■11月24日(金)
茂庵を後にし向かった曼殊院。
だって、JR東海のあのCM観たら行きたくなるってものです。
というか、ちょうどルートがよかったのと、北だから空いてるかもという安易な考えでもあったわけでしたが、バスを降りてから・・・。
ちょっと後悔しました・・・。
すっごい坂が長い。
ゆるやかなんだけど、あからさまな2項道路。
4mに達してますか?という道路幅なのに、そこにこぞって、車やタクシーで向かう人が多くて、車が渋滞。
入れ違えない渋滞。
車の間を人が縫っていくという状況。
つらかった。
だが、ここまでくるともう、ウォークラリーなのだ。
坂を登りながら、
『あのCMの紅葉は絶対合成だ。というか映像処理されてるね。
だって後ろの山がみどりだったじゃん』などと、期待値を減らそうと、
変なマインドコントロールを試みる。
歩くのは嫌いじゃないが、この坂を登って目指しているのは、『あの』曼殊院。
がっかりはしたくはないのだ・・・。
下ばかり見ていたが、気付くと紅葉に包まれる。
今年は、寒さが微妙だったせいか、ちょっと茶色っぽい楓が多いのだが、
その中にも、はっとしてぐーなやつもいる。
よかった。
で、一応記念に門の前に行ってみると、凄い人。
JRの宣伝がなかったら、ここでこんなに素人がみんな写真撮影はしないだろう・・・。
という感じもうっすらするのですが、ここは記念に、ぱちり。
中の庭園は、外の紅葉の感動に比べると少し目減りしてしまった。
やっぱり、今年はもみじがきれいに色づかなかったのかな??
で、一番、面白かったのが、厨房。
屋根高。
風通しよすぎて、さむ。
でも開放感があってなかなか素敵。
と、帰り道の廊下を歩いていると、ふと脇に不気味な絵発見。
あの、有名な幽霊の掛け軸・・・。
ぎょっとして、はっとしました。(ぐーではない)
撮影禁止と書いてあるし、その前に撮る気にもなれず、
絵の存在感と、不気味さに吸い込まれそうになる。コワヒ。
こうなると、ここに至る前の台所で写真をバシバシ撮ってしまったのに、
怨念が写りこんでいないか心配になるほどです。
しかも、おいらの事前調査では、
『幽霊の掛け軸は持ち主にお返ししました』と、
いろんな人のブログに記載されていたので、
すっかり『ない』と思っていたので、かなりの衝撃。
誤算でした。塩持っとらんがな。。。
自分には霊感がないのだが、霊を呼び寄せる気質だったら、
京都ってかなり有名人うじゃうじゃいちゃいますやん。とか
かなりうさんくさい関西人に脳内でなりつつ、
果たして、幽霊の掛け軸が真であったか、検索してみるも、
やはり見たって人がおらず、ちょいちょい心配になる・・・。
口直しに、色々な色の紅葉。
素敵。
*タイトルの『JRの力』とは、
たぶん違う寺の御住職と坊さんが見学に来てたんだけど、
そのとき坊さんが『すげーなぁ。JRの力は』と言っていたのが耳にのこったので記念に。
坊さんって、現代日本語なんですね。