Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

大野寺(2014年7月20日参拝)

2014-08-24 | 役行者霊蹟札所
磨崖仏と小糸しだれ桜が有名な大野寺に到着。

室生寺に行く途中にあるお寺なんですが、
いつもスルーしてて初めての参拝となります。

巨大な磨崖仏がとても楽しみです。

無料駐車場があって有難い。


所在地:奈良県宇陀市室生大野1680
宗派:真言宗室生寺派
御本尊:弥勒菩薩
創建:伝白鳳9年(681)
開基:伝役小角
札所:役行者霊蹟札所



【歴史】
寺伝によると白鳳9年(681)に役の小角が開き、
天長元年(824)に弘法大師が室生寺開創のとき、
この地に一宇を建て本尊弥勒菩薩を安置して慈尊院弥勒寺と称したとあり、
室生寺の旧記「宇一秘記」に室生寺の西の大門と為すと記させています。

その後、地名を名づけて大野寺と称すと云います。

鎌倉の初期、承元元年(1207)興福寺の庄園であった時、
宇陀川の対岸に屹立する弥勒磨崖仏の造顕がなされたのであります。


【山門】


こじんまりとしたものですが、
こういう門の雰囲気は好きです。

賽銭箱に拝観料300円を投入して境内へ。

しかし雨が酷く降ってきた。

あー、あの墨坂神社で傘を借りていれば良かったよ。(泣)


【境内】


どしゃ降り。

雷も鳴るし山門の下でひたすら雨宿り。


【庫裡】


雨が止んだので庫裡で御朱印をいただく。


【本堂】


残念ながら本堂拝観は出来ませんでした。

しかもまたどしゃ降りの雨。

傘持ってねーし。(泣)


【弥勒磨崖仏】


もっと近くに寄って見たいが豪雨で行けない。

せめて傘があれば。(悔)


【地蔵堂】



【遥拝所】


雨が止む気配が無い。

いつまでもここにいる訳にはいかない。

とりあえず雨に濡れるけど磨崖仏の写真だけは撮っておきたい。

そんな欲求に勝てずびしょ濡れになりながらも撮りました。


【弥勒磨崖仏】




川を隔てた所に高さ13メートルの磨崖仏が見れました。(^^

びしょ濡れになりましたが良かった。

今回は頑張りましたよ。(笑)


しかし、この磨崖仏はお寺に入らなくても見れるのね。
てっきりお寺に入らないと見れないと思ってたよ。(^^;

本堂には上がれない、磨崖仏は外から見れる、
他に見れるものがない、ということ考えれば、
拝観料300円は無いよなぁ。(^^;

本堂に上がれていれば拝観料なんて喜んで支払いますけど。


まぁ、桜の維持費と考えることにしよう。


【御朱印】

転法輪寺(2014年5月24日参拝)

2014-06-17 | 役行者霊蹟札所
神社から歩いて数分で転法輪寺に到着。

ここは神社とセットで参拝するのが、
空気を吸うが如く、自然なことです。



所在地:奈良県御所市高天472
宗派:真言宗醍醐派
御本尊:法起大菩薩
創建:伝・天智天皇4年(665)
開基:伝・役小角
札所:役行者霊蹟札所


【歴史】
修験道の開祖とされる役小角が16歳のとき金剛山に登って苦修練行を重ねた結果、
天智天皇4年(665)祖神一言主大神を鎮守とし、
法起大菩薩を祀る金剛山寺(転法輪寺)を建立して神仏習合の霊山としたのが開創と伝承される。

奈良時代より明治維新に至るまで修験道七高山の1つに数えられ、
歴代天皇の勅願所として五堂七宇の殿堂輪煥の美を誇った。

行基、鑑真、最澄も来山し、聖宝も修行したと記録される。

鎌倉時代の末、楠木正成がわずか5百の兵で金剛山中腹に築いた山城の千早城に戦陣を張って、
鎌倉幕府が派遣した総勢5万といわれた関東の軍勢を寄せ付けなかったのは、
金剛山寺(転法輪寺)の修験勢力の支援が大きかったと伝わる。

明治元年の神仏判然令によって一言主大神を祭神とする葛木神社のみが残されて、
廃仏毀釈によって金剛山寺(転法輪寺)は廃寺となった。

地元の金剛山講によって転法輪寺の復興が強力に要望され、
日本国憲法による信仰の自由、神社庁を初め宗教学識経験者やマスコミ等の各界の意見を総合し、
昭和25年(1950)役行者1250年御遠忌を契機として金剛山古来の伝統、
神仏混淆の旧態に復して、真言宗醍醐派に属する葛城修験道大本山として転法輪寺が再興された。


