歴史に関心の薄い私ですが、今回の韓国ツアーで、現地係員の金恩希(キムウンヒ)さんから、朝鮮王朝時代のお話を聞かせていただき、少し興味が湧いてきました。
現在韓国の世界遺産は、九つ登録されているそうですが、その内の2か所を見学し、朝鮮の歴史を垣間見たような旅でもありました。
宗廟(チョンミョ)
李氏朝鮮王朝歴代王と王妃、功臣の位牌(神位)を祀り、祭祀を行う国家最高の祠堂で、1395年(大祖4年)に建てられて以降、毎年宗廟祭礼儀式が催行されるそうです。
広い敷地のなかに無駄なものは一切なく、静寂で神聖な空間が広がっていました。
水原華城(スウォンファソン)
朝鮮第22代正祖大王が、1794年に着工、2年9か月かけて完工した城で、大王は父親「思悼世子」の御陵を水原の花山に移し、近くに「龍珠寺」を建立、父王の冥福を祈ったとのことです。
要所要所に門、砲台、やぐら、兵士の休憩所、軍事指揮所、等が組み込まれ、全長5,7kmという「韓国版万里の長城」のような城郭に、朝鮮王朝の歴史がしのばれました。
無視し続けた韓流ドラマにもチャンネルを合わせながら、朝鮮王朝の歴史を、ひも解いてみたいと思うこの頃です。
夏真っ盛り!
今日の暑さを予告するかのようなセミの合唱で目が覚めるこの頃ですが、幼い頃の夏休 みを思い出しました。
早朝の朝もやの中眠い目をこすりながら庭におりると、どこかに羽化真っ最中か、羽化後まもないセミに出会えました。
神秘的な青緑色から黒褐色に刻々と変わっていく様は、昆虫の生態の勉強そのものですばらしい課外授業のようでした。
1日中セミを追いかけて遊ぶことに、多少後ろめたさはあったものの、昆虫採集は夏休みの宿題の定番でした。昆虫にとっては災難な時代だったわけです。
うるさいセミに声を聞きながら過ぎ去った月日を思い出しました。