とりあえず走れ!!目指すはサンチアゴだ!!

街中を走り、山を走り、そして巡礼をしてから医師になります

2/28(水)【巡礼13日目】 Leon ➡➡ Villadangos ➡➡ Orbigo ➡➡ Astorga

2018年03月31日 | 【行程】Camino de Santiago サンチアゴ巡礼 
マイナス4℃~7℃ 雪/くもり (今日一日、日中の移動中は一度も水分を摂取しなかった・・・・・)
LeonのホテルQuindozで朝起きたら、、辺り一面、深い雪景色になっていて、度肝を抜かれてしまった!
昨日なんて、“雪”だなんて・・・・・それの片鱗も感じさせなかったというのに、街があまりに突然に変貌してしまった様子に、、唖然として、一瞬、今後の予定をためらってしまったくらいやった・・・・・・(・_・;)
一度、早朝5時に起きて何気なく外を見たときに、、、外の景色がエライ白いんで驚いたが、、『目の錯覚やろう・・・・・』と思って、、再び眠り、、7時に起きたときに、まぎれもなく雪景色であることを確認して、ビックリした・・・・・・・・(;'∀')

カラリと晴れた、青空広がる毎日だったのが・・・・・突然に・・一夜明けりゃあコレやもんな・・・・マジで参るわ!! F××K!F××K!F××K!

ただ・・・・
天気予報では、、今日からはずっと晴れ間が見られず、グッと冷え込んで、、毎日雨/みぞれが続く、、、というのは確かにあったので、、、、それが的中してしまった、、、ということなんやろうね。。
余りにも状況が変わりすぎて、、にわかには信じ難かったが・・・・・・・

【画像】ホテルQuindozで朝食を済ませるとチェックアウトして、巡礼路が通るパラドール(サン・マルコス修道院)に行くと・・・・この通り!昨日の景色とまるで違ってるやん! 積雪15cmやって!!

ちなみに、、このホテルQuindozは朝食付き2泊で70€。便利な立地に加え、、暖房がとても効いていてあたたかく、、バスタブのお湯もしっかり熱かった。。
フロントの人はフレンドリーだったし、、、ナゼ、これほどに優れたホテルが、ネットではイマイチの評判だったんか、、判らんかった・・・・・・

よっぽど、ホテルを出て巡礼を続けるかどうか、、寝ぼけ眼で迷ってしまったが、、
正直、、ホテルを出たくなかったが、、今更、泣き言行って引き返すなんてことは出来ない。
後戻りなんて、ムリ!西へ西へ・・・・前進あるのみ!
これしきのことで、ひるんで尻尾巻いてる場合とちゃうやん!! とかく、通勤の人たちの流れに逆行するようにして、いざ西へ!

ということで、思い直して街を歩いた。。
馴れない雪の上を歩かねばならず、、とても早歩きなんてムリ。。転ばぬように足元に気を付けて、、、前方から狭い歩道の上をすれ違っていく、通勤のサラリーマンらにも注意しながら、、尚も雪が激しく降り続ける中を、、巡礼路沿いに、のっそのっそと歩き続けた。。

郊外で、、どうしても尿意を我慢できなくなり、、、、、
目についたバルに入って用を足したが、、、、カフェ・コン・レッチェくらいは頼まないかんな・・・・・と思っていたら・・・・・・
綺麗な女の店員さんが、菓子パンはどう?なんて言ってきて・・・・・・別に欲しくもないのに、思わず注文してしまったでござる・・・・・

間もなく、、小さな工場が散在するエリアを通り抜けて、、Leonの街を後にした。。

【画像】この巡礼者像は、ガイド本にも載っていたんで、激写!

巡礼路は、、まだ誰も、私よりも先を行っていないから、15cmの新雪が積もっていて、そこをザックザックと前進し続けた。マラソン・シューズなんて、もうとっくの昔にドロドロのグジョグジョになっていて、、今更、雪道を行くことはそれほど苦ではなくなっていた・・・・・・・

それでもやはり雪道は足を取られるし、スピード出せないから、、折を見ては、対向車が来てなさそうなら、、車道脇のアスファルトに登って歩いた。。
前方から次々と、トラックとか乗用車がすれ違っていき、、その都度、“みぞれしぶき”みたいなのを全身に浴びて、トラックが巻き起こす風に体を揺さぶられて怖かった。。

道路脇の方が、、新雪の巡礼路を行くよりもラクチンやったが、、、何よりもすれ違ってく対向車両が怖かったし、、、、また、、、すれ違ってく車両のドライバーらに、歩いている自分の存在は、、変に気を使わせてしまうからと、、極力、巡礼路を行くように心がけはしていたが・・・・・・・

【画像】Leonを出てから20Km近く、ずっとこのような感じに、、巡礼路は車道に沿って伸びていた。。ときおり車道を外れて行かねばならないこともあったが、、場合によっては、敢えて巡礼路は避けて、、車道脇のアスファルトを行くこともあった。。

【画像】休憩用ベンチには、、見るのも寒々しいジュースの自販機が・・・・・
車道に沿って、新雪に埋もれた巡礼路を歩き続けること5時間も経った頃に、、、ようやく、巡礼路は車道から大きく逸れてOrbigoの街へと向かっていき、、、、
ここまでくると、殆ど車両も見かけない田舎道が続くばかりで、、実にホッと安心した。。
それくらい、、バンバン車が行違っていく車道脇を行くのにはウンザリしていた・・・・・


【画像】よく見かけるスズメが一匹、、道端で死んでいた・・・・・・
急に気温が下がって凍え死んでしまったのか? 愛くるしい姿をして、いつも賑やかなスズメにも、当然、等しく死は訪れる。

【画像】激しく車両が往来するスグ横を行かねばならなかった、、幹線道路沿いの巡礼路は、、実に長かった。。
しかし、Leonから20Km辺りのところまでくると、巡礼路は突然、直角に折れて、Orbigoの街へと向かう。牧場の広がる、静かでのどかな風景にホッとした。
    ・・・・・もう、車両がすぐそばをかすめ通ることもない!!・・・・・・

【画像】コウノトリの一家かな?5~6匹はいそうな感じ! (Orbigoの街にて)

【画像】オルビゴ橋は、別名“名誉ある足跡の橋”ともいうらしい。
ガイド本によると、、1434年、あるレオンの騎士が姫に恋をしてしまい、、その愛の証として、、この橋を渡ろうとする者と戦い、、一か月間、誰も橋を渡らせないか、、、もしくは、300本以上の槍をへし折って勝利すると、宣言したらしい。。

その後、橋を渡ろうとする挑戦者と戦い、見事に一人も橋を通させなかったことから、、姫から腕輪を授けられ、、騎士はサンチアゴ巡礼に出向いて、この腕輪をサンチアゴ大聖堂に奉納したんだとか・・・・・・
・・・・・・・フ~ン・・・・ナ・ル・ヘ・ソ・・・・・(´・ω・)

この中世の街Orbigoを過ぎると、、だだっ広い畑地のあぜ道みたいなところが続いた。。
ぬかるみ道で、、ドロドロ・・・・・



いつの間にかお昼を過ぎていたので、、ランチ!

