舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

終わり悪くても終わったならそれでよし。

2009-02-11 00:18:55 | Weblog
卒論発表でした。

発表用のスライドが完成したのは一昨日で、発表用の原稿が出来たのは昨日で、しかもぶっつけ本番。
そんな最悪のコンディションだったにも関わらず、発表直前まで焦りも緊張も感じないくらい、完全に開き直っていました。


そう言えば、本日一発目に友人の発表の時、別な学科の友人が彼の発表を見ようとわざわざやって来て、カメラを構えていました。
それが面白くて俺が一人でニヤニヤ笑っていたら、三年生の女の子が訝しげな視線を俺に向けてきました。


そして始まった自分の発表。
取り敢えず教室の前に立って、スライドを開きながら何かしらを喋ってればそれでいいんだろ!と完全に開き直って、昨日寝る前に印刷したばかりの原稿を読み始めると・・・


発表を聞いていた教授「スライドショーにしなさいよ。F5押して」


ありゃりゃ。


卒論発表は一人あたり、発表9分、質問3分の、計12分なのですが、俺は12分を学科で唯一オーバーしていました。
ただ、そのために質問の時間がなくなり、質問されませんでした。ラッキー!!


まあ、そんな感じで終わった俺の卒論発表は、最低ランクの発表でした。
でも、正直まったく後悔はしていません。反省すべき点はありますが、終わったならこっちのものだっていう気持ちです。




最低の発表の次は、最高の発表の話題です。


学科でも指折りの変態である友人Yくんは、水田のイネ科雑草について発表していました。
いつもはふざけてるアイツも、こういう場ではちゃんと真面目に発表するんだな・・・と、誰もが油断していたその時、事件は起きました。


Y「・・・A地区は、このようになっています。一方、地区B・・・すいません、ビーチクは・・・」


絶対わざとビーチクって言ってる!!B地区のことをビーチクって言ってる!!
しかも、わざと地区Bって間違えてからわざわざ言いなおしてまでビーチクって言ってる!!


しかも、卒論発表という真面目な場だけに、笑うわけにはいかない!
教室でYくんの発表を見ていた男子たちが、一斉に撃沈!顔を下げ、声を殺し、笑ってはいけない笑いが教室を包む!


その後、Yくんの発表に「B地区」という単語が出てくるたびに、「言うのか・・・?言うのか・・・?」とみんなに思わせておきつつも、普通に「B地区」とだけ言って、「ビーチク」とは言わなくなりました・・・
・・・と思いきや、みんなが忘れかけた後半に再び「ビーチク」と言って、油断していた僕らを再び笑わせたりしていました。


さすが、やることが違います。
卒論発表という場においてでも笑いを貫く彼の心意気の高さを見せ付けられました。


とは言え、Yくんがビーチクと言った後も、笑いはそこまで長くは尾を引かなかったし、そもそも大半の人はYくんが「ビーチク」と言ってボケたことにすら気付いていなかったと思います。
そんな中、Yくんがボケたことがあまりに面白くて、発表の最中に一人でずっと思い出し笑いをしていた俺は、明らかに不謹慎でした。


しかもその後、別な研究室の教授からその雑草について質問された時も、Yくんは、

Y「えー・・・勉強不足なので分かりません」

とストレートに言って、笑いを誘っていました。


その後、Yに代わって研究室の教授が説明をした時も、

教授「・・・ということです」
Y「だそうです」

と言って、笑いを誘っていました。



厳粛な卒論発表の場で、ここまで笑いを誘うとは・・・


Yくんの発表を見ていたら、あまりにおかしくて、なんかもう悩むことが馬鹿馬鹿しく思えてきました。
だから、まだ終わっていない卒論も、明日か明後日には書き終われそうな気分です。


ありがとう、Y。
ありがとう、B地区。
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