かりんとうの小部屋Z

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空の青さを知る人よ

2019年10月14日 14時02分49秒 | アニメ・ゲーム
「あの花」「ここさけ」に続く超平和バスターズ最新作。
秩父への岡田麿里の愛憎が遺憾なく発揮された作品(ただし女性同士の殴り合いとかはないから、安心して見てね)。作中秩父を「巨大な牢獄」とあおいが評しているが、確か岡田氏の本の中にあったセリフだったような。作中の人物たちも、秩父を愛し、しかしまた囚われている。都会に憧れながらも外に出ず、小さな世界で生きている。この作品の主役はあおいだが、描きたかったのは秩父に生きる人々の姿だったような気もするな。あと秩父の自然もね。終盤で出てきたシーンは奇跡を見せるというより、秩父の自然を見せたかったのではないかな。「あの花」「ここさけ」「空の青さ〜」を通して、岡田氏の秩父に対する感情はどう変わったのかな。もう一回全部見直してみようか…。

この作品は10代と30代の生き方、考え方の違いがよく表現されていたと思う。
10代から見れば30代っていろんなこと諦めてただのおっさんおばさんみたいに見えるかもしれないけど、そんなことないんだよ。普通に夢もあるし葛藤もあるし。ただ10代のようにはいかないんだよ、あおいちゃん。でも30代からみればあおいは本当にまぶしいな。あの整理できないぐちゃぐちゃな感情、考える前に動きだしてしまう体…。面倒くさく見えるけど、うらやましい。「大人」から見れば10代の考えなんて愚かしいものにうつるかもしれない。でもみんな通って来た道なんだよなあ。そしてその頃の方が素晴らしい場合も多い。
でも30代組もいい味だしてたよね。あかねは「時が止まった女」みたいに見えるけど、人生の積み重ねがしっかりある。てか両親なくして、小さい妹を育てるって並大抵じゃない。それをこなしてきたのにあの雰囲気。普通はもっと図太くなる気がするけど、かわいいお姉さん。それなりに恋愛もしてきたというから驚き。現実にはああいうタイプはいないかもだけど、理想的な女性。何というか、田舎にとどまっていたからあの性格を保持できたともいえる。東京行ってたらああはならなかったかもな〜。慎太郎はあんなカビた30代だけど、前には進んでるし。傍目からみれば夢をかなえた部類に入るのではないかな?演歌歌手のバックバンドだって立派です!

【悪い点】
中途半端な終わり方。音楽シーンは入れてほしかったな。そこであおいと慎之介がどれだけ変化したかがわかると思うし。そこは残念。なぜあのような終わり方だったのか。意図したものだったのか、尺が足りなくなってしまったのか。
ちょっともったいなかった。カットできるシーンはなかったわけではないし…。

慎之助があいみょんの「空の青さを知る人よ」を歌うシーンが出てたけど、笑えた。慎之助あんな詞を書くんか…。

【総合評価】
とても良い寄りの良いで。最後が締まってたらとても良いでした。「ここさけ」のほうが好きだけど、この作品も名作です。
声優もぴったり。絵もきれい。
見て損はないと思います。

こしがや能楽堂に行く

2019年10月05日 21時24分58秒 | 近い旅遠い旅
今日はこしがや能楽堂で通小町です。
 
いい能楽堂ですね。そういえば能楽堂で能を見るのは久しぶりかも。最近はホールとかが多かった。

客はあまり多くなかったかな。
通小町はあれだよね、男には深草少将の気持ちがよくわかる気がする。女性から見たらどうなんだろ?

その後かの有名なレイクタウンヘ。このショッピングモールでかいな!

冴えカノポスター発見!