【画像】乳牛のいる牧場を通過するとき、、仔牛たちの家を見かけて可愛かった。。

ここからは、、山道に入っていくが、、、標識を見つけにくくて、2回くらいドキドキしながら、、不安に駆られながら、それらしい方向へ分岐していって、、、、結果的に問題なく巡礼路を進めた。。

ホント、、あの標識を見かけないままに進まねばならないのって、、何とかならんかな??
小心者の私は、、果たしてこの道で正しいのかどうか?、、もう不安で不安でたまらなくなる・・・・・・

相変わらず、、雪は降り続けていた・・・・・・

【画像】今日見かけた一人目の巡礼者
反対方向からスレ違っていった“復路”の巡礼者。きちんとカンジキ(?)を履いていて、、エネルギッシュに勢いよく雪道を歩いておられた・・・・・・

【画像】殆ど人の気配のない巡礼路やというのに、、、こんな人里離れた森の中の寂しいところで、巡礼者用のお店を出していた。。
このときは喉も乾いていなかったし、腹も減っていなかったので、素通りしたが(何よりも、、あまりにも人を見かけなさ過ぎて、警戒心があったし・・・・・)・・・・・・

たとえ欲しい物なんて全くなくても、、あんな凄い森の中でお店をしてくれているからこそ、、万が一の時には助けられる巡礼者もいるやろうし・・・・・・・
今から思うと、、私もチョットくらいサービス精神を出して、、何か買ってあげたら良かったかな・・・・・と少し後悔した。。


尚も山の中の森の道は続いた

間もなくして、前方の開けたところに十字架が見えて・・・・・

【画像】Santo Toribioの十字架の先には、、、この高台の上からは、、前方遠くに、今日の宿泊予定地であるAstorgaの街が見わたせた。。

【画像】丘を下ると、、この巡礼者像。
雪が降り続ける中、、超寒かったんで、、水を飲んでる姿は寒々しく思えた。。

山を下ってからは、小さな集落を幾つか抜け、、工場脇を通り抜けて、、線路をまたぐ陸橋を渡る。。いよいよAstorgaの街に入ろうとする頃。。

【画像】このときに、先に陸橋を行く巡礼者カップルに挨拶した。。
結局、、先にすれ違った巡礼者と合わせて、、今日一日で、、計3人の巡礼者に遭遇したに過ぎなかった・・・・・・・

もうここは高台の上に位置するAstorgaの街の足元みたいなもので、、、その高台を登る急な坂道を登れば、、街に到着する。

Albergueの前を通り過ぎて・・・・・

教会の前を過ぎて・・・・・・

【画像】ガウディ建築の“司教館”(現“巡礼博物館”)

【画像】“司教館”に隣接するカテドラル

Astorga到着は17時半ころで、、、まずはインフォメーションに立ち寄って、スタンプを貰い、、暫くの間、ウロウロして、今夜の宿泊先を探してみた。
この街は、、これまた中世の空気感が漂っていてスバラシイ!

今夜は、、この教会に隣接するホテルに決めた!

【画像】今夜宿泊の三ツ星ホテルVIA de la Plata SPA
チェックインすると、、荷物を置いて、、すぐに市庁舎広場へ

【画像】市庁舎前の広場から

【画像】市庁舎のすぐ横手にあった、Ellunoというファストフード(?)みたいなお店に入って、夕食を取った。。

【画像】明日の朝食用にと、、ホットドッグを持ち帰り用に作っていただき・・・・・
ホテルへの帰り道、、スナック菓子とコーラなどを買って帰った。。

自室に入って、すぐにグジュグジュに濡れて、超気持ちの悪いシューズを脱いだ。。
やはり沁み込んだ“牧場臭”が凄いが、、、、ショッキングなことに!
左右両方のシューズに、それぞれ、小さく破れている個所を見つけてしまった!
まだAstorgaからゴールまで、268Kmもあるのに・・・・・・大丈夫なんやろうか?
にわかに気になりだしたが・・・・・どうしようもなく・・・・・・・今後は、より一層、、足場には注意して行かなアカンな、、と気が引き締まる思いがした・・・・・・・・

あとは、部屋でバスに浸かって、、、
すっかりと冷え切った/凍え切った身体をゆっくり時間をかけて“解凍”し、、ついでに洗濯物の手もみ洗いをして、これを乾かして、ようやく今日一日の行程がひと段落・・・・・・

あとは恒例で、、コーラ片手にスナック菓子を食べながらくつろいで、、旅日記書いたり、ネットでサンチアゴ巡礼のブログを拝見させて頂いたり・・・・・・・明日からの予定を確認したりして、、22時頃にベッドに潜り込んだ。。

すぐ隣が教会なので、、鐘の音がひと際よく響いてきたが、、不思議とうるさくなくて、、
一日中、ひたすら雪が降り続ける中、、凍えながら雪道を歩き続けて、疲れもたまっていたからすぐに深い深い眠りへと落ちた・・・・・・・・・・

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2/27(火)【巡礼12日目】 Leonでゆったり一日休養

2018年03月31日 | 【行程】Camino de Santiago サンチアゴ巡礼 
マイナス4℃~5℃ (見事な快晴)ただし、、一気に寒くなった!

Leonは久々の大都会、、ということで、昨日はSahagunからの道程、ずっとワクワクしていた。

【画像】Leonの街並み。中世の大都会のイメージが溢れていた・・・・・・
この写真、、、いま、後から見てみて思うんやが・・・・・・・
この青空にかかる、、うっすらした雲・・・・・これって、きっと翌日の強烈な雪を暗示していたんちゃうかなぁ・・・・・・

    ・・・・・・・・久々に、大好きなスーパーで食料を調達できる!・・・・・・・
・・・・ということで、、到着して宿をホテルQuindozで確保するなりすぐに、最寄りのスーパーCORへ出向いて、、手当たり次第にウマそうなものをカゴに放り込んで、、ホテルに戻ると、無我夢中でパクついた。。

こうして“至福のひと時”を過ごしてからバスタブに浸かり、、あたたまったワケやが、、、

ナルホドな、、このホテルQuindozのネット上での評価がイマイチな理由がここにもあった!
このバスタブもまた、、ホテルの内装と同じく、、60年代(?)風なのか、、おそらく現代では販売されていないタイプのものやったんとちゃうかな?
まるで、昔からよくある一般的な“日本の家庭のお風呂”のように、バスタブは狭く、、そのうえで、、バスタブの底は大きく段になっていて座れるようになっていたんや・・・・・・・・
座るスペースの分、、しっかりと首まではお湯に浸かれない構造になっとったんや・・・・・・・・

巡礼路では、今までいろいろと“次の街の宿の評価”をネットでチェックし比較してきたが・・・・・・

あ、これについては、あくまでGoogle翻訳による、実にヘンテコリンな日本語翻訳を読んだだけなので、、微妙な雰囲気については全く分からない。。
それでも、その滅茶苦茶な文章の中に並ぶ単語の数々を見ていると、、、大体なんとなく、スペイン人らのコメントについては理解できた・・・・・・・

このスペイン人利用者らのコメントを読んでいる限り、、宿の評価を決める基準は、大体限られてくる。
(1)暖房器具の充実
高地の寒冷地帯を行くので、、とくに冬場は、、宿で寒い想いをするようなことがあると、、一気に“宿の評価”が下がり・・・・ぼろくそに叩かれてしまうようや・・・・・・

(2)食事
これについては、不思議とマズいといって叩かれているのは一度も見なかった気がする。
たいてい、食事は素晴らしい、と書いてあった。
もしかして・・・・あちらの人たちって・・・・・・グルメにこだわる人が少ないから??

