とりあえず走れ!!目指すはサンチアゴだ!!

街中を走り、山を走り、そして巡礼をしてから医師になります

🎇 お礼参り ~Ending                                                  『さあて三本足の八咫烏よ、、次は何処へ行こうか (。´・ω・)?』 

2018年05月22日 | 巡礼その後

【画像】本宮大社の世界遺産センターで頂戴したDual Pilgrimピンバッジ  3月末日         


         ❤~~とうとう迎えちゃったよね~~❤

そう、これが最終回。 

最後に熊野の本宮大社を訪れて、、“ご報告”と“お礼参り”するところね!
これでこのブログとも、いよいよお別れっちゅうことなんやね・・・・・・・・・( ˘•ω•˘ )

 ・・・・・・・いまは私も少しばかりtension高めなんで・・・・・・・

ついつい調子に乗ってしまって、、我を忘れてしょうもないことをダラダラ書かんようにせなあかん。。
そして“冷静さ”を忘れないようにしながら、最後のEndingを見事に!Coolに!キメちゃいたいところやね🎇

【画像】本宮で、、、大斎原に咲き誇る満開の桜

当初、留年が決定したときの“怒りの勢い”で立ち上げてみたブログやったけれど、、、、(´・ω・)

この一年三カ月の間に、、、当初はあった、あの“やるせない怒り”はすっかりと鎮静化し、、、、、
 その代わりにいろいろな想い出が、このブログの中には徐々に詰まってきた・・・・・・

     そして当然のように、いつの間にやら“愛着みたいなん”も湧いてきた。

つまり初めて“ブログ”なるものをつけてみた一年と三カ月やったワケやけど、、
ブログを綴ることの有用性について、改めて考察してみると、、、、、他人にアピールするとか、想い出を込める、、、というのは、まあ想定範囲内やとして・・・・・・

その一方で、ブログをつけることで私が得ることの出来た、想定外のものとは?

当初、私の中にあった“留年でのやるせない怒り”が、、、、年月とともに、、、ブログつけてるうちに、、、いつの間にやら綺麗に昇華されてしまっていたことを考えれば、、、、

『ブログにはけっこうKatharsis的な効果があるんじゃね?』ということやったかもしれん・・・・・・・・

ま、何はともあれ、いまじゃあ愛着あるブログに育っちゃったから、別れも少し名残惜しいかな・・・・・・・

そんなんやから折角やし、Endingを気持ちよく締めくくって、、“最後のお別れ”としたいんや!
せやから、、
果たしてどんなカタチで最終回を迎えるのがbestなのか、、いろいろと迷っているところなんやで(´-ω-`)

まずは、、、映画のEndingばりに、サントラでも流しながらいっちゃっとく?
Internet Explorer画面の“別のタブ”でYouTubeのMVなんかを再生して音楽を流しながらってのが洒落てるから、この場で思い入れのある曲を数曲choiceしておくことにしようそうしよう・・・・・・♬♬

ということで、一曲目は・・・・・・・
https://youtu.be/k2qgadSvNyU
Dua Lipa の“New Rules”

この曲は、私が2~3月のサンチアゴ巡礼の間、、道中通過する街のいろいろなところで耳にしたので、想い出深い一曲なんや・・・・・
バルで美人のねーちゃんが陽気に鼻唄を歌って、ご機嫌だった様子に、一瞬心を奪われかけたっけ・・・・・

当初、スペインに行く前までは、私の趣向とは異なるタイプの曲だと思って見向きもしなかった。
しかし巡礼道中に幾度も耳にするうちに、、いつの間にか非常に気に入ってしまい、、、
今では私のFavorite tunesの一曲に見事ランクイン!したという次第   ♬~♬~♬

さて、それはさておき・・・・・・
帰国してからというもの、巡礼道中で毎日つけていた“旅日記”なんて、当然ながら全くつけていないから、この日記帳は、帰国した時点でプッツリと途絶えてしまっている・・・・・・・・・

ほやから、今はそのころのことを、懸命に思い出しながら書かなあかんのが、実にしんどいところなんや。

卒業旅行から帰国して、、、、国試の合格発表があった日の、3月19日から、、10日ほど経過して、心身共ににようやく落ち着いてきたころに、私は桜満開の熊野の本宮大社へと赴いた。

その頃からは、早や2カ月近くも過ぎちゃったワケやけど・・・・・・
今更ながらに思い出しながら、、“記憶の糸”を懸命に手繰り寄せている。
こうして二カ月近くも前のことを想い出しながら書き綴らねばならないのは、なかなかに無理/無茶/面倒だよね・・・・・・・・(・_・;)

【画像】本宮大社でお参りのあと、道の駅“ほんぐう”からグルリ参詣道を歩いてきた

このブログは、、研修医生活が始まるまでに完結する予定であったが、、まるで間に合わなかった。

仕方ないから、今度はGWの間に決着をつけるつもりでいたが、、、結局それも叶わず、、、、5月半ばもとうに過ぎた今頃になって、、ようやくにして、ケリをつけるときが来たってワケ。。

折角の“体験記”なんやから、、回想録はいいとしても、、、、記憶が新鮮な/ホヤホヤなうちに、、一気に畳みかけるようにして仕上げるのが理想的やったが・・・・・・・・・

・・・・・まあ・・・変に“想い出補正”がかかっちゃって、美化して書いてしまうとしても・・・・


・・・・それはそれで、、今となっちゃあ仕方ないよね ❤

・・・・・ということで話は元に戻るが・・・・三月末日、新大阪から特急“くろしお”に乗車してイザ和歌山へ。

・・・・・・・・仕事が始まってしまうと、熊野古道に行くことですら時間的に、ままならなくなりそうな気がする。

医学生時代のように、、、年に2~3回も、気ままにふらりと“熊野の地”へと赴くことは、もう半ば諦めるつもりでいる。

体力的にも、時間的にも、、どんな局面においても、人生には限りがあるという“無情さ/愛おしさ”を、日々噛み締めるような年齢に、私は突入してしまった!
一般の人と違い、“働き盛り/いい歳”しといて、長らく仕事をしてこなかった私は、、いよいよ年貢を納めるときがやって来たものと、自覚してもいる。。

つまり、今までのように“自由気ままでマイペースな毎日”なんて当面、戻っちゃあくるまい・・・・
      ・・・・・・サヨナラ・・・・・今マデノ日々ヨ・・・・・・・・
そして熊野古道も・・・・・・・次に行くのは果たして何時になることやら(。´・ω・)?

そんな覚悟/決意でもって、、、私は可能な限り/許されうる限り、、、医師として世に貢献/奉仕することを願っているんや。。
せやから、、、
大好きな熊野古道ですら、もはや遠い存在になってしまっても、、いまの私にとっては仕方のないことなんや・・・・・・

    ・・・・・そんな私の名残惜しい気持ち・・・・・・
どなたか引き継いで頂き、熊野古道とかサンチアゴ巡礼に、Challengeしちゃって盛り上げてくださると嬉しいんやけどね~~~ ❤
  
まあそれはさて置き、、そろそろ次の一曲をいっちゃっとく?
https://youtu.be/CTFtOOh47oo
French Montana の“Unforgettable” ft. Swae Lee  ♬~♬~♬

この曲のPVを見たら、、、黒人たちの無邪気で幸せそうな笑顔に、きっと誰もがほほえましさを覚えることやろう。怪しげで、超ヘタクソなダンスで・・・・・・・(笑)

           ・・・・あくまで、勝手に私の目から見ての判断で恐縮だが・・・・・
貧しい雰囲気の漂うウガンダの小さな村で、、ゆとりのない生活/日々を送っているはずやのに・・・・・・・・
『きっと食うや食わずがギリギリで、不衛生な世界にいて、いったい何がそんなに楽しいねん?』
  このPVを見て、まず最初に私が思ったのは、そんな奇妙な感情やった。

こんなこと言っちゃうと、人種偏見みたいで自分でも嫌だが、、、貧しいものを食い、ボロいお家に住み、、、不衛生で平均寿命も短くて、、、、、
文明的な今の私の生活からは、とてもとても想像つかないような、なんにもなくて貧しい“アフリカ土人”の生活を送っていらっしゃるハズなのに・・・・・

・・・・・・地位や名誉なんてなさそうやし、衣食住ですら“まともでなさそうな”・・・・・・なあーんにもない世界の住人たちのようだけれど、、、、、
・・・この場ではとにかくみなさん、実に楽しそうで充実した笑顔をしていらっしゃる・・・・(;´・ω・)

生きるのに精いっぱいで、ゆとりなんて無いはずやのに何故、そんなにも屈託ない笑顔で、楽しそうにダンスが出来るんや?
みんな揃ってあまりにも楽しそうやから・・・・・・

  ついつい・・・・・・私も一緒になってダンスをしたくなってしまったやんけ!!

              ・・・・・・・この曲とMVには・・・・・・・・・
肌の色を問うことなく、、、、誰もが笑顔になってダンスしたくなってしまうような、、、万国共通のノリに溢れている ♬~🎵 (/・ω・)/

“世界(宇宙)の愛と平和”を切に願う私にとって、、このMVは、まさにそんな気持ちを見事に大便、、、、違う違う!、、、、、代弁してくれるEnergyに満ち満ちている!
そんなこんなで今の私の心境を表す曲やから、ここに載せておくことにしようそうしよう・・・・・・


おおっと、、、最終回やから、、、メンゴメンゴ!ついつい饒舌になってしまうわ・・・・・・・
話は元に戻るね、そう、、本宮大社へ行くところ・・・・・・・

朝6時起きで、、、、春めいて素晴らしくいいお天気! 10~25℃
手早くリュックサックに、、スペイン巡礼でのクレデンシャルと、、熊野古道のスタンプ台帳(昨年11月末のもの)とを詰め込んで家を出た。

そして新大阪から特急“くろしお”に乗って、、、、紀伊田辺駅で下車。

竜神バスを待つ間、観光センターとかをウロウロして、、、バス・チケットを買う(本宮まで片道で2100円)

【画像】JR紀伊田辺駅の前のバスロータリーにある、弁慶像(弁慶は田辺出身・・・・・)

10時過ぎの竜神バスに乗ると、片道2時間かけて本宮大社へ・・・・・・・・
今まで、本宮大社まで行くのにバスを用いるなんてことは一度もなかったが、今回は日帰りを予定していたので、初めて全道中をバス移動。・・・・・・・これはこれで新鮮やった。。

沿道や富田川の土手沿いでは桜並木が見事に満開で、それはそれは素晴らしい、この上ないくらいに気持ちの良い日和やった!

