萌黄の鳥

短歌を通しての交流

09´4神戸・明石海峡クルージング

2009-04-25 08:38:54 | Weblog
 

4/23神戸港より明石海峡大橋までのクルージングランチを友と楽しんだ。
カタログギフトの招待券でもいただかなければ思いつかない趣向だろう。
風がきつく吹き飛ばされそうになりながら乗船。
出かける前のあわただしさなんか忘れ、船内のバイオリンの出迎えにたちまち
ゴージャスな気分になる。

ちょっとおしゃれな服装でといったら友はスーツ姿でばっちり決めてきた。
アリサはといえば用意していた服を着る時間も惜しく夕べ出かけたまま
の服をひっかけるのがやっと。なにしろ全部の身支度に20分という時間
制限。借り物競走のような時間だった。およそ優雅とはほど遠い。
夕べ学生たちとの短歌例会で早く帰るつもりが、つい食事付き合ってしまい
夜遅かったからだ。
家人が「心臓が悪いといいながらなんてむちゃな」というのを振り切って
出てきたのだ。

船が神戸港から離れると壇の浦は海から望むことになる。四国がぼんやり
青くかすんで見える。船に乗っている気分がようやくしてくる。
明石海峡大橋はさすがに絵になる。
ランチは鉄板焼き。目の前でお肉や野菜をシェフ料理してくれる。
友は白ワイン、アリサは赤ワインで乾杯。2時間のクルージングもあっと
いう間だった。
このあともう一人神戸在住の友と合流。初対面同士の友と3人で茶房でおしゃ
べリタイム。神戸はケーキが美味しい、甘いイチゴのタルト疲れも吹っ飛ぶ。
[おなごり惜しいけど、そろそろ、、」といって立ち上がったらもう夕方の
5時、、。3時間もしゃべっていたのか、あまりの時間の早さに3人共蒼く
なった。

「今日は早く帰るね」なんで出かけたから、、。5時と言えば家の着いている
時間。聞けばみんな「今日は遅くならないから、、」といって出かけてき
たらしい。挨拶もそこそこにみんな飛んで帰っていった、、。
みんなそれぞれいい家庭を築いているんだなあと思った、、。


          アリサ / 佐々木則子


    HP「萌黄の鳥」http://www.eonet.ne.jp/~arisa118/



さくら情報´Ⅲ  琵琶湖・海津大崎

2009-04-09 21:01:57 | Weblog
      


海津大崎を友と訪ねてきました。
京都から湖西線は一時間に一本、乗り切れないほどの人を乗せて走る。
ほとんどが海津大崎への花見客。病人が出たから発車が遅れるとのアナウンス。
この線は風吹くと遅れ、他の路線のダイヤの乱れで遅れることもしばしばあると
聞く。遅れ状況を地元では有線を通じて放送するというからローカル色にあふれ
た列車である。
海津のさくらは舟が一番とのこと、マキノ駅で降りシャトルバスで海津大崎の
船着き場へ。予約も入れてなかったが運良く乗船できた。
「宝クジ並ですよ」この時間帯ではめったにないという。
一時間3000円少々高いがまっ、さくらを一時間満喫できればいいかと奮発。
20人乗船すれば満員の小型船から見えるさくらは美しい。
奥まるほどに桜が大きくなって湖岸に映える。
遠く山の上につづく道も桜が連なっていた。
土地の弁当は少し味が濃い、いつのまにやら故郷の味を忘れていたことに気づき
懐かしい思いになる。鮎の昆布巻き、小エビの煮豆美味しかった。
琵琶湖一周の大型遊覧船ミシガンの乗客と手を振り交わす。

このあと片栗が咲いているマキノの山際を歩く。山城へ登山の男性が20分と
言ったが1時間かかった。健脚の人の言うことをうっかり聞くとひどい目に遭う。


近江にゆかりのある歌人

   かの瀬々を鮎はひといきに落ちゆかむ冷えつつくだる
   この夜の雨に          木俣 修

   雉食へばましてしのばゆ再た娶り冬の半裸のピカソ
                   塚本 邦雄

   たつぷりと真水を抱きてしづもれる昏き器を近江と言へり
                   河野 裕子

    



            アリサ / 佐々木則子



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さくら情報´Ⅱ  疎水・毘沙門堂

2009-04-07 15:46:09 | Weblog
 
              鴨川          疎水


              毘沙門堂


琵琶湖から三井寺前の暗渠をへて京を結ぶ水路として明治時代に作られた疎水。
桜のトンネルとなって後の世の人々を楽しませてくれる。
途中繁盛していた蕎麦屋があるはずと探すが行きつかなかった。
疎水に沿って平坦な道を進むと山際に毘沙門堂の案内板が見えてくる。
山科を守る毘沙門天がまつられている。
蹴上から南禅寺の山越えをしたのが十年前のこと。今はとても山越えとまで
いかないが健脚の方は挑戦されるのもいい。険しい尾根・谷を超えいっきに
南禅寺裏山にでるのもまた一興である。
疎水に別れを告げて街なかに入ると鴨川を背にしだれ桜が揺れていた。
賀茂川・鴨川と名をかえて流れる川の美しい夕の景である。


        アリサ/ 佐々木則子

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