(3)フロントのスタッフの愛想
これはとても大事なようね!どのコメントにも、フロントの対応は書かれていて、『フレンドリーであること』は高評価につながるようやった・・・・。私的にはあまり関心はなかったが・・・・いや、でもやっぱ大事か・・・・
 
(4)バスタブ
もちろんバスタブがあるのはホテルに限られ、ホテルについての評価、、ということになるが、、、バスタブが狭いホテルは、ぼろくそに叩かれていた!
今回Leonで宿泊しているホテルQuindozも例にもれず、、利用者のコメントにはバスタブへの文句が書かれていた。。
このホテルQuindozは、、私的には素晴らしく居心地が良かったが、、、、
『まあ確かにバスタブは狭いが、、、それくらいは仕方ないかな?』というくらいに快適さをエンジョイできた・・・・・・・・・

以上のこれらが、宿泊施設の評価を大きく決めるポイントであったようやが、、、、その他にも、内装、清潔感、窓からの眺め、、、なんかがコメント欄には上がっていたと思う。。

さてさて、、
一度ホテルの朝食を済ませると、再び自室に戻り、、ドアの外のノブに“Do Not Disturb”の札を掛ける。いまから午前中は、このあたたかい部屋に閉じこもるんや!
『今日一日は何しよっかな・・・・?』なんて考えながら、、昨夜スーパーCORで入手した食品の数々を堪能する。。

ふたたびベッドに潜り込んでネット見たり、、スペインについて読んでいたら、、、いつの間にやらまどろんでいて、、再び眠りに落ちて、、目覚めたらもう昼前やった・・・・・・

これだけホテルで温まり、ゆったり過ごして好きなものを好きなだけ食べていると、、昨日一日の移動での疲労はすっかりと消え失せてくれた。。あんなにもクタクタのヨロヨロで辿り着いたというのに、居心地の良い部屋で一晩しっかりと休めば、、もうすっかり復活して元気満々に!!

今回の道中、、宿泊しても、この“復活”に失敗して、翌日も疲れが抜けていなくてウンザリ・・・・なんてことは一度としてなかったように思う。。
また、風邪をひくこともなく、、宿で目覚めた翌朝は、気力/体力ともに見事に回復・充実した。。
こんなワケで、宿でしっかり休息することが、、その次の日の“移動の糧”となった・・・・・・

昼にベッドから起き上がると、、昨夜のスーパーで調達した食料の残りをパクついた。
昨夜は、、もう無我夢中で喰らい付いたワケやが・・・・・一旦、満足して一晩ゆっくり休んでみると、食欲はすっかりと落ち着きを取り戻していて、、昨夜のような、、ガッツいてしまうほどのコーフンは、とっくになくなってしまっていた・・・・・・・・・・

さ~て、、Leonの街並み拝見と行きますかいのう~~♬
ということで、、ホテルQuindozを出てみたら・・・・・・
さっぶ~~~っっ!昨日とはエライ違いで、、、メチャ寒い!しかし、、折角なんで、街ブラしなきゃ・・・・・

ホテルを出ると、、すぐ近くのパラドールのあるサン・マルコス修道院に向かい、、その前を通過している巡礼路を確認して明日朝に備えておく・・・・・
修道院の中は、、敢えて見学したいとも思わなかったので、、次いで、、騒々しい街中をブラブラ散策。しかし、これが寒すぎて、妙に落ち着かなかった。
その後、サン・イシドロ教会とか、ガウディ建築のCasa de los Botinesとかカテドラルとかを見て回った。
見て回ったが、、わざわざ中に入ってまで、、とは思わなかった。。






外からこれらの建築物の美しさに見とれるだけで、満足できた。。

城壁に登ってみたり、、旧市街地から新市街地に至るまで、、一通りウロついてみた。
新市街地をウロついていたら、不意に強烈な腹痛と“便意”を催して・・・・・・マズい!実にマズいぞ!ホテルに戻るには、遠くまで来過ぎてしまった・・・・・・・・!
と焦りながら、、ホテルQuindozまで戻ることにした。。
途中でトイレのためにバルに立ち寄っても良かったが、、、ホテルに戻るまで我慢して、、、自室のトイレに閉じこもって、心置きなく用を足したかったんや・・・・・・・

バルに入ると、どうせまたコーヒー頼んだりとめんどうやし・・・・・

この、ホテルに戻る道のりの、苦しかったこと苦しかったこと!
速足で急ぐと、、その時の振動が下腹部に響いて、、余計に苦しくなったりした。。
冷たい風が吹きつけてきて冷やされた下腹部はギュリュリュリュリューッ・・・・・・と尚も唸り続け・・・・・・・アカン・・・・アカン!・・・・
マジで堪忍してくれ・・・・・ウゥもうアカン!・・・・う・産まれるゥ~~~・・・じゃなかった・・・・も・もう出るゥ~~~助けてくれ~~~冷汗・・・・・ギュリュリュリュリュリュリュゥゥゥゥ~~~~・・・・・・た・・たすけて・・・・

こんな感じの苦しみを、時には急ぎ足を止めて道端にじっと立ち尽くして、“大きな波”が過ぎ去っていくのを堪えたりしながら・・・・・・ホテルの自室トイレに駆け込んだ時は、もうまさに爆発寸前で・・・・・・・
便器に腰を落としと時にはギリッギリで命拾いした気分!! 
・・・・・・・ブッシャァァァァァ~~~~ッッッッ!!!!とやったときの、、“生き返った感”の凄かったこと!凄かったこと!全身からアブラ汗が噴き出していて、シャツは濡れていた。トイレから出てからもしばらくの間は放心状態で・・・・・・

何とか助かった、その喜びをしばらくは自室でじっとして噛み締めていた・・・・・・

こうして暫くすると、、気持ち的に落ち着いたんで、、再び街ブラへと出た。
しかし、、青空広がる、折角の見事な快晴であるのに・・・・・・昨日のあの陽気とは打って変わっての、キッツイ冷え込みにウンザリしてきて、、、、
結局、、『街ブラはもういいや・・・・』ということで、、スーパーに立ち寄って、、日本にいたらあまり目にすることのない現地の食べ物なんかを探して回り、、目ぼしいものがあればカゴに入れた。。

大型スーパーは、、鮮魚売り場とかも見ていて楽しい。。
日本でもなじみ深い魚が多いが、、見たことのない魚も多く並んでいて、見てるだけでワクワクする・・・・・・

【画像】このMelocotonのワイン漬け!これは最高傑作やったなぁ・・・・・❤
是非ともまた食べたいもんや・・・・・と、その後も探してみたが、、とうとう出会えず。。

今日は見慣れないスナック菓子も購入してみた。
Cortezas de cerdo fritasなんていうもので、、ブタの絵が描いてあったから何となく想像できたが、、改めて調べてみると、、ブタ皮チップスやって!
これについては、、半分くらい食べてみたが・・・・・とりわけ美味しいものでもなく、まあ如何にもご当地の伝統食、てな感じかな?
・・・・よく考えたら、下痢しているお腹には、あまりよろしくないんじゃないかい・・・?ということで、残り半分は残してしまった。。

画面に同じく映っているパック入りの冷製スープ“Salmorejoサルモレホ”というのは、、Gazpachoと並んでイケてた!
濃厚であり、かつずっしりとした重厚さは、トマトベースのスープに、、パンをスラリー状にドロドロに溶かしてあったからで、、、、恐らく、これが初体験・・・・・・

その後、、時間を持て余し気味であったが、、、、
また明日からの移動に向けて、、体力温存のために、、今夜はゆっくりと自室で過ごすことにした。。
旅日記書いて、ネットでサンチアゴ巡礼のブログを拝見させてもらって、、先々のことを勉強させてもらい・・・・
ゆったりと狭いバスタブに浸かってくつろいで・・・・・・・早めにベッドに潜り込んだ。。

            ・・・・・・・・・・天気予報を見てみれば・・・・・・
明日から一週間以上!!ひったすら雨・雨・雨!!どないなってんねんっっ!!晴れマークが全くないのを信じたくなかったが・・・・・・・まあ覚悟はせんとイカンやろーな~~~~ (-_-;) なんて、ウンザリしながら部屋の電気を消して、眠りについた。。

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2/26(月)【巡礼11日目】 Sahagun ➡➡ Mansilla de las Mulas ➡➡ Leon

2018年03月30日 | 【行程】Camino de Santiago サンチアゴ巡礼 
マイナス6℃~15℃ 見事な快晴
朝は激寒だが、日中は確かに春の気配を感じた。レオン到着時は暑いくらいで日差し強烈!一気に日焼けしたのを実感!

