今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

笠松競馬場(岐阜県羽島郡笠松町)

2022年06月10日 | 競馬場・競輪場・競艇場
訪問日 令和4年5月12日

笠松競馬場
競馬を始めた頃に、この笠松競馬場からオグリキャップが中央競馬(1988年)に移籍
移籍直後は重賞6連勝と怪物ぶりを発揮した
天皇賞でタマモクロスに敗れたが、競馬界の盛り上がりは売り上げを含め最高潮に達した



ところが、馬主に脱税容疑がかかり、総額5億5000万円で売却
獲得のために動いた高額なトレードマネーを回収するためか、3ヵ月半の間に6つのレースに出走した
その後、不調が続いたが、引退レースとして武豊が騎乗して有馬記念へ出走
「奇跡の復活」「感動のラストラン」と呼ばれ有馬記念を制覇した
引退後、札幌競馬場でその姿を間近でみた。愛らしい仕草とそれを見守る観客の様子は、今でも記憶に残っている



40年近い競馬歴を持つ私にとってオグリキャップがデビューした笠松競馬場は訪れてみたい場所だった
何とか駐車場に車を駐め5分ほど歩き場内に向かう
途中、地元の男性から競馬場の歴史や闇の部分などの説明も受ける



場内に入った印象だが、これまで訪れたなかでは一番歴史を感じさせる建物だった
前のレースが終了したばかりで、パドックを探したが見当たらない
最初は信じられなかったが、コース内側にパドックがあった



旅行中は競馬新聞を購入せず、パドックでの馬の様子や返し馬を見て馬券を購入するのだが
今回は大型ビジョンからの情報になる



マイクロバスの乗って騎手がパドックに現れる
これも初めて見る光景だ



観客に一礼してから騎乗馬に跨がり返し馬に入る



この日は雨が降っていたので屋外で観戦する人は少なかった



それでも発走時間が近づくと、ちらほら観客の姿が目に入ってくる



このレースは普段はあまり購入しない2頭の単勝馬券を購入した



購入した4番・8番の馬は、良い位置でレースを進めていたが



結果は残念ながら2着3着だった



屋内の様子だが老人の姿が多い
少ない年金で日々の生活を少しでも豊かにしようと夢を買っている漢たちである



コースは木曽川の畔に位置していて、電車も通過していく
全国では珍しく競馬場のほとんどが私有地で、コース内側は畑や水田に加え墓地まである



2020年(令和2年)6月、関係者が勝馬投票券を購入した競馬法違反容疑で家宅捜索
2021年(令和3年)1月、所属する騎手、調教師などが競馬法で禁止される勝馬投票券を購入
このような事もあり、しばらく開催することができなかった
現在、所属騎手9名(女性1名)と少ない



不祥事に揺れていた笠松競馬だが4月末には
時代を超えて輝き続ける「永遠のヒーロー」オグリキャップと、ゲームや漫画で人気の「ウマ娘」とのコラボ企画が実現
競馬場内は雨の中、全国から集まった聖地巡礼のファン(5000人近くが来場)らの熱視線と温かい拍手に包まれた



「ウマ娘シンデレラグレイ賞」に出走した、深沢杏花騎手騎乗の芦毛馬ヤマニンカホンが逃げ切りV 初代女王に輝いた
笠松のレースでは聞いたことがない大きな温かい拍手に包まれ、長く鳴り響いたという



全国の競馬場巡りも「放浪の旅」の目的の一つである
マスク無しで大きな声で応援できる日が来ることを願う
さて、本日の収支であるが嫌な予感だけが的中した(涙)



撮影日 令和4年5月12日
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金沢競馬場(石川県金沢市八田町西1番地)

2021年08月10日 | 競馬場・競輪場・競艇場
訪問日 令和3年5月30日

金沢競馬場
寺社巡りも楽しいが、時に息抜きがしたくなる
全国の競馬場巡りも私の旅の目的の一つだ



朝食後に福井県の道の駅で金沢競馬の日程を確認すると運良く開催日だった
金沢までは100km弱の距離で、車旅をしている人間の感覚では近い(笑)



コロナの影響で「ハッピーポイントカード」会員のみ入場が許可されていることを知って驚く
旅行者だということを告げると、簡単な手続きと検温後に入場することができた



金沢競馬場は今回が2回目でどこに何があるのかは検討がついている
向かったのはパドック
競馬新聞は購入せず、パドックと返し馬だけで馬券を購入することにした



中央競馬を見慣れている人には違和感がある「出走馬掲示場」



1Rに騎乗する騎手。地方競馬は礼儀正しく気持ちがいい



1Rは金沢競馬所属騎手(21名)を代表する吉原騎手から購入
馬名の「オジョウサン」も可愛い



閑散としている場内



1Rがスタート
目の前を競走馬が走って行く
観客との距離が近いのも地方競馬の魅力



1着は吉原騎手の「オジョウサン」
オッズを見ないで購入しているため的中したがトリガミ



観客が少しずつ増えてきている



2Rも予想は的中していたがマークシートの記入ミスで外れ



3Rはパドックでは肌の色艶も悪く、走る気が感じられないと思い、一番最初に切った馬が1着にきた
4Rと5Rも狙っていた馬が後方を走っていた



旅の資金を増やそうと思ったが、思い通りにいかないのも競馬の楽しみ
私も前を歩く人と同じに肩を落として歩いているのか(笑)