当初は、スペイン巡礼から帰国したら、私自身がまだ未踏の熊野古道を行くつもりでいた・・・・・・・・・

昨年末に、大阪の九度山から南の那智へと紀伊半島をタテに縦断したから、、、

今度は紀伊半島を西から東に横断、、、つまり、紀伊田辺からスタートして本宮大社で“お礼参り”したその足で、、、初めての(未踏の)“伊勢路”を経て東の端の“花の窟神社”まで行き、、近鉄電車で大阪に帰ってくることを考えていた。。

しかし、いざスペイン巡礼から帰国してみると、暫くの間は身体をダラーン、、とさせて安静にして過ごしたくて、、、『やっぱ、今回はもういいや、、、、』となってしまった。。

・・・気力がね・・・・ちょっと今はしんどい・・・ムリ・・勘弁してクレメンス、、てな感じやったんや。。

竜神バスにゴトゴト揺られ、、退屈やったから、思い切って通路の反対側の、ベルギーから来たという白人女性に話しかけてみた。
そう、今や、あんな超ド田舎の“ガタゴトのローカル・バス”でも、車内案内に英語のアナウンスが流れるようになった。
それくらいに、外国からの熊野古道への訪問者が多くなって国際化した、、ということやが・・・・・・・

私は、つい先日クリアしたばかりのサンチアゴ巡礼を自慢したくて、“巡礼証明書”を見せながら説明した。
残念ながら、彼女はただのWalkerということで、Pilgrimにはあまり関心がなさそうやったが、、、、、

しかし、私が『今日あなたは熊野古道にChallengeするんやから、、、きっといつの日か、サンチアゴ巡礼にも挑戦すべきやで!!』というと、まんざらでもなさそうなご様子やった。

   ・・・・・・あの調子なら・・・・・・・恐らく・・・・・・・

『日本の熊野古道で、今日私から聞いたサンチアゴ巡礼のこと』が、どうにも頭から離れなくて、、必ずや将来、彼女はサンチアゴ巡礼にchallengeするハズやと、私は踏んでいる・・・・・・・

てっきり私も彼女と同じく、バスを滝尻で降りて、中辺路を行くものと、彼女は思っていたようだが、、、
今の私にとっては中辺路すらも、肉体的にしんどかった。
なので、、中辺路スタート地点の(正式には違うが、、、、)、滝尻のバス停で下車する彼女とお別れして、、そのまま引き続き私はバスに揺られて本宮大社へ。

【画像】満開の桜の向こうに、たうたうと流れる熊野川と、、、静かにたたずむ果無山

バスが本宮大社に到着すると、、まずは世界遺産センターへ。
私は満面の笑みSmileを用意して、、得意気にDual Pilgrim認定のカウンターへと向かった。
担当のおねーさんが、すぐに私の持参したクレデンシャルと、熊野古道のスタンプ台帳とをしばし、じーっと凝視していたが・・・・・・・・

このとき、、、
スペイン巡礼で、私がSantiago de Compostelaの大聖堂にゴールした時に、、、“巡礼認定書”を貰うべく、巡礼事務所に立ち寄ったところ、、審査員のオッちゃんが、暫くの間ジーっと私のクレデンシャルを凝視していたのをリアルに想い出した。・・・・・・状景がぴったりと重なったんや!

あのときは、まるで『カミーノの巡礼路を、本当に私が辿ってきたのかどうか』を、疑っている様子やったが、、、、
たったいま、、同じようなシチュエーションのなかで、あの瞬間が懐かしく想い出されたんや・・・・・・・・・

徒歩なら、巡礼路(フランス人の道)の踏破には平均して43日かかるらしいが、、私は20日でクリアしているし、、、また何よりも、、
最低限、巡礼路の踏破の認定に必要とされる、、残り100KmのSarriaからのスタンプ(Sello)の数がとても少なかったので、、巡礼事務所のオッサンに不審に思われた様子だった。。

結局、『走ったりもしたので、短い期間内で到着できたんだ・・・・・』ということを伝えることで、ご理解いただけて事なきを得たが・・・・・・・・・

それはさて置き、、本宮の世界遺産センターのカウンターでは、、ちょっとした事務手続きが面倒であったものの、、スムースに認定書を発行してくださり、、、、念願のDual Pilgrim認定の記念バッジもいただけた。。

やっぱ、、あのDual Pilgrim認定バッジを実際にこの手に収めた瞬間は、、特別な感情が押し寄せてきた!
なにしろ、二年半前に『この記念バッジを入手してみたい!』と思ったのが、全ての始まりやったからね・・・・・・・・(´・ω・)

       ジーンという感動をひきずったまま、私は世界遺産センターをあとにしたが、、、、、
             次いで向かうは、熊野の神々への“ご報告”や!

“熊野大権現”の白旗が無数に立ち並ぶ参道の階段を登り、、、、本殿の手前にある社務所へ。
ここでDual Pilgrimの証明書を係の人に見せて、、、“特別な祝福の太鼓”を叩かせて頂いた。

まず最初に、宮司さんがお手本で太鼓を叩いてくださり、、、、、、
次いで、私に太鼓のバチを手渡してもらって、宮司さんの示してくださったとおりに、私も太鼓を打ち鳴らした!

   ・・・・・まるで鎮守の森の静けさを打ち破るように、、太鼓の音は大きく大きく鳴り響き・・・・・

大勢の参拝客らが、一斉にこちらを注視している様子が伝わってきた。
私はそんな“好奇の視線”をいっぱいに浴びながら、、夢中で太鼓のバチを振り続けた!

一分間くらいにわたって、、
ドン・・・・ドン・・・ドン!・・ドン!・・ドン!・・ドン!・ドン!・ドン!・・・・・という具合に、熊野の山々に太鼓の音を轟かせ続けた・・・・・・・

ひととおり打ち終えると私は太鼓のバチを宮司に返し、、辺りはスグに元通りの静寂の森へと戻っていった。

           そして、、太鼓の後は、、、いよいよ、熊野の神々へのお礼参りや!!

本殿に入ると、、素戔嗚尊(スサノオノミコト)、速玉大神、夫須美大神、天照大神、八百萬の神へと、それぞれ順番通りにまわり、お賽銭を入れて鈴を鳴らしては“二礼二拍手”して深々とお礼のご挨拶をしてまわった。。

神々の前で、順番に手を打っていったこのとき!!
私は緊張の面持ちで、、可能な限りもっとも美しく、、かつ大きく、熊野の森に響き渡らせるようにと、手を打っていったワケやが・・・・・・・

自分でもビックリしてまうくらいに、、凛としていて、まるで透き通るかのような美しい柏手の音が、周囲の森や山々に響き渡ったんや!

私の左右の手の平が、、もっとも理想的な“タイミングと手の形状”とでお互いに打ち合って、、
パーン!パーン!と飛び出したその柏手の音は、、、乾き過ぎもせず、湿り過ぎもせずに、、丁度いい塩梅の音で・・・・

信じられないくらいに澄んだ響きをもっていた!
私がこれまでに数知れず打ってきた、幾多の柏手の中でも、間違いなく飛びっ切りに美しい音だった!

・・・・・・そして周囲一帯の森や山々にこだましたこの音は、一方では、何とも言えない懐かしい響きを含んでもいた・・・・・・・

そう、、この音は、、、記憶もおぼろげな、遥か遠く昔の、、、昭和の末頃に聞いたことがある!!

幼きころの私が神社で耳にしたんやが、、、一体、誰が手を打った音だったのか、今となっては知る由もないが、、、、
今しがた私が打ち鳴らした柏手の音は、、あのとき耳に聞こえてきた『心に響くような柏手の音』に、限りなく近かったんや!!

【画像】本殿お参りのあと、周囲の参詣道をグルリ


 ・・・・・・この一年余り、、機会があれば私は神社で柏手を打ってはお参りをしてきた・・・・・・

如何にして、美しく大きな“柏手の音”を鎮守の森全体に響き渡らせることが出来るものかと、幾多の神社で幾度となく手を打っては腐心/苦心してきたワケや・・・・・・・・

  その結果、、『かなり、理想とする柏手の音に近いものが出るようになってきたかな・・・・・・?』
と思う、今日この頃ではあったが、、、
まだまだ、、何か、決定的な“音の成分”が欠落しているように思えてならなかった。

それが、、、今日打った柏手の音は、そんな“欠落”をまったく感じさせない、完璧なものやったからね!!


  この素晴らしく完成度の高い柏手の音が、私の“両手の平”から打ち出されたとき・・・・・・

まるで、、、
大きな一つの線が、、巨大な輪っかLoopを描き、、、再び戻ってきて、、閉じて円Circleをつくろうとしているのを、私はひしひしと感じた。

こうして・・・・ようやくにして・・・・私はもとの生活に戻り・・・・・・そして・・・・はじめて足を一歩、前に踏み出す用意が出来たんだ、、ということを実感できた!!
               
           
       いよいよ、次なるStageが始まろうとしている・・・・・・・・

  私は、“完璧に近い柏手”の“音の余韻”に酔いしれながら、本殿から踵を返したが、、、、
        

              
           