昨日は、夕方にパスタ食べた以外は、、クリームパンとかポテトチップスしか口にしていなくて、、、一昨日も似たような感じで、炭水化物しか口にていなかったので・・・・・・・
・・・・・・ああ・・・切実に、肉を食いてぇぇ~~(´・ω・`)

今朝6時半に起きると、、ポテトチップスとクリームパンで朝食として、、片付けて荷をまとめると、、7時にSahagunのHotel La Codornizをチェックアウト。これがまた強烈な寒さ!ずっと標高800mの高地を行くことになるので、、明け方の冷え込みはキツイ!

       ・・・・・・・・朝7時でも、まだまだ真っ暗で、まるで真夜中の雰囲気・・・・・・
凍えながら、、まだ眠っている、人気のない街の中を通り過ぎた。
サン・ティルソ教会とか、
サン・ベニート門などの遺跡は、、ライトアップされて幻想的に闇の中に浮かび上がっていた・・・・・・・
橋を渡って街を出た・・・・・
さて、、今日一日かけて向かう60Km弱先のLeonは、Burgos以来の大都会!ということで、気分は明るい。
ガンバ大阪から代表入りした若手期待のホープ、井手口陽介選手が、丁度、仮移籍しているクルトゥラル・レオネサがLeonにあるスペイン2部のチームで、、どんなところでプレーしているのか、気になっていたしね・・・・・・・

さて、、寒さに身を縮めながら、、西へ西へと進む。
10Kmほど進んでBelcianos del Real Caminoの集落に差し掛かったが、、この集落内で、、“黄色の矢印”を見落としてしまい、、“大体の勝手な勘”で街を出てみたところ・・・・・・・
街を出てだだっ広い畑の中を行き、、、、『そのうちすぐに見つかるさ、、、』と思っていたが、いつまでたっても標識がまるで現れない。。
15分も畑の中を進むが、、『どうやらおかしい・・・・・』ということで、ウンザリしながら今来た道を遥々、街まで戻って、もう一度最後に見た“最後の標識”を確認した。改めて、標識をひとつひとつ確認しながら街の中を進んだが、、ここで一か所、、非常にわかりにくい箇所があり、、、、あれはまあ、、見落としても仕方ないかな・・・・・・

その黄色の矢印は、、地面にあって、、分岐路であるにもかかわらず、、この地面の小さい“黄色の矢印”以外に、方向を示す標識が見当たらなかった。。
通常だと、街中の分岐路には二つ、三つと、複数の標識があるので、、まず迷うこともないので、、この時も、何気なく安心しきっており、ついつい油断していて、何となく“それらしい方向”を進んでしまっていた。

このような時は、、標識を見かけることのないままに、進み続けるのは非常に不安を感じるが、、改めて思うが、、『標識を見かけないな・・・・・』と気が付いた時点で、すぐにでも、先に見かけた最後の標識まで戻ってみることがポイントやろうな・・・・・・・
たとえ、どんなにか疲れ果てているときで、、今来た道を戻るのがしんどくったって、、敢えて自分にムチ打って、今来た道を戻るべきやろう・・・・・・

これを心して巡礼路をいっているハズなのに、、それでもね・・・・・・
それでも、ついつい、やっちまうんや・・・・・・・

『そのうちにまた標識が見えるハズさ・・・・』と構えてしまい、たとえ標識を確認していなくとも、、ついつい前へと進み続けたくなってしまう・・・・これが落とし穴でね・・・・・・
その後も今回の巡礼では、、何回か同じような経験をしたが・・・・・・一度は随分と長い間、標識を見かけないままに強引に、それらしい方向(西の方向)へ進み続け、、、無駄に不安を感じ続けて、疲労を重ねてしてしまう結果となってしまった・・・・・・

さて話は戻るが、、このBelcianos del Real Caminoというエラく長い名前の集落で一度道に迷い、、
改めてしっかりと“標識”を確認しながら進むことを心に誓い、、先へ先へと急いだ。。
あのときの不安感は、今思い返してみても、、ホントにウンザリする・・・・・


立派なのもあれば、、簡素なものもあり・・・・・墓標はよく見かけた・・・・・
アップダウンが緩やかな平原地帯を延々と突き進む・・・・・・・
午前いっぱいは、かなり寒かったものの、、正午を過ぎるころには温かくなってきたので、、上下ともGore Texを脱いでザックにしまい込んだ。。

腹が減ってきたが、、途中の小さな集落のバルでランチでも・・・・・とも思ったが・・・・・・
マラソン大会ではフツー、、途中でしっかりと食べたりしなくても走り通せるものやから、、マラソン大会をイメージして、、『まあ別に今食べんでも、、頑張って出来るだけ先を行っておこう・・・・・・』ということにして、、、、ザックの前ポッケに突っ込んでいる菓子パンを頬張ってガマンしといた。。

昼を過ぎると、ひときわ日差しがキツくなり、、サンバイザーかぶってるのに、顔がヒリヒリとして日焼けするのを実感した。。

そういえば、、、、
通過する小さな集落では、、、村人とすれ違ったり、村人を追い越すときなどは、、必ずこちらから満面の笑顔でHora!と挨拶するように心がけた。。
殆ど人影をみることのない村なんかで、、、完全に異質な存在の自分なんて、、、村人にとっちゃあ、ただでさえ警戒心を抱かないハズがない。。
たとえ明らかな巡礼者といえども、、“見知らぬ外人”がいることは、地元の人にとってはあまり喜ばしいことではない可能性も大いにあるやろう・・・・・・・・

とにかく、こちらはただの通過地点としてしか思っていなくても、、村の人たちの心象を思えば、、少しでも警戒心をといてもらうべく、簡単な挨拶くらいはすべきだとは思う・・・・・・・

あと、、菓子パンとかのゴミは、必ずゴミ袋に入れて持ち歩き、、決して巡礼路を汚さぬように気遣う気持ちも忘れてはいけない。。
自分の住む町で、通りすがりの見知らぬ外国人にゴミを投げ捨てられたりしたら、、、私やったら、、もう怒り心頭しまくりんぐのハズやで・・・・・・

しかし、実際のところ、、巡礼路上に落ちているゴミはじつに多くて、、心が傷んだ・・・・・・
確かに巡礼者は、お金を落としてくれる貴重な存在ではあるやろうが・・・・・・巡礼路にかかわらず・・・・・街中であれ、山の中であれどこであれ、かけがいのない場所なので、、やっぱ、ゴミは捨てたらアカンわ!!
道中に見かける落書きは結構楽しかったりする・・・・・・
さて話は旅路へと戻るが、、緩やかなアップダウンを繰り返し、、、
大平原を突き進む中で、Reliegosの街を通過し・・・・・遠く北方には、、ず~ッと真っ白な雪山が並走する・・・・・
このころ、ウクライナ人の若い女の子二人の巡礼者を追い越した。
今日一日の、60Km足らずの行程で出会った巡礼者は、、とうとうこの二人のみであった・・・・・・

自分は軽装備なので、、サッササッサと進み、追い抜きざまに満面の笑顔でBuen Camino!と挨拶をし、、少しばかりの他愛もない会話をしたのが、、唯一、道中での他の巡礼者との交流であった・・・・・・

寒かったので、朝からずっと水分を一滴も飲まずにいたが、、14時頃に初めて、暑さもあって喉が渇いてしかたがなくなり、、、ガブガブとペットボトルの水を飲み、アッという間に空になった。。
こんな調子なので・・・・・暖かい季節になると、、水分摂取が随分と増えるハズで、、持ち歩く水も相当に増えるのは必至で・・・・・・そういう意味でも、少しでも荷を軽く押さえておきたい自分的には、、
『暖かい季節よりも、、幾分かは寒いシーズンの方が、、巡礼に向いていたんやな・・・・』と感じた・・・・・・
【画像】毛虫をみかけた! 春が近づいてきている!!

