Santiago de Compostela 4℃~12℃ 雨 ➡➡➡➡ Balcerona 7℃~18℃ 雲一つない快晴
昨日は非常に充実した一日であった。
朝からSantiago de Compostela市街を街ブラして、道中を共にしてきたボロボロのシューズを捨てて新調した。次いでカテドラルでは念願の“ボタフメイロ”を目にしたし、その後のミサでは、讃美歌とゴールしたばかりの巡礼者たちの祝福を見ることが出来た。
さらに、あきらめかけていたFisterraも、日帰りバスで行ってこれて、、お陰様で念願だった『残り0Kmのモホン』を見ることが出来た。
【画像】たった今ゴールして喜びを分かち合っている巡礼者たち
また、サンチアゴにバスで戻ってきた昨夜は、いよいよ一通りの巡礼イベントがすべて終了することになっていたが、、、、3月8日がInternational Women's Dayだったということで、、市街地全体がデモ行進する群衆に溢れ返り、、大歓声と喧騒/熱狂とに包まれていた。。
クッタクタに疲れ果てていた私は、デモ参加者たちの人いきれの中でもみくちゃにされたが、、このようなカタチで、喧騒の中でそっと静かに“巡礼”は幕を下ろすことになった。。
昨夜の夕食は最後のMenu del Peregrinoやったし、、、夜中に、旅日記をしたためながら耳にした教会の鐘の音は今回の旅で最後となった。
・・・・そして教会の鐘の音なんて、次に聞くのは何時になるやら・・・・おそらく当分先のことやろう・・・・・
巡礼路Camino de SantiagoとオサラバするFinaleは、たとえ最後まで天候には恵まれなくとも、劇的で忘れがたい想い出にすることができた!
話は戻るが、、、
今朝は5時半に起床。部屋にあったSurimiとイカの缶詰の残りにパン、チーズ、ピクルスにチョコムースで済ませる。
6時過ぎにチェックアウトしてホテルRua Villarを出た。ここのフロントは、最後まで皆さん大変にフレンドリーでいい雰囲気のところであった!
真っ暗で雨が降り続ける中、ホテルに近いGalicia広場まで歩いていき、、そこからバス3€で空港へ移動。
9時過ぎにサンチアゴ空港発のフライトで、、、Balcerona到着は11時過ぎやった。
【画像】遠くに見える雪山は、私が越えてきたセブレイロ峠とかかな?
実に実にアッケなく“カミーノの世界”は窓の外はるか遠く下方に離れていき、、視界から消えてった。
【画像】 Hasta luego さらば・・・・・・Santiago de Compostelaの街よ!!
そして・・・・・・さらば・・・・・・ Camino de Santiagoよ!!
昨夜はあまり寝てなかったから、、機内では爆睡して、アッという間にBalcerona到着。
Balcerona空港を出る前に、腹ごなし。
イートインには中華料理があって、酢豚がメニューにあったので、日本を出発して以来、久々にコメを食うか・・・
と思いながら、少しワクワクしながら注文してみた。
そしたら、、、レゲエを流しながら黒人のコックが目の前で酢豚を炒め始めて、、これを皿に盛り付けると、、フランスパンを酢豚の横に付けてきた!
私 『・・・・・』
まあ、、、仕方ね~か・・・・・ということで、大人しく“酢豚だという酢豚”とフランスパンとでランチを済ませた。メシを済ませると、T2ターミナルまで無料バスで移動。これがまた随分と離れていて、、、あんな空港もあるんやね・・・
T2ターミナルからは列車(RENFE)4.2€に乗って、、Balcerona市街の中心にあるSants駅へ。
しかし、、それにしても見事な快晴!