     本殿をあとにして、よろよろと立ち去ろうとする私の背後から・・・・・・
           
                   
              熊野の神々の、、

温かいご来光が、優しくそっと背中に差し込むのを、、確かに私は感じとることが出来た・・・・・・・






   
   ~~~~~~~~~~~    Fin     ~~~~~~~~~~~









【画像】桜満開の大斎原



【画像】 大阪に戻るとき、、和歌山駅で下車して立ち寄った“清乃”
積年の想いが詰まった念願のラーメン。グランプリに輝いていたから、ぜひとも一度は訪問してみたかったんや。


では最後に、、、、、
最後の想い出の一曲をChoiceさせてね!
        ・・・・・・・・・・これがEndingということで・・・・・・・・

https://youtu.be/0mlFlJ1Rjq0
2PACの、、、“Life goes on”

言わずと知れた、90年代半ばのヒット作。
当時大学生だった私は(ついこないだも大学生していたが・・・・・)よく聴いていたが、長らくご無沙汰していた。

最近、You Tubeでたまたま見つけたものが、『和訳テロップつき、、』ということで、、お陰様で、初めて歌詞の内容をしっかり把握できた。
そして約20年ぶりに、このところ何回も聴いていたので、貼っちゃうことにしようそうしよう!

まるで辞世の句のようなこの曲を世に出して、間もなくして2PACは銃弾に倒れて、帰らぬ人となってしまう(享年若干25歳)

 ・・・・・・歌詞の途中に『50、60歳まで生きる連中だっているんだから・・・・』とあるけれど・・・・・・

      今や、私自身がそんな年齢にさしかかるのも、それ程に遠い先のことではないのを感じる。

それはさて置いて、、私も40年チョイ生きてきたので年相応に、、
これまでに身近なところで、何人かがこの世を去っていくという経験をしている。
まだまだ若いというのに、、病気や事故、自殺なんかで・・・・・・・・・

マスコミを通じて知っている有名人だって、2PACはじめ、多くの人々が亡くなっていった。
つい最近では、先日5/21に、登山家の栗城史多さんがエベレストからの下山途中にお亡くなりになったっけ(享年35歳)・・・・・・

・・・・・なので・・・・・そんなんやから、さすがに・・・・ひとの死、ということを身近なものに感じるようになってきた・・・・・・

2PACのこの曲には『生きていくしかないんや、、、』という、人生に対してPessimistic/Negativeなニュアンスを強く感じるが・・・・・・・・・・
昔、私が大学生だった当時(つい最近も再び大学生していたが・・・・)、、、、
何事もうまくいかなかった私はむしゃくしゃしていて、そんな時にこの曲を聴いて共感し、若くして死ぬことがカッコよく思えたりしてたっけ・・・・・・・・(´・ω・)

しかし、、、
今や私も40歳を超え、バリバリのおっさんになれば、気分はすっかりと大人の落ち着いた雰囲気になった。
そして人生というものを、安定した気持ちでとらえることが出来るようになってきた。
そうやって人生がどのようなものなのか、ようやく、、、何となく分かってきたので、、、、
それに伴い、私の生きるstyleも確立してきたので、、、、、
今では50、60歳、、いや、100歳まで、Optimistic/Positiveに生きるつもりでいる。

趣味として巡礼道を行くようになってから、、その道中では、死を近くに実感することもあった。

愛くるしい小鹿や小鳥の亡骸を見ることがあったし、、道中に行き倒れた人々を弔う墓碑も数多く見かけた。
生々しい交通事故直後の現場にも遭遇した・・・・・・・・

そもそも“巡礼”という行為そのものが、、実は『“一種の覚悟”をもって旅立つ・・・』という意味合いをもつことを、最近になって初めて知った。
きっと、それだけ往時の巡礼が、命がけの厳しいものであった、ということやろう・・・・

お遍路さんたちのあの白い衣装が、、まさに『死を覚悟しての白装束』に由来するということを知ったのも、つい最近のことだ。何時、何処で野垂れ死んでもいいように・・・・・・・ということらしい・・・・・・・

   ・・・・・これから私は日々、生死に直面するようなところを舞台にして働こうとしている・・・・・・・・

熊野古道とサンチアゴ巡礼と、、当初は“お遊び気分”で出かけた巡礼だったが、、、、、、

しかし今振り返ってみると、、『私の“死生観”に影響した巡礼道中・・・・』ということで、、、自分自身の成長につながる多くの貴重な経験をさせていただけたと思う。
“いろいろな気づき”も得ることが出来たし、それらの経験はきっと、これからの医療現場で役立つものと信じている。

おかげ様で、今では私の心は大変に穏やかなものとなり・・・・・感謝の気持ちでいっぱいだ・・・・・・・・・・


研修医生活が始まって、早くも二カ月近くがたとうとしているが、、、、

病棟では、病に苦しむ患者さんたちが、堰を切ったかのように私に話しかけてくることが多い。
勿論、話に耳を傾けることは、研修医にとっての大事な仕事なのだが、、
病気に対して、気持ちだけでも寄り添ってあげるということが、、患者さんにとって如何に重要であるかを実感する毎日やった。

サンチアゴ巡礼では道中、Buen Camino!の挨拶とともに、満面のSmileを返せるようにと努力したものだが、、、、


       ・・・・・・・たとえ、白人のように自然なSmileを見せるのが難しいとしても・・・・・・・


あのときの・・・・

せめてSmileをつくろうとしてみる努力というものは・・・・・

一生忘れないでいたいもんやな・・・・・・・・


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3/13(月) Atlantis Hotel チェックアウト➡➡ Dubai観光➡➡帰国(Emirates)

2018年05月12日 | 巡礼その後
22℃~32℃ 見事な快晴!

朝は早起きするつもりでいたのに、Atlantis Hotelの部屋のベッドが快適過ぎて、ついつい寝すぎてしまった。
高い宿泊料金を支払っているから、チェックアウト時刻の12時までをフルにエンジョイするつもりでいたが、、、
つまり、チェックアウト前に最後にプールに行っても良いかも、、、なんて考えていたのに、、9時半なんかに目覚めてしまっちゃあ、とてもゆっくりなんてできない。

すぐに朝食へ。階下に降りてWest TowerのレストランKaleidoscopeへ。
軽く列に並んでから“おひとり様席”へと案内してもらい、、滞在三日目ともなると、全てが馴れたもの・・・・・・

朝からビュッフェの料理は物凄く豪勢であり、あまた並んでいる世界各国の“お国料理”を見て回っては少しづつ少しづつ、自分のお皿に取り分けていくことの、、嗚呼、なんとまあ幸せなこと哉!

ひとつひとつの料理は決して高級な感じではないものの、、正直、料理の質はフードコートレベルのQualityであったが、やっぱ、その選択肢(メニュー)がふんだんにあってChoiceにあれこれと迷ってしまう、、というのもこれまた、格別に贅沢な料理の楽しみ方やね!

私のいる地元大阪のホテルでも、ビュッフェに出向くのは凄く楽しいが、、
シティ・ホテルのビュッフェで供される食事は、そのQualityに力を注いでいるパターンも多く、、私は年を経るにつれて、VolumeよりもむしろQuality重視のビュッフェに食指が動くようになった。

しかし、、Atlantis Hotel the Palmのような、エンターテインメント型のホテルであれば、、、
その並ぶメニューの種類の多さにワクワクさせてもらう方が、楽しめるような気がする。

私のような“おひとり様”でも十分に楽しいくらいなんや!
      ・・・・・・ほやから!
家族とか気心知れた仲間でワイワイ騒ぎながら、料理の間をウロウロして少しづつ選んでいくというのはきっときっと、、、さぞかしや素晴らしき事哉!!
                
                 ・・・・・そ・・し・・て・・・・・

アフリカ、ヨーロッパ、アメリカ、アジア、、、世界中の“お国料理”を一つのお皿の上に少しづつ取り分けると、、、そのお皿の上は、まるで無国籍地帯の様相を帯びてきて、、、Chaoticになってくる!!

ブラジルの豆料理のフェジョアーダがシュウマイと並び、、クスクスとチャーハンを並べた上にはピロシキとローストビーフとを乗っけて・・・・・・・実に実に混沌とした感じになるんや!
こんな具合に、一つのお皿の上で所狭しと繰り広げられる、、国境なき小さな世界には、肌の色を問わずに老若男女、誰しもがきっとワクワク・ドキドキさせられることやろう!

“ぼっち”の私は、いくつもの楽し気な家族連れに囲まれて、実に賑やかな喧騒に包まれていたが、、、、、、

 多国籍料理のビュッフェを通じてAtlantis Hotelがゲストに提供してくれているものとは??
         ・・・・・・・・見ようによっちゃあ深い意味を持つかもしれん・・・・・

自分の選んだ数々の異国料理が、ひとつのお皿の上でBorderlessな饗宴を繰り広げる様子にうっとりするワケやが、、、、
自分のお皿を、他の人のお皿と比べてみてはワイワイと評価し合い、、、我を忘れてがっつき夢中になる・・・・・
Atlantis Hotel the Palmは、、そのような形で、我々の楽しいひと時を通じて、、、
まるで、、、“仲間/家族愛と、国際平和の尊さ”といったことの意味を問いかけてくれているようなんや! 
       ・・・・・・・そう!・・・・これこそがLove and Peace!というワケや・・・・・・

       ・・・・・・・・宿泊するという“勉強代”は確かに異様なまでに高いが・・・・・・・

そうやって・・・・・きっと・・・・国境とか人種を越えた“絆kizuna”を感じさせてくれるハズなんや!
そう思えば、、“異様に高い”宿泊料金も、無理矢理にでも意味を持たせることが出来てくるよね!!

そやから・・・・・
今後、、万が一将来、私が再びAtlantis Hotelに宿泊する機会があるとしたら・・・・・・・・

         今度はもう“おひとり様席”には座らなくてもいいようにしたいもんやな!
      そう、、、、大きなテーブル席で、自分が取り分けてきたお皿を隣の人と見比べてみて・・・・・

『ホッホ~ウ・・・・なるほど・・・合衆国とロシアが、、そして中華とインド料理が仲良く混ざり合うんか、、、そんな組み合わせもありやね!』
とか、、
『そんな料理もあったんや! どこの国の料理? どこで取ってきたん?』

・・・・・・・・・とかって、、、このようなやり取りがあった方が、きっと楽しいに決まってるよね!
“ぼっち”やと、ついついこんな妄想を張り巡らしてしまって、少し寂しいことになっちゃうかも知れないからね!

そんな風に“愛と平和”について考えさせてくれたAtlantis Hotel the Palmやったけど、、、、

お別れの時(チェックアウト時間)が迫ってきたので、悠長に朝食後のコーヒーを楽しんでいる場合ではなかった。