いつの間にか、巡礼路はエラく大きな車道に沿って行くようになり・・・・・・・
行き来する車両の量も、物凄く増えた。。Leonの大都会が、どんどん近づいているのを実感したころ、、こじんまりしてイイ感じの街に入った。。
Mansilla de las Mulasという、、Leon手前20Kmほどに位置する街であった。。

ここは清潔感の溢れる、小奇麗な街で気持ちが良かったし、、丁度、巡礼路沿いのスーパーが空いていたので、吸い寄せられるようにしてスーパーに入った。。
このところ何日間か、スーパーらしいスーパーに出会っていなくて、、心の底からスーパーを渇望していたんや・・・・・・

今日はエラく暑くて、水のボトルが空っぽになっていて、尚も喉が渇いていたから、、まずは夢中でジュースと水のボトルとを3本手に取り、、さらにザックの前ポッケに常備するための菓子パンと、、、あと、尋ねてみたら、快くボカディージョを作ってくれた。。
ボカディージョを、、といっても、、ただ単に、30cmもある長さのフランスパンを横に切った間に、、チョリソーのスライスをドッサリ並べただけのもので、単調極まりないものであったが・・・・・・・・

こんなにいろいろ買ったのに、、全部で5€もしなかったと思う・・・・・・あのボカディージョ・・・・どんだけ安かったんや!!

街中の小奇麗な広場のベンチに腰かけて・・・・・まずはジュースを一気飲みして喉を潤してから・・・・・・
今、スーパーで買ってきたばかりのボカディージョにかぶりつき・・・・・ムシャムシャと夢中で頬張った!

チョリソーについては、、日本では馴染みない味付けでイマイチやったが・・・・・・やっぱ、スペインのパンは基本的に美味しかった!麦の香りが凄く濃厚に漂っていて!!
巨大なボカディージョであったが、、瞬く間に食べ終えてしまった。。

         ・・・・・・・・それにしても、暑いくらいの日和で、キツい日差しで・・・・・・・
とてもじゃないが、、明日からグンッ!!と冷え込むという天気予報がイメージできなかったくらいやった・・・・・

腹が満ち足りて、、気持ちの良い日和のなか、、再びLeonに向けて出発!
足取りは随分と軽かった!ずっと大きな幹線道路にそっていくことになり、、すぐ横では多くの車両が往来していた。。
     ・・・・・・・・・・・こんな光景、、なんだか懐かしいくらいに久しぶりなんやけど・・・・・・・・

幾つかの小さな集落を通過して、、、といっても、、まるでLeonの郊外の延長にあるような感じの集落やったが。。

【画像】いよいよLeonに入るすぐ手前で・・・

【画像】巡礼路上でみかける金網には、、このような感じで無数の十字架が掛けられていた・・・・・・・

【画像】いよいよ、、最後の丘を越えた時に、陸橋の上で、、前方に広がる巨大な街を目にしたときは、すごくホッとして安心した!

【画像】トリオ川にかかるカストロ橋を過ぎると、、もうLeon郊外に・・・・

【画像】高層マンションの立ち並ぶ市街地から、、旧市街の城壁を越えていった。
やはり60Km弱の行程となると、下半身の疲労もけっこうキツい。。
Leonの街はBurgos以来の大都会でワクワクした。。初めて丘の上から見下ろしてから、、新市街地を抜けて、旧市街地へと入り、、随分とこの間が長く感じられた。。

【画像】カタルーニャ地方に見られるガウディ建築物は有名なようだが、、穴場的なものとして、ここLeonにはCasa de los Botinesというのがあり、現在は銀行として使用されているようだ。
まず目指したのは、、巡礼路に沿って位置しているLeonのパラドールで、、ひとまずこれをゴール地点と決めておき、、17時ころにパラドールに到着してから、改めて今夜の宿泊先を探した。。

パラドール前の広場のベンチに腰かけて、、ネットで探し出した、最寄りの“二つ星ホテルQuindoz”へ。。
ネットでの評判では、、、そのGoogle翻訳では、、このホテルQuindozは散々に叩かれて、、イマイチの評価/コメントに溢れていたが、、、、とにかくもうそんなことよりも何よりも、、疲れ切っていたので、、ひとまず落ち着きたくてたまらなくて・・・・・・他のホテルを探す気力なんて、もうこれっぽっちも残っていなかったので、、その場でスグにチェックイン出来て嬉しかった!

そーいや・・・・疲労困憊状態・・・といえば、巡礼路では寒さに凍えて・・・・というのもセットになっていることが多かったが、、このLeon入りしたときは随分と暖かくて、全く寒くはなかった。。

そして・・・・・
ホテルQuindozは、まるで60年代にタイムスリップしたかのような雰囲気を漂わせる内装で、、サイケな感じの装飾品がどこか懐かしい感じを漂わせていた。。
ネットの評判通り、確かに内装などは古臭くてイケてなかったが、、、ホントそれだけで、、、、愛想の良いフロントは英語も達者であったし・・・・何ら問題なく、素晴らしいホテルやった・・・・・・Leonでの休息日入れた2連泊は、ホントにこのホテルで良かったと思う。。
2泊して朝食2食付いて、、計70€と非常にリーズナブルやったしね!

部屋の暖房は大変しっかりしていたし、バスタブに張るお湯もしっかり出てくれて、、昨夜宿泊したSahagunのホテルLa Codornizとは大違いで、、、昨夜のように、陰気臭くないし清潔感あって、、、、ぬるま湯しか出てくれなくて部屋にいてもなお凍える、、、なんてことは、まずなかった・・・・・・・

部屋に入るとすぐにザックの中身をベッド上に開けて、暫しの間、ボケーッとして体の心地よい疲労感を楽しんだ・・・・・・
今夜はレストランに行ってもいいかな? それとも、近くにスーパーがいくつかあるし、買ってきて自室でくつろいで・・・・というのもアリやな・・・・・・・なんてことをいろいろ考えてから、スーパーで手っ取り早く済ませることに決め、、半パンを、街歩き用のパンツにはき替えて部屋を出た。。

大型スーパーCORというのが近くにあり、、、
豊富に並ぶ様々な食品に、もう目移りして目移りして仕方がなかった。。

大きなカゴを引いて、この中に、手当たり次第に放り込んでいった。何しろ、Leonのこのホテルには二泊滞在することになる!
目についたウマそうな食品を、手当たり次第にカゴに放り込んでいったが・・・・・なんて楽しいひと時や!!
一通り満足のいくまでカゴに放り込んでからレジに並ぶと・・・・・34€にもなっていた!こりゃあ、ホテルでじっくりと楽しめそうやで!

ずしりと重たい袋を両手に、自室に戻ると、、余りにも腹ペコで、喉が渇いていて・・・・・
まずは夢中でジュースとか牛乳を一気飲みすると、、次いで、、Gaspachoなる冷たいパック入りスープもガブガブ!
これがまたウマかった!パンとすごく相性が良かった。

疲れた肉体には、オリーブとかピクルスとかの瓶詰が嬉しくて、、イカとオイルサーディンの缶詰とともにムシャムシャと夢中でかぶりついた。。

【画像】お手軽に、、ピンチョスも作ってみた!
ようやく“飢えと渇き”とが収まると、バスタブにお湯をいっぱいに張って、、ここへゆーったりと浸かった。。
もう極楽のような快適な気分を満喫すると、、その自分が浸かっている湯船に、汚れた衣類を全て放り込み、、このままジャブジャブと手洗い。。

洗濯物をセントラルヒーティングに乾かして、ようやく一日の行程全てが一段落して、実にホッとした。。
あとはコーラとスナック菓子片手に、、日記書いたり、スマホでネット見たりしてリラックスして過ごし・・・・・

やはり、教会の鐘の音を遠くに聞きながら眠りについたのが、22時過ぎだった・・・・・・・・
ヘットへとなので、、ベッドに潜り込んで消灯するなり、間髪を置かずにすぐに深い深い眠りに落ちる毎日!
           