撮影 令和3年5月30日
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佐賀競馬場(佐賀県鳥栖市江島町字西谷)

2019年12月26日 | 競馬場・競輪場・競艇場
訪問日 令和元年6月2日

佐賀競馬場
九州に渡ろうと考えた時から、佐賀競馬場の開催日程を調べていた
北海道を離れて車中泊の旅もちょうど3週間、遊びとはいえ心身の疲れに加え懐具合も悪くなる時期である



全国の中央競馬・地方競馬巡りも私の旅の目的の一つである
前日、競馬場前の道路を通過し駐車場を確認したところ満車に近い状態で、この日は早めに行動した



門が開いていたので中に入り写真を撮る。コースもスタンドも立派で驚いた
忘れ物をしたので車に戻ろうとすると、入り口で警備員に呼び止められた



「勝手に入られたら困る」との内容だった
客が誰もいないと思っていたら開門前らしく謝罪して車に戻った
開門時間まで2時間以上もあることを知らされ、写真の整理と車内の清掃をすることにした



コーヒーを飲みながらボッとしていると開門時間になった
それでも発走までまだ1時間もある。高揚していた気持ちがだんだん薄らいでいく



入場料は100円。券を購入するのではなく、入場ゲートに現金を入れるというシンプルなものだ
目の前では若者3人がポーズをとって記念写真を撮っている
競馬は楽しいものだという始めた頃の自分を思い出した



場内を歩きながらパドックの場所などの確認を行う
後で知ったが、佐賀競馬の開催は土・日で中央競馬(JAR)の全レースに加え、何とこの日は北海道帯広競馬場の「ばんえい競馬」のレース中継と馬券の販売も行っていた



パドックに移動する。旅先では競馬新聞を購入せず「パドックと返し馬」で馬券を購入している



中央競馬の力強く美しい競走馬に比較すると見劣りはするが、予想する方としては楽しい



第1レース 軸馬は予想通りだったがヒモが馬券に絡まず外れ
佐賀競馬にも岩永千明という応援したくなるような女性騎手が在籍している



第2レースのパドックへ。電光ではなく馬名が手書きの掲示板。地方競馬らしい



スタンドの観客も増え始めてきた
九州では熊本県に荒尾競馬場があったが廃場となり、地方競馬場は佐賀だけになった



方言を聞きながらの競馬は実に楽しい
「競馬好きの馬券下手」懐具合は一層厳しくなったが、良い思い出となった



撮影 令和元年6月2日
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盛岡競馬場(岩手県盛岡市新庄)

2016年11月26日 | 競馬場・競輪場・競艇場
盛岡競馬場(愛称はOROパーク)
馬券を購入し始めてから、既に30年以上の年月が経過している。今も毎週末、馬券購入を続けている
そのようなこともあり、退職したら全国の競馬場巡りをしようと心に決めていた
 


この競馬場は地方競馬ではあるが芝コースもあり、建物も立派である
東京都知事選に立候補した元岩手県知事が在職していたときに建てたもので、その金額も話題になっていた



この競馬場に入り最初に視界に入るのがこの馬の像
背後にそびえるスタンドをペガサスの翼に見立てているという(最初の写真)



最近、渡邊ちょんとさんの水墨画を観たばかりなので、影響されて白黒にしてみた
フランス人彫刻家のアントワーヌ・ブールデルの作品



初めて訪れた競馬場のため、パドックやコースの場所を確認する



想像していた以上の競馬場でその豪華さに驚く。駐車場も3000台、考えられない規模だ



1Rの馬券購入のためにパドックへ向かう。この日は競馬新聞もオッズも見ないでパドックと返し馬だけで購入した



1Rは女性騎手がいたのでそこから流した。馬でなく騎手を参考に。パドックで何を見ていたんだということになる
馬券は的中したがトリガミ(当たってもマイナスの状態)



盛岡競馬場の凄いところは大自然に囲まれていることだ。そこにいるだけで癒されていく不思議な魅力がある
家族連れやカップルが多い理由もよくわかる



昼食の時間になり屋台村に入る。目的は「元祖ジャンボ焼き鳥」、旅打ちの番組で紹介されていた



注文して30分、甘だれ味の焼き鳥が目の前に。確かに「でかくて美味そう」だ。さっそく、かぶりつく
味は最高でもう1本注文したくなったほどだ
私の愛機と上杉謙信の毘沙門天の「毘」の帽子



大きさを知ってもらうために私の肉太の手と比べてみる
上部を食いちぎっているので少し小さくなってはいるがそれでも大きい



8R中半分の4Rの馬券が的中した。普段なら大勝ちだがオッズを見ず購入しているため多くはトリガミ
予定金額(フェリー代)に達したために、場内を散策し帰ることにした。旅の終わりの息抜きとなった



馬券購入には夢があり、競馬場は私にとっては遊園地。実に楽しい

撮影 平成28年5月28日
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