私はそさくさと自室に戻って荷をまとめ、、、11時半にチェックアウト手続きを済ませて、タクシーでホテルを後にした・・・・・・


Dubai Mall前に到着が12時頃で、60AED(1AED=約30円)支払ってタクシーから降りた。
帰国便の出発時間が、深夜のAM3時なので、、それまでDubaiの市街観光や!

      ・・・・・・さて、まずは早速Dubai Mall見学といきますかのう・・・・・・・

なんて思いながら、足を踏み入れようとしたら丁度その時、、礼儀正しくスーツを着込んだ一人のアジア人兄ちゃんが声をかけてきた。
まるで、職場や学校といった身近なところに、そっくりなやつが一人くらいいてもおかしくない感じの、日本人みたいな風貌で親近感を覚える爽やかなアジア人兄ちゃんであったが、、、、

つまり日本語が通じそうな錯覚に陥りかけそうなくらいに日本人っぽかったが、、、、、彼はNativbeな英語しか話さず、久々に日本語を話せるかも、、と思った私は、少し残念な気分になった・・・・・・・・

彼はDubai Bus Sightseeingという観光バス会社の人で、二階建てバスでのDubai市街の観光斡旋をしていた。
話を聞いてみれば・・・・・・・・
私がDubai Mallに到着した12時過ぎからだと、、
『夜まで随分と時間があるから、ぜひとも観光バスで遊覧をしてみては?』『 Emiratesのフライトチケット見せてくれたら値引きもするぜ!』ということやった。

当初は怪しげな感じがしていたが、、
このDubai Bus Sightseeingという観光会社は、、Dubai Mall入り口付近に堂々とブースを構えており、、また目の前を通過する同社の二階建ての観光バスが立派やし、大勢の観光客を乗せては次から次に街へと出ていく様子なので、、信頼してみることにした。。

この観光会社のシステムは、、
何台ものDubai Bus Sightseeing社の二階建て観光バスが、、20分おきという一定間隔で、決められた同じ市街地ルートを巡回していて、という感じやった。。

乗客は、自分の好きなところで下車して観光することが出来る。
一つの箇所で観光したら、、、、今度は最寄りにある『巡回ルート上のバス乗り場』で次のバスを待ち、、新たにやってくる観光バスに乗り込むのだ。

そして、また別の好きなところで降りて市街地観光をすればいいのだ。
結局私は利用しなかったが、、、、水上バスも利用可能、とのことであった・・・・・・

このような感じで、、、Emiratesのフライトチケット見せて割り引いてもらって、、
料金は220AEDということやった。

高いけれど、、、これで半日かけて“想いに残る市街地観光”ができるなら、“Dubai価格”としては恐らく妥当やろう・・・・・・・

そうと判れば、早速バスの申し込みをして支払いをして、、次にやってくるバスに乗り込んでみた。

結局、入り口の自動ドアの目の前にいながら、まだ入っていなかったDubai Mallは気になって仕方がなかったけれど、、、
Dubai Mallそれ自体は中でウロついてもさほど時間を要するワケでもなかったことを思えば、、この時に思い切って二階建てバスで市街地観光をChoiceしたことは大正解やったと、、あとになって分かった!

仮にバス観光をせずに、、昼からDubai Mallに入ってウロついていたとしたら・・・・・・・
すぐにMallに飽きてしまい、、フライト時間までの暇を随分と持て余すハメになってしまっていただろう・・・・・・・・

それはさて置き、、、、
二階建てバスに乗り込むと、その二階のオープンエア席に座り込んだ。

バスは大きな幹線道路に沿って行くことになる。
幸いなことに、Dubaiに来た初日の、超鬱陶しい“砂嵐後の霞/もや”はすっかり消えて、、見事な青空の快晴が広がって気持ちがよかった!
爽やかな風を受けながら、周囲の多くの車両を見下ろしながらいく感じだが、クラクションの音がしきりに鳴り響き、、“オープン”なシートだけに、、排ガス吸いまくり、、、という状況。

バス席では、さっきの案内のアジア人兄ちゃんにもらった市街マップを見ながら、そのバスの巡回ルートの、、どこで降りるべきか考えたが、、テキトーに、数人の観光客が降りたところで自分も降りてみた。
すると、そこには昔のアラブの城塞があった。

この城塞は、まるで古典映画“アラビアのロレンス”にでも出てきそうな感じであったが、、今ではDubai Museumとして、その文化・歴史を紹介してくれる博物館になっていた。

3AED支払って入場すると、、、、この辺り一帯の歴史や生活/文化を学べるようになっていた。
展示されているのは庶民生活のジオラマから漁具、農耕器具、そして武器類から遊牧民の家などで、、所狭しと並んでいたが、いちいち説明を読む気にはならなくて、、一通りざっと見て回るとすぐに博物館を出た。。

Dubai City Sightseeing社のバスルートの周囲には、、この辺りではテキスタイル・スークがあるようなので、、そこまで歩いていき旧市街を通過することにした。

ヒマそうな浅黒いアラブ人のオッサンらが大勢たむろしている中を行くのは結構怖かったが、、、いよいよ、テキスタイル・スークのアーケードに入ると、、絨毯とか衣類などを売る店がたくさん軒を連ねていて、、、
次から次に、呼び込みのアラブ人のオッサンらが声をかけては近づいてきた!   (;'∀')

『コンニチハ』『ドコカラキタノ?』など、、いきなり日本語で話しかけてきたのは何故やったんやろう?
スペインではフィリピン人やコリアンなんかに間違えられたが、、Dubaiでは、尋ねてくる前からいきなり日本語で話しかけてきた。見るからに、私の風貌が日本人、ということなんやろうが・・・・・・・
もしかして、、
きっと、彼らはコリアンとか中国人にも、同じように日本語で話しかけているような気がするwwwwwww
中には強引に私の腕を引いて、、店に連れ込もうとするオッサンもいて、、正直、かなり怖かった!!  (;'∀')

テキスタイル・スークの近くには大きな運河があって、、ここで水上バスに乗りこむのもアリやったが、、
私は街を歩いてみたかったので、、運河に沿って歩いて対岸に渡る橋を探すことにした。

運河沿いを歩けば、建設中の観光スポットが大きく広がっていた。
中世のアラブの街並みを再現しようとしているようだが、、8割がた出来あがっていたので、、きっと今年度中くらいには、あの一帯が一大スポットとしてオープンするんちゃうかな??

運河沿いを歩くも、、どこまで行っても対岸に渡るための橋が見えてこないので、あきらめて戻ることにした。
水上バス乗り場まで戻るころには、暑くて強い日差しの中を歩き続けたから結構疲れていた。

ここでDubai City Sightseeing社のバスを10分ほど待って乗り込むと、、、今度は対岸までぐる~リ回り、、ゴールド・スークで降りる。
ここには金の装飾品を販売するお店がひたすら並んでいた。
ネットで調べると、どうやら金相場がすごく安いので“お買い得”らしい。何かお土産でも、、と思いながらウロついてみたが、、、、、どうも、旧市街でアラブ人だらけの中をウロつくのは怖い・・・・・・

しかも、金の装飾品といっても、、、ちょっと自分の趣味には合わないような、、キンキラキンでゴテゴテの金細工がこれでもか!というくらいに沢山並んでいて、、、、私の食指はまるで動かされることがなかった・・・・・・
投資目的の金ならアリかもしれんけど、、、
90年代のGangsta Styleのラッパーならきっと大喜びやろうが、あのようなゴテゴテの金の装飾品はチョットね・・・(´・ω・`)

二軒だけお店に入ってみたが、、どうしても欲しいものがないので、ゴールド・スークも出ることにして、、次に通過したのはスパイス・スークに、パヒューム・スーク、、、、という感じやった。
結局、スークでは何一つ買い物せずに通過だけで済ませてしまった・・・・・・・

旧市街地の、、これらの古い市場を一人でウロウロするのは、正直けっこう怖かったな (;'∀')
Dubaiはアラブの街でも、すこぶる治安のよいことで知られるようやが・・・・・・あのような旧市街地の雰囲気でも、ホントに安全が担保されるんやろか?
アラブ人衣装の人々の間を行くときには、呼び込みオッサンらをかわしていかねばならず・・・・・・・ 
とてもじゃないが、、安心してリラックスして買い物できるようには感じなかったので、、あまり独りぼっちで長居はしたくなかったんや・・・・・・・・・・・

パヒューム・スークを後にすると、、
もうこれ以上薄暗いアーケードを歩くのはいいや、、ということで、、運河に沿って幹線道路沿いを歩いた。
Dubai City Sightseeing社のバス乗り場があったので、、ここで二階建てバスを待ち、、、、乗り込んだ。

炎天下を長い間歩いていたから、けっこう疲れており、バス二階のオープン・エア席で涼しい風に吹かれながら車道沿いの街を見学してくつろぎ、、、もうわざわざバスを降りて市街観光にいくのはよしておいた。
なにしろ、まだ戻ってからDubai Mallをウロつかねばならなかったんで、、体力温存すべきやったから・・・・・

新市街地?オフィス街?高層ビル群の並ぶ辺りの景色は、素晴らしかった!

陽も傾いて日差しが優しくなるころで、、、近未来的なビルの数々が夕日の中に光り輝いて見えた!
それにしても、、あれらのビルって、、一体、どんな企業が入って、何しとんやろか?
Dubaiは今や、石油資源を殆どあてにしないような経済モデルが確立しているみたいやが・・・・・・

まさか、、、Dubaiという街は、、砂漠地帯に出現した、実体のない“砂上の楼閣”・・・・・・
つまり、、中身のない単なる“蜃気楼”とか“張りぼて”みたいなもんとちゃうやろ~な??

旧市街の何十倍~何百倍~何千倍もの巨額資金が動いているであろう新市街地では、まだまだ建設中のビルが幾つも見られた。
SF映画に出てくるような近未来的なビルに囲まれていれば、、つい先ほどまでウロついていた旧市街とは随分異なった、まったく別の世界に来たような錯覚を覚えた・・・・・・・・・

再び、出発地点のDubai Mallのバス停に戻ってくると、、下車したのが17時半ころ。
ここで、ようやく念願のDubai Mallに入った!

もっとも、、、、
私はブランド物のショッピングには全く興味がないので、あくまで『“話題のDubai”を見てみたい、、』という興味本位から“念願のDubai Mall”であったに過ぎないが・・・・・・

Dubai Mallに入ってそのまま歩くと、すぐに巨大水槽が現れた!

世界一の巨大水槽としてギネス認定されているというから、、ぜひとも一度見てみたいもんや!、、と何年も前から思っていたが・・・・・・・・・・・・

正直、人が多すぎて人混みに紛れて水槽見学なんて、全く落ち着かないから、のんびり水槽を眺めるなんてことが出来なかった。あんな感じなら、Atlantis Hotel the Palmの中をウロついて水槽見ている方が遥かに楽しかった!!

もっとも、、
モールの中では巨大水槽が、まるで一つのオブジェのようにして存在感を発揮しまくっていたので、、、
“楽し気な雰囲気”とか“インスタ映え”を演出するのに非常に重要な役割を果たしていることは否めないが・・・・・・・