如何にも地中海的な雰囲気がスバラシイ!随分と長らくご無沙汰していた青空やったし、暑いくらいの天候に、すっかり気持ちは緩んでしまった・・・・・・・
Sants駅の周辺で何軒かのホテルをあたってみたが、、安いホテルはいずれもいっぱいで、、15時頃にようやく見つけれたのは、路地裏にあったHostelのOne Santsだった。
個室あるし、評判がすこぶる良かったので、訪問してみたんやが・・・・・・
実際に現地を訪れてみると、、、
見るからに閉鎖的で安上りな建物と、タトゥーの兄ちゃんが出入りしているのと、、フロントはレゲエでノリノリの、、いかにもマリファナ好きそうな感じのフランス人が運営してるのを見て・・・・・
さらに、、個室は満席で、、空きは4人部屋のみだというのを確認して・・・・・・・・
私は『・・・・もっと静かで落ち着いたところ(個室)がいい。別のところを当たってみよう・・・・・・』と思ったが、、先ほど一通り宿を探してみて、どこともいっぱいであったので、、また一から探すのが面倒くさいし、、、、『もうここでいいや!』となった・・・・・
本来はカミーノの道中では、巡礼者はArbergueに宿泊して、、つまり大部屋で寝泊まりするのが通常であるが、、私の場合は、、一度もArbergueに宿泊することなく巡礼をクリアしてしまった。。
これについては、実は多少の“後ろめたさ”もあったので、、、まあ、、、最後の最後に、、大部屋の集団生活するのもありかもな・・・・・と納得してチェックインしてみた。。
先払いの21€だが、、、Creditとして、チェックアウト時に返金してもらう5€も支払う。さらに、ロッカーのキーは、南京錠3€を買わないといけなくて、、しめて29€を支払う。
フロントのノリノリのフランス人レゲエ兄ちゃんは、、たいそうご機嫌で私のカミーノ行について、興味津々で耳を傾けてくれ、、、、、さらに驚いたことには、、、、、明日からカミーノへ発つというイギリス人女性を紹介するという。。
・・・・・・・・・まさか、、この女性と同室を案内されるとは思わなかったが・・・・・・
正直、、内心はかなりドキドキやったね・・・・・・・・(^_-)-☆
フロントのレゲエ兄ちゃんに、屋上の喫煙スペースと、、地下のパーティスペースとを紹介してもらったが、、、いよいよマリファナ臭がすごかったな・・・・・・
5階の部屋を案内してもらうと、窓の景色は殺風景な路地裏だが、静かだし意外に清潔感あってよかった。
ザックの中身を整理していたら、、明日からカミーノへ発つというイギリス人女性が部屋に入ってきた。
二段ベッドが二基あるうち、私の上がこの女性で、あとの一基にはイラン人とアメリカ人が入った。
イギリス人女性以外はいずれも男性だったが、、、、、
女性は29歳といい歳していて、、よく男ばかりの部屋に宿泊する気になるね・・・・・と言っちゃうのはセクハラなんかな? 結局、確認はしなかったが・・・・・
もっとも、、翌朝は、我々男どものイビキがうるさくて、とても眠れなかったとかなり怒っていたが・・・・・・
・・・・・・・まあ、それはさて置き・・・・・
ここぞとばかりに!今しがた、私がクリアしてきたばかりのカミーノの話を聞いてもらえる相手がいてくれて、、ホント嬉しかった!
名前を聞いたが、、忘れてしまった(;´Д`)
彼女はカミーノに出発するための準備を殆どしていなくて驚いた・・・・・・。なんちゅう行き当たりばったりなんや!寒い時期のカミーノやというのに・・・・・こんな人もいるんやな!
・・・・・・カミーノの出発地点からして、まだ決めてなくて、、彼女は最初は『アラゴン・ルートを行く』と言ってたが、私が『ガイド本にはキツいルートだとあるし、、、ましてや冬の雪山では、、、、、』と説明したところ、、PamplonaかLogronoまでRENFE列車で行って、、そこからスタートすることに決まった。。
その後、、このHostelのOne Santsに宿泊している10人の若者(?)らとともに、、サンセットを見に行こう!となった。
メトロ2.2€に乗って、、訳も分からずについていったら、、、、、
そ~そ~!! メトロの中で、、スリに遭いかけたんや!
・・・・・・・・この時、私のパンツの左ポッケに、お金を入れたZipLocを突っ込んでいたんやが・・・・・・・
メトロ内の人混みの中で話をしていたところ、この左鼠径部がカサリ!と微かに動いた!
この瞬間に『エッ?!』てな感じがして、、、左鼠径部をよ~く注意していたら、、、、なおもカサリ!と動いた!
