4/27(土)、「こわれ者の祭典」のスタッフで久し振りに東京へ行きました。
会場のロフトプラスワンのある歌舞伎町は、ゴミと落書きだらけで本当に汚かったのですが、そんな中、自動販売機のゴミ箱に「FREE GAZA」という落書きを見つけました。
落書きと言ってしまえばそれまでですが、どうしても文部科学省に「FREE GAZA」と書いて逮捕されてしまった関風人さんを思い出してしまいます。
ほんの数年前なら「どんなに正論でも落書きは犯罪だ」と、Twitterでよくあるクソリプのようなことを、自分も考えてしまっていたと思います。
しかし今は、これだけデモや署名、抗議を行ってもガザ問題に対して動こうとしない政府に対して、市民ができるささやかな抵抗の一つだったとしか思えないのです。
いや、確かに落書きは落書きですが、違法行為は違法行為ですが、これだけ長期間拘束する必要があるでしょうか。
政府関係者の違法行為(裏金とか)は逮捕もされない中、停戦を願う切実な気持ちで落書きをした人は逮捕され長期間拘束されるのも、どうしても理不尽に思えてしまう。
それに、小池百合子東京都知事はかつて東京でバンクシーの落書きを「絵画」として保管していたのですが、あれだって落書きに過ぎないわけで、結局はそこに込められたメッセージよりも権威によって態度を変えるのだなと思うと、今回の逮捕の理不尽さをより強く感じます。
いや、僕はガザの平和を願っていますし、政府の対応にも批判的ですが、落書きはしませんよ。
でも、こういう形で、この町にもガザの平和を願っている人がいるのだな、ということを知れて良かったですし、その気持ちを持って新潟でも自分にできる行動をしていこうと思います。