こんな感じに、巨大水槽については、個人的にチョットした不満を残しながら後にした。
チケットを購入して入場しようかな?とも思ったが、疲れていたのであきらめた。

次いで、Baskin-Robbinsでワッフルコーン&ストロベリー・アイスクリームを購入して、これを片手にウロついた。

さらにウロついてみれば、スケートリンクなんかがあるわ、、、恐竜T-REXの全身骨格の化石標本があるわ、、次々と楽しませてくれた!!

折角“ショッピングの街”に来たんやから、、何か買って帰りたいな・・・・・・
と思っていたが、、スーツケースを持っていないので、ついでで記念になるしと、、地階に行ってZero Halliburtonのスーツケースを購入した。

それまで手に持っていたBalcerona土産の“Obey Your Bodyのスキンケア一式の手提げ”と、ずっと背負ってきたトレラン・ザックとを、早速すべてこのスーツケースにしまい込んだ。
慣れてはいなかったものの、、、キャリーケースひとつで移動してみれば、随分ラクチンやった・・・・・・・

駅の混雑とかで、キャリーケースを引っ張るサラリーマンらに行く手を邪魔されるなど、、、
これまでにうっとうしい思いを何度もさせられてきたので、、キャリーケースを使用することは自分的には気乗りしなかったが、、、、ひとつにまとめた荷物を引っ張っていれば、確かにラクチンやった・・・・・・・

腹が減ってきたんで、フードコートをウロついてみると、、一応“和食”らしきものを見かけたが、、、
どうせ、すぐに帰国するんで、、、あと少し辛抱したら、本物の和食にありつけるし、、、と、ここはググっと男らしく我慢しておいて、中華のお店へ。
オムそば、シュウマイ、アイスティで、何と3000円という価格! 流石、セレブなDubai Mall!

でも、お陰でここでゆったりくつろぐことが出来た。日中歩き回って疲れていたから、ホッと出来たのは大変良かった・・・・・・

その後、、20時過ぎかな?
Burj Khalifa向かいにある人工の池、、、
つまりDubai Mallの窓の外に見えたBurj Khalifa Lakeで、、、Dubai Fountainという噴水ショーが始まった!
Dubai Mall三階の窓から見下ろす感じで見ていたが、、、、、
ネットで調べたら、『50階の高さまで吹き上がって圧巻!』とあったのに、、、、とてもそんなにも高く吹き上がっているようには見えなかった。

まあ、、音楽に合わせて噴水が躍る様子を眺めるのは楽しかったけどね・・・・・・

話題をかっさらっていたBurj Khalifaの高層タワーにも是非とも登ってみたかったが・・・・・・
もう時間が遅くなっていたし、、今から飛行機に乗れば、、それよりもずっとずっと高いところから地上を眺められるやろうし、、そうすれば、とくに有難みも感じなかろう、、、ということで、今回はパスすることにした。。

噴水ショーが終わると、、
ゴロゴロとなれないキャリーケースを引っ張って、駅へと向かった。

電車内は混雑していて、、、一度、電車が揺れた拍子に、キャリーケースごと大きく体勢を崩してしまったことがあったが、、、、
この時に、横のオッサンが親切に私を支えてくれた気遣いが嬉しかった。

仮に日本国内で、混雑した電車の中で同じ状況があったときに、、果たして自分が肌の色が浅黒い外国人に対して、同じようなことが出来るだろうかというと、、、
             ・・・・・・・・まあ・・・・・・出来ひんわな・・・・・・・(-_-;)

空港に到着したあと、広い空港内をウロついたが、、、
一か月前、、日本を出て、パリへの行きしなにもDubai空港には乗り継ぎで立ち寄っていたので、慣れていた。

フライト時間が深夜AM3時05分と、まだ4時間もあったので、その間に歯を磨いたり、、土産物屋を覗いたりして過ごした。
至る所で販売されていたDubai名物のデーツについては、、、
今まで何回か人からお土産で頂いたことがあったが、、、あまり嬉しい頂き物ではなかったので、、今回は一つも購入しなかった。。

スタバで甘ったるいチョコ・ドリンクを購入して、空いてる席でくつろいでから、、さらに“ラクダのミルク”なんてのも飲んでみたりと楽しんで、、、、、AM2時半ころ飛行機に搭乗。
久しぶりに、、周囲を日本人と日本語に囲まれて、、いよいよ帰国の時がきたことを実感!!

離陸した後は、、小さめの飛行機だったので、たびたび機体が揺れてヒヤッと怖い想いもしたが、、、、お陰で退屈しなかった。
また、たまたま隣の席のオッサンがマラソン好きで、南極マラソンに出たことがある、、、、なんて話を聞かせてもらったりした。
こうして暫くの間、、『月の半分を海外生活して送っている』という“投資家”を名乗るこのオッサンの話に耳を傾け、、、、
ひととおり話が盛り上がった後、、座席での窮屈な眠りについた。

機内で出てくる二回の食事だが、、一回目はDubai時間でAM5時頃。二回目はAM9時頃に相当して、、、
いつもながらホント、すごい時間帯での食事やな・・・・・・・
当然、、いつもすごく楽しみにしているんやが・・・・・・・
同じEmirates航空でも、、『Balcerona~Dubaiの機内食』と、『Dubai~日本での機内食』とを比較すれば、、
どうも『Dubai~日本の機内食』の味が劣るように思えて仕方ないのは自分だけなんかな?

そういや、、機内食で食べた白米(ジャポニカ米)は、、、日本を出て以来、、一カ月ぶりのことで、、すごく嬉しかったな!

窓際の私の席から、隣席で寝ているオッサンをわざわざ起こしてトイレに立つのがイヤなんで、、極力水分を摂らないように気を付けていた。
お陰様で8時間の飛行中、一度もトイレに立たなくて済んだが・・・・・・
当然ながら、、、脱水からのエコノミー症候群のリスクがあるし、、あまり好ましい習慣ではないやろな・・・・・・・

関空には3/14(水)の16時過ぎの到着で、、驚くくらいに早く感じた。

検疫所では中東呼吸器症候群(MERS)についてのアナウンスがあった。
海外の感染症の国内への持ち込みを防ぐという使命をもつ検疫所であるが、、、巡礼道中、私はセブレイロ峠で犬に三回噛まれていたので、、狂犬病が気になってはいたが、、、、、

気になりはしたものの、、気分が急いていたので、検疫所を横目にスルーして出てきちゃった!! (;´Д`)

関空からのバス待ちの時間、、スタバでアイス・チョコを頼んだら、、、
真っ黒に日焼けして、無精ヒゲの私の様子が、バカンス帰りの楽し気な雰囲気だったようで、、、、
若い女の店員さんに『お似合いですよ!』なんて言って貰えたのが、とても嬉しかったな!


こうしてお陰様で無事に巡礼を終えて帰国し、、家に帰ってきた。


    そんな具合に、、いよいよこのブログとも、“お別れ”をするときが近づいてきたワケやが、、、

     ・・・・・・ただし、実はこの時点では、まだ“巡礼の全て”が完了したワケでは無い・・・・・・
                 “今回のサンチアゴ巡礼の続き”として、、

         帰国のあとに、最後に私がしなければならない“巡礼の締め”が残っとった!
               そう、、、、熊野本宮大社への、、、“お礼参り”や!

    熊野本宮大社に“お礼参り”をして報告して、Double Pirglimの記念バッジを手にしてはじめて、、
               “今回の巡礼”は一巡りすることになるんや!

                   こうすることで、ようやく私は、、、
         
              “ 長い長い輪っか Loop ”を閉じて、日常生活に戻り、、
     

そうやって初めて、Turning Pointを曲がった後の、“新たなる生活”のStartを切ることが出来るんや!!


そんなワケで・・・・・・・・
帰国の数日後、タイミングを見計らって、私は“桜満開の熊野詣で”に最後のお参りに出向くことにした・・・・・・

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3/12(日) Atlantis Hotel the Palmで一日のんび~り ♬♬

2018年05月08日 | 巡礼その後
22℃~32℃ (昨日の砂嵐による“霞み”が随分と取れて、快晴が広がってくれた!)

二泊三日で予約していたAtlrantis Hotelで過ごす日々・・・・・・・・

支払った代金が代金だけに、、一分一秒をムダにしたくないという貧乏根性で、兎に角ホテルの敷地を隅から隅まで、存分にEnjoyすることに決めた!

昨夜、Balceronaからためこんでいた旅日記を書き終えるなり、ベッドで最高に幸せな眠りに落ちて、、、、

心行くまで眠り、、今朝、自然に目が覚めたらもう9時半でビックリ!

カーテンを開けると、既に日は高く昇っていたし、ベランダの外は夏のような気候で日差し強烈で暑い暑い・・・・・

幸い、昨日の“砂霞み”は綺麗にとれて青空が広がっていた!これだけでも、随分とtensionが高まってくる!

予約に含まれていた朝食ビュッフェの時間が11時までなので、急いで部屋を出た。

しかし、慌てていたせいでルーム・キーを自動ロックの部屋に忘れてきてしまい、、たまたま近くを通りがかったボーイに頼んで部屋の鍵を開けてもらった。

カード式のルーム・キーは首から吊り下げておく必要があったが、、、館内をウロつくときには、これが宿泊証明書にもなる。

これがあるからホテル内の宿泊エリアを自由に出入りできるんやが、、、

もしも部屋に忘れたりして、このカード・キーがなければ、、たちどころに、睨みを聞かせた体格の良いガードマンらに行く手を遮られてしまうことになる。

だから、たとえ邪魔くさくても、カード・キーは常に肌身離さず身に着けていなければならなかった。

こちらWest TowerのレストランのKaleidoscopeが長蛇の列だったので、あきらめて、East TowerのSaffronというレストランまで足を延ばさねばならなかった。

流石に宿泊二日目ともなると、凄く広いホテルの敷地といえども、スイスイと迷うことなく何処へでも移動できるようになっていた。
レストランSaffronに到着したときは腹ペコやったが、、、、列に並んで待つ間、遠くの陳列棚にあまた並ぶ料理の数々に気分が急いて仕方がなく、、実にヤキモキさせられた。

“おひとり様”というワケで、ウエイターに案内してもらった席は、テーブル席が並ぶブロックの隅っこで、すぐ横は人通り激しくて騒々しく、落ち着かないようなところであった。。

そもそも、、このように、如何にも“家族連れ向き”なところに、たった一人で来る方が悪い!

             ・・・・・・・・仕方あるまい・・・・・・・・・・・

ホテルには随分と高いお金を支払っているので、このような騒々しい席を案内されて、いただけない気持ちもありはしたが、そんなことよりも何よりも、兎に角、腹ペコやった・・・・・・・・・・

ビュッフェ形式で、自由に料理をお皿に盛り付けていくのは無性に楽しく、、、この上ないほどの悦び/幸せであった!

料理の種類があまりにも多すぎて、、自分の皿に何を取るべきか、、迷いに迷い、、幸せな悩みに酔いしれた。