ここですぐに、『私のパンツのポッケに突っ込んでいるZipLocが狙われてる!』と感じたので、、私はいよいよ左鼠径部に全神経を集中させていたところ、、、、、またまたカサリ!
ここですかさず背を振り向くと・・・・・・
私の背中のすぐ後ろには、、エラくイケメンの兄ちゃんが、私とは反対方向を向いて立っていた!
ツーブロックでオールバックにしている、今アメリカで人気のラッパーG-Easyみたいな風貌のイケメン兄ちゃんやったが、、、、まさか!と思いながら、、私の左の腰あたりに視線を落としてみると、、、、、
そこには、、黒いゴミ袋を筒状にしたものが、イケメン兄ちゃんの方から伸びていた!
間違いなく、あのゴミ袋の中には、この兄ちゃんの腕が隠れていて、、、、、
少しずつ少しずつ、ポッケからZipLocを引き出そうとしていたのだった!!
『・・・・これ、、確信犯的にアカンやつや!!』
咄嗟に私は体の向きを右旋回して、お金の入ったZipLocの入っている左ポッケが、この筒状のゴミ袋(および、イケメン兄ちゃん)から遠ざかるようにした!
もはや、、イケメン兄ちゃんの方角からは、、私の左ポッケに突っ込んでいるZipLocを狙うことはできない!
その後、、次の駅に着いた途端、、この兄ちゃんは、、足早に電車を降りてった・・・・・・・・
・・・・・・・・メトロを降りていくその背中は、妙に哀愁を感じさせたっけ・・・・・・・
しかし、、、それにしても凄すぎる!
ポッケから端っこだけ見えてるZipLocを狙って、バレずに引き出そう・・・・・とか、、ちょっと考えられんレベルの難易度やと思うが!
『油断も隙も無い』とはまさにこのことやな!
・・・・私はホッとするよりもむしろ、、その手口の大胆さ・巧妙さ(?)に感動すら覚えたのだった!!
実際、Hostelで同室に宿泊していたイラン人の兄ちゃんは、、『今朝、メトロ内でバッグを盗まれた』と言ってたし、、スリの被害者はかなりな数にのぼるんやろうな・・・・・・ということが、、容易に推察できた!
私のケースでは生憎の失敗だったが、、『失敗してなんぼ!』な感じで、、さぞかし、かなりな数のスリをこなしていらっしゃるんやろ~な!!
その後もずっと、同じHostelの連中の後をついていった。。
行先はGoogle Mapで確認したところ、Bunkers der Carmelという地名の、チョットした高台だった。
結構な登り道で、Balceronaの街を見渡せる見晴らし台に到着するころには、みんな息が上がり、結構疲れていた。
【画像】画像の中心辺りには、翌日に訪問するサグラダファミリアが見える
暫くすると、日が傾いてきて、、
夕日に染まるスバラシイBalcerona市街の眺めと、、見事な快晴とで最高の気分やった・・・・・・・
ビールで乾杯すると、、Hostelから一緒にやってきたうちの一人が、おもむろにエレキギター出してアンプにつないで弾きはじめ、、他の一人がこれに合わせて歌い始めた。
まったく聞いたことのない曲ばかりだったが、、このBunkers der Carmelの見晴らし台に集まっていた大勢の若者たちは、彼らの演奏に合わせてノリノリで盛り上がっていた。。
すっかり陽が落ちて夕闇が帳を下ろす頃、、、冷たい風が強くビュービュー吹き始めたので、、お開きになった。
Hostel One Santsからやってきたメンバーで集まると、、帰路についた。
Hostel近くのレストランで夕食を済ませると、、Hostel One Santsに戻り、、、今度はワインとかビールを飲みながら、卓球とかビリヤードを楽しんだ。。
ホロ酔いで気分良くなると眠くなってきたんで、5階の自室に一人でもどり、歯を磨いて就寝。。
そーいや、、自分が飲んだ分のお金、、、まったく払ってないんやけど?!
なんていい奴らやったんや!!
とくに卓球は楽しかったな!
見ず知らずのアメリカ人、カナダ人、イラン人、フランス人、イギリス人らと、、思わぬ交流が出来てホント楽しかった!!
