Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

成相寺(2011年10月1日参拝)

2011-10-16 | 西国三十三ヶ所
天橋立を満喫した後は本日のメインのひとつである成相寺へ。
傘松公園から成相寺までバスがあるので助かります。

西国28番の札所として有名な成相寺は、
願い事が必ずかなう(成り相う)お寺としても知られています。


所在地:京都府宮津市成相寺339
宗派:真言宗単立
御本尊:聖観世音菩薩
創建:(伝)704年(慶雲元年)
開基:真応上人
札所:西国三十三観音28番



【由緒】
成相寺は天橋立を望む成相山の中腹にあり、
元々は日本古来の山岳宗教の修験場でした。
日本全国にある五つの「聖の住む所」の一つとして信仰を集め、
その中で文武天皇の勅願所として慶雲元(704)年に
真応上人が創建したと伝えられています。



急な坂をバスで登り本堂前に到着。
山門は通り過ぎるのね。(^^;

バスを降りても本堂まで行くには急な石段を登らなければならない。


【撞かずの鐘】


慶長十四年(一六〇九)山主賢長は古い梵鐘にかえ新しい鐘を鋳造する為、
近郷近在に浄財を求め喜捨を募った。
一回、二回と鋳造に失敗し、三回目の寄進を募った時、
裕福そうな家の女房が「子供は沢山居るがお寺へ寄付する金はない」と
険しい目の色で断った。

やがて鐘鋳造の日、大勢の人の中に例の女房も乳呑児を抱えて見物していた。
そして銅湯となったルツボの中に誤って乳呑児を落としてしまった。

此の様な悲劇を秘めて出来上がった鐘を撞くと
山々に美しい音色を響かせていた。

しかし耳をすますと子供の泣き声、母親を呼ぶ悲しい声、
聞いている人々はあまりの哀れさに子供の成仏を願って
一切この鐘を撞く事をやめ撞かずの鐘となった。


この鐘の名前にはこのような悲しい謂れがあるそうです。

想像するだけで悲しくなりますね。


【観音堂】




西国三十三霊場の御本尊が安置されています。


【一願一言の地蔵さん】



【本堂】






安永三年(1774)建立。

重文ではなく京都府文化財ですが渋い本堂です。

御本尊の木造聖観世音菩薩は残念ながら秘仏でした。
堂内は撮影禁止でした。


【真向の龍】


左甚五郎作。

本堂で唯一撮影が許されていました。


【熊野権現社】


延宝四年(1676)上棟。
成相寺で最古の建築になります。


【十王堂】


孔雀明王、閻魔大王等が祀られています。


【鉄湯船】


鋳物師山河貞清によって鎌倉時代の正応3年(1290年)に鋳造された重文。

日本三大鉄湯船だそうです。


【五重塔】




平成12年(2000年)開基1300年を記念して建立。


【弁財天】



【山門】








バスだと直接本堂まで行くので山門をくぐる参拝者は少ない。
私は山門をくぐらないと気が済まないので参拝後、
徒歩で山門まで下った。

本当は本堂へ参拝前に行くべきでしたが。


よく見ると山門近くにバス停があったのね。(^^;


【御朱印】




【天橋立】


バスで傘松公園へ戻りそこから帰りはリフトに乗った。

高尾山のリフトは結構怖かったが、
ここのは楽しかったです。




車を停めている智恩寺まで天橋立をまた歩くのはしんどいので、
観光船に乗船しました。

わずか12分で楽チンでした。(^^

最新の画像もっと見る

コメントを投稿