料理はというと、、、如何にもフードコートにありそうな感じで安っぽくはあったが、、、、兎に角、仰天すべきはその種類の豊富さであった!
ありとあらゆる種類の料理が揃っているワケだから、、どんなに少しずつお皿に取り分けていったとしても、、おそらく全種類の料理を制覇/食べてみるのは難しいであろう・・・・・・・・

             絶対に、つまらないものでお腹をいっぱいにしたくはない!

世界各国の、、、
思いつく限りの“お国の料理”がエリアごとに並んでいて、アラブ料理、アフリカ料理、東欧料理、中華料理、日本料理、メキシコ料理 etc、、、、、という具合にEsnicな風に、世界の地域ごとに所狭しと料理が並んでいた。
ここで中華料理があるのを確認した私は、、『ようやく“念願のコメ”を一カ月ぶりに口にすることが出来る!』と小躍りした!
もっとも・・・・寿司などの“日本料理 Sushi Roll”もありはしたが・・・・
どうせ期待外れなのが判っていたので、残念な思いをするのがイヤだったので、敢えて皿には取るのは止めておいた・・・・・・・・

そんな感じでとりま、、コメ!コメ! コメを食っちゃうぞ~~!!(^^♪

ということで、私が夢中になってお皿に取ったものは、ピラフに中華コーナーのチャーハンと焼きそば、ギョーザなどの飲茶・・・・・といったラインナップであった・・・・・・・・・・
たとえインディカ米のチャーハンであれ、カレーライスであれ、、、コメはコメ!

一カ月ぶりに口にするコメに、無我夢中で喰らいついて、、、それはそれは究極/至高の幸せやったで ❤

私自身、ここまでコメに飢えるとは想定外やったが・・・・・・やはり自分にはアジア人の血が流れとんやな、、と痛感した・・・・・・・

今時の若者は、コメを食わなくても平気なやつらが結構いるようやが・・・・・
         ・・・・・・・そんなの・・・・絶対の絶対に・・・・・・あ・・り・・え・・ん!

さて、お腹いっぱいになると、ショップ街をウロついた。

そしてミネラルウォーターとかコーラ、スナック菓子なんかを買いだめした。

コーラ500㎖ボトル一本で15AED(450円)といった値段設定は・・・・・・Dubaiのリゾートホテルなので仕方ないとしても、、、やはり、金銭感覚がおかしくなるわ・・・・・・・・・

暑いから次から次に水やジュースのボトルを空にしてしまうが、、こんな調子じゃあ、金額もバカにならん!

その後、
館内の水族館エリアをブラブラしてから自室に戻り・・・・・・

昨日購入したVirebrequinのラッシュガードと水着、ビーサンとを身に着けて自室を出た。

アイスクリーム片手にプールのエリアへ。

美しい水着姿のネーちゃんらが大勢ウロウロしていたが、、、
・・・・・・流石にカメラを構えて撮影しまくると顰蹙(ひんしゅく)を買いそうで・・・・・
あちこちに目を光らせたガードマンいてるし・・・・・・・・
こんなことで人々に白い目で見られたくないから、写真撮影は極力控えておいた。。

     そう、、ここでの宿泊客の中じゃあ、、他の宿泊者からすれば、、、私はれっきとした“日本人代表”なわけで・・・・・・・
   
        “日本人”として、恥ずかしい行為は慎まねばならぬ!!

プールのエリアをブラついた後は、、Palm Jumeirahの人工島を、端っこまで行ってみようと試みたが・・・・・・
これがどこまで行っても殺風景な建設途中のエリアが続くばかりで、つまらなかった。
かなり(4Kmほど)歩いてみはしたが、、、Palm Jumeirahの端っこを見るのは諦めてAtlantis Hotelに戻った。

数年後には、このエリアに次から次に、リゾートホテルの建設ラッシュが続くようやが、建設現場しかない今の状態では、まだまだ散策する価値はなかった。。

ペルシャ湾の海上にあった陽が傾いてきて夕方になると、周囲は赤色に染まり始めた。


そして、灼熱のPalm Jumeirahにもたいそう心地よい海風が海原を渡って吹き付けてきて、涼しくなった。

アラブ人衣装に身を包んだ大勢のアラブ人らが海岸線沿いの遊歩道に夕涼みで湧いてきて、、私はそこをブラブラ散策した。

再びプールのエリアに戻ってくる頃にはすっかり陽も落ちて、辺りは暗くなり始めていた。
私はスタバで超甘ったるいアイス・カフェオレ(800円)を買って部屋に戻った。

その後、19時に夕食を取るべく向かったのは、朝方に混雑がイヤで諦めていたレストランKaleidoscopeやった。

やはり朝食と同じく、、フードコートのQualityながら、、世界各国のお国のありとあらゆる料理が所狭しとならんでいて・・・・・・あれもこれも!と、たいそう嬉しい悲鳴をあげながらお皿に盛り付けていった。

うんざりするくらいにお腹が膨れたので、レストランKaleidoscopeを出ると、、水槽をのんびりと眺めたりしてブラブラしながら自室に戻った。
          生活空間の中で、あんな巨大水槽がいつでも見られるなんて、、、、
          マジで、これ以上はないくらいの幸せやったな~~~♬

バスタブにお湯を張り、、下着を突っ込んでおいて、そのままそのお湯に自分もつかってリラックスすると、下着を洗っては絞り、乾かしていった。

今回の旅の間、一か月の間、ほぼ毎日のように続いたこの習慣であるが・・・・・・・
こうしてバスタブの中で洗濯するのも、いよいよこれでお終いか・・・・・

その後、シャワーで身体をきれいに洗い流してから、机に向かってノートを開け・・・・・

『旅日記もいよいよ最後を迎えつつあるな~~』なんて思いながら、今日一日の分を書いた。

そして旅日記を書き終えると、スナック菓子とコーラ片手に、ベッドに横たわってリラックスのひと時を過ごした。

ネットでDubaiについてアレコレと調べてみて、翌日の、、帰国の途に就く最終日に、果たしてDubaiのどこを観光するべきなのか、ワクワクしながら試行錯誤しつつ・・・・・・・・

また、日本に帰国する時が近づいてきた喜びを噛み締めながら、、、、
       ・・・・・・・・・・・いつしか、私は極上の眠りに落ちていった・・・・・・・・・

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3/11(土) Dubai到着 ➡➡タクシー➡➡ Atlantis Hotel the Palm

2018年05月05日 | 巡礼その後
20℃~30℃ くもり(四六時中、、砂嵐で霞んでいた・・・・・)

Balcerona空港を出たのが22時半ころで、、Emirates航空でDubai空港に到着がAM7時やった。

【画像】ズラリ並んだEmirates航空の飛行機・・・・・

スペイン時間でAM4時だから、、、約6時間チョイのフライトか。

飛行機を出る前から、、機内からして、既に南国っぽい暑さ!


   ・・・・ずっと冬のスペインにいたので、、このような“夏のような暑さ”は随分と久しぶりやった・・・・

そして、、空港内のどこもかしこに、アラブ人衣装の人たちがウロウロ!

空港職員も、もれなく浅黒い肌の人たちで、、アラブ人衣装に身を包んでいる!男性は白色、女性は黒い衣服で、、

とくに女性がベールで忍者のように顔を隠しているのなんて、、マジで勘弁してクレメンス!

怖い怖い! (;´Д`)


ちなみに、、あまりにも無教養で恥ずかしいことなんやが、、、、、、

私はDubaiという街について、、興味がありはしたものの、、、ホント何も知らんかった。

“Dubai”を国名だと思っていたくらいで、、UAEとはまた違った、別の国家やと思っとった。

もちろん訪問自体が初めてやったし、、殆ど予備知識なんてのはなかった。

この国の通貨なんて、当然知らなかったし、“白いアラブ人衣装”をまとったアラブ人なのは確かだが、、、、

Dubaiがどのような地域でどのような料理を食べ、どのような生活をしているか?・・・・なんてことは一切知らんかった・・・・・・・・・

私がDubaiという街に対して抱いていたイメージといえば・・・・・・・まあ、、非常に“お決まり”ではあるが・・・・・・・・

イラクとかイランといった、すこぶる政情不安定な地域が近いわりに、、、、

何故だか成金セレブのアラブ人が沢山いてGorgeousで、沢山のスーパーカーが走っていて、、、、という感じかな?

Burj Khalifahブルジュ・ハリファという、世界一の高層ビルがあること以外に、果たしてDubaiがどのような街なのか、一切知らなかった。


     ・・・・・・・・・・Burj Khalifah以外でせいぜい知っていたことと言えば・・・・・・・


Dubaiにはギネス認定の“世界一大きい水槽”がある、ということと、私の大好きなAtlantis Hotelがあるということくらいやった。

Atlantis Hotelについては、、以前にハネムーンの時にバハマで訪問したことがあって、ホテル敷地内のいたるところに水槽が多数散在しているのと、プールにあった巨大な滑り台とが大変に気に入って印象的だったから。
そんなワケで、Atlantis Hotelはぜひとも再訪してみたい、、と思っていた。。

私は兎に角、水槽とか水族館が大好きなので、、『世界一大きい水槽がある・・・・・』と耳にしただけでワクワクし、、、

『Dubaiにあるという“世界一の水槽”を、是非とも一度は訪れてみたいもんや・・・・・・』と長年思っていた。。

そして、、、

『Emirates航空といえばDubai』ということらしいので、、、卒業旅行で行くスペインへの航空便をEmiratesに決めた一昨年末の折(生憎、昨春は卒業を逃してしまい、卒業旅行には行けなかったが、、、、)から、早くからDubaiに立ち寄ることを決めていた。。

そんな“積年の思い”が詰まったDubai訪問だったが、、、

卒業旅行に発つまでは、スペイン巡礼のことばかり頭にあって、Dubaiについては、『イザ現地に行けば何とかなるやろう・・・・・』ということにして、、一切何も調べないで放置していた・・・・・・・

      ・・・・・・・・・Dubaiについての前知識が、せいぜいそんなんやったから・・・・・・・・・

朝7時にDubai空港で到着ゲートを出てから、空港内でまずは一杯のコーヒーを、、、、、と思って入ってみたカフェで、、カフェオレを注文して支払いをしようとしたら、、店員さんがいきなり英語で“twenty one!”なんていうもんだから焦ってしまった!

てっきりユーロ€での支払いやと思っていたから、、それならせいぜい5~6€やろう、、、、と思っていたんで、『カフェオレ一杯で21€』はあまりにもおかしい!

すぐに私は、Dubaiでの通貨がユーロではないと気が付いたが、まだこのカフェが空港内にあったので、ひとまずユーロで支払いが出来て助かった。

カフェオレ一杯で6€やったから・・・・・650円(1€=約130円)として・・・・一杯のカフェオレを支払う時に店員さんが言ってきた“21”なら・・・・“1”に相当するのは大体30円チョイ、、ということか、、、、とわかった。。

ネットですぐに確認すると、“AED(ディネロ)”なんていう単位の通貨らしい・・・・・・