やはり、時には集団部屋も悪くないな・・・・・・・
・・・・・・・・・きっと、Arbergueでの宿泊も、似たような感じやったんやろうな・・・・・・・・
昨日は非常に充実した一日であった。
朝からSantiago de Compostela市街を街ブラして、道中を共にしてきたボロボロのシューズを捨てて新調した。次いでカテドラルでは念願の“ボタフメイロ”を目にしたし、その後のミサでは、讃美歌とゴールしたばかりの巡礼者たちの祝福を見ることが出来た。
さらに、あきらめかけていたFisterraも、日帰りバスで行ってこれて、、お陰様で念願だった『残り0Kmのモホン』を見ることが出来た。
【画像】たった今ゴールして喜びを分かち合っている巡礼者たち
また、サンチアゴにバスで戻ってきた昨夜は、いよいよ一通りの巡礼イベントがすべて終了することになっていたが、、、、3月8日がInternational Women's Dayだったということで、、市街地全体がデモ行進する群衆に溢れ返り、、大歓声と喧騒/熱狂とに包まれていた。。
クッタクタに疲れ果てていた私は、デモ参加者たちの人いきれの中でもみくちゃにされたが、、このようなカタチで、喧騒の中でそっと静かに“巡礼”は幕を下ろすことになった。。
昨夜の夕食は最後のMenu del Peregrinoやったし、、、夜中に、旅日記をしたためながら耳にした教会の鐘の音は今回の旅で最後となった。
・・・・そして教会の鐘の音なんて、次に聞くのは何時になるやら・・・・おそらく当分先のことやろう・・・・・
巡礼路Camino de SantiagoとオサラバするFinaleは、たとえ最後まで天候には恵まれなくとも、劇的で忘れがたい想い出にすることができた!
話は戻るが、、、
今朝は5時半に起床。部屋にあったSurimiとイカの缶詰の残りにパン、チーズ、ピクルスにチョコムースで済ませる。
6時過ぎにチェックアウトしてホテルRua Villarを出た。ここのフロントは、最後まで皆さん大変にフレンドリーでいい雰囲気のところであった!
真っ暗で雨が降り続ける中、ホテルに近いGalicia広場まで歩いていき、、そこからバス3€で空港へ移動。
9時過ぎにサンチアゴ空港発のフライトで、、、Balcerona到着は11時過ぎやった。
【画像】遠くに見える雪山は、私が越えてきたセブレイロ峠とかかな?
実に実にアッケなく“カミーノの世界”は窓の外はるか遠く下方に離れていき、、視界から消えてった。
【画像】 Hasta luego さらば・・・・・・Santiago de Compostelaの街よ!!
そして・・・・・・さらば・・・・・・ Camino de Santiagoよ!!
昨夜はあまり寝てなかったから、、機内では爆睡して、アッという間にBalcerona到着。
Balcerona空港を出る前に、腹ごなし。
イートインには中華料理があって、酢豚がメニューにあったので、日本を出発して以来、久々にコメを食うか・・・
と思いながら、少しワクワクしながら注文してみた。
そしたら、、、レゲエを流しながら黒人のコックが目の前で酢豚を炒め始めて、、これを皿に盛り付けると、、フランスパンを酢豚の横に付けてきた!
私 『・・・・・』
まあ、、、仕方ね~か・・・・・ということで、大人しく“酢豚だという酢豚”とフランスパンとでランチを済ませた。メシを済ませると、T2ターミナルまで無料バスで移動。これがまた随分と離れていて、、、あんな空港もあるんやね・・・
T2ターミナルからは列車(RENFE)4.2€に乗って、、Balcerona市街の中心にあるSants駅へ。
しかし、、それにしても見事な快晴!