              ・・・・・・・ ナ ン テ 幸 セ ナ 日 々 ナ ン ヤ ・・・・・・・・

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2/25(日)【巡礼10日目】 Carrion de los Condes ➡➡➡ Sahagun

2018年03月30日 | 【行程】Camino de Santiago サンチアゴ巡礼 
この辺りに来ると、、、サンチアゴまでの残されたキョリが、どんどんと短くなってくのを実感した。。
それでもまあ・・・・・400Kmとか残っているわけで・・・・・・よく考えたらまだまだ“道半ば”にすぎんね。。
今日もまたまた同じようなだだっ広~い、、麦畑/大平原をただただ、前進した。。
ガイド本で予習してみれば、、、次のSahagunまでは、40Kmほど。とくに激しいアップダウンがあるワケでもなく、今日は随分と余力を残すことになりそうや・・・・・・・・・
昨日はCarrion De los Condesで十分に休息をとったから、今日は体力/気力ともに充実しているので、あと20Kmくらいは進めたハズだが・・・・・・・
         『敢えてここはSahagunで一旦、、宿泊を入れておくべきや・・・・・・』と考えた。。

明日はSahagunを出てから、、60Km弱の距離にある、次の目的地のLeonに行く予定である。。
この間には、、Albergue以外の宿泊施設を備えた街が、全くなさそうなので、、明日中に、どうしても一息にLeonまで行ってしまう必要がある。。
そのためには今日も昨日に引き続き、、、体力を温存しておいて、、明日の60Km弱の距離移動に備えるのが良いと判断した。。

早や、サンチアゴ巡礼をフランスのSt.Jean-Pied-de-Portでスタートをきってから、10日目を迎えたわけやが・・・・・・全行程の、丁度真ん中あたりにいることになるんやね・・・・・・・・

連日800m付近の高地を移動していて、真冬なので凍えまくりで、、非常に寒い想いもしてきたが、、、、、幸い、、今のところ風邪ひいたり下半身の不調といったこともない・・・・・
とくに下半身については、異常な疲労の蓄積とか、その他、靴擦れなど、、何らかのトラブルを抱え込んで、、、といったことも生じていない。。
サンジャン出て間もなくして、軽い靴擦れみたいのが生じはしたが、、水泡がつぶれてぺちゃんこになれば、、もうそれっきりで、、、その後、一度も足元の痛み、といったトラブルとは無縁でやっている。。
私が履いているのはトレッキングシューズではなくて、、マラソン・シューズであり、ゆったりしているので、、足先への負担なども随分と軽く済ませれているようには思う。。

お陰で毎日、、宿でぐっすりと眠れば、、翌朝は体力/気力ともに、、元気満々にエネルギーが満ち溢れていて、前夜の疲労困憊の状態からは、見事にもとどおりに復活できている毎日や。。

身体的に不都合を感じることと言えば・・・・・・・強いて言えば、右手小指の爪が変に割れてしまって痛い・・・・というくらいかな。。
これについては、、、指の爪を伸ばし放題にしていたので、、随分と伸びてしまった爪を、何かの拍子で変に削ってしまい、、そこから変にひび割れてしまったのだ。。
幸い、、爪のヒビ割れもまだ軽いので、、早急に“爪切り”を購入して、、きちんと爪の形を整えておく必要は感じる。。

今日の宿泊予定地のSahagunは、、、、人口3300人と、大きな街であり、昨夜Google Mapで調べてみたところ、、宿泊施設も商店も充実している風だった。。
そんなわけで、今日こそはまともな食料を調達して(“爪切り”も買って・・・・)、、、昨夜みたいに、、菓子で夕食をすませるようなことは避けたいもんや・・・・・・・・と考え、大いに期待していた。。

ただし、、、こちらスペインでの日曜日というものが、、慣れ親しんだ日本の事情とは大きく異なっていて、、、、
『如何に商店が開いていなくて不便か!!』、、、ということについては、、あまり深くは考えていなかった。。

既に2/18に、一度“スペインの日曜日”というものを経験していたハズだが、、、この時はLoglonoの大都市で、、ということで、、お店は普通に開いていたので、、とくに不便を感じることもなく、、すっかりと“スペインにおける、日曜日の商店事情”というものを忘れ去ってしまっていた・・・・

       ・・・・・・・結果的に・・・・・昨日に続いて今日も、開いてる食料品店が見つからなくて・・・・
連日、夕食を菓子で済ませねばならないハメになるなんて!!
・・・・・・・・けっこう残念~~ (-_-;) な思いをしてしまった・・・・・・・(;´Д`)

さてさて、今日は一日で進むべきノルマが、、『Sahagunまでの40Kmポッキリ』ということで、、、今日もゆとりがあったので、、、朝はゆったりして8時過ぎに、Carrion de los Condesの4つ星ホテルのSan Zoiloをチェックアウトした。。
朝食は、、昨夜のポテトチップの残りとジュースとRed Bullのみで、、少しひもじかった・・・・・・

ホテルSan Zoiloを出ると、、さすが標高850mの街だけあって、、朝はメチャンコ寒い!!
ただし、、空は雲一つない青空で、、最高に気分良かった!

ガイド本で予習していた通り・・・・・・ホントに何にもない
・・・・・だだっ広い平原の中の一本道をまっすぐに行く・・・・・・西へ・・・・西へ・・・・・・
またまた、行けども行けども地平線!の世界が繰り返される・・・・・・

ただし、同じく平原とは言っても、先日のBurgosを出てからの、、カラっからに乾燥した砂漠のようなメセタ台地とは趣が異なり、、木々の並木などは、チラホラ見かけられた。
行けども行けども、今日は一人も巡礼者を見かけなかった・・・・・・・・

道中、ガイド本によれば、、その『終わりが見えない単調な景色』では、、ウサギや体調50cmもあるトカゲが出てきて和ましてくれる、、とあったけれど、、、一度もそれらは見かけなくて残念やった・・・・・
今は冬なので、、変温動物で冬眠しているであろうトカゲは、まず見かけることはありえないし、、、せめてウサギでも、、、と思っていたが、、、、とうとうウサギも見かけなかった・・・・・・・・
ちなみに、野ウサギについては、、数日後、フトしたタイミングで出くわして、、巨大なのにビックリしたっけ。。
【画像】単調な景色の中では、、ときにスペイン語の勉強も・・・・・・・
延々と続く同じような道をまっすぐ行くが・・・・・
人を見かけることもなければ、、動物も見かけない。。
ただ、ヒバリなどの小鳥がいつも、周囲の並木とか藪の中でピーピーと騒ぎ立てており、、賑やかにしてくれていて気分は和んだ・・・・・・・・
またこの小鳥たちは、、結構近づいても逃げようとしないので、、その愛くるしい姿を楽しませてもらえた。。

Sahagunまで、道程の半分くらいの街Ledigosで、バルに入ろうとしたが、、、地元の人でいっぱいだったので、、気後れして『ま、いっか・・・・・』と、ザックの前ポッケに突っ込んでいた菓子パンだけでランチを済ませた。。

とにかく、、Sahagunの街は人口3300人と大きい!
レオン県に入って最初の大きな街であり、、、スーパーもあるしバルやレストランもあるハズ! ウマいものは到着するまでグッと我慢して、それまでは先を急ぐことにしようそうしよう・・・・・・・・この一心でもって、邁進し続けた・・・・・・・

