2日目の午後はユーロスターでナポリへ移動。
ローマから2時間弱。近いものである。
近代的な車輌は全席指定(多分)。
けれども、こういうところに「いいかげんさ」が顔を出すのがイタリア。
自分の席に他人が座っていたり、他人の席に自分が座ることになったり、人が来るたびに席を移っている人がいたり(そもそも切符をもっているのか?)。
座席マークはこの上なくカワイイのだけれど。
足なんか組んじゃったりして。
そうこうするうちに、ナポリに無事到着。ほぼ定刻どおりだ。
駅に降り立って済ませたかったこと。
それは、切手を買ってポストカードを投函すること。
元々かなり筆不精な私だが、旅先では必ず家族に葉書を出すことにしている。
イタリアでは切手は郵便局かタバッキと呼ばれる売店に売っている。
国際郵便のエアメールで、1枚0.8ユーロ。
ところが、今回渡されたのは0.6ユーロのもの。
「ちがうよ」と抗議するも、タバッキの兄さんは「大丈夫、これで届く」と自信満々。
明らかに値段が足りていないのだから、届く訳がないじゃないの・・・。
今度はガイドブック記載の切手の写真を見せてクレーム。
やっと理解したタバッキ兄さん。
「わかった。2枚貼って出せばいい。」
そうだそうだ、ここはナポリ。
ひとつナポリ人に倣って2枚貼って出すとするか。
こうして始まったナポリでの2泊3日。
珍道中の予感がプンプンする。
今となっては、珍道中の一環やけど、その日はほんまにブルーやった!!!