如何にも地中海的な雰囲気がスバラシイ!随分と長らくご無沙汰していた青空やったし、暑いくらいの天候に、すっかり気持ちは緩んでしまった・・・・・・・
Sants駅の周辺で何軒かのホテルをあたってみたが、、安いホテルはいずれもいっぱいで、、15時頃にようやく見つけれたのは、路地裏にあったHostelのOne Santsだった。
個室あるし、評判がすこぶる良かったので、訪問してみたんやが・・・・・・
実際に現地を訪れてみると、、、
見るからに閉鎖的で安上りな建物と、タトゥーの兄ちゃんが出入りしているのと、、フロントはレゲエでノリノリの、、いかにもマリファナ好きそうな感じのフランス人が運営してるのを見て・・・・・
さらに、、個室は満席で、、空きは4人部屋のみだというのを確認して・・・・・・・・
私は『・・・・もっと静かで落ち着いたところ(個室)がいい。別のところを当たってみよう・・・・・・』と思ったが、、先ほど一通り宿を探してみて、どこともいっぱいであったので、、また一から探すのが面倒くさいし、、、、『もうここでいいや!』となった・・・・・
本来はカミーノの道中では、巡礼者はArbergueに宿泊して、、つまり大部屋で寝泊まりするのが通常であるが、、私の場合は、、一度もArbergueに宿泊することなく巡礼をクリアしてしまった。。
これについては、実は多少の“後ろめたさ”もあったので、、、まあ、、、最後の最後に、、大部屋の集団生活するのもありかもな・・・・・と納得してチェックインしてみた。。
先払いの21€だが、、、Creditとして、チェックアウト時に返金してもらう5€も支払う。さらに、ロッカーのキーは、南京錠3€を買わないといけなくて、、しめて29€を支払う。
フロントのノリノリのフランス人レゲエ兄ちゃんは、、たいそうご機嫌で私のカミーノ行について、興味津々で耳を傾けてくれ、、、、、さらに驚いたことには、、、、、明日からカミーノへ発つというイギリス人女性を紹介するという。。
・・・・・・・・・まさか、、この女性と同室を案内されるとは思わなかったが・・・・・・
正直、、内心はかなりドキドキやったね・・・・・・・・(^_-)-☆
フロントのレゲエ兄ちゃんに、屋上の喫煙スペースと、、地下のパーティスペースとを紹介してもらったが、、、いよいよマリファナ臭がすごかったな・・・・・・
5階の部屋を案内してもらうと、窓の景色は殺風景な路地裏だが、静かだし意外に清潔感あってよかった。
ザックの中身を整理していたら、、明日からカミーノへ発つというイギリス人女性が部屋に入ってきた。
二段ベッドが二基あるうち、私の上がこの女性で、あとの一基にはイラン人とアメリカ人が入った。
イギリス人女性以外はいずれも男性だったが、、、、、
女性は29歳といい歳していて、、よく男ばかりの部屋に宿泊する気になるね・・・・・と言っちゃうのはセクハラなんかな? 結局、確認はしなかったが・・・・・
もっとも、、翌朝は、我々男どものイビキがうるさくて、とても眠れなかったとかなり怒っていたが・・・・・・
・・・・・・・まあ、それはさて置き・・・・・
ここぞとばかりに!今しがた、私がクリアしてきたばかりのカミーノの話を聞いてもらえる相手がいてくれて、、ホント嬉しかった!
名前を聞いたが、、忘れてしまった(;´Д`)
彼女はカミーノに出発するための準備を殆どしていなくて驚いた・・・・・・。なんちゅう行き当たりばったりなんや!寒い時期のカミーノやというのに・・・・・こんな人もいるんやな!
・・・・・・カミーノの出発地点からして、まだ決めてなくて、、彼女は最初は『アラゴン・ルートを行く』と言ってたが、私が『ガイド本にはキツいルートだとあるし、、、ましてや冬の雪山では、、、、、』と説明したところ、、PamplonaかLogronoまでRENFE列車で行って、、そこからスタートすることに決まった。。
その後、、このHostelのOne Santsに宿泊している10人の若者(?)らとともに、、サンセットを見に行こう!となった。
メトロ2.2€に乗って、、訳も分からずについていったら、、、、、
そ~そ~!! メトロの中で、、スリに遭いかけたんや!
・・・・・・・・この時、私のパンツの左ポッケに、お金を入れたZipLocを突っ込んでいたんやが・・・・・・・
メトロ内の人混みの中で話をしていたところ、この左鼠径部がカサリ!と微かに動いた!
この瞬間に『エッ?!』てな感じがして、、、左鼠径部をよ~く注意していたら、、、、なおもカサリ!と動いた!
ここですぐに、『私のパンツのポッケに突っ込んでいるZipLocが狙われてる!』と感じたので、、私はいよいよ左鼠径部に全神経を集中させていたところ、、、、、またまたカサリ!