アップダウンも少ない、平坦な道のりが延々と続くが、、40Kmはナメてかかっちゃうと、、けっこう遠い・・・・

昼過ぎには温かくなってきたので、、いつものようにGore Texの上着も脱いで、一番身軽な状態になる。。
寒いけど、風が吹かないし、、太陽光が眩しいくらいで、、十分に心地よかった。。

遠くの、北方の山脈は雪で覆われており、、道中、ず~っとこの“雪の山脈”を横目に前進し続けた。。
サンチアゴ巡礼でも、、、、“北の道”が、、あの山脈の向こう側を通っていることを思えば、、、想像するだけで寒さに身が震え、ゾッとした・・・・・・・・

【画像】Sahagunの街にこのまま入るかと思われた一本道は、、街の手前でわざわざ大きく迂回して、、この古い寺院を通過

【画像】この古い寺院は、ムデハル様式ということで、、ベースにイスラム建築の技術とデザインがある。。
14時半、ようやく宿泊予定地のSahagunに到着した。
早速、昨晩に検討していたHotelやHostal、Pensionなどを見て回るも・・・・・・・まあまだ14時半、ということもあって、、開いているところは一つもなかった・・・・・・・・

街中を暫くの間ウロウロしてみて、日曜日ということで、唯一開いていたのが一軒の菓子パン屋と、一軒のパスタ屋だけであることを確認した。。
どうやら、、日曜日ということで、、楽しみにしていた食料品スーパーもレストランも、、開いていないようやね・・・・・・・

あまりにも腹ペコだったんで、パスタ屋に入って、テキトーに二皿のパスタを注文。。
不愛想で太っちょのおっちゃんが作ってくれたパスタは、、、お世辞にも、今日の日本で食べるパスタと比べると、、とてもじゃないが美味しいといえるものではなかったが、、、、
基本的に何でもおいしく頂いてしまえる自分にとっては、、もう極上の美味しさであり、、無我夢中でアッという間に平らげてしまった。。

こうしてお腹が落ち着いてから、コーヒーも楽しんで、、再び宿泊所探し・・・・・・
【画像】目的の良さげなホテルが・・・・・派手なAlbergueになっていて、諦めた・・・・
今度は、時刻になったので開いたばかりの安ホテルLa Codornizがすぐに見つかった。。
すぐにチェックイン手続きをして、たいへん愛想の良い、英語も話す兄ちゃんに部屋へ案内してもらったが・・・・・・

この安ホテルがまたまたボロくて、、、室内の狭さ/寒さに参った・・・・・・・
電気関係もボロボロで、、電源も、見たことのないタイプの古~いもので、、果たして自分の持っているプラグが差し込めるかどうか、、きちんと充電できるかどうか、ヒヤヒヤした。。
結局、なんとか無事にスマホの充電が出来て助かった!

夜になるまで、、基本的にセントラルヒーティングは温かくなってくれないし、、薄暗くてしめっぽい部屋は、実に陰気臭くて寒くてかなわなかったが、、街中には、この安ホテル以外になさそうやし、、今夜はここで我慢や!極寒の夜をしっかり安全に過ごすことができるだけでも“御の字”や!!

【画像】Sahagunのサンティルソ教会。。
近くに石切り場がないので、、泥で作ったレンガを積み上げて造られた教会が、この辺りには多いらしい・・・・・・・
再び街中をウロついてみたが、、、日曜日ということで、、“シエスタの時間”を過ぎた18時頃であるにもかかわらず、、、商店などは全て閉まっていて・・・・・・また、ホテルなんかは冬季ということで、、いずれも閉鎖してしまっていた。。

【画像】街の出口にあるサン・ベニート門
かつて、、この街は大いに栄え、、その当時の繁栄の跡が今ではこうした建築物に見て取れる・・・・・

寒いから人通りもまばらで、、Sahagunは閑散としていて寂しい街・・・・なんて印象を抱いてしまった・・・・・・
街中で実際に機能している商業施設は結局のところ、、自分のホテルLa Codornizと、先の菓子パン屋とパスタ屋のみ、、ということが判り、ガッカリした・・・・・・・
折角、楽しみにしてやってきた街Sahagunだったのにぃぃぃ~~~っ!と、、非常に残念な気分やった。。

夕食は菓子パン屋で調達したポテトチップスに巨大なクリームパンと、コーラのみ!!
これなら、昨日はオイルサーディンがあった分、まだ昨日のCarrion de los Condesの方がマシやったってことか。。

そーそー!!
菓子パン屋のオバチャンに、、『巡礼者ね・・・・』と、、一人で食べる分には多すぎるくらいのピーナツを頂戴してしまい、、すごく嬉しかった!
巡礼道中、たまにこのような形で、オレンジやピーナツ、カステラなんかを頂戴することがあった。。
       ・・・・・・・・・・“巡礼者への施しもの”ということか・・・・・・・・・・

自分に余裕があれば、他人へ“施し”をする・・・・・・この習慣って・・・・・・“四国遍路”など、話には聞いていたが、あげる方も、貰う方も、今まで体験したことがなかった・・・・・・・・・

実際に、“施しもの”を頂戴してみれば、、、、私自身も『ゆとりある時には、“施し”をしてみよう・・・・・』なんて風に思えるようになった。。
『せめてスペインにいる間だけでも・・・・』と、、その後、街でバグパイプ吹いている兄ちゃんを見かけたら、前に広げてる楽器ケースの中に5€札を入れてあげたし、、、、カテドラル入り口で小銭を恵んでもらおうと声をかけてくる老婆がいれば、2€程度の小銭を、老婆が手に持っているボウルの中に入れてあげるように心掛けた・・・・・・・
     ・・・・・・・こんなことを実際に自分がするなんて、、今までは考えたこともなかったね!・・・・・・

話は戻るが、、その後ホテルに戻り、自室でシャワー浴びようとしたら、恐れていた通り、、ぬるいお湯しか出て来なかった。。
この寒い部屋の中で、ぬるいシャワーを浴びれば、風邪ひいてしまうかもしれん・・・・・ということで、、今夜はシャワーを浴びないでやり過ごすことにした。。

毎日身体を動かしているから、、タンパク質・・・・肉・・・・に飢えているというのに、、連日で菓子とジュースばかりで(今日はパスタも食ったが・・・・・・)、、気分は萎えた。。
部屋も寒くてたまらんから、もう今夜は早々とベッドにもぐりこみ、、眠ってしまって、明日の『Leon行き58Km』に備えて体力温存ということにした。。

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2/24(土)【巡礼9日目】 Fromista ➡➡➡ Carrion De los Condes

2018年03月30日 | 【行程】Camino de Santiago サンチアゴ巡礼 
マイナス5℃~7℃  (雲一つない快晴)

昨夜は凍えながら、、疲労困憊の状態で、、心細さMaxで、、、、、何とかFromistaに辿り着いた。。
何しろ800mの高地であの寒さ・・・・・・・絶対に、外で一晩を過ごすわけにはいかなかった!!
    ・・・・・・ホテルEl Apostolに宿泊出来たことを心底、助かった!と思い、、、有難く感謝した・・・・

そんなわけで、、昨日のアップダウンありの65Kmが結構キツかったから、、今日はわざとラクチンな予定を組んでおいた。。
ただし・・・今日宿泊したCarrion De los Condesからは、今後、、丁度50~60Kmおきに、理想的な規模の街が続くようなので、、明日からはテンポよく一日ごとに、前の街から次の街へと進めることになる。。

だから、今日は23Kmだけ進んでおき、、明日からテンポよく進んでいくために、、そのスタート地点であるここCarrion De los Condesに宿泊するのが理想的であった。。

朝8時にFromistaのホテルEl Apostolで朝食を済ませ、42€支払ってチェックアウト。。
正直、ホテルで供されたtostadaとCafe con lecheのみの朝食なんて、、かなり足りんかったが・・・・我慢。

もっとも今日の進むべきキョリは23Kmポッキリなので、、消費カロリーも大したことなさそうなので問題ないが・・・・・
しかし今朝出たこのホテルのご主人と女将さんの、屈託のない笑顔は素晴らしかった!
あれぞHospitalityの精神、、、てやつやね(当然ビジネスではあるが、、それだけじゃなさそう・・・・・)
・・・・・・昨晩、私はすっかりヨレヨレのボロボロであったが、、お陰様で、、一晩ぐっすりと眠り、、朝になれば元気満々に見事、、復活していた!!
【画像】ロマネスク様式のサン・マルティン教会・・・・・・たいそう独特の外観で、朝日に映えて美しい!

