とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

転載:イラク最新ニュース 124(イラクの選挙でスンニ派と民族主義者が躍進)

2009年02月07日 11時58分19秒 | 地理・歴史・外国(時事問題も含む)

URUK NEWS イラク情勢ニュース           (転送・紹介歓迎)
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2009/02/06 (金)

  [飛耳長目録 today's news list]

☆イラクの選挙でスンニ派と民族主義者が躍進 2009/02/06

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☆★イラクの選挙でスンニ派と民族主義者が躍進
イラク情勢ニュース 速報&コメント
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Sunnis, Nationalists Make Gains in Iraq
posted by Robert Dreyfuss on 02/02/2009

http://www.uruknet.de/?s1=1&p=51493&s2=04
http://www.thenation.com/blogs/dreyfuss/404195?rel=hp_picks

 これまでに伝えられているイラクの選挙結果によると、宗教色の濃いシーア派
政党と分離主義のクルド人政党に替わって、ナショナリストと世俗主義の政党、
スンニ派、そしてマリキ首相(の支持する政党)が大きく躍進するという、構造
的な転換がほのめかされている。

 もしそうだとすると、これはイラク政治の大転換にむけた第一歩である。大き
く後退したのはイラク・イスラム最高評議会(ISCI)で、彼らはイランが背
後であやつるシーア派の分裂主義者、バドル旅団はその民兵であり、2003年
以降に起きた何千もの暗殺事件の犯人とされている。後退したもう一つの勢力は
北部のニネベ州を抱えるクルド人政党で、彼らは完敗だった。この選挙結果は、
イランにとっても敗北だったと見ることができる。イラクにおける彼らの主たる
同盟者は、特にISCIとジャラル・タラバニの率いるクルド人勢力が敗北を喫
した。

 実際の開票結果が知らされるまで、まだ数日かかるだろう。完全な開票結果と
なると数週間はかかるかもしれない。さらに厄介なことは、いったん開票結果が
公表されると、各州ごとに議会で多数派を形成して知事と警察本部長を指名しよ
うと、諸政党の合従連衡が始まるだろう。それには、さらに数週間が必要となる

 とはいえ、選挙の最初の成果は、イラクが少なくとも悲惨な結果を招きかねな
い事態を避けることになったと見るべきか。悲惨な結果とは、選挙を不正操作し
て、スンニ派や世俗的なイラク人、反体制勢力に反対してシーア派とクルド人連
合が権力の座につくことである。

 『タイムズ』紙は、マリキだけでなく世俗主義政党が大勝利したことを強調し
ている。

 「世俗主義政党が相対的に成果を収めた事実は、権力の座にありながら必要な
公共サービスを提供しなかった宗教勢力に対して、相当数のイラク人が幻滅して
いうという証かもしれない。」

 健闘した世俗主義政党のなかには、アラウィ前首相の政党もあり、彼らの<イ
ラクの名簿>はバグダッドで多くの議席を得たほか、バスラでも健闘した。

 マリキは、幾つかのレポートによると、バスラを含めてシーア派の多い南部の
9州で優位を占め、ISCIの獲得議席が20%であるとに対し、約半数を獲得
したようだ。マリキは3年前に首相に就任してから、自分自身をナショナリスト
に生まれ変わったと描いてきた。世俗的なイラク人で彼を信用する者はほとんど
いないが、彼が公正に振る舞うなら手を結んでよいという者はいる。

 世俗的なイラク人とナショナリストたちは、マリキが優勢になったものの、宗
派至上主義でイラク分割を望むISCIを後退させたことを喜んでいる。ISC
Iはイランの手先としても非難されている。

 『ニューズデイ』はISCIの後退について、次のように報じた。

 「大ざっぱなメッセージとして、最終結果は、イスラム最高評議会のような宗
教に傾倒しすぎた勢力を宗派主義暴力のかどで罰し、それよりはイラクに平穏を
とりもどすであろう世俗主義政党を評価することだろう、といえる。」

 「ドバイ在住のイラク人政治評論家のムスタファ・アル・アニは、宗派至上主
義と宗教政治に反対するイラク国民の揺り戻しだった、と評価した。」

 モスルを州都とするニネベ州では、2005年の選挙をスンニ派アラブ人がボ
イコットしたために、権力は少数派のクルド人ブロックに掌握された。今回の選
挙では、スンニ派主体の政党アル・ハドバが得票率で40%を獲得し、第1党に
躍り出たと報道された。これはスンニ派のナショナリストと覚醒会議を母体とす
るもので、旧バース党員あるいはイラク・レジスタンスの戦士に投票を呼びかけ
てきた。アル・ハドバはまた、統一イラクを支持するポーズをとったマリキ首相
の支持もとりつけた。

 水面下に問題を抱えているのは西部のアンバル州であり、そこはレジスタンス
運動発祥の地でもある。2005年の選挙以降は、宗教政党であるイスラム党が
少数派ながら主導権をもったが、今回は覚醒会議と連携した政党や世俗主義政党
、ナショナリストの政党が大きく躍進するものと見られていた。開票はまだ行わ
れていないが、既に幾つかの赤信号が灯っている。

 次は『タイムズ』からの引用。

 「アンバル州の部族員で覚醒会議創設者の一人であるアブ・リシャは、ゲリラ
と戦う米軍に加わりもしたが、投票率が40%以下だったという選挙委員会から
の発表は、イスラム党によって不正に操作されたものだと述べた。もしイスラム
党が勝利するなら、ダルフルの惨事が再現されるであろう、と彼は言った」。

 

 

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