じいじのコンパス

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ロープとザイル

2011年01月14日 | 登山

山の道具(ザイル)

ピッケル・40mザイル・ハーケン

ザイル
岩登りや雪山、ケイビングでの、墜落・滑落防止のための確保、懸垂下降、荷揚げ、救助、固定ロープ(フィックス)やチロリアンブリッジなどのルート作りに使われる。ロープ単体だけでなく、登攀具と組み合わせることで目的の機能を構築できる。登攀用ロープは直径11mm程度のシングルロープ、9mm程度のダブルロープ、8mm程度のツインロープの 3 種類のUIAA規格がある。長さは通常40m~55mの範囲である。これらのロープは墜落時の衝撃を軽減しつつ伸びすぎない適度な伸びを持ち、ダイナミックロープと呼ばれる。一方、荷揚げやユマーリング、固定ロープに用いられるロープは伸びがなく、スタティックロープと呼ばれる。
ロープとは紐や針金などの細長い物品をさらにより合わせたもの。けん引や支持などを目的とするロープは綱(つな)ともいい、縛るためのロープは縄(なわ)ともいう。また、登山の用途に用いるものをザイルと呼ぶ事が多いが、これはドイツ語で綱と言う意味であり、英語のロープと同義語である。

ロープの結び方

スタティックロープは、墜落を想定していません。
作業中はいつでもロープにテンションがかかっている状態をキープするので、墜落したくてもできないともいえます。そして伸び率(5%)が低いので登攀・下降が行いやすく、作業効率があがります。ゴム棒を登るのと鉄棒を登るのでは、どちらが楽かという話です。

ダイナミックロープは、ロッククライミング中の不慮の墜落時に体を確保するものです。いわば命綱であり、バンジージャンプのゴムとほぼ同義です。ロープが伸びる事で身体にかかる墜落衝撃荷重を緩和します。

ロッククライミング(Rock Climbing )は、岩壁をよじ登ること。岩壁登攀。登山の一部門だが、一般的な山登りとは区別されている。目的により、困難な山へ登ることを目的としたアルパイン・クライミング(Alpine Climbing )と、純然とよじ登ることを楽しむフリークライミング(Free Climbing )の2種類に分けられると一般には考えられている。しかしフリークライミングは手段の限定での分類なので、対になる言葉はエイドクライミング(人工登攀)である。また、アルパインクライミングという言葉は、行為を行なう環境での分類なので、それの対になる言葉は、エクスペディションやクラッグ、ボルダリングである。

ピッケル

ピッケル、正確にはドイツ語でアイスピッケル(Eispickel)と言うのが正式な呼び方です。雪山、特に急峻で凍った斜面でその威力を発揮します。ピッケルはヘッド、シャフト、ハーネス、シュピッツェのわずか4つの部品とそれらを連結する数本のピンだけで構成されています。しかし、いやだからこそそれらが作り出す単純で無駄のない機能的な姿は、いつまでも見飽きない美しさを持っているのです。特にウッド・シャフトの古典的なピッケルは、鍛造手作りという手の掛かる製造方法に加え、一本一本にそれを作った鍛冶職人の銘が刻まれていて単に山道具の一つとは言い切れない魅力が秘められています。



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