【画像】教会の尖塔の上に巣をつくっているコウノトリが羽ばたいた!大迫力!!
ホテルを出て、あまりの寒さにビックリ!流石!800mの高地だけある・・・・・
この寒さなので、、、快晴つづきであればいいが、、、、、
天気予報を見ると、、、3~4日後には、、みぞれ混じりの雨でマイナス5℃~3℃、、、なんてあったから、、これからはグッと冷え込んでいき、さらに天候が崩れるのが怖かった・・・・・・・・

来る日も来る日も大平原に、、延々とどこまでも続く麦畑・・・・・・いつまでたっても単調な変わり映えのない景色だが・・・・・・ガイド本を見る限り、、まだまだ続きそう・・・・・正直・・・・(-_-)飽キテキタ・・・・・・

今日もホテルを出てからは、、引き続き、大平原の中を延々と・・・・・・・・
しかし、今日は昨日とは違い、、実にのんびり歩いて次の街のCarrion De los Condesへ。。
ここは、、えらい沢山のモホンが立ち並ぶ区間であった! 何を思って、あんなにも無意味にたくさんのモホンを並べとったんやろう??

今日進んだキョリは、、、たかが23Kmと思えば、、意外に長く感じたりしたが、、、、、それでもやっぱ、所詮は23Kmポッキリで、実にアッケなく感じた。。
ゆったり歩いたので、、下半身への負担は殆ど感じることなく、、正午過ぎにはCarrion De los Condesに到着した。。

街に入ると、、3人の巡礼者を目撃。。犬を連れてる人もいた・・・・・・
街に入ってすぐに目に飛び込んできたバルに入ると、、、退屈そうな店員のねーちゃんに、、『ボカディージョ・トルティージャしかない・・・・・』といわれた。。
あとはチョリソーのみしかなかった。。ホテルの朝食が少なかったんで、、ついでにチョリソーも頼んだ。。

レンジで温めて持ってきてくれたボカディージョの巨大なのにびっくり!!
優に30cmもあろうか!というくらいのデカさ!しかも・・・・・サンドしているのは、例のスペイン風オムレツのトルティージャ・・・・・・・この恐ろしく単調な味の組み合わせを食べ続けるのか・・・・・と、一瞬、ウンザリしたが、チョリソーがあれば何とか単調さは回避されて、、美味しく、、、意外にアッという間に平らげてしまった。。

チョリソーの付け合わせがあったようで、さらに、分厚い陶器の器に”蒸かしたイモ”が入ったのが運ばれてきたが・・・・今日のこのランチ・・・・・パンとジャガイモのオンパレードやった・・・・・・・

お腹も満足してバルを出るころには、、街はシエスタに入っていて、、お店というお店は皆閉まってしまっていた。。
しかも、、人口3000人の集落にしては、、えらく店が少ない印象。。
大好きな食糧商店が全く見当たらなくてショッキングやった・・・・・・

教会を中心にして、、しばらくウロくと、、、おせっかいなオバチャンが近寄ってきて、、『カミーノはあっちよ!!』なんて言ってくれたので、、ご親切に有難う・・・・と一瞬だけ思ったが・・・・・
今日はこの街にとどまる予定なので、、、実は今現在は、私にカミーノは必要なかった。。

その後、、今夜宿泊するためのホテルを探してみたが、昼過ぎで、まだまだ時間が早かったせいか、まるで空いている宿泊施設が見当たらなくて・・・・・
早い時間から唯一、オープンしていたホテルSan Zoiloにチェックインした。。

これは9世紀のSan Zoilo修道院を改造してホテルにしたようで、、、出来るだけ、こうした味わい/歴史のあるホテルに宿泊しておきたい、、と思っていたので、、、、高いけれど、、他が空いていないので、、もうこの四つ星ホテルにしておいた。。

流石!このホテルSan Zoiloは格式高く・・・・・
内装・外観・・・・全てがスバラシイの一言に尽きた!まるでパラドールのような格式の高さを感じさせた。。
9世紀の修道院とか、、、ハンパなく古い建物で、、、、、重厚であり、、、何よりも、、室内の暖房が完璧に効いていているうえに、、バスタブなどもピカピカに磨かれていて嬉しくなった!

今日一日はゆったり過ごして、、、また明日からに備えることにしようそうしよう・・・・・

ということで、、、夕方、、食料調達に出かけた。。
ホテルの夕食をぜひとも味わってみたかったが、、20時からとか、、所謂スペイン時間での夕食は、、自分の性に合わないんで、、、手っ取り早く、街の商店で買ってきてすませることにしたんや・・・・・

そんで、、陽も傾きかけた夕方、、、晴れ渡って、たいそう気持ちの良い時間帯であったが・・・・
街をウロついても、、食料品を販売している商店が見当たらない!
尋ねてみたところで、、、自分のスペイン語では、まるで会話にすらならないので、、尋ねるのはムリ・・・・・

そんなワケで、先ほどの街中を、、教会を中心にしてウロついていたら・・・・・・・
先ほど『カミーノはあっちよ!』みたいなことを言ってきたオバチャンがいた!
こっちを見るなり、、、、『アッレェ~?カミーノに行ったんじゃなかったの? なんでカミーノに行ってないの~~??』みたいなことをしきりにしつこく言ってきて、、かなりウザかった。。

参っていたら、このオバチャンは独り言で『なんでカミーノに行ってないの~?』みたいなことを何度も何度も言いながら、、どこかへ歩いて行ってくれて・・・・やっとホッと出来た・・・・・・・

そっか、、、もしかして、、食料品の商店が見当たらなかったのは、土曜日だったから??
日曜日ならイザ知らず・・・・・・もしかして土曜日も閉まっていることが多いんやろうか??

結局、、子供向けのお菓子をメインに取り扱っている小さなお店で、、菓子パンとスナック菓子にコーラ、、場違いなのに、、なぜか置いてあったオイル・サーディンの缶詰とを買い込んで、これで今夜の夕食にすることに決めた。。

身体は脂っこいものと、、甘くてさっぱりしたコーラのような飲料とを、、しきりに欲しているような感じだった。。

ホテルの自室に戻ると、、、
バスタブにお湯を張って・・・・・ゆったり浸かって温まると・・・・・・洗濯物の手洗いをしてから、全てシャワーで洗い流し・・・・・しっかりと絞ってからセントラル・ヒーティングの上に乗っけて乾かした。。

        ・・・・・・・風呂から上がると、、すごく幸せな気分やった・・・・・
生憎、、今夜の夕食はつまらないことになってしまったが、、、、、、
オイルサーディンの缶詰のメインディッシュをまず食ってから、、、、、あとはコーラ片手にポテトチップなどのスナック菓子の袋を次々と開けて、、、、ボリボリ食いながら、、、、、すっかりリラックスして過ごした。。

また明日からの行程を予習して、明日に宿泊を予定しているSahagunでの宿泊施設についてを調べたり、、、、、ネットでサンチアゴ巡礼についてのブログなんかを拝見させて頂いたりして、、、実にのんびりと過ごすことが出来た。。
そして、早々と22時前には、ふかふかのベッドにもぐりこんで幸せな眠りについた・・・・・・・・

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