川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

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男児志を立てて故国を出づ

2009年06月20日 | 古典・漢籍
壮行会ラッシュが続く。身に余る期待を受けると恐縮するとともに、絶対大成してやるの気概を新たにする。頭をよぎる一節。

 男児立志出郷関 
 学若無成不復還 
 埋骨何期墳墓地 
 人間到処有青山 

男児志を立てて郷関を出づ
学もし成らずんばまた還らず
骨を埋むるに何ぞ期せん墳墓の地
人間(じんかん)到るところ青山(せいざん)あり

<意訳>
男子が一度志を立てて故郷を旅立つからには
目的が成就しない限り2度と故郷の地を踏むことはできない
骨を埋めるのに、どうして墓所を決めておく必要などあろう
世の中にはどこにでも墓地がある

~~~~

勤王の志士に愛唱され、「勤王立志の詩」と呼ばれたこの詩の作者は住職・月性(げっしょう)。1843年の作。

「学もし成らずんばまた還らず」の部分は、
「学もし成らずんば死すとも還らじ」と覚えていました。

「何ぞ」も「あに」だと思っていたし。
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