Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

書写山圓教寺(2011年2月13日参拝)

2011-02-16 | 西国三十三ヶ所
西国三十三か所第二十七番札所の圓教寺。

「西の比叡山」とよばれるほど寺格は高く、天台宗の別格本山である。
康保3年(966年)、性空(しょうくう)上人が創建。

姫路城から車で僅か15分くらいで圓教寺がある書写山に到着。
そこからロープウェイ(往復900円)に4分ほど乗って山上へ。




姫路市の町並みと奥に見えるのが瀬戸内海です。




反対側は山、山、山です。


絶景を堪能していよいよ入山。
普通は志納所で入山料500円を支払うのですが、
1000円払うとマイクロバスで伽藍まで行けます。

今回はもちろん歩いて行きましたが結構しんどい山道でちょっと後悔した。(^^;




10分ぐらいこんな山道を歩いて仁王門に到着。

江戸初期の建物で両脇に仁王像が立つ。
口を開いた「阿」像と口を閉じた「吽」像。
一対で「あ・うんの呼吸」をつくり聖域の守りとなる。

ちょっと目が怖かったです。






これより先が圓教寺境内になりますがまたもや山道を歩く。
いい運動になるわぁ。(^^;


【十妙院】


内部には狩野永納筆のふすま絵があり、特別公開時に同時に見られる。


【壽量院】


承安四年(1174)には後白河法皇がここに七日間こもって
観世音菩薩の加護を願われた由緒あるところです。

重文。



【三十三所堂】


摩尼殿の下にあるお堂。
こちらには西国三十三か所の小さな仏様達が安置されていました。



【摩尼殿】
志納所から約1キロ歩いて到着。

京都の清水寺と同じ造りになります。
本尊は六臂如意輪観世音菩薩。










非常に立派な摩尼殿に圧倒されながら入り口から内部へ。






重文の木造四天王立像もこちらに安置されています。


【摩尼殿 御朱印】



摩尼殿参拝後、三つの堂へ。




【大講堂】


重文。


圓教寺の本堂に当たる堂で、お経の講義や論議が行われる学問と修行の場。
釈迦三尊像(中央が釈迦如来、右が文殊、左が普賢菩薩)が安置されている。

まさに威風堂々。
しかも実に渋いです。


【食堂(じきどう)】
本尊は僧形文殊菩薩で後白河法皇の勅願で承安四年(1174)創建。





重文。

2階が寺宝の展示館となっていて数々の仏様が見れます。
無料なのが嬉しい。

1階が写経道場は映画「ラストサムライ」のロケで、
勝元(渡辺謙)の住居という設定使用されました。


【御朱印】
食堂で大講堂と開山堂の御朱印をいただく。





【常行堂】






重文。

常行三昧(ひたすら阿弥陀仏の名を唱えながら本尊を回る修行)をするための道場。

こちらも「ラストサムライ」で使用されました。





【丈六阿弥陀如来坐像】


重文。

1005年安鎮の作で明治期に常行堂に安置された。


【本多家廟所】







姫路城主3人を含む本多家の墓所である。
本多忠勝、忠政、政朝、政長、忠国の5棟が墓塔である五輪塔。



【鐘楼】


鎌倉時代後期の様式の重文。


鐘楼近くから素晴らしい風景が見れます。




【開山堂】


ご覧の通り修復工事中で工事も遅れていて完了するのは来年春以降とのことで、
正式な工事完了時期はHPを随時チェックしてくださいと言われました。


【白山権現】
とりあえず初めて来たお寺は出来るだけ回るというポリシーがあるので、
当然のことながら白山権現に行きましたが、
この山道がしゃれにならんぐらいキツイ。


全然整備されていなくて道じゃない道を苦労しながら歩く。
本当にこの道でいいのか?と不安になりながら。

やっとの思いで到着。





参拝後、帰りの道もこれまた厳しい道のり。

鞍馬寺の奥の院もキツイ道でしたが、
ちゃんと道筋が分かるし怪我の心配もないですが、
ここは歩くのも危険ですし、暗くなったら真っ暗で遭難確実です。

ちゃんと降りれて摩尼殿に付いたときは本当にホッとしました。

白山権現は女性、子供、ご老人、足腰の悪い方は無理だと思います。



帰りも摩尼殿からロープウェイの山上駅まで20分ほど山道を歩く。
これは確実に筋肉痛確定。(泣)


それにしても西の延暦寺とも呼ばれる古刹だけあって、
素晴らしい建築物に圧倒されました。

山道が結構しんどいですが何度も訪れたいお寺でした。

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