カフェオレ一杯を飲み終えると、店を出てすぐに目についたアラブ銀行のATMに向かった。

そしてデビットカードで“ディネロ通貨”で出金して現金を手にしてみると、現地通貨を入手したことで、ホッと安心した。

早速、この慣れない通貨を使用してみたくて、、、、改めて、先のカフェに入って、今度はカフェオレとパンケーキを注文してみて、初めてディネロでの支払いをしてみた。。

しばしの間、このカフェでゆったりしてから、いよいよAtlantis Hotel the Palmへ向かうことにした。
タクシーで向かえば、、えらくホコリっぽい街並み!

太陽ですら黄色く霞んで見えにくいくらいの視界不良だし、、、流石、、砂漠地帯なだけあるわ!!

昨日はBalceronaのスバラシイ青天に恵まれて、いかにも地中海式の天候に気分を良くしたというのに、、一方、、今日向かうのは念願のリゾートホテルやというのに、、、暑くて埃っぽくて、視界不良で、、、余りにも残~念~!!

タクシーの運ちゃん言うには、、、どうやら、この数日間は砂嵐だったようで、、、、
こんなワケで、Dubai到着の当日は天候に恵まれなくて、実に残念やった・・・・

タクシーはたいそう荒い運転で、ひっきりなしにクラクション鳴らして蛇行運転しながら車と車の間を抜いていった。

霞みがかった街を通り抜けるときには、、、、それでも超近代的で、まるで未来都市のような高層ビル群が立ち並ぶ中を通り抜け、随分と感動とコーフンを覚えた。

ほどなくして、ペルシャ湾に浮かぶ人口島のPalm Jumeirahに入った。
行きしなには日本を出てから、Dubaiでパリへ向かう飛行機に乗り継いだが、、Dubaiを離陸した直後、遥か遠く下の方に見えていたPalm Jumeirahにコーフンして写真撮影したりしたが・・・・・・・

【画像】スペインへ行く途中、、2/14に、ここDubaiで乗り継いでパリへ。離陸時に見えたPalm Jumeirah

いよいよ、まさにそのPalm Jumeirahにやってきたことを思うと、不思議な感じがした・・・・・・・・

そしてそして!
念願のAtlrantis Hotel the Palmに到着!タクの運ちゃんに110AEDを渡す。
砂埃っぽくて視界不良の恵まれない天候で、気分も優れなかったが、、、、

リゾート・ムード漂うホテルに到着すると、、ここでようやく気分が晴れた!

すぐにフロントでチェックインの手続きをしたが、、、、
フロントの兄ちゃん、、『 おひとり? 家族は一緒じゃないんか? なぜ?』とか聞いてくる・・・・・

ここで初めてハッと気が付いてしまったんやが、、、そりゃあそうやわな・・・・・・・

       ・・・・・・・あるイミ、こんなオッサン一人での宿泊は、十分に怪しい・・・・・・

あのようなタイプの、、、水族館があったり、プールとかアドベンチャーが充実しているようなリゾート・ホテルに、いい歳した中年男が一人で宿泊するなんてのはネ・・・・・・・・

当然ながら宿泊客の主なターゲットは家族連れやし、、客層も家族連れが圧倒的多数を占めているハズで・・・・・・フロントの兄ちゃんに不審に思われても仕方あるまい!  
      
私はスグに、今までのスペイン巡礼で撮りためてきたデジカメの画像を兄ちゃんに見せて、、、、、

『以前にバハマのAtlantis Hotelに宿泊して大変に良かったから、ぜひとも今回のスペイン巡礼からの帰国途中に、Dubaiで立ち寄ってみたかったんや・・・・・・』ということを伝えた。。

すると兄ちゃんは快く納得してくれて、あとはスムースにことが運んだ。

『あなたはイイ人だから、良い部屋を用意するよ!』なんてことも言ってたが、、、、

その後に案内してもらった部屋は、別に特別にスバラシイ感じなんてなかったし、、、値段相応の部屋であったが、、、、、、

【画像】自室(West Tower 4階)からの眺め。砂嵐の後で、霞んだ太陽・・・・・
それにしても!
ホテルのフロントからして装飾の数々が凄くて感動の連続だったが、、、、部屋に足を踏み入れるなり、これまた、なんというGorgeous!!
二泊三日で、この部屋を独り占め出来るとか、、まるで夢のよう!!

スペイン巡礼では暖房もままならないような安ホテルが多かったので、そういうのに慣れてしまっていたが、、、、

ここAtlantis Hotelじゃあ、部屋の何もかもが超一流で、ホテル滞在を考え付く限り、快適に楽しめ/過ごせるようにしてあった!

私は出国前に、Atlantis Hotelなんて、、生涯でもそうそう宿泊することもないし、、、ということで、“超大枚”はたいて勇気を振り絞って予約してみたんやが、、、

少しでもその支払った分は取り戻すべく、、、全力全身で可能な限り、、、二泊三日のホテル生活を、一分一秒を惜しみながらエンジョイすることにした!

そう!チェックインしたその瞬間から、一秒として無駄には出来ない気分!

ボーイに自室へと案内してもらうと、、早速、オシャレなバスタブにお湯を張った。そして、まずは洗濯物をバスタブに突っ込む。

14時過ぎという真昼間から、バスにゆったりと首まで浸かってリラックスすると、、そのまま、バスタブに浸けこんでいた洗濯物を洗ってロープに乾かし、、、今度はシャワーを浴びて、全身を綺麗に洗い流す・・・・・・・

この一連の流れは、、私が巡礼道中に身に着けたOriginalなノウハウだ。。

BalceronaではHostelのOne Santsでシャワーを浴びていなかったので、、二日ぶりに体を洗い流せてサッパリした。・・・・・すると今度は無性に腹ペコであることに気が付いて、、初めて自室を出てホテル散策するついでに、何か食べることにした。
すごい!お店が沢山立ち並んでいて、、どこもかしこもGorgeous!

何と言っても、フロントから直に通じたホールにある、巨大水槽が圧巻やった!
水中遺跡風にあしらった巨大水槽の中を、大小さまざまな海洋生物が活き活きして泳ぎ回る様子は見ていて決して飽きることがなかった・・・・・・・

それにしても意外やったのは、、そこに宿泊している人々が、全然セレブっぽくないことやったな・・・・・

往来ですれ違うのはごくごく普通の人々で、、、確かにそれっぽい服装に身を包んだセレブな人々も多く見かけたが、むしろ過半数はかなりテキトーな格好をしていた。
男性なら、Tシャツに短パン、ビーサンという姿が圧倒的多数を占めていた。。

ドレスコードも気にしなくていいようで、、お陰で私も気分がラクになった。
高級っぽい宝飾品やブティックのお店が並んでいたが、、確かにそういうところには入りづらかったが、レストランくらいならラフな格好でもよかろう、、、ということで、目についたイタリアンに入ってみた。

もっとも、、、、

レストランに入ってみて、、、そのメニュー表の価格を見てみれば、、すぐにでも改めて“セレブ感覚”というものにビビることになったが・・・・・・

確かにボンゴレ・パスタもピザ・マルゲリータも、、一流の味わいであったが、、、高級な雰囲気が漂っていて落ち着かなかったな、、この店は・・・・・・・・

そさくさとかき込むようにして食事を済ませると、、レストランを出て、比較的大衆的な感じのするブティックへ。
プールに入るためには、、それなりの恰好をしなければいかんから、、と、、テキトーにビーサン、Tシャツ、水泳パンツを買ってみたんやが、、、、、またまたこれがビックリ驚きの価格!

とてもじゃないが、、手持ちの現金が足らなくて・・・・・・・
私はレジで支払いの時に慌てながら、『すぐに部屋にお金を取りに行ってきます、、、』と店員さんに伝えるのが少し恥ずかしかった・・・・・・

後で知ったが、、このブティックはVirebrequin(ビレブレクイン)という、フランスのブランドらしい。

まあ、、たまにはこういうのもいっか・・・・・・・

ということで、自室に戻って早速、今しがた購入したばかりのこれらを着用し、、部屋を出た。

ブランドものにはあまり興味ないが、、それでも、身に着けてみればしゃん!とした気分になってご機嫌やった!
腹ペコのお腹が落ち着いて、、衣装もキメたので、、ここでまずは、広大な敷地を誇るAtlantis Hotel the Palmの全容を知る必要がある。
ゆったりとくつろいで楽しむのはそれからや!

アイスクリーム屋に立ち寄ると、ワッフルコーンに二玉分のアイスを乗っけてもらい(25AED)、これを片手に散策!

West Towerの自室から出ていくときには、必ずロビーに通じる大水槽の横を通過した。
生活の中にあんなに大きな水槽があるなんて、、、、
それはそれは、、、、なんとまあ素晴らしいことで、如何に最高に楽しかったことか!!

ここはいつも大勢の人で賑わっていたが、いかにもバカンスの雰囲気が漂っていて、、、、、、皆さんコーフンして水槽にかじりつく様にして見入っていた。。

そして私自信、、幾度となく大水槽の前に立ち尽くしては、優雅に泳ぎ回る数々の魚たちにいつまでも見とれていた・・・・・・・

【画像】遠くにかすむDubaiの高層ビル群

【画像】プールのエリアをウロウロ

ホテル内の空調完備の中をウロついていても、、しきりに喉が渇き、、、
先のアイスに続いて、巨大なチョコミント・アイス(28AED)も購入してしまった。

これも平らげるころには、お腹が超満腹になってしまい、、予約に含まれていたビュッフェスタイルの夕食は止めておいた。。

昨夜、飛行機ではしっかりと深い眠りにつけていなかったのか、眠くてたまらなくなり、、、、

20時過ぎに自室に戻ると、Balceronaから貯め書きしていた分の旅日記を書いてしたため、、、、書き終わるなり、まるで力尽きるようにしてベッドに倒れ込み、、そのまま眠りに落ちた・・・・・・・・・・

家族で滞在できるような、広いダブルベッドはふっかふかで、、、、この贅を尽くした空間を独り占めすることの、これまたなんという極上の幸せ!!

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3/10(土)Balcerona市街地観光➡➡飛行機 ( Emirates )➡➡ Dubai

2018年04月29日 | 巡礼その後
予約しているエミレーツ航空の飛行機がBalcerona空港を出発するのが22時過ぎ、、ということで時間にゆとりがあったので、、今日一日はBalcerona市街地をウロついてみることにした。

【画像】昨夕、HostelのOne Santsで一緒になった奴ら(画面左下の柵に集まっている)と一緒にサンセットを見に行った。中央右寄りに小さく見えているのがサグラダファミリアだ。

この場所はBunkers der Carmelという、Balcerona市街地を見渡せる高台で、、メトロに乗って行き、、チョットした山登りもあるなど、少し不便なところに位置していた。。

さて、、昨夜はHostelのOne Santsの地下のパーティ部屋で卓球とビリヤードをして、、各国の旅行者らと交流を深めることが出来て楽しかった。。
私は疲れていたし、今日はBalcerona観光と決めていたから、二次会で外に飲みに出るのは止めて、一足先にベッドへ・・・・・・

夜中2時頃、、二階ベッドで、私の上に寝ていたイギリス人女性がトイレに立つ音で一度目覚めたが、、、
この時、、我々男どものイビキがうるさくて寝れへん!とボヤいていた。。

