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車中泊によるきままな旅
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2023年放浪の旅 思い出の情景 その7

2024年05月02日 | 旅日記
2023年放浪の旅 思い出の情景 その7

31 霧島神宮(鹿児島県霧島市霧島田口2608番地5号)
予備知識もなく地図上で鹿児島神宮の近くにあるということで訪れた

坂本龍馬・おりょう新婚旅行記念
坂本龍馬が日本最初といわれる新婚旅行で霧島連峰を訪れた
龍馬が妻のお龍と高千穂峰を訪れた際、何を思ったか「天逆鉾」を引き抜いて見せたという
このことは龍馬自身が手紙で姉に伝えており、手紙も桂浜の龍馬記念館に現存している



参道は木々に覆われ薄暗く、その先に社殿が明るく見える(幻想的)
その先に人が多く集まっている



近寄ってみると参拝の順番を待っている人だった
人気に驚きスマホで検索してみると何と社殿が国宝に指定されていた
寺社の国宝建築物は資料を作成して持参しているが漏れていたようである



拝殿(国宝)
登廊下(重要文化財)の先には拝殿
令和4年に本殿・幣殿・拝殿が国宝に指定された
創建は欽明天皇元年(540年)とも
主祭神:天饒石国饒石天津日高彦火瓊瓊杵尊(天孫降臨)



参拝者が多すぎて他の建物を撮ることができなかった



この帰りに神橋でコンビニのカードを拾う
その手続きに時間がかかり予定が大きく狂ったが、後日、持ち主に届いたと連絡があった



32 大御神社(宮崎県日向市日知屋1番地)訪問日 令和5年5月29日
祭神の天照皇大御神の二字「大御」が社号になっている

鵜戸神社
前回、案内板の「白龍」の形が私の撮った写真と違っていたので気になり再訪した



岩窟は高さがある
岩窟は人工的につくられたものとホームページに記載があったが信じられない



結果、前回と同じく太めの龍にも見えず、スリムな九州のようになってしまった
この後、うまく撮れたという人の写真を見せてもらうと確かに昇り龍の姿に



大御神社社殿(国登録有形文化財)
皇祖天照大御神を祭神とする古社で、創建の年月は詳らかではない
「往古・皇大御神・日向の国高千穂に皇孫瓊瓊杵尊を天降し給うた節、尊は当地を御通過遊ばされ、
千畳敷の盤石にて、これより絶景の大海原を眺望され、皇祖天照大御神を奉祀して平安を祈念されたと伝えられ、
後世、此の御殿の霊石の在りし所に一宇を建て、天照大御神を勧請し村中の鎮守と崇敬し奉ると言う」



建物全体が直線形の木造銅板葺で切妻屋根を支える力柱を持つ
棟の両端にV字型に千木を突き出す神明造りが特徴



神座(かみくら)
国歌 君が代の「さざれ石の巌」である
「神座」は、天孫降臨として知られる天照大御神の孫にあたる瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が絶景の大海原を眺望されたと伝えられる岩



33 西寒多神社(大分県大分市寒田1644)訪問日 令和5年5月29日
豊後国一宮
以前、訪れようとしたことがあったがたどり着くことができなかった
他の人も「ナビで着かない不思議な神社」と投稿していた



駐車場に何が原因か分からないが神聖な場所に相応しくない看板



拝殿
神功皇后が三韓征伐からの帰途、西寒多山(現 本宮山)に臨幸し、その証として山頂に白旗を立てたという
その後、応神天皇9年4月、武内宿禰が本宮山上に祠を建てたのが創祀であるという
本宮山を神体山として成立したと見られている



7世紀の中ごろ、藤原鎌足が百済救援のため豊前国仲津郡まで来た折、西寒多神社に参拝
老巧化した社殿を修築し、太刀一振りと八幡舞面を奉納した



萬年橋(大分県指定文化財)
太鼓橋とも呼ばれる石造単アーチ橋



34 柞原八幡宮(大分県大分市大字八幡987)訪問日 令和5年5月29日
豊後国一宮
この神社を訪れる前に参拝した神社「西寒多(ささむた)神社」も同じく豊後国一宮
互いに豊後国一宮を主張していたというのも面白い



日暮門近くの駐車場を探したが、農道・林道に迷い込み酷い目にあった
地元の女性で毎月お参りに来ているというバイクに乗った女性に声を掛けた
20代だと思うが社殿まで案内までしてくれた
私の歩くペースに合わせてくれる気持ちが嬉しかった

南大門(重要文化財)
別名・日暮し門
この門の彫刻が素晴らしいと説明してくれた



西門(重要文化財)
私をここまで案内してくれた女性
久し振りにバイクに乗ることができたので感謝と安全祈願にきたという
この後も社殿の案内をしてくれた(感謝)



拝殿(重要文化財)
中央の小さな建物が拝殿



東回廊・西回廊(重要文化財)
楼門を境に東回廊・西回廊と分かれている



拝殿前には若い女性が数分間手を合わせお参りをしていた



熱心にお参りをしていた女性であるが、この南大門にいたる石段に佇んでいた
私が歩くと距離をとって歩き出す



石段を下りると例の女性が窓を開けた赤い車に乗っていた
目が合うと笑顔で一礼して去っていった
しばらくして気付いたのだが、短い足でヨロヨロしていた老人を見守ってくれていたのだと(笑)
ここでは二人の若く心優しい女神に出逢えた



35 玉祖神社(山口県防府市大字大崎1690)訪問日 令和5年5月31日
周防国一宮ということで訪れた
「たまそ神社」と思い込んでいたが「たまのおや神社」という読む



神門



黒柏鶏(国指定天然記念物)
境内に放し飼いされている鶏だと思っていたが違った
黒柏鶏(くろかしわけい)といい、長鳴鶏に属し鳴き声は7~10秒も続くという
日本古来の鶏で、何と日本神話「天岩戸」にも登場するという



天照大御神が天岩戸に引き篭った際、八百万の神々が天の安河の川原に集まり、対応を相談し、さまざまな儀式をおこなった
最初に「常世の長鳴鳥(鶏)を集めて鳴かせた」とあるが、これが「黒柏鶏」なのかも



拝殿
さらに古事記では
伊斯許理度売命に、天の安河の川上にある岩と鉱山の鉄とで、八咫鏡(やたのかがみ)を作らせた
玉祖命に八尺の勾玉の五百箇のみすまるの珠(八尺瓊勾玉・やさかにのまがたま)を作らせたとある



本殿
この神社の神紋は、亀甲紋様の周りに曲玉が3つ
祀られている神は三種の神器の一つ八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)を作った玉祖命


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