされない。
米村でんじろう先生の番組は、私も好きでよく見ますが、人気の理由はこの“なるほど”にあると思う。
科学の新しい知識を教えてくれるのですが、実験による検証を交えて視聴者に“なるほど”を伝えていることが人気の秘訣だと思う。
“なるほど”は納得にも欠かせない言葉です。
納得は、納得しても満足にはならないが、納得しないと不満になりかねず、CSには重要なファクターです。
納得を得るためには、“なるほど”と思わせる説明=情報提供が必要になるということ。
原発対策についても、代表選挙でも、私達が"なるほど"と思うような対策や人物が選ばれるといいのですが。
今年の夏は節電のため、会社は9日間の一斉休業。
すみません、私は12日間でしたが・・・
今日が休み明け初日。
ここ20年ぐらい、7~9月の間の好きな期間を夏休みに設定できる、という制度の下で過ごしてきたので、一斉休業明けという状況自体が久しぶり。
まるで、学校の2学期の始業式の日のようだった。
「○○へ旅行で行ってきた。」
「○○でキャンプを楽しんだ。」
「お盆で実家に帰省してきた。」等々。
※特になしという独身の強者もいたがw
そして、机の上には各国・各地のお土産品が置かれる。
お土産を配っている人は、だいたい同じ質問を20人近くの人から受けることになるw
仕事を進めていく上では、こういう一斉休業の方が良いなとは思うが、独身者が安く海外旅行を楽しもうとしたり、田舎に帰省する人からすると、お金はかかるし、チケットがなかなかとれない等の不満もありそう。
ただ、会社の社内Webに節電状況がグラフであらわされているが、確かにその効果は絶大です。
今年は、みんなが力を合わせて頑張る年だといい聞かせながら、体内時計と脳内計算機を会社モードに変換した。
帰宅してみると、小学生の娘達が読書感想文と自由研究に悩んでいるようだった。
彼女達も今までのつけが回って来たのだろう。
来週から始業だが、一足早く学校モードに変換しているようだ。
長かった夏休みも最終日。
朝の便で帰ってきた。予想通り涼しい。
地震があったり、暑かったりで、心配だった部屋の中や飼っている金魚は無事。
以前ピッキングの被害経験があるので、長期間留守にすると結構不安がある。
今年の帰省は、母の初盆がメインでしたので、私にしてはあまり出歩いていないつもり。
今回はお土産やお菓子等を中心にご紹介します。
▶かわい寿司
握り鮨とウニ・イクラ丼。
本籍地周防大島の家の近くにあるお店。
ネタは新鮮で地物が中心なので美味しいのですが、よい値段をとります。
▶芋喰島
こちらも周防大島のお店。
地元の名産東和金時芋を使ったソフトクリーム。
男の私でも絶品だと思います。
女性軍はメロメロなのでは。
ほのかに香る甘い芋の味が最高です。
▶ジャムズ・ガーデン
こちらも周防大島のお店。
無添加・無農・減農の厳選食材を使用した手作りジャムのお店。
少しお値段は高めですが、一度食べると病みつきになります。
▶シェ・モム
私のブログに何度も登場する同級生のお店。
今年も娘と妹のバースデーケーキを作ってもらいました。
生クリームケーキとアンパンマンチーズケーキ。絶品です。
同窓会の3次会終了時に、お店にシュークリームを取りに帰ってみんなに振る舞ったとか。
私は残念ながら2次会終了後に映画へ・・・
▶バッケン・モーツアルト
広島の老舗の洋菓子屋さん。
今回はモンドセレクション受賞商品を詰め合わせてもらいました。
こういう○○賞受賞という言葉に妙に弱い私。
▶エメ・ル・シャットリー
妹が友人からいただいたお土産も掲載。
中島午後三時というネーミングも面白い。
記事によると、最終回の攻撃が始まる前の監督の指示は、先頭打者が出塁してもバントはしないというものだった。
抑え込まれていた相手投手に対し、監督から突撃命令が出たというわけ。
このチームは、1,2年生が多いということ、監督も28歳と若いチームなのですが、智弁との試合では、その若さの魅力をとても感じさせられた。
ベテラン監督ならこうはいかなかったのではないだろうか。
作新のキャッチャーは1年生がマスクをかぶっている。
この選手が素晴らしい選手で、先輩投手を巧みにリードしており、動きを見るのが楽しい選手である。
ここはベテラン監督が勝利。
作新の監督さんの試合後のインタビューをチェックしてみましたが、キャッチャーへの指示について聞かれた時に、「彼にまかせている」という言葉が出てきた。
1年生に判断をまかすというのも、中々聞かれない言葉だと思う。
時代はどんどん若返りをしているかのようですが・・・・まだまだ負けるわけにはいかない、というよりまだ若いつもりw
中学時代にバスケット部に所属していて、そのOB会が15日にあったのですが、母の初盆で欠席。
お盆の時期に帰省することが過去ほとんどなかったので、久しぶりに出席したたかったのですが、残念でした。
と思っていたら、昨夜電話があって、「集まれる奴だけだけど、かほぱぱを囲んでプチ同窓会を企画した」との連絡が。
嬉しいなぁ。
勿論返事は即OK。
場所は当時の副キャプテンの奥様が経営されているお店で。
一番最近会ったチームメイトでさえ12年ぶり、一番久しいのは中学卒業以来なので35年ぶり。
それにしても、人間の記憶は凄いね。
