畑酒造有限会社 酒蔵日記

清酒 『大治郎』 『喜量能』 醸造元
滋賀県東近江市(旧八日市)
全量地元の契約栽培米を使用
全量純米蔵です

除夜の鐘をききながら…

2015年12月31日 23時59分03秒 | 日記




只今、23時半を過ぎた時刻
除夜の鐘をききながらブログを
書いております。





今年3月から始めたブログも、
多くの皆様に応援いただきました。
大変感謝申し上げます。有難うございました!!










12月31日は、19時、
ご近所のお宮さんへ
御神酒を配達して最終。
家族で年越しそばを戴きました。







蔵人さんも、午前中まで
蔵の仕事を助けていただきました。




しかもこんな日に、家の冷蔵庫が故障
急遽、電気屋さんにまで走ってもらい、
本当にごめんなさい….
皆様のおかげで無事、
新年を迎えることが出来そうです。



















新年3日まで
お酒の仕込みは一旦、ストップ






少しですが、蔵人さんにも
ゆっくりしてもらえるかな






蔵の中も大掃除
蒸し場・洗米場・こうじ室・瓶洗い場…






ピカピカになりました





ひっそりとした蔵の中ですが、
タンクの中には、
モロミが入っています、






日々、変化する成長を
お正月の間も見守ります










除夜の鐘をききながら
モロミの様子をチェック















どうぞ、
新しい年も、応援宜しくお願い申し上げますm(__)m





皆様におかれましても、
素敵な1年でありますように




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粕取り

2015年12月29日 22時53分54秒 | 大治郎

新酒が搾れると
酒粕も出来上がります。





上槽(モロミを搾る事)とは
液体の清酒と
固形の酒粕に分ける作業の事。





板粕は、
こんな風に取れます







自動圧濾圧搾機「薮田」





がっしりと重い重い
鉄版をスライドさせると…







版一面に
酒粕が付いています。









また、1枚
スライドさせると…








こちら側と、向こう側。
二人がかりで行います







丁寧に、はがしていきます





このようにして、
蔵人さんに粕取りしてもらった板粕を
作業場で、袋の大きさに合わせて切り
量り分け





袋詰めしていくのです。










今日も、皆で袋詰め。
作業場には酒粕のいい香りが広がりました。





先日、テレビで放送された「粕床」
試してみようと、容器の準備はばっちりです






近いうちに、作りますね



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毎朝の健康診断

2015年12月26日 23時32分12秒 | 大治郎
気が付けば、
今年も、あと5日




お酒の仕込みも順調で、
本日も、新酒の瓶詰め作業が行われました。







今年こそは、タンクの中の日々の変化を
密着。カメラに収めようと思いながら、





作業場から離れられず、
扉の向こう側(仕込み)の方へは行けません…💦






そんな、タンクの中のモロミの様子。
写真は、2枚ですが
日々、表面の泡の状態は変わります。



















発酵の過程で、泡の表情が変わるのですが、
社長は、その泡を見て、
酵母の数の出方や、色々な情報を見極めるそうです。






それでも、目に見えない情報や
異常な変化がないかどうか、




毎朝、検査をし、
モロミの健康診断も行います。






分析





発酵中のモロミを
各タンクから採取、その「ろ液」を












状況に併せて、
酸度・ボーメ/日本酒度・アミノ酸度














アルコール度数を計測します。
全て、お酒の瓶の裏張りに書かれている情報です)









目に見えない微生物を
分析する作業。




数値を見て、





酵母の増え方や
タンクの中の様子を再確認するのです







糖化と、
酵母がアルコールに変えていく発酵
(並行複発酵)の様子が






数値で見ても、明らかに日々変わっています。
「不思議







毎朝の、健康チェックは欠かせません





さて、ずっと前から気になっている
蔵にある冷蔵庫の大掃除…




年内に出来るかしら








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お昼の賄

2015年12月19日 13時14分28秒 | 日記
一昨日、
みぞれ混じりの雨が降り



一気に寒さが増してまいりました。



滋賀県北部の伊吹山は
すっかり雪化粧です




少しでも、身体が暖まるように
今日の賄、おつゆは
「酒粕汁」





出勤前に作ってみました







具材は、大根・人参・里芋・ごぼう・豚肉に、酒粕
(こんにゃくを入れる時もあります)



写真は、まだ酒粕は入っていませんが




私は、酒粕たっぷりが好きなのです
蔵の皆はどうでしょう。






こぼさないように、車にお鍋を積んで出勤(笑)