【石仏】


神社からお寺までの参道の間にいろいろ鎮座しておりました。


【福石】



【宝剣塔】



【参道】


これが結構堪える坂道でしたわ。

もうこれ以上オッサンをいじめないで。(^^;


【夫婦杉】




なかなか見事な杉でした。


【本堂】


いきなり本堂に到着。

廃物希釈の前は葛木神社の位置に本堂はあったが、
昭和25年、役行者1250年忌に再興事業が始まり、
現在の場所に昭和36年落慶されたもの。

本堂内は残念ながら撮影禁止でした。


【石段】



【お不動さん】



【境内】



【ひさご池】




天正13年(1585)豊臣太閤秀吉が増田長盛、片桐旦元を従えて、
参詣の際掘った池でその形は公の馬印千成ひょうたんを形どってあり、
中の島は亀を表現して弁財天をお祀りしているとのこと。


【牛王】



【十三重塔】


十三佛を現す塔で、阿弥陀如来、弥勒菩薩、不動明王など十三佛のこと。


【行者堂】


役行者が祀られています。


【御朱印】


うーむ、葛木神社と同じ書き手なのかなと疑っちゃう。(^^;

見た限りでは無骨なおっさんが書いたと思われるかも知れないが、
細いおばちゃんに書いていただきました。

お姿を見た限りではもっと流麗な字を書きそうなんだけど。


【金剛山頂】


お寺からすぐです。

この辺りに来ると登山客でいっぱい。

皆さん、他のルートやロープウェイで登ってこられたようだ。

私が登ってきた伏見峠ルートはほとんど人がいなかったのに。
伏見峠ってしんどいから人気が無いのかな。


【風景】


霞んでいたけどPLの塔が見えました。
ということは見えているのは大阪の富田林市ですね。

ここで飲んだコーヒーは格別でした。(^^


【参道】


一の鳥居方面へ戻りロープウェイで下山。






片道720円、僅か6分で下山しました。(^^


帰りは楽してスマン。

ここは絶対ブレません。(笑)

吉祥草寺(2013年11月16日参拝)

2014-01-08 | 役行者霊蹟札所
本日最後の参拝となるのが役行者誕生の地に立つ吉祥草寺です。

お寺には無料駐車場があるのですが、
初めてだとここまで辿りつけるのが結構難しい。

お寺は見えてるのに何故か着かないみたいな感じ。

なんとか辿り着いていざ参拝。


所在地:奈良県御所市茅原279
宗派:本山修験宗
御本尊:五大力尊
創建:不明
開山:役行者
札所:役行者霊跡札所


【歴史】
吉祥草寺は役行者誕生の霊地と伝説されています。
吉祥草寺との寺名は役行者が吉祥草という草を用いて庵を結び、
仏神を祀ったことに由来すると伝わっています。

天智天皇九年庚午(670年)四月、惜しくも諸同炎焼したが、
幸い本尊五大力尊像、竝に役行者影像は難を免れ、
その後第四十代天武天皇白凰二年癸酉(673年)に
麻呂古親王が河内山田郷の万法蔵院を、現在の当麻寺へ移築の時、
麻呂古親王奏問あって勅命により茅原山の再建が実現され、
同八年巳卯(六七九年)九月、天皇吉野行幸の還御、茅
原山に鳳輦を寄せられ、伽藍巡拝の上、高加茂氏の領するところを御寄進致され、
朝家安全を祈祷する旨の詔勅があり、一山大衆による大法要を執行された。

足利尊氏が高師直をして吉野行宮を攻めた時、
惜しくも兵火に罹り輪奐宏壮であった大伽藍は悉く焦土と化したのである。

然し乍ら幸いにも、本尊五大力尊竝びに役行者御自作三十二歳の尊像は蓮池に難を免れ、
以来歳月を経て第百代後小松天皇応永三年丙子(1396年)に
再建されたのが現在の本堂にして室町時代の建物である。


【山門】



【二天像】


今にも朽ち果てそうである。(^^;


【芳隣堂筆塚】


大和の松竹梅三堂と呼ばれる江戸時代の名筆家3人の弟子達が、
尊敬する師匠の使い古した筆を集めて造った筆塚の一つ。


【境内】


毎年1月の大トンドが行われるだけあって、
普段はだだっ広い愛想の無い境内であります。


【鐘楼堂】



【薬の発祥之地】



【観音堂】




十一面千手観音立像などの諸仏が祀られていました。
こちらは撮影OKなようです。


【本堂】


本堂は内陣に入って迫力ある五大力尊が見れました。

必見です。

残念ながら撮影禁止でした。


【白竜大神】




御神木には三輪山から飛来したとされる白竜大神が祀られていました。


【石仏】



【開山堂】


昔懐かしの学校のようであり、剣道道場のようである。

中に入ると普段は写経道場でもあるので、
開山堂らしくはない。

堂内の上座に役行者倚像、前後鬼坐像、役行者母公坐像などが祀られていました。

こちらも撮影禁止でした。


【福向不動明王】



【弁財天】



【役行者 産湯の井戸】



【熊野神社】





【本殿】





【境内社】



【狛犬】



【御朱印】

金峯山寺大阪別院 天龍院(2012年8月4日参拝)

