畑酒造有限会社 酒蔵日記

清酒 『大治郎』 『喜量能』 醸造元
滋賀県東近江市(旧八日市)
全量地元の契約栽培米を使用
全量純米蔵です

蔵に眠る「木桶」

2017年04月01日 19時02分31秒 | 蔵での仕事

4月 

 

 戦前に作られたという「木桶」

今も蔵に残っていました。

 

今は、ホーロータンクでお酒を仕込んでいますが、

先代より前、

先々代…。

 

この「木桶」でお酒造りをしておりました。

 

木を組み合わせ、周りのぐるりと、

竹で編まれた留具。

 

 

これを外すと

 

 

パカッと、こんな感じ

 

  

主人のお母さんに聞くと、

毎年、年に1度、

この周りの竹で編まれた留は、

職人さんにより、

数日かけて、新しいものに変えられていたそうです。

 

 

 

蔵人が桶洗いに使っていたのは、

「ささら」といわれる

細かく割った竹を束ねた用具

(これも残ってあります)

 

  

昨日・一昨日と2日がかりで、

倉庫を整理したわけですが、

5つ6つ程、木桶を解体しました

 

 

周りの木と、底部分は

色々な物に使えますので保存

底板。

これを、テーブルにリメイクされている

蔵元さんもありますよね

 

 

当蔵では、

 

一番小さい木桶

 

柿渋を塗り直し、こんな感じに

蓋をして、お酒のディスプレイに使ったり

 

 

 試飲室

 

壁の下の部分に貼り付けてあるのが、

「木桶」の周りの木(#^^#)

これも思い入れのある物。

残していきたい

 

 

こうして、先代から残されてきたもの

蔵の至る所に、それを感じます。

 

 

コメント
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