ある試合のあるシーンや、ある夏の暑い日の体育館での練習中の先生が怒ったあの場面とか、誰かが話をすると、「そうそう・・・」とか「いやいや・・・」とかすぐに当時の記憶が蘇って、大いに盛り上がる。
今思うと、結構強いチームだったし、監督も有名な方だったので、練習中は当然水も飲めなかったし、座ることもできなかったし、土日も練習だし、お盆・正月もほとんど休まなかったってのは、かなり凄いこと。
でも、それだけの時間と経験を共有したからこそ、久しぶりに会ってもすぐに打ち解けられるんだと思う。
来年は、市民戦に選手として出ようなんて、威勢の良い話をしていたが、あれだけは本気にしてないよなぁ、もう50だぜ。
墓参りで、周防大島に帰ってきた。
日頃は空き家の家にはさすがにPCは置いていないので、ブログは書けなかった。
先週行った鳴滝もとても良いのですが、やっぱり海が好き。
海は一つ。
海はいいですね。
子どもの頃から、夏休みになるとお婆ちゃんが一人で住んでいたこの海で泳いできましたので、海ではキリなく泳げる気がするのですが、家族を持ってからというもの、どこかで急にそれこそ強いクラゲにでも刺されたらとか、足がつったらとか、色んなことを考えるようになり、適当な距離まで沖に出ると、自発的に帰ってくるようになった。
しかし物足りないので、敢えて蛇行したり、潜ったり、浮かんでみたり、色々としてました。
私は海に抱かれるのがとにかく好きなんだと思う。
最近は、紫外線がとか、熱中症がとか、色々あって海で泳いでいる人が減っているような気がする。かくいう私もそうなのですが。
坂口安吾は"わたしは海をだきしめてゐたい"と表現しましたが、その発想の大胆さ、想像力には感嘆します。
今年はとにかく暑いので、まだ海に行ける機会があるかも知れません。
海を抱くことにも、それがどういうことか良く想像して、挑戦してみようかなぁ。
[オーディオブックCD] 私は海を抱きしめていたい 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2008-01-29 |
話は変わりますが、滞在中に周防大島で高校教員をされている先輩から、「チヌを釣っているので来いよ」と携帯に連絡があった。
車で5分の波止場に行くと、50センチのチヌ2枚と25センチのキスをいただいた。
先日は私の実家の近くの波止場でハマチも釣ったのだとか。
この時期だと鯵と鯖ぐらいしか考えたことがなかったが、あらためてなかなか凄いところだと実感した。
< いただいたチヌとキスは早速刺身に。超美味し。
< 右は瀬戸貝と呼ばれているこのあたりでしかとれない(?)貝。こちらも絶品。
気候よし、人情よし、食材よし、そして温泉もあります。
こんな日本のハワイと呼ばれている島で引退後の生活はいかがですか?
終戦記念日でした。
幸い私の親族で直接的な戦争被害者はいないのですが、沢山の方々が志半ばで人生に強制的な終止符を打たされたことに対しては、心が痛みます。
過去、知覧・徳山・江田島・沖縄で、戦死された特に若い方の手紙などを拝見する機会がありましたが、あまりの清々しさに感動とともに違和感を覚えたことがあります。
いずれにしても、二度と起こらない事を祈りますし、私達もそうならないようベストを尽くしたいと思います。
そういう時代に比べると、今はとても幸せに見えるのですが、そうでもないですね。
色んな悩みはつきません。
ある方のつぶやきで、共感を覚える内容でしたので、ご紹介します。
▶往々にして落第生が世界を変える。
▶「良い大学」に入り、「一流企業」に入ることを目標とし、実現した人はおめでとうございます。しかし、どこかで挫折したって、それで人生が終わりじゃない。
どう転んでも、人生は人生。
他人にとやかく言われる筋合いはない。
何がいいかなんて、そう簡単にわかるわけじゃない。
▶勉強ができることに越したことはないが、教科書を一頁も開いたことがないという人で、立派な役者になっている人もいる。
台詞を覚えたり回したりするのも超一流。
国語をやるに越したことはないが、やらなくても、人生はある。
どう転んでも人生はある。
▶育みや学び。科学的な見地から、「こうするといいかもしれません」という示唆をすることはできる。
しかし、例えそのような条件が整わなかったとしても、それも一つの人生。
どう転んでも、立派な人生。他人が代わりに生きてくれるわけでもない。
▶一般に、脳科学や認知科学の(統計的傾向に過ぎない)知見を、人を差別したり、決めつけたりすることに使うのは、科学的に間違っており、生命哲学的に不適切である。
たとえ、ある統計的事実があったとしても、「そんなことは知るか」と挑戦する自由と権利は誰にでもある。
▶外国語は幼少期に始めた方がいい、などとマントラのように唱える人がいる。
しかし、たまたま始めるのが遅かった人にとっては、もはや仕方がない。
その時点から、ベストを尽くすしかない。
ジョセフ・コンラッドのように、二十歳を過ぎて英語に接し、英語で小説を書く人になった例もある。
▶「どっちに転んでもなるようにしかならない」というのは人生の一大真実である。
脳の育みや学びについての政策は、とりわけ、どっちに転んでもなるようにしかならないんだから、とりあえず過去を引き受けてベストを尽くすしかない。