ここですかさず背を振り向くと・・・・・・
私の背中のすぐ後ろには、、エラくイケメンの兄ちゃんが、私とは反対方向を向いて立っていた!
ツーブロックでオールバックにしている、今アメリカで人気のラッパーG-Easyみたいな風貌のイケメン兄ちゃんやったが、、、、まさか!と思いながら、、私の左の腰あたりに視線を落としてみると、、、、、
そこには、、黒いゴミ袋を筒状にしたものが、イケメン兄ちゃんの方から伸びていた!
間違いなく、あのゴミ袋の中には、この兄ちゃんの腕が隠れていて、、、、、
少しずつ少しずつ、ポッケからZipLocを引き出そうとしていたのだった!!
『・・・・これ、、確信犯的にアカンやつや!!』
咄嗟に私は体の向きを右旋回して、お金の入ったZipLocの入っている左ポッケが、この筒状のゴミ袋(および、イケメン兄ちゃん)から遠ざかるようにした!
もはや、、イケメン兄ちゃんの方角からは、、私の左ポッケに突っ込んでいるZipLocを狙うことはできない!
その後、、次の駅に着いた途端、、この兄ちゃんは、、足早に電車を降りてった・・・・・・・・
・・・・・・・・メトロを降りていくその背中は、妙に哀愁を感じさせたっけ・・・・・・・
しかし、、、それにしても凄すぎる!
ポッケから端っこだけ見えてるZipLocを狙って、バレずに引き出そう・・・・・とか、、ちょっと考えられんレベルの難易度やと思うが!
『油断も隙も無い』とはまさにこのことやな!
・・・・私はホッとするよりもむしろ、、その手口の大胆さ・巧妙さ(?)に感動すら覚えたのだった!!
実際、Hostelで同室に宿泊していたイラン人の兄ちゃんは、、『今朝、メトロ内でバッグを盗まれた』と言ってたし、、スリの被害者はかなりな数にのぼるんやろうな・・・・・・ということが、、容易に推察できた!
私のケースでは生憎の失敗だったが、、『失敗してなんぼ!』な感じで、、さぞかし、かなりな数のスリをこなしていらっしゃるんやろ~な!!
その後もずっと、同じHostelの連中の後をついていった。。
行先はGoogle Mapで確認したところ、Bunkers der Carmelという地名の、チョットした高台だった。
結構な登り道で、Balceronaの街を見渡せる見晴らし台に到着するころには、みんな息が上がり、結構疲れていた。
【画像】画像の中心辺りには、翌日に訪問するサグラダファミリアが見える
暫くすると、日が傾いてきて、、
夕日に染まるスバラシイBalcerona市街の眺めと、、見事な快晴とで最高の気分やった・・・・・・・
ビールで乾杯すると、、Hostelから一緒にやってきたうちの一人が、おもむろにエレキギター出してアンプにつないで弾きはじめ、、他の一人がこれに合わせて歌い始めた。
まったく聞いたことのない曲ばかりだったが、、このBunkers der Carmelの見晴らし台に集まっていた大勢の若者たちは、彼らの演奏に合わせてノリノリで盛り上がっていた。。
すっかり陽が落ちて夕闇が帳を下ろす頃、、、冷たい風が強くビュービュー吹き始めたので、、お開きになった。
Hostel One Santsからやってきたメンバーで集まると、、帰路についた。
Hostel近くのレストランで夕食を済ませると、、Hostel One Santsに戻り、、、今度はワインとかビールを飲みながら、卓球とかビリヤードを楽しんだ。。
ホロ酔いで気分良くなると眠くなってきたんで、5階の自室に一人でもどり、歯を磨いて就寝。。
そーいや、、自分が飲んだ分のお金、、、まったく払ってないんやけど?!
なんていい奴らやったんや!!
とくに卓球は楽しかったな!
見ず知らずのアメリカ人、カナダ人、イラン人、フランス人、イギリス人らと、、思わぬ交流が出来てホント楽しかった!!
やはり、時には集団部屋も悪くないな・・・・・・・
・・・・・・・・・きっと、Arbergueでの宿泊も、似たような感じやったんやろうな・・・・・・・・