2012-08-28 | 役行者霊蹟札所
住所:大阪府東大阪市山手町2054
宗派:金峯山修験本宗
御本尊:八大龍王尊
創建:明治四十年頃
開基:谷坂光栄
札所:役行者霊蹟札所


【歴史】
明治四十年頃、不治の病に冒された大阪の商人谷坂光栄によって建立された寺院。
谷坂氏はこの地にある長尾の滝に籠もって病気平癒を祈願。
すると不治の病の筈の病魔を克服。
これを感謝し八大龍王を本尊として天龍院が建立されました。


【役行者】
大峯山中で修行する前に生駒山中で前鬼・後鬼を懲らしめて改心させたり、
さまざまな修行を行ったとされる。




お、これはいよいよ到着も近しかと思ったら、
まだまだ登りますよ~。(苦笑)

相変わらず虫がウザい。

それにこんなクソ暑い日中に登るなんてアホです。

どうかしてるぜ。(^^;

ここに来るなら春か秋だな。


【地蔵尊】






道中、このような石仏などが点在しています。


【石仏】





【一願成就不動明王】



【役行者像】



【弁財天】



【普門寺】


汗だくになりながらようやく到着と思ったが普門寺という廃寺でした。(涙)


【山門】


ふぅ、やっと到着。


【長尾の滝】




とりあえず汗だくだったので参拝する前にここで顔を洗いました。

最高!

水が冷たくて気持ち良かったです。(^^


【石碑】



【山門】



【末光大明神】



【十三重塔】



【鎮守社】



【境内】



【本堂】








本堂は二分されておりこちらは八大龍王が祀られています。



こちらは蔵王権現を中尊として不動明王と役行者が祀られています。


【慈雲尊者禅石】





【お堂】


お堂の名前を失念しました。


【長尾の滝 雄滝】




こちらの滝はこの寺の聖域になっているようで、
中に入ることは出来ません。

太陽の光が強い時はこのように滝の中に虹が現れます。

修行の滝といえば大概光の余り当たらない滝が多いのですが、
ここの滝は陰陽和合の明るい滝です。


【御朱印】


左は寺の方に書いていただいたもので、
右は八大龍王の堂内で置いていた書置きです。

右肩の印が若干違います。

書いていただいた方にお線香をいただきましたので、
朱印代300円のところ500円出させていただきました。


帰りは下の長尾の滝で上半身だけ滝を浴び、顔を洗い、
汗だくになったTシャツも洗いました。

もし替えのパンツがあったならパンツ一丁で滝修行をしたでしょう。(^^

さすがに全裸で滝を浴びるのは気が引けた。

ま、誰も来ないから全裸で浴びても問題ないけど、
修行の場であるお滝場で全裸はまずいよな。(^^;


それにしても冷たい水で洗ったTシャツを着たら、
何と気持ちいいことよ。

本当に気持ち良かったー。

あー、
この気持ち良さはクソ暑い中に参拝しないと得られない。

この気持ち良さを味わいたい方は夏に参拝することをお勧めする。(笑)


竹林院(2012年5月26日参拝)

2012-07-02 | 役行者霊蹟札所
本日、吉野での最後の参拝は竹林院です。

ここまで登ってくるだけでも結構しんどい。
運動不足なもんで。(^^;

以前、吉野水分神社まで歩いて登ったんだけどなぁ。(遠い目)


所在地:奈良県吉野郡吉野町吉野山2142
宗派:修験道単立寺院
御本尊:不動明王
創建:推古天皇代
開基:聖徳太子
札所:役行者霊蹟札所


【歴史】
寺伝によれば聖徳太子が開創して椿山寺と号し、
その後弘仁年間(810年~824年)空海が入り常泉寺と称したという。
1385年(至徳2年/元中2年)に竹林院と改められた。
1874年(明治7年)廃寺となったがその後天台宗の寺院として復興、
第二次世界大戦後の1948年(昭和23年)現在の修験道系統の単立寺院となった。


【山門】



【宿坊】







【護摩堂】





【群芳園】





【鎮守社】



【御朱印】


宿坊の係員に御朱印帳を渡すと「普通のですか?」って聞かれたので、
「はぁ、普通で」といただいた御朱印です。

普通じゃない御朱印あるんですか?(^^;