今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

2023年放浪の旅 思い出の情景 その11

2024年05月06日 | 旅日記
2023年放浪の旅 思い出の情景 その11

51 丹内山神社(岩手県花巻市東和町谷内2-303)訪問日 令和5年10月6日
地元の方に勧められ訪れた神社である

観音堂
丹内山神社は、かつて「大聖寺」と呼ばれていたが、明治維新のときに神社となり現在の名に改めた
この建物はその名残をとどめている感じがする



本殿(岩手県指定文化財)
丹内山神社の草創は今から1200年前
この地を開拓した神である多邇知比古神(たにちひこのかみ)を祀ったと伝えられている



地元の方から「美しい社殿」と聞いて訪れたのだが、その言葉通りだった
外壁は和・漢の故事、物語を主題とした彫刻で飾られている









アラハバキ大神の巨石(胎内石)
古事記や日本書紀に登場しない謎の神
アラハバキ神が祀られているところには必ず磐座があるという
この巨石は1300年前から御神体として祀られてきた



さらに驚くのは巨石の上に巨木があるということ



52 無夷山 箟峯寺(宮城県遠田郡涌谷町箟岳字神楽岡1)訪問日 令和5年10月7日
この寺を選択したのは
武光誠 著「地図でめぐる神社とお寺」に「笑みを浮かべたように見える仁王像がある」の記載があったからだ
これまで訪れた寺院の仁王像を地域別に発信した際に「笑顔の仁王像はないのか」とコメントを頂いたことがある

仁王像(微笑み仁王)
確かに憤怒の表情ではなく、微笑んでいるように見える
最近のものなのかと思ったが、天保14年(1843年)完成とある

阿形像(金剛神・東王父)
これまで仁王門を通過する際、両側から睨めつけられていた
笑顔で迎えられるのはとても気持ちがいい



吽形像(執金剛仏・西王母)
作者は、法橋雲竜安高



観音堂(宮城県指定文化財)
大同2年(807年) 京都清水寺より「十一面観世音菩薩」を御本尊として勧請



本尊:十一面観世音菩薩(秘仏)
平成20年(2008年)33年に1度の本尊の御開帳が行われた



「おくのほそみち」展望台
かつて、源義経が弁慶を供にして歩き、松尾芭蕉も曽良を供に眼下の道を歩いたという



53 鹽竈神社・志波彦神社(宮城県塩竈市一森山1番1号)訪問日 令和5年10月10日
陸奥国一宮 鹽竈神社(しおがまじんじゃ)
鹽竈神社は、全国にある鹽竈(鹽竃・塩竈・塩竃・塩釜・塩釡)神社の総本社

鳥居(重要文化財)



随身門(重要文化財)



門及び廻廊(重要文化財)



左右宮拝殿(重要文化財)



文治の燈籠
元禄2年(1689年)松尾芭蕉は鹽竈神社を詣でこの燈籠を観た
奥の細道に「…神前に古き宝燈あり…五百年来の俤、今日の前に浮かびてそぞろ珍し
かれは勇義忠孝の士なり…」と綴っている



別宮拝殿(重要文化財)



毎月10日に開催される「鹽竈神社月次祭」



志波彦神社
拝殿(塩竃市指定文化財)



拝殿内部



塩釜港の眺望(境内から)



54 大崎八幡宮(宮城県仙台市青葉区八幡四丁目6番1号)訪問日 令和5年10月10日
長床(重要文化財)
長床(ながとこ)とは、神社の本殿の前方の細長い建物



拝殿・石の間・本殿(国宝)
東夷征伐に際して坂上田村麻呂は、武運長久を祈念すべく武門の守護神である「宇佐八幡宮」を現在の岩手県水沢市に勧請、「鎮守府八幡宮」を創祀
その後、室町時代に奥州管領大崎氏はこれを自領内の現遠田郡田尻町に遷祀し守護神として篤く崇敬した為、世に「大崎八幡宮」と呼ばれた









大石段(仙台市登録有形文化財)



55 ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所(宮城県仙台市青葉区ニッカ1番地)訪問日 令和5年10月10日
NHKの「マッサン」視聴後から、ウイスキー蒸溜所巡りも旅の目的の一つに加わった



ガイドツアーも今回で3回目になる
現在は使用していないという「キルン塔」は大麦麦芽を乾燥させる棟であった
象徴的な建物のため保存工事のようだ



この時間帯のツアー参加者



NHK朝ドラ「マッサン」にも使われたというポットスチル



残念ながら購入目的のウイスキー「伊達」の姿はなかった
というより、余市蒸溜所もそうだったが陳列棚にウイスキーがない



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2023年放浪の旅 思い出の情... | トップ | 2023年放浪の旅 思い出の情... »

コメントを投稿

旅日記」カテゴリの最新記事