板粕は、細かくちぎり
ぬるま湯を粕がひたるまで注ぎ
20分ほど、おくとやわらかく使いやすくなります。




お湯は捨て、ヘラかスプーンでつぶします





さぁ、午後からは
酒粕の袋詰めです





今日は、酒粕DAYですね







お酒の肴に
近江ハム





美味しすぎて、一気に食べてしまうのが勿体ない
少しずつ、晩酌の楽しみに頂いております。

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創業101年

2015年12月16日 01時11分18秒 | 喜量能(きりょうよし)



昨年の写真です。





2014年5月
創業100年を迎えた年月、






お義父さん・お義母さんの
金婚式でもありました



















結婚50年、
「今まで出来なかったことを、これから楽しんでくださいね」
なんて、言ったものの
まだまだ、甘えております…







昔は、杜氏さんも、蔵人さんも
ふんどし姿で、麹室に入ってたんよ」




酒袋も、穴が開いてくるから
皆で何回も何回も縫ってたよ」
(手織木綿「帆布」に柿渋を塗って出来たもの)







おばあちゃんの時代は
「お湯加減いかがですか」なんて言いながら、
薪でお風呂炊いて、杜氏さん・蔵人さんに
お風呂に入って頂いてた事とか…







先代の蔵の話を聞かせて下さいます。








昔は、この場所に和窯があったのかぁ。




大きな煙突もあったんやなぁ。





なんて、思いながら
蔵を回ると、想像ですが、
見えない景色も違った風に見えてきます。





私の知らない、蔵を知るのも
とても大切なこと








2代目・3代目・4代目の蔵を見てこられた
先代に、まだまだ色んなことを
教わっていきたいと思います







12月15日(火)
山廃仕込み始まりました








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今期、1本目の新酒

2015年12月10日 23時35分03秒 | 大治郎
12月1日(大安)


今期、1本目のお酒



大治郎・純米本生うすにごり
   よび酒~よびみず~




発売開始しております。
















ほんのりと濁りを絡ませた
季節商品





澄んだお酒に
ビンの底に溜まった濁りが、



ふわぁ~


混ざる時の模様




これも、うすにごりならでは。


呑む直前に、心も和みます





大きな大きな
杉玉も、少し吊り金具を強化しました。












大きな想い。
が、詰まっております

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太郎坊宮・お火たき大祭

2015年12月06日 23時42分59秒 | 日記
12月6日(日)
今日は、太郎坊宮お火焚き大祭でした。







およそ10万本の護摩木が焚き上げられ
、新たな気持ちで新年を迎えるお祭り。





この時期は、なかなか蔵から出れず、
写真は、私が嫁いだ年。




「見ておいで」と時間をもらい
ふらっと見に行った時の写真、3年前のものです。











蔵からも見えるこの太郎坊山。
蔵からですと、山の上まで歩いて往復1時間の距離で、
下からの階段が、約700段あります
(上の社務所までは、車でも行けますよ)


























他府県からも来られる大きなお祭りで、
護摩木の火が弱まると、修験者の方、参拝の方による
火渡り神事や、山伏問答も行われます











今年も当蔵で、麹から作った
甘酒をふるまって下さっていました。





麹から作った甘酒は、
でんぷんの糖化作用で作るので、
ノンアルコール!! (アルコール発酵していません)
お米の粒も残っていますので、
食べれる甘酒ですね
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年に1度、この季節のお祭り。
丁度、新酒が搾れた時期でもあり、
「杉玉の色、変わったね」と
帰りに蔵に立ち寄って下さるお客様もいらっしゃいます。





「ここの甘酒やったんかぁ」
「ノンアルコールですよ」と説明すると、
「呑めばよかったぁ」と





今年もまた、
この日を迎え、迫りくる年末を感じながら、
1日が過ぎていきました






昨日、次のお酒がしぼれました。



今日は、酒粕の袋詰め。
蔵の中では、いい香りが漂っています






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現代農業12月号「呑百笑の会」掲載

2015年12月03日 22時06分55秒 | 大治郎




想いを一つに













意気投合、
込山さんとの、出逢いは平成9年。






当蔵の酒米を作って下さっている
「呑百笑の会」メンバーの皆さんと
想いを一つに




今年、創業101年目の造りを迎えております。










12ページにわたる
酒米のお話に。








「ドブロク出汁の鍋」
「ニンニク塩麹鍋の作り方」
「トンネル熟成和紅茶]
「モミ米サイレージ」・・・



勉強になる記事が沢山
掲載されていますよ



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