そのあとも、私はすぐに眠りに落ちて、、、、次に目覚めたのは朝の9時。
チェックアウトが10時なのに、、4人部屋の他の3人はまだまだ眠っている感じだ。そのため、私ひとりでゴソゴソと片付けとかで音を立てるわけにもいかず、、、、、ネット見たりしてベッドの中で静かに過ごしていた。
、、、9時半ころになって、ようやく他の三人がノソノソと動き始めた。。

集団部屋の一番イヤなところと言えば、、やはり、、他人を気遣ってマイペースなことを出来なくなってしまうことなんやね。勿論、楽しいことは楽しいが、当然ながら自分勝手な振舞いはご法度なワケで・・・・・・・

その後、、同室にいた他の三人については、、、、
ふくらはぎに見事な旭日旗のタトゥーが入ったアメリカ人男性は、挨拶だけして早々に出ていった。
フェラーリと花をこよなく愛する、変わったイラン人男性は、ここOne Santsの今夜の宿泊が予約でいっぱいだから他を探しに行く、、と言って出ていった。
あとのイギリス人女性は、、今日12時過ぎにBalcerona発でPamplonaまでRENFE列車で向かい、、そこからカミーノをstartするんだという。

私は昼過ぎに彼女をSants駅で見送ってから、Balcerona観光をすることにした。
それまで、巡礼路上で必要な雨具を購入したり、、Sants駅近くの広場にあったオープン・テラスで朝食兼昼食を食べた。

この際にカミーノの道中について、私の知っている限り、得意気にいろいろアドバイスをさせてもらった。。

そして、最後には左手首に装着していた『Buen Caminoと記したリストバンド』を彼女に託して、Sants駅の改札口でBuen Camino!を言って見送った。

     今から思うと、、、巡礼路上では、あれほどに日常的に口にしてきたBuen Camino!だったが、、、
       ・・・・・・・・あれが最後のBuen Camino! だったことになるな・・・・・・

カミーノを今しがた終えて帰国の途につく私とは、丁度入れ違いのようにして、今からカミーノへと向かうPeregrinoに、、、カミーノからは遠く離れたこのBalceronaの地で遭遇出来た。
寒くて巡礼者が少ないシーズンだけに、、かなり偶然のタイミングであっただろう。心から彼女の旅の無事を祈っておいた・・・・・・・・・

その後Sants駅構内の有料トイレ1€でスッキリすると、暫くの間、駅の前の広場でベンチに腰かけてボッケ~!として過ごしてみた。このままゆったりして過ごしたい気分であったが、、Balceronaでの時間は、もう残すところ半日しかないので、まずは重たい腰をあげて、サグラダファミリアまで行ってみることにした。
のんびりとBalcerona市街地を街ブラしながら向かったが、、、、サグラダ・ファミリア大聖堂までの4~5Kmが意外に遠く感じた。
張り詰めて速足で過ぎた巡礼道中とは異なり、、、もうすっかりとリラックス・モードになっていたということか・・・・・・

観光客だらけで、道中には風変わりな建物など・・・・・

しかし、それにしても凄い大都会!
見事な青空でカラリとしており、日差しはきつくて、、これぞ地中海式気候!
道路沿いには、たわわに実を付けたオレンジの木々も並んでいたし・・・・・・・


遠くに尖塔が見えたサグラダ・ファミリア大聖堂が、、どんどんと近づいてきて、、、観光客の数も凄かった・・・・・・
久しぶりに日本語を話す声も耳にすることが出来て、嬉しくなった!

15時半にサグラダ・ファミリア大聖堂に到着したが、あまりに多くの観光客で混雑していて、、、長蛇の列に並んで内部見学するのがウンザリで面倒くさくなってしまった。
まだまだ陽は高いことだし、もう暫くの間、市街地をウロついてみることにした。
サグラダ・ファミリア大聖堂近くの図書館内でトイレを済ませると、Google Mapで確認できた“凱旋門と”いうのに行ってみることにした。ブラブラ歩いて・・・・・・

ぐるりと回ってきて再びサグラダ・ファミリア大聖堂まで戻ってきたのが16時半で、、なおも長蛇の列に並ばねばならなかったが・・・・・・・・・
漸くにして、サグラダ・ファミリア大聖堂の内部に入れたのは17時やった。入場するだけで18€!!

ステンドグラスの向こうから差し込む夕日が美しかった。

ガウディの建築物はスペインでは三つ目であった。
“LeonのCasa de los Botines”と、、“Astorgaの司教館”に続いて三つ目ということやが、、これら三つの建築物を見てきて思ったこととは、、、、、正直、、建築物には殆ど興味ないんやが・・・・・
ガウディ本人は、大変に質素で地味な性格をしていたようだが、、どうしてこのように華やかな建築物を好んだんやろか?ということくらいかな??

モデルニスモという、19世紀末のスペインに流行したアルト・ホベン(新しい空気;アールヌーボーの一種?)の影響やったんか? それともガウディ自身が、実は派手好みの性格やったんか??

サグラダ・ファミリア大聖堂では時間にゆとりがなかったので、、ゆっくりできなくて、、次に予定していたランブラス通りを目指さねばならなかった。。

陽も弱まりかけた街中を歩き、、グラシア通りへ。

道端ではピアノ弾きを二人も見かけた。

グラシア通りを南下していると、、半年ほど前に、、Baloceronaに出店して物議を醸しだしていた、“話題のユニクロ”が突然目の前に現れた!
果たして、オシャレ好きのスペイン人に、ユニクロのシンプルなデザインが受けるのかどうか?そもそも、あちらでは殆ど知名度のないユニクロなのに、受け入れて貰えるのか?といったことで話題になっていたっけ・・・・・・・

そしてユニクロの建っている角っこの信号を渡ると、、驚いたのは、、この通り挟んで反対側にはZaraが店舗を構えていたことやった!
いわば、スペインを本場とするライバル店に対して、道挟んでのケンカ腰スタイル、、、ということになるんかな?

そ~いや、、大阪の梅田でも、、Zaraのすぐ近くにユニクロが四年前から旗艦店を出しているが、、、、、一見、Zaraとユニクロとは、ともにファストファッション界で互いに商売を争っているように見えるが、、、実はしっかりと購入層のすみわけがなされているような気もする・・・・・・
Zaraは少し洒落たデザインが売りやし、ユニクロは低コストでシンプルなデザインを売りとする・・・・・・

私自身は、両者の店では殆ど買い物をしたことがないし、商品自体には興味なくても、、こうして市場をめぐるやりとりは、、傍目には大変に興味深い!

【画像】グラシア通りに並ぶモデルニスモ建築。時間があれば入ってみたかったが、、、残念・・・・・

間もなくして陽が沈み、、、、、

もっとゆっくりとBalceronaの街を楽しんでみたかったが、、、今回ばかりはもう時間がなかった!
22時発のDubai行きのフライトなので、国際便やし、早めに空港に行っておきたい・・・・・・・

【画像】ブケリア市場を抜けて・・・・・Sants駅へ・・・・・・

Sants駅では巨大な“源氏パイ”みたいのと、ボカディージョを買って4.2€のチケットでRENFEに乗り込んだ。
車内で簡単な夕食を済ませると空港へ到着。
19時半にチェックインして、、出発まで時間があったので、、お土産は何がいいんかな?なんて考えながらウロウロ・・・・・・

そしたら、、スキンケア用品販売のObey Your Bodyなんていうお店で、、、、、
ラテン系の“いかにもスペイン人”な感じで、ボディコンみたいな姿の超美人のネーちゃんが近づいてきて、、、
いろいろと話しかけてきた。

ずっと歩き続けてたので、、私はへとへとに疲れていてグロッキーだったが、、話くらいは・・・・と思っていると、、けっこう強引に、、試用を勧めてきた。

まずは勧められるがままに、椅子に腰かけてみたが・・・・・・・・・
実はこの時点で、すでに私は彼女の巧み(?)な販売戦略の網に引かかってしまっていたわけで・・・・
一方的に私の“負け”ね・・・・・・そう・・・・・有無を言わせずに完敗・・・・・無条件降伏!

これがまたまた強烈に強引で、、、、、ラテン系の超美人のネーちゃんに、、半日ずっと歩き回ってきたあとの、私の見事な超汚らしい“アブラ顔”を優しく丁寧にマッサージでもされていたら、、、、もうポワ~ンとした気分に陥ってしまった!

彼女は早口で独特のスペイン語訛りの英語でもって、、商品を褒めたたえ、、しゃべり続けながら、膝と膝とがくっつくくらいに接近して顔を近づけてきた!
    
   ・・・・・この時点で、すでに私の脳みそはすっかり思考を停止してしまっていたように思う・・・・・・

彼女は次々とクリームを手に取り、、おでこやホッペに優しく塗っては、ビ~~ン~と優しく振動する超音波?風の機械を当てて、マッサージしてくれた。。

こうしてすっかりと“骨抜き”されてしまった私は、最早、、彼女の仕掛けた網の中で、もがく気力すらを奪い去られてしまっており、、、、まるで魂の抜け殻のようになってしまっていた。
つまり商品の購入を、今更ながらに断り辛い気分/状態になってしまっていて、、、、、
嫁には誕生日祝いで化粧品を買うこともあるし、、、『ま、、これにしとくか、、、、』ということにしておいた。。

この店員さんには、値引きを頼むのがせめてもの抵抗であったが、、、、、
如何にも最初から用意してあったかのような値引きを、私はポワ~ンとしたまま素直に受け入れて、、、、、
ウン万円!を支払い、、、、、こうして嫁に持って帰る手土産を無事に(?)調達できた!!

支払いを済ませると、、店員さんは途端によそよそしくなり、、、、、
もうすぐ閉店の時間だから、、、、と、忙しそうに店を出された・・・・・・・・

      アカンなあ、、、、こんなことじゃあ、、、アカン! 

    ・・・・いや・・・・・ほんとにアカンのか?・・・・・素晴らしいひと時を過ごせたやんけ?

私は非常に複雑な気分で自問自答しつづけながら、、、、
その後、先ほど購入したばかりのObey Your Bodyのスキンケア一式の入ったバッグ片手に、飛行機に搭乗した。。

離陸した飛行機は、、見る間にBalcerona市街の輝く夜景を遠く離れていき、、、


       ・・・・・・・・・スペインで過ごした日々は、これでお終い・・・・・・・

二冊のガイド本(“聖地巡礼(友の会)”と“地球の歩き方(スペイン)”)は、今まで、来る日も来る日もページをめくっては大変お世話になってきたが、、もうこれで役割を果たしてしまったことになり、、、、、今から帰国するまでは、もう“ただの重し”にしか過ぎない・・・・・・・・・

スペインとお別れか、、と思えば、少し切なくて寂しくもあり、、また同時に帰国するのが大変に嬉しくもある。
こんなAmbivalentな感情に、いつまでも心は揺れつづけていた・・・・・・・・・・

そうこうするうちに、、例によって、、機内では不思議な時間帯(スペイン時間深夜12時半ころ)にdinnerが出てきた。

私は窓側の座席だから、、トイレで席を立つことのないようにと、なるべく水分・コーヒーは摂らないようにしておいて、、食べ終わったら、すぐに眠りについた。。

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